ナパでしか成し得ない最高のプレミアム感、オーパスワン2008

こんばんわ。
最後のエントリーです。
ラストはナパヴァレーのプレミアムワイン、オーパスワン。
言わずと知れたムートンとロバートモンダヴィのジョイントベンチャーで、アメリカのプレミアムワインと言えばこれを思い浮かべる人は非常に多いと思います。
球数もそれなりに出ているので、所謂スクリーミングイーグル、コングスガード、マーカッシン、シェーファー、コスタブラウンに代表されるカルトワインには含まれないですが、逆にそれが良心的とも思います。高いですけどね。
オーパスワンは期待を裏切る事はほとんどありません。2005年と2006年のヴィンテージを飲んだ事がありますが、いずれも素晴らしい味わいでした。
今回は2008年。基本的に新世界でハズレのヴィンテージは殆どありませんので、今回もきっと素晴らしい事でしょう。


生産者、銘柄: オーパス ワン 2008
品種: CS86%, PV8%, ME4%, CF1%, MA1%

約25000円、2007のパーカーポイントは95点。
色調は黒に近いガーネット、粘性は高い。
ボルドーとはかけ離れたアメリカンなボディ。ザ ナパヴァレー的な造り。
ドライプルーンやカシスのジャム、干しぶどうを想起させる強烈な甘やかさ。インクっぽさが残るが、ジャムやキャンデイの様な甘露さ。
ミント、スミレ、ラベンダー、やや鉄釘。強くローストした西洋杉、チョコレートフォンデュ。分厚い豊満なボディ。悪い言い方で言うとスイーツの様に非常にしつこい味わいとも言えるか。果実の集中力が凄まじい。この目の詰まり方はさすが。
凡百のナパと比べて大きく異なるところはボディの濃密度と鼻を抜ける際のミントか。甘いだけではなく複雑な要素も楽しませてくれる。
酸は穏やかだが、タンニンは非常に強い。ただし、その卓抜した甘露さでもって絶妙のバランスを演出している。


2008年も素晴らしかったです。
この濃密感、甘さはボルドーでは出ないし(ボルドーは要素の調和が素晴らしいですね)、新世界全体のフラッグシップ、開拓者とも言える造りは非常に驚くべき部分です。
何度飲んでもキッチリと感動できる造りは素晴らしいと思います。

アメリカワイン オーパスワン2008

アメリカワイン オーパスワン2008
価格:29,800円(税込、送料別)

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絶妙なボルドー感。安定のレオヴィルポワフェレ 2004

こんばんわ。
さて、ボルドーのメドック格付け2級、サンジュリアンのレオヴィル ポワフェレです。ヴィンテージは2004。
ボルドーの若いヴィンテージは硬すぎるので、2000年代前半の弱いヴィンテージが今飲み頃です。(熟成感があるタイプが好みの人はちょっと明るすぎるかもしれませんが)
品質としても2級としてはやや目立たない存在ながら価格見合いでは、かなり高い品質を保っていると思います。


生産者、銘柄 : シャトー レオヴィル ポワフェレ 2004
品種: CS 65%, ME 25%, CF 8%, PV 2%

約9000円、パーカーポイント93点。
メドック格付け2級シャトー。
かなりいい雰囲気のボルドー。
適度に熟成しており、今まさに飲み頃といった感じだ。色調はインクのように黒に近い赤。粘性は高い。
ボルドー王道の華美で甘いクレーム ド カシス、プラムの熟した果実味、スミレ、芍薬、西洋杉を中心に、トリュフ、マニキュア、燻製肉、甘草、バニラの様な風味も。インクっぽさや青っぽさはない。
ややタニックながら、それを感じさせないエレガントな果実味、充実した酸、清涼感のある木材の香り。
素晴らしいフィネスがあり、官能的なザ ボルドー。万券が飛び交うボルドーにおいて、それを必要としない価格もポイント高し。安くはないが、品質と照らし合わせた時のコストパフォーマンスは非常に良い。


なかなか良かったです。
個人的には「これこそボルドーだよ!」と唸ってしまいました。必ずしも評価が高いとは言えないシャトーですし、ヴィンテージも良くはないですが、かなり完成された味わいだと思います。
キラキラと眩暈がする様な一級シャトーほどのフィネスは無いにせよ、ボルドーってこんなに美味いのか、と思うには十分な素晴らしいサンジュリアンでした。

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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