顔を変えるキャバ嬢が如き難解なドメーヌ、ポンソの村名と特級。


こんばんわ。
このブログだと比較的お馴染みでしょうか、ドメーヌ ポンソです。
今回はドメーヌポンソのモレ サン ドニとジュヴレ シャンベルタンの古酒とグランクリュ グリヨット シャンベルタンの2008年を頂きます。

で、個人的に思ったのが「ポンソって気難しいなぁ」ということ。
比較的熟成が進んでいる村名2種はともかく、2008年のグリヨットに熟成香を感じるってどういうこと?
ちなみに比較対象としてはグリヨットの最新ヴィンテージ2009、そして特級シャンベルタンの2008。いずれも非常に若々しくて、華やかで果実の凝縮感が感じられる作りなのに対して2008年のグリヨットはどうにもここまで年を取っているのか?
大いなる疑問点であります。抜栓は前日なので特級の耐久力を考えると、さほど問題にはならないはずですが...
個人的に出した結論としては、身も蓋もないですが、ボトル差しかないのかなぁ、と。
幾らシャンベルタンとはいえ2008年でここまで大きく熟成する事は考えられないし、2009のグリヨットが1年間熟成したとしてもここまでになるとはちょっと考えられない。
いや、謎めいたボトルです。


生産者: ドメーヌ ポンソ
銘柄: ジュヴレ シャンベルタン キュヴェ ド ラベイユ 2001

約6000円。
やや透明度が落ちたオレンジを帯びたルビー。粘性はまだ高い。
かなり熟成香はあるものの、ポンソならではの凝縮した果実味がある。
ドライフラワー、ドライイチジク、紫スモモ、梅の様な酸味の強いソースの様な香り。パストラミハム、生肉、スモーク、ローズヒップティーを中心に、塩気を帯びたナッツ、鉄釘。とても野生的な香り。
ナツメグ、コリアンダーなどのスパイシーな香りも。
甘やかさは全く無いが、非常に複雑なボディを持っている。
酸味はかなり強く、まだ熟成する余地がありそう。凝縮感の強さはまさにポンソ。


生産者: ドメーヌ ポンソ
銘柄: モレ サン ドニ キュヴェ デ グリーヴ 1998

価格は12000円。
かなり橙を帯びて熟成している印象のルビー。粘性は低い。
濃厚なソースや甘草、クローヴの香り。果実味が溶けきっていてドライイチジクの果実味が辛うじて感じられる程度で、中濃ソースにも近い香味を感じる。黒オリーブ、鉛筆の芯、ドライフラワー、生肉、ベーコン、ナツメグ、塩気を帯びたアーモンドなど。
こちらも非常に動物的で野生的な香り。
シルキーであるものの酸味は強く、パワー感があり、村名でありながら十分熟成する余地はあるかも。ソース的すぎる。


生産者:ドメーヌ ポンソ
銘柄: グリヨット シャンベルタン グランクリュ 2008

色調は明るいルビー、粘性は中庸。若干感じる熟成香。
あれ?僕の知ってるポンソの華々しいグリヨットとちょっと違うニュアンス。
やや込もったラズベリーダークチェリー、スパイシーな黒胡椒とレアステーキの香ばしい香り。鉄釘やローストした樽、ほのかにスミレ、薔薇のニュアンスも。
香ばしく軽く熟成を感じる香り。甘草やクローヴも。
酸味がやはり強靭でパワフル。タンニンもやや強め。
動物的なニュアンスに満ち溢れていて、ボディの強さを考えるとこれもしばらく熟成しそう。


フレッシュで筋肉質な新しいヴィンテージが好みの私としてはあまり楽しめるボトルではなかったですが、これも勉強ということで。
でもポンソはやっぱり若い頃の、あの花が咲き乱れる果実感のある味わいが好みだったなぁ。
いや、ここのところのポンソは当たり続きだっただけに、やっぱりちょっと警戒しないとなぁ、と思いました。
うーん、納得いきませんね。



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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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