最高にリュクスなアトモスフィアへ。ドンペリニヨン エノテーク1996、アンリジロー フュ ド シェーヌ 2000。

こんばんわ。
なんと意味のわからないタイトルなんでしょうね?
今回はシャンパーニュです、それも極上の2本。ドン ペリニヨン エノテーク1996とアンリ ジローのフュ ド シェーヌ2000。いずれも最高のシャンパーニュと呼称するのにふさわしい各ブランドのトップキュヴェ。
とても素晴らしかったです。


生産者: ドン ペリニヨン
銘柄: ドン ペリニヨン エノテーク 1996

約38000円、WA97点。
ドンペリニヨン エノテークは限られたヴィンテージを長期熟成した、まさにドンペリニヨンの頂点に立つトップキュヴェ。
色調は淡いストローイエロー、粘性は高く、泡は十分に立ち上っている。
非常にスムーズで滑らかな香り、たまにシャンパーニュに感じるトゲトゲしさは全くない。脅威の若々しさ。
強烈なカシューナッツと杏仁豆腐、白い花のアロマと、エシレバター、木材の香りを主軸として、ライムやカリン、洋梨のふくよかな果実味、白胡椒、ヨーグルト。モカの様な香りも立ち上がる。
全体的に非常にボリューム感のあるタッチでアタックのボリューム感は強め。口に含むとローストナッツと柑橘系の爽やかでナッティーな酸味の強いアタックが滑らかな泡と共に押し寄せる。余韻は長い。


生産者: アンリ ジロー
銘柄: フュ ド シェーヌ 2000

約32000円、WA92点。
最高のアルゴンヌの新樽とグランクリュ アイの最高の葡萄だけを使ったアンリ ジローのトップキュヴェ。
非常に濃い小麦色の色調で粘性は非常に高い、泡も力強く立ち上る。結構熟成感(だがしの塩昆布みたいな)を感じる香り。
海藻系の出汁やコリアンダー、アプリコットやカリンの果実味、ムスク、火打石、トリュフ、ヨーグルトなど。旨味成分が強く、先日のオマージュとひかくすると非常に凝縮感が強い。
アタックは旨味の塊が強く、アプリコットの充実した酸味と濃厚な果実味が楽しめる。エレガントながらエスプリを感じる造りだ。


もうね、素晴らしいの一言です。
ノンヴィンテージものやムニエを含むシャンパーニュとは一線を画す、緻密さと繊細さ、そしてキュヴェの強烈な個性。
モエ エ シャンドンのブリュットアンペリアルとグランヴィンテージの違いのように、ドンペリニヨンとエノテークは大きく違う。ドンペリニヨンが良くも悪くもシャンパーニュのスタンダード、キャッチーさを究極まで突き詰めたものだとするならば、エノテークはテロワールと生産者のエゴを尊重してスパークリングの限界に挑戦したシャンパーニュ。
16年もの年を経て、経年を感じさせないボディと経年だからこそ出る複雑さ。そして、シルクのような滑らかなタッチ。まさにシャンパーニュの頂点を極める造りだと思います。
フュ ド シェーヌはオマージュでも思ったことなのですが、2000年ヴィンテージとしては大分複雑味と熟成感に満ちていて、これまた従来のシャンパーニュと大きく差異を見せる卓抜したキュヴェだと思います。こちらも緻密で複雑、そしてシルキーですが、エノテークに見られたキャッチーさはやや抑え気味。とことん美しい構成と難解さを極めたシャンパーニュでした。
そういう意味ではこの2本はトップキュヴェでありながら向いている方向に大きな違いがあるような気がしました。

いや、勉強になりました。
これだけのキュヴェを飲める事はそうないですからね。
ファッションを超越した素晴らしいシャンパーニュでした。


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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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