SALLE À MANGER de Hisashi WAKISAKA(サラマンジェ ド イザシ ワキサカ:銀座)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
本日は休日出勤、悠々自適に業務できる美味しい話ではあるのですが、午前から午後に業務が被るので、ほとんどの場合、ランチには行かず、コンビニのお弁当を食べている事が多いです。
しかしながら今回はラッキーにもお昼の時間が空いていて行ってきました、サラマンジェ イザキ ワキサカ。

コリドー街付近の雑居ビルの地下にあります。
立地としては良いですが、目立ちにくい場所にありますね。

今回は3500円のランチを頂きました。


■アントレ「タヴリエ ド サプール」(★★★)


ハチノスのフリット、ルッコラのサラダ。
パン粉でカラッと揚がった、内臓っぽいしっとりとした食感のハチノス。ケイパーやマスタードの酸味かつスパイシーがあるソースが内臓の脂身にとてもよく合う。
ちょっと素朴な料理。


■メイン「国産ホルスタイン種 バヴェットのソテ エシャロットソース」(★★★★)


でっかいステーキ!
見たとき「おおお」ってなる嬉しいサイズ感。
ちなみにバベットというとハラミというイメージですが、シェフ曰く明確に異なるそうで、フィレの隣にある平たい肉、との事。カイノミ。希少部位ですね。
肉質は目が粗いが、とても柔らかくジューシーで、ほのかにレアに仕上げられている。
ソースのマスタードの素朴さ、玉ねぎの甘い香ばしい風味、牛肉の出汁の風味。目が粗い肉だから、よくソースをすくい取ってくれる。脂も適度に乗っています。
ちなみにジャガイモも名脇役でチーズ焼きで美味い。


■デザート「ブランマンジェ」

パンナコッタ。生クリームの風味とバニラがいいですね。
美味しい。


初見のお店だったので、手堅く行きましたが、かづの牛にしても良かったですね...少し勿体無かったかも。
素朴でトラッドですが、料理はとても美味しく、しかもありがたいことにランチはお得な価格帯なので、是非また時間のある時に行きたいですね。
かなりオススメです。

リヨンだと神楽坂のルグドゥノム ブション リヨネがありますが、こっちの方が僕的には近くて行きやすいです。
カワカマスのクネルやセルヴェル ド カニュも次は是非行きたいもんです。



住所: 東京都中央区銀座7-2-8 TAKAYA-GINZAビル B1F
店名: SALLE À MANGER de Hisashi WAKISAKA(サラマンジェ ド イザシ ワキサカ)
電話番号: 03-6280-6481
営業時間:
11:30~13:30(LO) 
18:00~23:00(LO)





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銀座 一二岐(ぎんざいぶき:東銀座)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。

こんにちは、HKOです。
本日はランチで一二岐に行ってまいりました。
新橋、銀座界隈では予約必須の超有名割烹です。
ミシュランガイド東京版 2017でも*1を獲得しています。



料理長は中井隆裕氏。日本料理の料理人として18年のキャリアとソムリエの資格も持っているとの事。
なるほど...ワイン選びが素晴らしいのはそのためかも。

今回はまずランチで。



日本酒は黒龍 龍 大吟醸で。



美味そう。


◾︎先付「揚げ胡麻豆腐」(★★★+)

揚げた胡麻豆腐に山葵、出汁つゆを添えて。
外側はサクッと上がっていて、とろりとクリーミーな胡麻豆腐とのコントラストが非常に楽しい。
胡麻の風味と出汁の風味が最高。


◾︎小鉢「カツオの南蛮漬け」(★★★)

玉ねぎ、人参の豊かな食感。甘酸っぱいタレでマリネされた鰹。強い食感と味わいの鰹に酸味と甘みの豊かな風味がよく合う。小鉢ながら延々と食べたい逸品。


◾︎炊き合わせ「茄子、里芋、南瓜の炊き合わせ」(★★)


ホクホクの南瓜、しっとりとした里芋、ジューシーな茄子の炊き合わせ。繊細な餡に絡む柚子の清涼感がいい。


◾︎焼き物「鰆」(★★★★+)


美しい照りのある鰆。
皮はパリッと、焼き目はしっかりとした食感で、内側はフワッとした柔らかさ。充実したエキスを蓄えていて、みりんのほのかな甘みと超合う。塩も絶妙。旨味とも相乗。
適度に脂が落とされており、脂を蓄え、しっとりと仕上げるフレンチとはちょっと違いを感じる。


◾︎「鮪の藁焼き」(★★★★)


鮪を串打ちし、藁がくべられた火で藁の芳醇な香りをつけながらサッと火を通し、外側をパリッと焼いている。
燻製の様な香ばしい香りを纏った鮪。半分刺身みたいなもんですが、外側はパリッと皮の食感がある。
塩・ニンニク、あるいはポン酢で頂く。
塩、ニンニクで頂くと鉄分と燻製の風味が引き立ってくるし、熟成香の様な深みのあるポン酢を使えば、燻した香りと鉄分、ポン酢の酸味が複雑な風味を出してくる。
絶妙。

ちなみにご飯は北海道ななつぼし。
写真は撮り忘れたけど、釜で炊いた艶やかな色合い。
美味すぎて3杯食べた。特に焼き魚と一緒に食べると、甘みが引き立ってお代わりが相当捗る。最高。
家でやろうってったって出来なさそうなこの美味さ...


◾︎デザート「紫芋のアイスクリーム」(★★)


黒蜜とラム酒を合わせたソースを添えて。
芋の風味と黒蜜がすごいいい。マデイラ+バニラアイス的な風味というか。最高。


素晴らしかったです。
これは夜も行きたいな...近いし。


住所: 東京都中央区銀座2-14-6 第2松岡ビル B1F
店名: 一二岐(いぶき)
電話番号: 03-6278-8110
営業時間:
火~土
ランチ 11:30~14:10 (L.O.13:10)
月~土
ディナー 18:00~23:00 (L.O.21:00)
ランチ営業

BURGAZ ADA(ブルガス アダ:麻布十番)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
本日はオスマントルコ時代の伝統宮廷料理を供出する、麻布十番のお店ブルガス アダに行ってきました。


モスクではなく、雑居ビルの一角で営業しています、


店内はほぼテーブルですが、ごく1席のみカウンターがあります。



歴代皇帝に供出された料理のレシピを継承する数少ないレストランの一つ。現存する4000のレシピをイスタンブル大学と協力して復元をしたらしいです。オーナーシェフはメフメット ディキメン氏。
虎の子のスパイスや調味料はトルコから取り寄せているみたいです。
で、公式HPによるとエルドアン大統領も寄ったとか。


あまりトルコ料理は詳しくないので「へーすごい」しか感想が出ないですが、日本におけるトルコ料理の最高峰って事で、ものすごい気になってました。


今回注文したのは、アミューズ、前菜×2 スープ、魚、肉、デザートの7種コース「スルタンの宴」です。
アルタイル感ある...
※ちなみにお料理名は口頭で聞いたものを文字に転記している故、表記間違えなどご容赦ください。
何分馴染みのない言葉なのでね...



まずはビール。


◾︎アミューズ「イマム バユルド」(★★)


蒸した茄子の上にトマトとチーズなどを添えているイタリアン的な料理。
茄子にしっとりと脂と甘さを感じる。揚げ浸し的な感じだろうか。茄子の甘さとトマト、チーズの旨味ががっしりと強く感じる味わい。これは合うよなぁ。


◾︎パン「ポワジャ」「ハーブバター」(★★)

水を使っていないミルキーでフワフワのパン。
美味しい。たまに売ってるミルクパンみたいな感じ。
生地が甘いので、ピリッとした刺激のあるハーブバターが引き立つ。バターの生乳分が強く、ほのかな蜂蜜とピリッとした唐辛子が効いたスパイシーなハーブバター。
美味しい。



◾︎前菜「ソウク メゼ(冷前菜)の彩り(14~19世紀)」

一口サイズの伝統的な冷前菜7種類が並ぶ。
(右上から時計回り)マンダルソテ、ラキャルタ、小エビの冷製仕立て、ファワ、ラハナドルマ、メルジュメッキ。
全体的に唐辛子の登場率が高いですね。




・ファワ(★)
そら豆のペースト。サイコロ状のねっとりとしたペーストで、穀物的な甘みと、ディルの爽やかさ。ほのかに辛味を感じる。

・ラハナドルマ
1世紀に生まれたロールキャベツのルーツ。
松の実とレーズンを炊き込んだピラフをロールキャベツ状にしたもの。スパイシーかつハーブのような風味。
やや甘い味付け。

・メルジュメッキ
スパイシーなレンズ豆をレタスで巻いたもの。
唐辛子の辛味を帯びた旨味。歯ごたえの良いレンズ豆を、レタスの瑞々しい爽やかさが包み込む。

・アジュレズミ(★)
発酵させた唐辛子、野菜、トマトのカナッペ
ほのかにベリーの風味を感じさせる。
トマトの青さと唐辛子の辛さが際立つ。
サクサクとした食感が楽しい。
辛味とフルーティーな甘みのコントラスト。

・マンダルソテ(★)
バージンオリーブオイルでソテーしたキノコ、ざくろの酢を使ったもの。
さほど酸味は感じない。キノコのプリプリした食感。オリーブオイルと香味野菜の甘みが際立つ。

・ラキャルタ
1月かけて漬け込んだカツオの塩漬け。
ビールとよく合う。

・小エビの冷製仕立て(★)
タラゴンとガーリックのタマトマソースを添えて。
小エビのボイルを唐辛子のソースで和えたもの。
辛味とハーブの風味が小エビとよく合う。



◾︎スープ「トルコ産レンズ豆のスープ」(★★)


美味しい。カボチャのスープにも近い濃厚さ。
独特の唐辛子の風味がここにもある。ほのかな穀物の食感と濃厚な出汁の風味が素晴らしい。




◾︎前菜「スジャック メゼ(温前菜)の彩り(14~19世紀)」

(右上から時計回り)パルクスコレチ、ピラーキ、ミュジベル、シシケバブ、キョフテ、ボレッキ、ソワンドユメータ。


・シシケバブ(★★)
シシケバブといえば羊肉ですが、こちらは帆立貝のシシケバブ。様々なスパイスでマリネし、串を打って焼いたもの。
タイムなどの芳しい香りを放つ帆立貝。

・キョフテ(★)
ハンバーグのルーツとなった料理。
牛肉と羊肉のミンチにし、スパイスを練りこみ焼いたもの。
ハンバーグ的かと思いきや魚肉の練り物に食感は近いかも。こちらも大変スパイシー。

・ボレッキ(★★)
ほうれん草とトルコ産フェタチーズのパイ。甘いほうれん草とほのかに塩気を感じるチーズの組み合わせ。味の方向性はアルザスのガレットに近い。しっとりとしたパイ生地も良い。

・ソワンドユメータ
14世紀のレシピ。スルタンの朝食で供出。
ネギを入れてメレンゲでふんわり仕上げたオムレット。
クネル的な柔らかい口当たり。プリンのような生乳っぽさもある。

・パルクスコレチ(★★)
この中ではかなりエッジの立った味わい。
唐辛子とスパイスの効いた白身魚のほぐし身のソテー。唐辛子を使ったオリーブオイルだろうか。脂と魚、唐辛子の相性は素晴らしい。パンとかとも合いそう。

・ピラーキ
国産インゲン豆とトマトソースを和えた煮込み。
特別不思議な料理ではないと思う。

・ミュジベル(★)
キャベツとハーブのキッシュ。
かなりねっとりとした練り物で、質感はお好み焼きに近い。
キャベツや生地はそんな感じだが、やはりはっきりしたスパイス、唐辛子が効いている。



◾︎魚料理「ホウボウの蒸し焼き フォン ローリエ 松ヤニの香り」(★★+)

フィルムに入って供出。



14世紀のレシピ。本来は羊の腸に入れて調理するものらしい。
フィルムで包んだ魚と野菜を低温で蒸し焼きに、ホウボウは最後に少しグリルを。ソースはフォンとルッコラ、干し野菜。ローリエと松ヤニで香り付け。
濃厚なクリームスープのようなまろやかさがある、しっかりと出汁のきいた一皿。レモンの清涼感と酸味がフレンチにはない調和。まろやかさの中にさんが際立つ。
ホウボウはホクホクでしっとりとした質感。フォンのスープとは当然ながら素晴らしい調和。



◾︎肉料理「スプリングラムチョップ グリル エーゲ海地方のタイム ケキッキの香り(15世紀)」(★★★+)


乳飲み子羊のハーブグリル。カリフラワーのソース。
ガルニチュールはリンゴと柘榴の酢でマリネした赤キャベツ、ハーブベイクドポテト、芽キャベツ、大根のビネグレット、ペコロス。スナップエンドウ。人参、胡瓜、ミントをみじん切りにしたもの。
ケキッキのオレガノとタイムの中間を行くスパイシーさ、そして唐辛子の辛さを感じるスプリングラム。とてもジューシーで、脂身から甘さすら感じる。
めちゃくちゃ柔らかく、筋を感じさせず、乳臭さも殆どない。旨味とスパイスが驚異的な調和を見せる。
結構品のある食感というかエキス感なんだけど、スパイスの強烈さでインパクトを感じる。
ガルニチュールもふんだんにスパイスが効いていて、皿全体の一貫性を感じるし、カリフラワーのソースはエッジを丸めてくれる。



◾︎デザート「3種盛り合わせ」(★★)


・モハルビ
水菓子、レーズン、あんず、ダマスクローズのシロップ

・ケッサネタトゥルス
栗をカカオのシロップで煮詰めたもの。イチゴを添えている。11世紀のレシピでマロングラッセの原型ともなっている料理。
濃厚なシロップと、爽やかなイチゴ、甘さ控えめの栗。
甘さ控えめの栗にシロップが丁度合い、甘みを与えている。

・クラビエ
信州ふじリンゴのパイとのこと。


最後はチャイで締め。美味しかったです。
なるほど、全体通しての印象は古来のレシピを少量多皿、現代的なプレゼンテーションで、といった感じ。
他の料理の基礎になったというのもあり、基本的な調理方法としてはシンプル。
方向性はイタリアン的であったりフレンチ的であったりヨーロッパの文化を多分に含んでいますが、決定的な違いはスパイスじゃないかと。塩やバターは控えめながら、どの料理にも強烈なタイム、オレガノ、唐辛子などのスパイス香があり中東の雰囲気を感じさせます。東欧と中東の中間に位置する料理ならではの今で言うフュージョン的な感じでしょうか。
騎馬遊牧民らしい羊肉などが多いのも印象的です。
スパイスで組み上げられた芳醇な香りと刺激、肉料理の巧みなレシピは非常に興味深いです。
多少文化的側面での楽しみ方に偏った感じはありますが、羊肉の火入れはとても良かったですし、素朴ではありますが、料理としても良かったと思います。


住所: 東京都港区麻布十番3-7-4 麻布六堂 3F
店名: BURGAZ ADA(ブルガス アダ)
電話番号: 03-3769-0606
営業時間:
[月~土]
18:00~22:00(L.O.)
18:00~21:00 コース料理
21:00~23:00 コース、アラカルト

Q.E.D Club(QEDクラブ:代官山)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。

こんにちは、HKOです。


先日はワイン会でした。
ワインは個別に記事にしていますので、そちらをご参照ください。

今回の会場、Q.E.Dクラブは代官山にほど近い場所にあります。
これがまた瀟洒なレストランで、元々はハンガリー大使館の建物。調度品もエミールガレやレオナール藤田の絵画など、さながら美術館のようなものが並びます。豪華で品があります。



豪華な正門。



入り口。



VIPルーム(個室)。



調度品も豪華な感じです。



セラーがかっこいい。


館内見学。


メインダイニングに降りる階段。



なんか古いタイル。



庭。



庭から見たラウンジとメインダイニング。



ラウンジ。


料理長はタテルヨシノ芝、銀座のシェフを歴任した大村龍一郎氏。(どおりで料理が美味いわけだわ...)

今回はワインに合わせてお料理を作ってくれたみたいです。


◾︎グジェール「2種類のグジェール(クルミとバジル)」


香ばしい食感のクルミと、爽やかなバジル、2種類のグジェール。ブルーチーズを思わせるコクと苦味を感じさせるチーズの風味が共通してある。


◾︎アミューズ「ワカサギのフリット 新玉ねぎの甘みで」(★★★)


サクサクにフリットしたワカサギに、キャビア、マリネした新玉ねぎを添えている。ソースはビネグレットソース。一番上には花びらを模した新玉ねぎの外側が。緑のはエストラゴンオイルだろうか。
ワカサギのフリットは目が細かくサクサク。ソースは甘酢的で、ほのかな甘みと酸味を感じさせる。全体を引き締めるキャビアの塩気も良い。当然ながらシャンパーニュによく合った。


◾︎アントレ「鮟肝のマリネ フリュイセック添え 20年熟成バルサミコソース」(★★★+)


華やかなプレゼンテーション、濃厚な一皿。
トリュフオイルを添え浅葱を纏わせた鮟肝のテリーヌ、鮟鱇のクリーム、螺旋状の昆布、ホワイトチョコレートのエスプーマ、ドライフィグ、バルサミコソースで構成。
フォアグラと同じ解釈だろうか、濃厚なあん肝に熟成によって深みを増したバルサミコソース、軽やかなホワイトチョコレートのエスプーマ、ドライフィグで調和を図っている。鮟肝だけでも濃厚だけど、クリームと昆布で飛躍的に旨味が増す。ドーヴネのフォラティエールとは少しすれ違った。


◾︎アントレ「炭火で炙ったシャラン鴨の胸肉 春野菜を使ったレフォールのアクセントで」(★★★+)


スライスしたシャラン鴨胸肉、春野菜、金針菜、ネギ、ムカゴ、ゴボウのフリット。ビーツとレフォールのオイル。レフォールのクリームソース。
炭火が香ばしいスライスした鴨肉に、ゴボウフリットの香ばしい土の風味がよく合う。当然ホッコリとしたジャガイモ然としたムカゴと相性が良い。レフォールのオイルやエスプーマはピリッと辛く、皿全体にアクセントを与えている。土の風味を感じられるコンボットに合う。


◾︎アントレ「トリュフ 自然卵 キャベツ 美食家風ガレット」(★★★★+)


じゃがいもガレットの上に有機卵ウフポシェ。ソース ペリグー。トリュフのエスプーマ。黒トリュフのスライス。はちみつ、りんご。
非常に濃厚な一皿。よくフォアグラに使われるソースペリグーを使っているからか。マディラのコクとトリュフの香り際立つ甘辛のソースがジャガイモの甘み豊かなガレットと高相性。当然ながら卵黄とは恐ろしい組み合わせとなる。焼き鳥のタレとうずらの卵然り、すき焼きと卵然り。
甘辛い濃厚なソースには卵黄の濃厚さが奇跡的な調和を見せる。美味い。濃度は異なるが、ルネ アンジェルのヴォーヌロマネ、グランエシェゾーに良く調和した。


◾︎メイン「北海道北見から届いた野鹿のロースト ソース ポワヴラード」(★★★★+)


デザートのような見目麗しい一皿。
北海道北見産の3週間熟成した鹿肉をローストにフォアグラのポワレを添えて。ソースはポワヴラード。チョコレートのプレート。セロリとトリュフのペースト。マッシュルーム。付け合わせは洋梨のカシス煮。


ボリューム感のある一皿。濃厚な旨味と鉄分の要素をもつ熟成野鹿と重い油分を持つフォアグラ、そこにスパイシーなポワヴラードソースと焦がしたような苦みを持つチョコレートで引き締めていく。洋梨のカシス煮も相乗。
ルネ アンジェルのグランエシェゾーとよく調和した。


◾︎デセール「パルメザンのスフレ 柚子のアイスクリーム 金柑 グレープフルーツ」(★★+)


濃厚な皿の終わりは爽やかな柑橘とチーズのデセール。


◾︎ミニャルディーズ





以上です。


いや、超良かったです。
個々の料理の味わいはトラディショナルにハッキリとしていて、かなり強めの味わいの中でワインとの調和がとれています。
シェフがタテルヨシノ出身というのもあり、老舗ならではのペアリングの柔軟性を感じました。
このクラスの古酒やグランヴァンだと、イノベーティブな料理だと取り回しは難しいかもしれません。そこを古典的に、間違いがないマリアージュを見せてくれたのは感激いたしました。
雰囲気も良く、色々なシーンでお客様をお迎えするのに重宝しそうです。
ここぞの時に間違いのないレストランだと思いました。


住所: 東京都目黒区中目黒1-1-29
店名:Q.E.D Club(QEDクラブ)
電話番号: 05058694663
営業時間:
[火~金]
12:00~15:00(L.O 13:30)
18:00~23:00(L.O 20:30)
※12月のみ月曜日営業
[土・日・祝]
12:00~15:00(L.O 13:30)
18:00~22:00(L.O 19:30)
日曜営業

とり喜(とりき: 錦糸町)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
本日は錦糸町のとり喜でございます。


ビカビカ光るスカイツリーがよく見えます。



オーナー兼料理長は坂井康人氏。千駄木の焼鳥の名店で12年修行したのち、2001年に独立。九重親方がよく訪れていたみたいです。
ミシュランガイド東京版 2017で*1を獲得しています。


今回はコース+アラカルトで。



【ワイン】
生産者: 勝沼酒造
銘柄: アルガーノ ボシケ 2015

品種は甲州。
シャープかつ爽やかで、ドライな風合い。
ライムや花梨の果実味、花の香り。


生産者: シャトー酒折
銘柄: マスカットベーリーA キュヴェ イケガワ 2013

マスカットベーリーAの王道とも言える作り。
ミディアムボディで上白糖の様な甘露な香りに、フルーティーなイチゴやクランベリーの様な果実味。



【アラカルト】
1:胸肉サラダ(★★)

コース開始前に。


【コース】
1:さびやき(★★★+)

淡白なササミにあって、ワサビの辛さは感じさせない。
ワサビの芳醇な香りと爽やかな風味。
清涼感を帯びたワサビがササミの塩と調和。


2:かしわ(もも肉)(タレ)(★★★★)
3:小玉葱(塩)(★★★+)

絶品の小玉ねぎ、サクサクとした軽妙な食感を残しながら、内側に火を通した玉ねぎ特有の甘いエキスが充満している。
かしわは火入れが最高。繊細な甘辛のタレと鶏肉のエキスとの調和が素晴らしい。とても滑らか。



口直し: 菜の花のお浸し



口直し: 梅干し 大根おろし



4:血肝(レバー)(タレ)(★★★)
5:砂肝(塩)(★★★)

血肝。プリッとした外皮の中にはレバーパテを思わせる濃厚でとろける様なレバーの風味。強い味わいにタレの風味が合う。
砂肝。コリコリっとした弾ける様な食感の砂肝。
食感こそ豊かだが、すこし淡白な心臓の為か、やや強めに塩が降ってある。甲州と驚く程調和した。


6:つくね(塩)(★★★)
7:茄子(タレ)(★★★)

つくね。大葉がはいっているのかな、爽やかな風味を感じる。コリコリとした軟骨の食感と肉汁に合わさった塩が素晴らしい。
茄子。火を通した野菜ならではのジューシーさ。甘いエキスが充満して、たれの塩辛さと絶妙に合う。


8:小玉(塩)(★★★)

小玉。
物凄い黄身の主張が強い。カスタードの様な滑らかさの黄身。濃厚な味。



9:皮(タレ)(★★★★)

脂分豊かで、脳髄に響く様な脂の旨味と甘味を感じる。
焦げのほのかな苦みが脂を引き締めてくれる。
上品な脂。



10:銀杏(塩)(★★)

ホクホクの銀杏。栗の様なすこし固めの食感。
銀杏の塩気とほのかな苦みが良い。



11:手羽焼き(塩)(★★★+)

骨は面白い様にプリッと取れる。
こちらも鶏皮同様に脂分が強め、ジューシーな手羽肉同様に共に頂く。エキスが充実していて、塩気と合う。
多重の食感も面白い。



12:椎茸(塩)(★★)

さっぱりとした味わい。流石に椎茸、旨味が素晴らしく塩が適切。



13:軟骨(塩)(★★★+)

コリコリの軟骨。
脂分が豊か。軟骨ならではの軽妙な歯ごたえも良く、膨よかな味わいと歯ごたえのコントラストが面白い。



14:ちょうちん(タレ)(★★★★★)

優勝...!
一口で頂くと、これはもう、最高に最高。
トロッとしたきんかんの濃密な卵黄が、ひもとタレに絡まって...素晴らしい!
さながら卵黄につけて頂くつくねの超贅沢なバージョンといったところ。だって一口で卵黄1ついってる様なもんですし...そもそもひもの食感も柔らかくジューシーで最高。


15:合鴨(塩)(★★★+)

濃厚でトロトロなちょうちんから一転。
力強い肉の食感と、爆発的な旨味と塩の相乗を楽しめる一串。噛み締めるたびに力強い塩とエキスが溢れ出す。


16: 鳥のスープ(★★)

スープ。
割と激しい起伏の後の口を優しく癒してくれる。



素晴らしい...最高の焼き鳥体験でした...!
個人的には今まで訪れた焼き鳥のお店では一番ですね...
某所も美味しいんですけどね!いいお店が自分の中で増えるのは嬉しいです。
ただ噂によると予約取りにくいとの噂もあるので、そこだけすこし残念!!かもしんないすね...
いやー良い店紹介して頂けました、有難うございます!



住所: 東京都墨田区錦糸1-8-13 小坂ビル1階
店名: とり喜
電話番号: 03-3622-6202
営業時間:
[月~金]
17:30~22:45(L.O)
[土]
17:00~22:45(L.O)
夜10時以降入店可
プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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