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祝!デイリーランキング(お酒/ドリンク)部門2位!

こちらに初めて来られた方ははじめまして! 2回目以降の方はこんにちわ。
新橋で働くHKO(はこ)と申します。
本ブログはワイン素人の私が晩酌と食べ歩きの感想を書いていくブログです。
よろしくお願いします。

【管理人)】
・HKO(はこ) ※名前がないのはHKOの記事です。

ブルゴーニュ大好き「ひとりぼっちのテイスティング勉強会」の管理人。(最近はそうでもない)
本人は本気ですが、微妙に適当なテイスティングをしています。味わいの裏付けを半ば強引にするスタイル。体制は変わりましたが内容は変えずに行きます。

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【シャンパーニュ】Krug tasting part.3(メニルとアンボネイ)

こんにちは、HKOです。
最終回はあの、クロデュメニルとクロダンボネの比較です。
うおーうおー!すげー!



【データ】
クリュッグは1843年にヨーゼフ クリュッグによって設立されたランスに拠点を置く大手NM。ご存知の通り多くのファンを抱えるシャンパーニュにおける最上級メゾンで、彼らのスタンダードキュヴェである「グランキュヴェ」ですら他メゾンのフラッグシップ級にすら匹敵する品質を誇っています。現在はMHLV傘下。
圧搾機で絞られたヴァン ド キュヴェのみを20-30年使用した古い小樽でマセラシオン(新樽は使わない!)。マロラクティック発酵は行わない。そして、クリュッグの本懐であるブレンド作業に入ります。3つの葡萄品種を村、区画ごとに分けたベースワインに、収穫年の異なるリザーブワインをアッセンブラージュしていきます。熟練のブレンダーが舌だけを頼りに。瓶内二次発酵後グランキュヴェは6年間、ヴィンテージは10年寝かせての出荷。これらの要素が欠ける事無く行われる事で芸術的なクリュッグが作られる。フラッグシップはブラン ド ブランの「クロ デュ メニル」、ブラン ド ノワールの「クロ ダンポネ」の2種類ですが、まあ高すぎて中々手に入らない代物です。


6: クロ デュ メニル 1990
品種: シャルドネ100%
構成: 1990年 100%
ヴィンテージ評価: 93R
デゴルジュマン: 不明
栽培面積:1.8ha
生産本数: 12000本程度

7: クロ ダンボネ 1998
品種: ピノノワール100%
構成: 1998年 100%
ヴィンテージ評価: 93R
デゴルジュマン: 2011年冬
栽培面積:0.68ha
生産本数: 3000本程度



【テイスティングコメント】
生産者: クリュッグ
銘柄: クリュッグ クロ デュ メニル 1990
品種: シャルドネ100%

外観は明るいストローイエローで粘性は中庸。泡は勢いよく立ち上っている。
驚くくらいクリアで清冽でありながら、滑らかな甘露さと凝縮感を感じさせる。誤解を恐れずに言うとミルクチョコレートのような甘露さ。チョコタイプの甘みなんだけど、焦げ感はあまり無くクリーミーな甘露さ。非常にピュア。
その奥に明らかに柑橘や黄桃の様な甘露さが潜んでいる。
焼き栗、そして水飴のよう。少しカカオっぽさがある。
生姜、温州みかん、青リンゴの様なやや鋭めの酸を感じさせる香り。チーズ的な要素もある。
徐々に樽香が際立ってくる。焦がした木材、コーヒー、チョコレート。液体の甘露さに裏付けられて、非常に鮮明に立ち上がってくる。
ダンボネ同様液体が強すぎて時間経過の変化があまりない。一貫してカカオのニュアンス。
かなりの時間経過でようやくシャープなレモンの様なニュアンスが出てきた。それがチョコのニュアンスと絡み合う。
徐々に旨味も出てきて、バランスしてくる。
酸味はやや鋭さを感じシャープ。ほの苦さとチョコニュアンス、レモン、そしてクリュッグのなかでは突出したミネラル感がある。旨味も十分に保有している。シャープでクリアネス。
余韻は非常に長い。


【バランス】
酸(厚み) 4
酸(鋭さ) 4
果実味(甘露さ)7
果実味(旨味)5
樽 5
MLF 7
塩気 2



生産者: クリュッグ
銘柄: クリュッグ クロ ダンボネ 1998
品種: ピノノワール100%

外観は明るいストローイエローで粘性は中庸。泡は勢いよく立ち上っている。
ピノノワールの強烈な厚みと穀物のような香ばしさ、凄まじい厚みと凝縮感がある。未体験の香り。香りの立ち方、強さがハンパない。
牛脂やベーコンの様なオイリーさと穀物糖感、生姜が前面に出ている。ビターチョコレート。ただし明らかにその奥に重厚な果実味とネクタリンのジャムの様な厚みが現れてくる。微かに塩気もある。とてつもなく重たいシャンパーニュ。徐々に牛脂の輪郭が、ネクタリンや甘露な皮付きのフレッシュな赤りんごを形成してくる。フレッシュハーブ、グロゼイユ、濡れた木の香り。スパイスの香り。
シロップがごとき甘露さの気配を見せる。牛脂はほのかにマスカットを思わせ、クリームブリュレに変化していく。ただ単純にシンプルなクリームブリュレというよりは動物的なオイルを感じる。
そして極めてスパイシーで妖艶、生姜やクミンの様なニュアンスも。
オリエンタル。スモーキー。ハーブと果実味の厚みが比類ない。
メニル同様時間経過による変化はあまりない。
ピノノワール的な酸の強烈な厚みと余韻に至る丸みが共存し、オレンジやバター、牛脂の様な複雑な余韻が感じられる。メニルと比べると旨味は強く、液体の強度と比較すると丸みを感じる質感。


【バランス】
酸(厚み) 6
酸(鋭さ) 2
果実味(甘露さ)6
果実味(旨味)7
樽 5
MLF 6
塩気 2




【所管】
まずは当時の私のTLをご覧ください。



語彙力仕事して。
クロ デュ メニルは1回飲んだことがあったけれども、ぶっちゃけダンボネは多分機会無いんだろうなーと思ってました。
ワインに本腰を入れ始めたのが丁度2009年か2010年かそこらだったのですけど(ワインブログは創業6年目)、一回のサラリーマンが飲むには、相当先になら無いと無理だろうなーと思っていたワインのうちの1本。
※その中にはルーミエのミュジニー グランクリュやアンリジャイエのワインもあったのですが、そいつらは運よく飲めました。
ついにやりましたよ!
という事で満を持してメニルとアンボネイの比較行ってみたいと思います。
まずはデータ上の違い。ブランドブランとブランドノワールであること。そしてヴィンテージが1990と1998であること。
畑がアンボネイかメニルであること。
ああ・・・特にヴィンテージが痛いですね。8年差は結構デカイ・・・・。1998か2002だったら比較できたんですけどね。
共通点は新樽を使わないってとこですね。先のレポートにもありますけど、結構樽っぽいニュアンスがあるんですけど新樽起因じゃなくて、長期熟成で旧樽の香りが移っているか、メイラード反応か・・・多分期間的には後者だと思いますけど。

ちょっと整理していきます。
まず全体感から見ていくと、この両者、シャンパーニュという枠内にありながら、同じ地方で作られたと思えないほど全く違います。
クロ デュ メニルが(ブランドノワールも含めて)シャンパーニュの最上級を極めたボトルだとしたら、クロ ダンボネはその枠内から大きく外れる様な異質極まりないボトルになっています。
というか、何故こういう香りのタイプになるのかが全く想像がつかない。そこそこシャンパーニュは飲んでいる方だと思いますが、それでも「なんだこれ」感が凄まじくある。

メニルは先述した通り、シャンパーニュの最上級とも言える作りで、ブラン ド ブラン、かつメニルを完璧に再現した繊細でピュアで、驚くほど甘露な香りを放ちながら、それだけではない複雑なニュアンスを帯びたものになっています。
とてもわかりやすく最高峰のシャンパーニュをしている。そして圧倒的に若々しい。いつデゴルジュされたかはわからないけども、ヴィンテージ1990と比べると、違いが歴然。ピュアさから考えるとコレクションよりも若々しいかもしれない。しかしてバランスが取れている。

ダンボネは香りからして異質。
樽なのか、酵母なのか、強い動物性の油類の香りや穀物糖の香りがする。グラスに脂が付いていた?いやいや、そういう事に気かけない様なずさんなレストランでは間違いなくない。明らかにグラスと、その液体から感じられる香り。含み香の中にも含まれるニュアンス。
それが強烈な密度を持って芳香している。
この香ばしさはメイラード反応に起因するものなのか、他の要素とのマッチングによるものなのか不明ですが、他のワインには無い要素だと思います。その奥に重厚な凝縮度の高い核種系の香りがある。
ブランドノワールの中で見ても密度が強烈。そしてピノっぽいスパイシーさもある。
濃密なブランドノワールにビターチョコ、そして油脂、穀物糖、生姜の風味が層をなしている感じ。複雑。
これが実は結構なショックで。未体験の味だから飲まないと語れない一本だなと。

そんな感じで、全然違うのです。
ちなみに言うと、同じメゾンとは思えないほどにグランドキュヴェ・ヴィンテージ系とも違った個性があり、双方ともにこのメゾンに置いてはかなり尖ったキュヴェになってるんじゃなかろうかと。

次にそれぞれの個性を見ていくとどうか。
メニルはそもそも果実の質がとてもよいのではないかと。
というのは良好な酸がありながら、果実の甘露さとボディがしっかりとあるところですね。ピュアでありながら詰まっている。
最高峰の純米大吟醸の様な削ぎ切った果実味。でもシンプルというとそうではなくて、果実味の筋に分離してホワイトチョコレートやカカオ、ほのかに生姜のニュアンスがあります。
生姜のニュアンスは結構クリュッグ共通してあるので、他の要素が経年によるものですかね。
とても存在感のあるブランドブランだと思います。

ダンボネは先述したとおり、ぶっちゃけあまり良く分かりません。
旧樽のくせしてちょっとスモーキーだったり意味不明感がけっこうあります。
メニルと比べるとピュアというよりは力強く複雑です。こっちも単純に果実の質がめちゃくちゃいいんだろうな、というのは目に見えて分かりますね。メニルの様に詰まった果実があって、そこにピノノワールの厚みがあるっていう。
あとは酸の質として厚みと広がりがあるんですけど、とがった様なエッジがあるかというと丸みがあるのが面白いですね。これも果実起因なんだと思いますけど。
スパイス感があるのも果実というかちょっと梗っぽいような気がします。

結論はあんまり良くわかんない、です。
いや、すごいのは十分わかるんですが、やっぱりどこから来ている香りなのだか??です。
不思議ですね・・・

そんな感じでメニルとダンボネの比較でした。
うん、全く違うって事が明らかに分かってよかった!
飲むだけの価値があったかというと、経験という意味ではとても価値があった。
ボトルではやっぱりないけど、両方とものまないと分からない個性があったので、皆さんも是非経験くださいませ。




あざました!








【お詫び】 ちょっと更新止まります。

HKOです。
すみません、公私ともに忙しく(書くネタはあるんですけど)なかなか更新出来ず、記事再開は10日位になりそうです。
なんとなく、更新時期を察して見てくれている方、どうもすいません。

ネタが有り余ってからはほぼ毎日更新、2日に1回更新は続けてたのですがね...


■近況
Twitterをご参照下さい。
大したこと話してないっすけど。


■肉の大山
そういえば夏に向けて新幹線のチケットを上野まで取りに行ってきたのですが、行こうと思って行けなかった肉の大山に行けました。
いわゆるトラディショナルアメ横的な雰囲気を感じさせるお店で、立ち飲み+飲食スペースのとこなんですか、食肉流通もやってるらしく、価格的に物凄いお安い。



コロッケ65円、カレーコロッケ75円、メンチ130円って昭和かよ!って感じです。




カツサンドは780円とこの中ではボチボチの金額ですが...



でかい。そして重い。
ソースもメチャメチャかかってて味もべらぼうに濃いです。



牛すじ煮込み480円。
量は多いんですが、あまり煮詰まった味の濃さはなくて、そこそこすんなりと食べられます。
ちゃんとお肉も柔らかいですよ。



シーザーサラダやペスカトーレなどもあり、そこそこ本格的な味だとは思いますが、あえて大山で食べる必要性は感じられなかったかも。


うん、味としては特段メチャクチャ美味い訳ではないんですが、やはり価格としては最高ですね。
3人で行って一通り食べて5000円ですからね...
ファミレス並みだよ。


■プリキュア マジカルミラクルワールドとミルキーウェイ
おもちゃメーカーの本気を見たような気がしますね...入場料が1000円程度のお安いイベントで混んでいたんですが、なんというか、すべての動線はオモチャの販促に通じているというか。
バンダイ怖いわ...しかもあの魔法のステッキとか7千円もすんだぜ...


帰りは池袋のミルキーウェイのパフェ食って帰りました。

まあ、娘もそれなりに喜んでいたからいいか...




記事の再開目処は12日目処を考えております。
すみませんが、今暫くお待ちくださいませ。

【日本酒:9】希少な日本酒を銘店「光寿」で頂く。

こんにちは、HKOです。
本日も前回に引き続き日本酒です。
比較的貴重と呼ばれる銘柄を中心に書いています。
磯自慢、飛露喜の純米大吟醸、而今の純米吟醸、出羽桜と十四代の大吟醸です。
あまり口に出来ない銘柄なので、テイスティングにもわりかし気合が入ってしまいます。


今回訪れたのは新橋の銘店「しんばし光寿」。
さすがに日本酒の品揃えが充実しています。


※突き出し。これだけで結構お酒を頂けちゃいます。



※蓮根の天婦羅。うまい。


こういうのをちみちみやりながら、飲むのっていいですよね...


さて、日本酒です。行ってみましょう。


生産者: 出羽桜酒造
銘柄: 出羽桜 大吟醸 万禮
原料米: 山田錦
精米歩合: 35%
酵母: 小川酵母
アルコール度数: 16.8%

突出した純米大吟醸だ。吟醸香が半端ない。
雑味の一切を排したエレガントかつ冷涼な一本。
冷たい印象がありながら芳香の強烈さは特筆すべき点で、メロンや白桃、(まさしく)洋梨の様な突出した果実味がある。上白糖、シロップ、生クリームやカッテージチーズなどの芳香、キンモクセイ、月桂樹などの要素が感じられる。
米の要素はかなり控えめに抑えられており強烈な吟醸香とともに冷ややかな旨みを感じることができる。
酸は柔らかく滑らかで口の中で冷たい凝縮した吟醸香が感じられる。素晴らしい。最高の日本酒のうちの一本。この冷たさ、凝縮感は最も好みの味わいだ。


生産者: 廣木酒造本店
銘柄: 飛露喜 純米大吟醸
使用米:山田錦
精米歩合:麹米 40%精米 掛米50%精米
アルコール度数: 16.1%

こちらも突出した吟醸香が感じられる一本。
万禮ほどではないにせよ、突出した純米大吟醸酒だと思う。米っぽさを残しつつ大吟醸のピュアさと吟醸香が感じられる。
メロンや和梨の吟醸香に加え水飴やカッテージチーズ、ショートブレッド、キンモクセイ、オレンジの花、青リンゴ、クレソン、青竹の様な芳香が感じられる。
米の旨みは十分に包含されており、時折ナッツのような芳香とメロン、和梨の要素が感じられる。綺麗だがボディが強く感じられ、万禮とはまた異なる特徴を持っている。これはこれで凄まじい大吟醸だと思う。


生産者: 木屋正酒造
銘柄: 而今 純米吟醸 愛山火入れ
原料米: 兵庫県産愛山(100%)
使用酵母:自社酵母
精米歩合:50%
アルコール度数:16%

十四代より若干純度は落ちるものの、非常に香りが高くパワフルな味わいが感じられる。
葛や千歳飴、メロンや洋梨の果実味、カッテージチーズやキンモクセイ、ダイコンのような微細な苦味がある。
こちらも極めて滑らかで柔らかい口当たり。
厚い旨味があり、千歳飴や葛のような厚い旨味を帯びた余韻が残る。多少の雑味はあるものの純米吟醸の特徴として十分に受け入れられる。包含する旨味と甘味が特徴的。


生産者: 磯自慢酒造
銘柄: 磯自慢 純米大吟醸 ブルーボトル古家
原料米 : 特A地区 東条秋津古家産 特上米100%
酵母 : 自社保存株
精米歩合 : 40%
アルコール度数 : 16~17度

非常に強い酒だと思う。重い香り、重い旨味、重厚。
ポムロール的というか。
ややアルコーリックながら、クルミや水飴などの純度が高い風味と共にショートブレッド、カッテージチーズ、シロップの様な要素。日本酒的でありながら、甘く、洗練されている。青竹やダイコン、キンモクセイ、洋梨の様な果実味がある。
やや強めのボディがあり、酸は潤沢。甘みと旨みの占有量は多くパワフル。甘い香りの立ち方は大吟醸的でややスモーキーさも感じる。パワフルだが、洗練された純米大吟醸だ。


生産者: 高木酒造
銘柄: 十四代 中取り大吟醸 播州山田錦
原料米 : 特A地区山田錦
使用酵母:山形酵母
精米歩合 : 35%
アルコール度 : 17.0度

香りの純度の高さや華やかさは流石は一級品。
酸を殆ど感じさせない滑らかさ、しなやかさがあり、またアルコール感も殆ど感じさせない。
メロンやバナナの様な果実味があり、水飴、マシュマロの様な甘く純度の高い香り、バターを主体に月桂樹の葉や山菜、キンモクセイの要素が感じられる。
口当たりは極めて柔らかく滑らかで上質なシロップを口に含んだ様な感じ。素晴らしい。



どれも最高でしたが、今回個人的に最も良かったと感じたのは万禮です。半端ない吟醸香だけど、決して甘ったるくなく、シャープで背筋が伸びた清涼感と凝縮感のある味わい。純度がともかく高く、米の要素は殆ど感じられない。最上クラスのブルゴーニュのピノノワールみたいな洗練された味わいがある。本格的にワインファンに好まれそうな日本酒だと思いました。
そういう意味では十四代も純度の高い大吟醸だった。
アルコール感を感じさせない軽やかさと凝縮感が感じられる。羽根の様なタッチ。上質なシロップを口に含んだ様な丸み。粘度や果実味、糖度も全く違いますが、洗練された軽やかで甘露な味わいはシャトーディケムを思わせます。ツヤツヤとしたタッチの日本酒です。

対して而今や磯自慢はどちらかというとパワフルというか重量感のある味わいを感じました。
特に磯自慢はアルコール感がしっかりとあり、重量感がある。ポムロール的というより熟したシラーズって感じかも。ただお米感は全くなくて、吟醸香と乳酸的な洗練された香りが強く感じられた。ボディは今回の中で最も強靭で粘度も高い。少しスモーキーさもあるような気がする。旨味もしっかりとあり、比較的味の強い肴とも十分戦えそうな味わいだと思いました。
而今は磯自慢同様重みを感じさせる日本酒ですが、わずかにそれより軽量で、かつお米的な要素を含んでいる様に思えます。純度が低い言えばそうなんですが、
純米吟醸の個性ともいえる部分ですので、ネガティヴ要素ではありません。
基本純米吟醸としての洗練さ、甘露さがお米の旨味が結合して千歳飴や屑の様な風味をけいせいしています。アタックはまろやかで柔らかいタッチです。
飛露喜は純米大吟醸ですが、どちらかといえば今回の而今に近い味わいだと感じました。
とても洗練されている吟醸香があるのですが、お米の要素をほぼ全く感じない十四代や出羽桜の今回の大吟醸と比べると、ちょっとタイプが異なります。多分精米歩合に起因する要素だと思いますが、アル添有無による差異という線も捨てきれない...
熟したフルーツの味わいとともに、ナッツの要素があるのが複雑味があっていいですね。

いやー、素晴らしかったです。
一部高騰している銘柄があるのは残念ですが、さすが一線級の吟醸酒はいいですね...!
こういうのが気軽に手に入るのが最高なんですがねえ。





プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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