シャンボール、ヴージョ、ニュイ サンジョルジュの一級畑を巡るツアー。

こんばんわ。
本日はブルゴーニュ コート ド ニュイのシャンボールミュジニー、ヴージョ、ニュイ サン ジョルジュを巡ります。
畑はいずれも一級畑クラス、生産者はシャンボール屈指の生産者はJFミュニエと、パトリスリオン、フランソワ フュエです。
今回はいずれもドライでエレガントな造りを旨とする生産者のため、よりテロワールを分析する事ができるかと思いましたが、いや、難しいですね。
本来はNuit St Georgeを得意とするパトリスリオンがVougetを造り、Vosne Romaneeを得意とするフランソワ フュエがChambolle Musignyを造り、Chambolle Musignyを得意とするJFミュニエがNuit St Georgeを造るという不思議で特異なワインが多かったので微妙に傾向は掴みにくかったと思います。

ただいずれも品質に関しては非常に高い生産者だったので美味さは一級品でした。


生産者: パトリス リオン
銘柄: ヴージョ プルミエクリュ レ クラ 2009

約7500円、パーカーポイントは不明。
色調の濃いルビー、粘性は高い。
熟したアメリカンチェリーやプルーンの甘やかさ、スミレと穏やかな薔薇の香り、血液、焼いたオーク樽の比較的甘やかな香りを放つ。クローヴ、甘草など。
アタックはややタニックで酸味が強いが、茎や果皮の野生の芳香が立ち上がる。アフターは柔らかいパン オ ショコラの余韻を残す。


生産者: フランソワ フュエ
銘柄: シャンボールミュジニー プルミエクリュ レ サンティエ 2008

約10500円、パーカーポイントは不明。
色調は淡いルビー、粘性が低い。
強烈なゼラニウムとミネラル感が根幹にありダークチェリーやブルーベリーの凝縮した果実味、茎や青草、松の樹皮、薔薇のアロマオイル、濡れた土やパストラミハム、シナモンとクルミの芳香がある。シャンボールのテロワールをよく再現出来ている。
アタックは瑞々しいゼラニウムと果皮の厚いチェリー、やや苦味を感じるが、酸味もタンニンもバランスが良く、綺麗にまとまっているサンティエ。ドライで瑞々しいエレガントタイプ。シャープさすら感じる。むしろ柑橘系のニュアンスも。


生産者: ジャック フレデリック ミュニエ
銘柄: ニュイ サン ジョルジュ プルミエクリュ クロ ド ラ マレシャル2009

約10500円、パーカーポイント90-92点。
色調は抽出が強くかなり濃いめのルビー、粘性は中庸。ややゼラニウムの清涼感のある香りと果皮の厚いダークチェリーやブルーベリーの果実味、薔薇のアロマオイル、溶僅かに黒胡椒やユーカリ、白檀、溶剤、オリエンタルスパイスのニュアンス。ローストした杉の香り。アタックはやや強めで酸もタンニンも強い。清涼感、ミネラル感は圧倒的にサンティエだが、方向性は近く、ドライでエレガントタイプ。ただ若干重みと丸みを感じる。


基本的にフランソワ フュエは何飲んでも美味いので大変お気に入りなのですが、このサンティエは特段美味しかったですね!
そもそも派手で濃厚なタイプでは無いので、シャンボールミュジニーのスタイルにはあっているし、特徴も良く表現出来ていると思います。ヴォーヌロマネの特級エシェゾーもモレサンドニの一級ソルベもよく特徴を表現していましたが、シャンボールとの親和性は神憑り的だと思います。
パトリスリオンのヴージョは2008年と比べると、華やかさが欠ける代わりに甘さや濃密さが目立った様な気がします。個人的には断然2008ですが、基本的には手堅い作りじゃないかと。
JFミュニエは相当硬くて開くまで時間が要りましたね。ピークタイムは短かったです。ミュニエの本領のシャンボールミュジニーと比較すると、ややシャンボール寄りの作りになっているからか半端といえば半端でした。
ニュイ サン ジョルジュらしい甘みと丸みは確かに感じたので、ちょっと惜しい感じでしたね。美味しいですけど、生産者のレベルを考えると凡庸かも。

個人的にはフュエは相当良い生産者だと思います。値段も安いしもっと知ってもらいたい生産者ですねえ。



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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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