美しい景色と共に楽しむ恍惚のシャンパーニュ、アンリジロー オマージュ フランソワ エマール



椿山荘の美しい景観と共に。


こんにちは。
すこしずつ消化していきます。
次はアンリジローのオマージュ フランソワ エマール ブリュットNVです。
たまたま先日は都内の目黒のフォーシーズンズホテルに宿泊していて、「せっかくの最高級ホテルなのだから最高級のシャンパーニュを飲もう」ということで行く途中の渋谷の東急フードショーで購入。
本当はクリュッグかムルソー クロ ド ペリエールにしようかと思っていたのですが、流石に値段を見て怯んでしまったので、ちょっと安価なアンリ ジローの下級キュヴェに逃げてしまいました。うーん、高級ワインを買うのは流石に勇気がいりますなぁ。
結果としてアンリジローになった訳ですが、まぁクリュッグやドンペリニヨンを飲むよりは嫌らしくなくていいだろうという結論に。

アンリジローといえば何と言ってもフュ ド シェーヌでしょう。
ラグジュアリーなジュエリーを想起させるような箔押しのボトルに、ゴールドの留め具が高貴さを高めます。
ヴァレ ド ラ マルヌのアイ村(グランクリュ指定)のピノノワールとシャルドネを使用したシャンパーニュ。
それのやや格落ちのラインとなるのがオマージュです。ただし葡萄は同じくアイ村100%。
アルゴンヌ産の樫樽で6ヶ月の熟成後20ヶ月の瓶内熟成。ミレジムものでは無いので幾分かリザーブワインを使用しています。


生産者:アンリジロー
銘柄:オマージュ フランソワ エマール アイ グランクリュ ブリュット NV
品種:ピノノワール 70%、シャルドネ30%

約9000円、パーカーポイントは91点。
色調はややオレンジがかった濃いイエローで粘性は高い。発泡はきめ細やかく。
熟成感を感じる芳香でリザーブワインを多めに使っているかも。
岩を砕いた様なミネラル感とアプリコット、赤りんご、白い花やシャンピニオン、ナッツ、ブリオッシュなど。リコリスなど。
柑橘系の心地よい酸味のアタック、いわゆるスタンダードなシャンパーニュとは一風異なりミレジムものの味わいの深みを感じる。
樽は弱めだが、ピュアな果実の味わいのが楽しめる。モレサンドニのプルミエクリュ ブランによく似ている。


比較的ドライな感覚を受けました。
ボリューム感はあるのですが、シャープで、幾分か熟成したシャルドネのニュアンスが感じられます。
レベルの高さは流石で、グランメゾンのスタンダードラインと比較すると造りの複雑さが見られますね。
特にブリオッシュの香りが特徴的でしょうか。イースト香というか。
価格見合いとしてはなかなかいいと思います。キャッチーなのは同価格帯であればモエ エ シャンドン グランヴィンテージですが、ワイン的な複雑さを感じるのであればこちらでしょう。

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ドメーヌラモネ、感動の村名2種、一級2種。

おはようございます。
大分更新に日が開いてしまいましたが、ここの所プライベートでかなり忙しく更新する時間がありませんでした。
今日から少し空きができましたので、今週飲んだ分を少しずつ更新していこうと思います。

ドメーヌ ラモネの白と赤を飲んできました。
ドメーヌラモネは非常に高い評価を受けているシャサーニュモンラッシェに置けるトップドメーヌです。
シャサーニュモンラッシェはピュリニーモンラッシェと比較するとやや知名度は低いものの非常に高品質かつ果実味に溢れたピュリニーモンラッシェ寄りのムルソーの特徴を備えたワインを算出します。
その中で、現投手のノエル・ラモネは、栽培において徹底した収量制限と古木を使用する事に拘り、今回記事にしたプルミエクリュはいずれも30年以上のヴィエイユヴィーニュを、赤のクロ・サン・ジャンに至っては65年の古木を使用しています。新樽の比率はモンラッシェ以外は一般に約30%程度となっています。
その為果実の凝縮感が前に出たワインが算出されます。
フラッグシップは錚々たる特級群で特級モンラッシェをはじめとして、シュヴァリエモンラッシェ、バタールモンラッシェ、ビアンヴニュバタールモンラッシェなど。


生産者: ドメーヌラモネ
銘柄: シャサーニュ モンラッシェ 2009

約7700円、
色調は明るいストローイエロー、粘性はやや高め。
シャサーニュモンラッシェらしい香りのテクスチャ。強いミネラル感と香ばしいローストナッツやパイナップル、グレープフルーツ、シナモン、エシレバターの風味に、フレッシュハーブや白い花、カラメルの甘露な味わいが組み合わさって行く。
酒質はさほど強くなくやや後味に水っぽさを感じるが、徐々に広がるエレガントなアタックとリコリスがある。時間が経過するとややフルーティさがメインになる。


生産者: ドメーヌラモネ
銘柄: ピュリニー モンラッシェ レ ザンセニエール 2008

約9000円。
色調は明るいストローイエロー、粘性は中庸。
オイリーでブリオッシュやイースト香、フレッシュハーブ、ミネラルが主体的に現れている。シャサーニュと比較すると、やや果実味に欠ける部分がある。現状非常に硬い、酸味が際立っているし、香りも全然開いていない。グレープフルーツやレモンの酸味や苦味を伴う香りとリコリス、白胡椒など。アタックの酸味は強く、ギュッと引き締まった果実味があるので発展性はありそうだけど、現状はやや厳しいと思う。酸味と塩みが強くちょっと微妙。


生産者: ドメーヌラモネ
銘柄: シャサーニュ モンラッシェ プルミエクリュ レ カイユレ 2008

約10000円。
色調は明るいストローイエロー、粘性はやや高め。液体密度は村名と比べると圧倒的に高く、アタックから香りに至るまですべてが濃厚になっている。
ややカシューナッツとエシレバターの香りが全面に出ており、シャンピニオンやカラメルの香り、白い花の香りと杏仁豆腐、マンゴーやアプリコットなどのより熟した果実の香りが主体となる。
ミネラルは村名と同程度だが、ふくよかな樽が強くなっているため、相対的に弱く感じるかも。
アタックにとろみを感じるほど重さを感じる。酸はやや強めでアプリコットの心地よい酸味と膨らみが楽しめる。かなりレベルの高いワイン。


生産者: ドメーヌラモネ
銘柄: シャサーニュ モンラッシェ プルミエクリュ クロ サン ジャン 2008 ルージュ
約6400円

世にも珍しいシャサーニュモンラッシェの一級畑で生産されたピノノワール。
色調は透明度の高い淡いルビー、粘性は低い。ヴォルネイやシャンボール寄りのモレサンドニに近いパワフルでないエレガントな創りで、生肉やパストラミハム、凝縮度の高いフランボワーズやレッドカラント、ヒノキやローズウッドスーボワなどの木の香りが強い、スミレ、甘草、クローヴなど。フレッシュかつエレガントで酸味が際立つが、口に含んだ時の凝縮度、チェリーの果皮の酸味が非常に心地よい。
ピノノワールのスタンダード的な味わいだが、その中の濃密度は段違いだと思う。


このドメーヌの非常に分かりやすい所は村名と一級畑の密度の違いだと思います。
シャサーニュの村名と、一級モルジョの濃密度の違いはそれこそテイスティング時に各々比較しなくても「水っぽいな」「非常に分厚くて濃いワインだ」とそれぞれ感想が出るくらいには異なっていて、単純比較で3000円の違いとは思えません。これなら最初から一級クラスを狙った方が妥当かと思います。
村名も確かに美味しいですが、一級の美味さを考えるとやや6000円を出すのには気が引けます。
ピュリニーモンラッシェの方はまだ堅くあまり楽しめないワインでした。フランソワミクルスキのムルソーペリエールの落胆に近いものがあり、もうすこし熟成を必要とする印象です。骨格は堅牢なので、熟成する事で真価が発揮されるかもしれませんね。
そして赤のプルミエクリュ、クロ サン ジャンは非常にレベルの高い赤だと感じました。
ニュイの様な力強く濃密なスタイルではなく、コート ド ボーヌ的な、特にヴォルネイや(ポマールや特級コルトンを除く)ムルソー赤に近いエレガントで品の良いスタイルで、基本的には溌剌とした赤い果実をベースにしながら強固な濃密感、凝縮度があります。

赤も白もなかなかレベルの高い造りをしていますが、特筆すべきは白の一級でしたね。
品質の割には値段も安いのでお得かもしれません。
ただ総じて見たときに事品質に限って言うのであれば錚々たるドメーヌ、たとえばソゼやコシュデュリ、コントラフォン、ルフレーヴとかと比較したときにボーヌのトップドメーヌは言い過ぎかな、とも。
もちろん非常に美味しいですが、ちょっと過剰すぎる広告ですな。




プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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