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祝!デイリーランキング(お酒/ドリンク)部門2位!

こちらに初めて来られた方ははじめまして! 2回目以降の方はこんにちわ。
新橋で働くHKO(はこ)と申します。
本ブログはワイン素人の私が晩酌と食べ歩きの感想を書いていくブログです。
よろしくお願いします。

【管理人)】
・HKO(はこ) ※名前がないのはHKOの記事です。

ブルゴーニュ大好き「ひとりぼっちのテイスティング勉強会」の管理人。(最近はそうでもない)
本人は本気ですが、微妙に適当なテイスティングをしています。味わいの裏付けを半ば強引にするスタイル。体制は変わりましたが内容は変えずに行きます。

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【ピエモンテ】ロベルト ヴォエルツィオ、単一畑バローロ水平テイスティング #2

こんにちわ、HKOです。
本日もロベルト ヴォエルツィオです。
今回は残りのブルナーテ、トリリオーネ(マグナム)です。


【データ】
ロベルト ヴォエルツィオは1986年にピエモンテ ラ モッラに設立されたワイナリー。近年特に評価が高いワイナリーで近代的な特徴と古典的な特徴双方を併せ持っています。
このワイナリーの大きな特徴は徹底した低収量です。
冬季に5~8芽を残して強剪定、7月中旬に1本の樹当たり5房だけ残して、約50%以上の房が取り除かれます。8月中旬頃きは房の下部をカット。
これによって1ha当たり6,000~8,000本の樹からバローロに使用する葡萄は1本の樹からわずか500~700gに抑えられます。化学肥料や除草剤、殺菌剤、防カビ剤は一切使用しない。セラーでは醸造からボトリングまで基本的にはシンプルに行っています。
発酵は野生酵母のみ。発酵はステンレスタンクで10~25日間かけて実施。マロラクティック発酵で使用するのもステンレスタンクで行います。熟成は1年目はバリックと大樽で、2年目は全て新樽率30%のバリックを使用。その後更に8カ月間ステンレスタンクにおいてから瓶詰め。
今回は3つの単一畑の比較。
ロッケ デッラ ヌンチァータはトリリオーネを見下ろす標高240~385mmに位置する南南東向きの畑。早朝から午後にかけてほぼ一日中ランゲならではの強い日光が降りそそぐ、日照量が豊富な土地。
トリリオーネはロッケ・デッラヌンチャータの下方に位置する小区画の畑。日当たりが良い南に位置し、ロッケ・デッラヌンチャータと同じ石灰質土壌から、エレガントな味わいのバローロが生み出されます。
ブルナーテはラ モッラ村の中でも、最も有名な畑。
標高230~400mの雄大な傾斜に位置しており、石灰質と粘土質の混じった、オレンジ色の重い土壌からなり、ラ・モッラの中のセッラルンガとも呼ばれています。ロベルト・ヴォエルツィオはブルナーテの中でもラ・モッラ村側の標高の高い場所にある畑を所有。
チェレクイオはバローロ村からラ・モッラ村にかけて円形に広がる銘醸畑。




【テイスティングコメント】
生産者: ロベルト ヴォエルツィオ
銘柄: バローロ ブルナーテ 2012

色調は透明感がある赤みの強いルビー、粘性は中程度。
開くまでは気難しいが、開くとチェレクイオ以上のバランスの良さを見せる。
開くまではチェレクイオ同様、薔薇の華やかさが主体にはなるが、果実味と溶け込んでいない故、広がる様な華やかさはなく、果実味もより落ち着いている。がどちらかというとポテンシャルは感じるが、まだチェレクイオほど香りが開いていないという感じ。香り自体はとても凝縮感はある。
ただ開き始めた時の鮮明さは素晴らしい。
デッラヌンチァータの果実味主体と違いが、より華やかでピュアな果実味と凝縮感がある。
バランスの良い華やかさと果実味の表出で、瑞々しいブラックベリー、ブルーベリーの香りとともに薔薇やスミレなどの赤い花の香り、そしてトーストやパンの様な酵母の香りがバランスよくおりまざる。華やかさ突出は無くなっていく。シロップやバニラ、土の要素に、クローヴや胡椒のニュアンスが混じる。
こちらもタンニンと酸は充実している。が、MLFの様な乳酸のニュアンスが感じられ、ほのかに柔らかいタッチを感じる。酵母的な風味と引き締まったタンニンがなかなかいい。



生産者: ロベルト ヴォエルツィオ
銘柄: バローロ トリリオーネ 2012

色調は透明感がある赤みの強いルビー、粘性は中程度。
カマンベールチーズと濡れた木材やカラメルを思わせる樽香がある。この中においては最も樽のニュアンスが顕著。
ミルクポーションの様なニュアンスもあり、樽やMLFが馴染んでいない印象かある。
それと同時に薔薇の様な華やかさと甘やかなブラックベリーなどのジャム、青臭さはさほどなくシロップの様な甘やかさがらある。酵母的な要素は共通。ほのかな塩気もある。この中では最も柔和な印象を受ける。革新的なタイプとも言える。鉄、シナモン、クローヴなどのニュアンスも感じられる。
香りの柔和さとは裏腹に、この中では最もタニックで酸も暴れている。カマンベールと酵母、そして果皮の華やかな余韻が残る。




【所感】
前回に引き続きヴォエルツィオです。
チェレクイオの完成度が際立ちましたが、今回のブルナーテ、トリリオーネはどんな感じなんでしょうか。
ブルナーテはこの中ではジュヴレシャンベルタンに見られるような堅牢なタイプのワインになっています。ポテンシャルはあるが開き始めるまでは、やや気難しいタイプ。
そんな感じで開くまでは抽出の華やかなニュアンスが主体的で果実味は控えめですが、開くと非常に鮮烈で鮮明。
非常にピュアで瑞々しい果実味と凝縮感を感じさせる。
ギュッと引き締まっていて、華やかさはそのままにトースティーな香りやシロップ、バニラなどと香る。
忍耐力はそれなりにいるのですか、しっかりと待てば素晴らしい味わいを楽しめるものとなっています。開いた後はチェレクイオに匹敵していると思います。さすがブルナーテですね。
次はトリリオーネ。ロッケデッラヌンチァータの下部にある畑とのことで、少しボリューム感を感じさせる作りになっています。
そしてこれはマグナムボトルであることが大きく起因しているのですが、樽やマロラクティック発酵のニュアンスがまだ溶け込んでおらず、果実味と分離して存在しています。
ただ香りとしてはポジティブで木材やチーズ、カラメルなどのまろやかな要素が強く感じられる。その奥に薔薇のような華やかさと甘い黒系果実のニュアンスが強めに感じられます。バリック感が前に出ており、バローロボーイズ的な印象を受けます。
香りの滑らかさとは裏腹にネッビオーロの素の強いタンニン、酸があります。
他の畑から見ると大幅に違いがある為、なんとも言えませんが、果実味という意味ではロッケデッラヌンチァータより強めに感じられます。
タンニンの暴れ方や酸の強烈さが顕著で、今美味しく飲めるかと言えば微妙なのですが、香りは良いですし、好きな人は好きかも...とも思います。
結構畑ごとに個性があるのが面白いですね。
ロッケデッラヌンチァータはパオロスカヴィーノでもいただきましたが、少し静かな印象を受ける畑だと感じました。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ロベルト・ヴォエルツィオ バローロ ブルナーテ[2009]
価格:25704円(税込、送料別) (2017/10/18時点)






【ピエモンテ】ロベルト ヴォエルツィオ、単一畑バローロ水平テイスティング #1

こんにちは、HKOです。
本日はバローロの名手、ロベルト ヴォエルツィオのバローロ単一畑をレポートします。
全2回。今回はチェレクイオとロッケ デッラヌンチァータです。


【データ】
ロベルト ヴォエルツィオは1986年にピエモンテ ラ モッラに設立されたワイナリー。近年特に評価が高いワイナリーで近代的な特徴と古典的な特徴双方を併せ持っています。
このワイナリーの大きな特徴は徹底した低収量です。
冬季に5~8芽を残して強剪定、7月中旬に1本の樹当たり5房だけ残して、約50%以上の房が取り除かれます。8月中旬頃きは房の下部をカット。
これによって1ha当たり6,000~8,000本の樹からバローロに使用する葡萄は1本の樹からわずか500~700gに抑えられます。化学肥料や除草剤、殺菌剤、防カビ剤は一切使用しない。セラーでは醸造からボトリングまで基本的にはシンプルに行っています。
発酵は野生酵母のみ。発酵はステンレスタンクで10~25日間かけて実施。マロラクティック発酵で使用するのもステンレスタンクで行います。熟成は1年目はバリックと大樽で、2年目は全て新樽率30%のバリックを使用。その後更に8カ月間ステンレスタンクにおいてから瓶詰め。
今回は3つの単一畑の比較。
ロッケ デッラ ヌンチァータはトリリオーネを見下ろす標高240~385mmに位置する南南東向きの畑。早朝から午後にかけてほぼ一日中ランゲならではの強い日光が降りそそぐ、日照量が豊富な土地。
トリリオーネはロッケ・デッラヌンチャータの下方に位置する小区画の畑。日当たりが良い南に位置し、ロッケ・デッラヌンチャータと同じ石灰質土壌から、エレガントな味わいのバローロが生み出されます。
ブルナーテはラ モッラ村の中でも、最も有名な畑。
標高230~400mの雄大な傾斜に位置しており、石灰質と粘土質の混じった、オレンジ色の重い土壌からなり、ラ・モッラの中のセッラルンガとも呼ばれています。ロベルト・ヴォエルツィオはブルナーテの中でもラ・モッラ村側の標高の高い場所にある畑を所有。
チェレクイオはバローロ村からラ・モッラ村にかけて円形に広がる銘醸畑。



【テイスティングコメント】
生産者: ロベルト ヴォエルツィオ
銘柄: バローロ チェレクイオ 2012

色調は透明感がある赤みの強いルビー、粘性は中程度。
最も完成度が高い。
果実味のフレッシュさ、抽出の華やかさを感じる作り。
薔薇のような華やかさ、ほのかに薔薇の香りの周辺にある茎のような青さ、これらを軸にして、ブルーベリーやダークチェリーを思わせる瑞々しく凝縮感のある果実味に、上白糖のような甘露さ、そして古典的なバローロにも見られる酵母を思わせる香りがある。ほのかな塩気を帯びている。リキュールや、ほのかに焼いた木、土、ローズマリー、鉄やクローヴのニュアンスが、感じられる。
透明感のある澄んだ質感のワイン。徐々にストロベリーミルク的な側面もあり、果実味と華やかさが広域に伸びていく印象。
タンニンは柔らかく、酸も穏やかで非常にスムーズなタッチ。旨味も強く、塩気もあり、相対的に余韻に甘味を感じさせる。ブルーベリーの様な酸味を帯びた余韻。



生産者: ロベルト ヴォエルツィオ
銘柄: バローロ ロッケ デッラヌンチァータ 2012

色調は透明感がある赤みの強いルビー、粘性は中程度。
古典的とも言える。
チェレクイオと比べると薔薇の香りは多少控えめに、より果実味のフレッシュ感、透明感を感じさせるスタイル。(日本のマスカットベリーにも似ている)
エレガントさが前に出ていて、相対的にチェレクイオより線の細い印象を受ける。
ブルーベリーやブラックベリーの瑞々しさとともに、融解した上白糖や青い茎のニュアンスと薔薇の要素が同居する。度々重さと繊細さが入れ替わる。酵母のニュアンスもあるが、この中だと少し控えめ。スパイシー。
黒胡椒、燻製肉、こちらもわずかに樽を感じる。塩気。
ローズマリー、クローヴなどの要素を感じる。
やや酸もありタニックだが、全体的に見ると落ち着いているとは思う。ドライな質感で、タニックかつブルーベリーの皮の様な余韻がある。



【所感】
とても透明感があり、フレッシュな質感を感じるバローロ。
藁や酵母、樽という感じではなく、瑞々しい果実を強く感じるワインとなっています。熟成したヴォエルツィオを何度かいただきましたが、そちらも樽の要素は控えめで、スパイシーかつ黒系の果実、花の香りを感じるものでした。複雑なストラクチャーとなっていますが、そこからの延長線にあるフレッシュさを持っています。極めて華やかで果実の瑞々しさ、茎などの青さを感じさせる、ここの要素は異なりますが、質感はピノノワールに非常に近い形となっています。
その中で、チェレクイオとロッケの違いは何か。
ロッケは比較的華やかさや酵母のニュアンスより果実のフレッシュ感、ほのかな樽香が感じられ、ポートフォリオの中でもやや線が細い印象を受けます。
マスカットベーリーAを思わせる果実味...というのがわかりやすいかもしれない。そしてスパイシーな青いニュアンスも感じられます。エレガントなワインだと思います。
対してチェレクイオは非常に要素要素のバランスがよく取れています。
果実はフレッシュでありながら凝縮感があり、華やかさもそれに合わせて強く、黒系の果実と上白糖、酵母のニュアンスがバランスよく溶け合い球体感を感じさせる。香りのバランスの良さも素晴らしく、かつ酸とタンニンも他のキュヴェと比べると滑らかで余韻に甘さを感じさせる。ロッケも良いのですが、全体的な要素が強く、かつバランス感が良いという意味でチェレクイオがよりレベルが高い印象を受けました(年によって異なるとは思いますが) 樽のニュアンスこそ少ないですが、艶やかでとても良いワインに仕上がっていると思います。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ロベルト・ヴォエルツィオ バローロ チェレクイーオ 1998 750ml
価格:32292円(税込、送料別) (2017/10/18時点)



【ハンガリー】トカイ エッセンシア 垂直テイスティング

こんにちは、HKOです。
本日はトカイ エッセンシアです。
生産者はボデガスオレムス、その垂直テイスティングです。



【データ】
ボデガス オレムスは1993年からベガ シシリア傘下のとなったハンガリーのワイナリー。
作付面積は115ha。厳格な収量制限が行われ、葡萄の木1本あたり4房まで切り詰める。醸造技術は最新のものを使用している。
最上キュヴェのエッセンシアは100%貴腐ぶどうのみを使用。圧搾機は使用せず、自然の重みで搾り出された果汁を自然発酵。
生産本数はごく少量で、なんとヘクタールあたり1リットル程度した生産されない。
リットルあたり800gと糖度が高いため気の遠くなるくらいの熟成が可能。
ポートフォリオは世界3大甘口ワインのトカイ アスー。今回はその最上たるエッセンシアの1975年、2003年ヴィンテージ。



【テイスティングコメント】
生産者: ボデガス オレムス
銘柄: トカイ エッセンシア 1975
品種: フルミント、ハーレシュレヴェリュ、マシカット ルネル、ゼッタ

外観は濃い茶色、粘性は高い。
濃いソースの様な香り、干したドライフルーツ、塩気、極めて強い醤油やナツメグの香りを感じる。
その中でドライアプリコットなどの風味。
焦がした木材と土、枯葉、シェリーの様な旨味がある。
かなり熟成を経ている。
アルコール感はほとんどなく、旨味は十分すぎてアプリコットや干し桃の様な凝縮感がある。甘みより塩気を強く感じる。


生産者: ボデガス オレムス
銘柄: トカイ エッセンシア 2003
品種: フルミント、ハーレシュレヴェリュ、マシカット ルネル、ゼッタ

外観は明るい茶色、粘性は高い。
旨味が溢れるスモモ、桃のコンポート。白檀、白カビの様な風味がある。桃の葉などの青さ、バター、チーズの様な風味が支配する。
酸味は滑らか、甘みも際立っている。
桃のコンポート、桃の皮のような風味が全体的に感じられる。舌触りが滑らかで秀逸。



【所感】
ボデガス オレムスのトカイエッセンシアの垂直です。
どちらもフルミント主体で、低アルコール高糖度。
2003年はもちろん糖度が際立っていますが、1975は糖度が高いにもかかわらず、熟成による旨みが充実しており、バランス的には糖度を強く感じさせない形になっています。
もちろん潜在的には変わらないのですが、旨みと拮抗している感じですね。メイラード反応の焦がしたようなニュアンスとシェリー、醤油を思わせる甘辛な要素があり、かなり複雑なストラクチャーを形成しています。アルコール感は希薄。
熟成感は十分に感じられるものの、まだまだ熟成のポテンシャルを感じさせますね。ソーテルヌもあと20年しても割と美味しいので、こちらも同等ではないかと思います。
さて、では2003年のエッセンシアはダメかというと、こちらも大変素晴らしく、非常にクリーン。桃のコンポートやバターやチーズ、葉のような青さがあり、凝縮していながらもそこまで重さを感じさせない作りになっています。
口当たりも滑らかで、艶やか。煌びやかな味わいとなっています。1999年の時にも感じたのですが、やはり良いですね。
個人的にはどちらも好きなんですが、クリーンな2003年の方が好みだったりします。相当いいですね。
さすがです。




【アルザス】マルクテンペの作る特級マンブールの貴腐

こんにちは、HKOです。
周りの環境がかなり変わりまして、なかなか更新できておりませんでした。
申し訳ありません。
今回はマルクテンペのグランノーブルをご馳走になったのでレポートします。


【データ】
マルク テンペはアルザスにおけるスター生産者。
醸造専門学校を卒業後、大手メーカーの醸造に携わり INAOで11年務めた後、醸造コンサルタントに。グランクリュ制定責任者を務める。その後を1993年に愛妻アンヌ・マリーと共にドメーヌ・マルクテンペを設立。1996年からビオディナミ農法に転向。2002年よりミネルヴォワでのワイン造りを開始。
今回のゲヴュルツトラミネール マンブール セレクション・グラン・ノーブル Sはアルザスの著名な特級畑であるマンブールの樹齢80年のゲヴェルツトラミネールを使った貴腐ワイン。
栽培はビオディナミ、土壌は石灰 礫岩 泥灰土。栽培面積は0.25ha、収量はわずか15hl/haです。
収穫は手摘みで、除梗・破砕なしで自生酵母で発酵。空気圧搾機にて5 ~ 6時間圧搾、フードル(大樽)で24 ~ 36時間発酵
木樽で36 ヶ月シュールリー熟成。瓶詰め時軽くフィルターのみ行う。



【テイスティングコメント】
生産者: マルク テンペ
銘柄: マンブール セレクシオン ゲヴェルツトラミネール セレクシオン ド グランノーブル S 1999

外観はやや茶色で、粘性は高い。
濃厚かつ甘露さと強烈な旨味が感じられる。ソーテルヌと比べるとより旨味と酸味が強く、りんご、ネクタリン、黄桃の様な果実味が感じられる。重々しい凝縮感こそないが、ハチミツ、ドライフルーツなどの濃密な風味を感じられる。
またハーブやライチの要素などの爽やかな香りも包含する。
熟成による塩気も帯びている。
ややアルコールの揮発香がやや強めに感じられる。アルコール度数自体は低いくらいなのだが。
全体的には上品かつトロピカルな印象を受ける。
酸は引き締まっていて、甘みは優しくスムーズ。やや熟成感のあるソースと塩気が感じられる。



【所感】
マンブールといえばマルセル ダイス!と思っていたのですが、マルク テンペも作っていたのですね....知らなかった...
アルザスのテロワールは殆ど分からないので、いややっぱりマンブールはこんな感じだよな!とは言えないのですが、出来はとても良いです。1999年とよく熟成もしているし、甘みと旨みのバランスがとても素晴らしい。
もちろん強い糖度がある為スティルのようには飲めませんが、十分な酸味があり、爽やかに頂くことができます。
熟成のバランスも良く、これくらいの熟成も丁度良いかと思います。美味いですね。



プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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