【カリフォルニア:1】カレラ、単一畑ブレンドしたメランジェ1997とカプコン会長が指揮するケンゾーエステート、フラッグシップ紫鈴を利く。

こんばんわ。
さて本日はカリフォルニアワイン2種類です。
1本はカレラのレアワイン、メランジェ。そしてカプコン会長のケンゾーエステートのフラッグシップ、紫鈴-rindo-。ピノノワールとカベルネソーヴィニヨン、品種から生産地まで違いますが諸般の事情により一緒にいきます。

カレラはカリフォルニアでもブルゴーニュに近いスタイルを持つ生産者で、当主のジョシュ ジェンゼンはドメーヌ ド ラ ロマネコンティに師事し、収穫を、デュジャックで醸造を学んだとのこと。そのスタイルはロマネコンティと近いスタイル...の事ですが、正直良いワインだと思いますしブルゴーニュと非常に接近するワインだとは思いますが、DRCとはちょっと違うかな、とは思います。
今回のマウントハーランのミルズ ヴィンヤードは6つある自社畑のなかで南側に位置するヴィンヤードで標高700mで樹齢は30年程度のピノノワールは植樹されています。収穫はすべて手積みで行なわれ、天然酵母で発酵。ピジャージュは1日2回。キュヴェゾンは14日。フレンチオークの新樽30%でMLFを行ないながら16ヶ月熟成。無濾過無清澄で瓶詰めされます。

ケンゾーエステートはカプコン会長 辻本憲三氏がナパヴァレーに拠点を置くワイナリーです。
栽培家デビット アブリュー、醸造家ハイディ バレットとパートナーシップを組み生産を始めています。
デビットアブリューはハーランやコルギン、ハイディ バレットはスクリーミングイーグルを経てケンゾーエステートに参加していますので、その品質たるや推して知るべしでしょう。
生産は入念な選果の上、グラビティフローを採用した醸造を行ないます。ステンレスタンクで20度~30度でアルコール発酵を行ない、キュヴェゾンは2週間。新樽比率60%で20ヶ月の熟成とMLFを経てリリースされます。


生産者: カレラ
銘柄: メランジェ マウントハーラン ピノノワール 1997

7000円
外観は淡い橙を帯びたルビー、粘性は高い。
抜栓直後はオイリーで粘土の様な香りが支配的だったが、徐々に豊かな果実味が現れてくる(この感じはカリフォルニアの熟成ワイン全般に感じられるニュアンスだと思う。)
ブラックベリー、プラム、そしてドライイチジクのジャムの様な果実味。そして森の下草やトリュフ、腐葉土、濡れた樹皮、燻製肉などの熟成香が感じられる。
ブルゴーニュの熟成ワインと比較するとタンニンは豊かでパワフル。酸味も充実している。口に含むとブラックベリーのアフターが楽しめる。
十分な力強さを未だ残すマウントハーランのワインだ。


生産者: ケンゾーエステート
銘柄: 紫鈴-rindo- 2009
品種:カベルネ ソーヴィニヨン47.1%、メルロー26.8%、カベルネ フラン24%、プティ ヴェルド2.1%

12000円、WA90pt
外観は濃いガーネットで粘性は高い。とてもエレガントなカリフォルニアワイン。
バニラやミルクなどの滑らかな風味。
カシス、ドライプラムの甘やかな果実アジにドライハーブやスミレ、西洋杉、インク、タバコ、乾いた土、ワッフルなどの風味が混じる。
カリフォルニアの濃いカベルネソーヴィニヨンではなく、ボルドーの様にエレガントで滑らかな味わい。
タンニンは当然豊かだが、酸味も合わせて充実している。
ボルドーの格付け級のワインに非常に近い豊かな果実味が感じられる。



結構レアなワインを飲ませて頂きました。
抜栓直後はカリフォルニア的な粘土の様な土っぽいオイリーなニュアンスを感じられますが、徐々に開いてくるとプラムやブラックベリーの甘く濃厚な果実味と複雑な熟成香が感じられる様になります。酸もタンニンも豊かでブルゴーニュ的な旨味に満ちた熟成感はありません。
カレラの若いヴィンテージはカリフォルニアでありつつブルゴーニュに接近した味わいですが、年を重ねると、かなり味わいが変わってきますね。滋味深いブルゴーニュと比べるとエネルギーに満ちた味わいだと思います。ちょっと粗野かな、とも思いますが。
今後さらに熟成を重ねてどのような状況になるのか楽しみですね。ブルゴーニュに近づいてくるんでしょうか。

そして、ケンゾーエステートは焼き鳥屋さんで頂いたワインなのですが、これが非常に良いボルドーブレンド。
ナパの力押しのカベルネではなく、節制の効いた滑らかでエレガントなカベルネソーヴィニヨン。過剰なタンニンは無く、酸味が豊かで果実味も十分にあります。
いわゆる濃いワインでは無く、果実味豊かでありながらもシルクの様な口当たりと丸みを感じさせる、とても優れたワインだと思います。どちらかというとボルドーに近いですかね。でもカリフォルニアらしい甘みもある。
とてもエレガンスに満ちたワイン。あまりこの手のワインはナパには無いと思いますので結構貴重だと思います。
個人的にはシェーファーとかの濃ゆいカベルネよりもこれくらいの方がいいですねー。更に先のグレードとなる藍、紫はどんな感じなんでしょうね。
今度飲んでみたいですね!

そんな感じです。
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【チリ:1】コント リジェ ベレールが作る超絶カベルネソーヴィニヨン、デューク ダ 2008

こんばんわ。
いや、かなり間を空けてしまいました。連続更新が売りのこのブログで更新が止まるとはどういう事なの...?

さて、久々の更新はコント リジェ ベレールが造るチリのカベルネソーヴィニヨンです。
アリストスはブルゴーニュの生産者コント リジェ ベレールがチリで興したワイナリー。ペドロ バラとフランソワ マソックとのジョイントベンチャーです。特徴的なのはその畑の立地です。
例えばブルゴーニュであれば日照条件の良い立地を選定して場所を選びますが、これはブルゴーニュにおいて葡萄の成熟を満たす日照量が場所を考慮しないと確保できない事に起因しています。しかし例えばチリに限らずスペインなどでは、すでに天候に寄って十分な日照が確保出来ているため、逆に条件の良い場所では日照量が過多となります。その結果晩熟のカベルネソーヴィニヨンですら熟度が上がってしまい、土壌から十分な複雑さを得ないままボリューム感だけ高いワインが出来てしまいます。(ですので、昔の新世界のワインはビッグワインばかりでした。今は大分状況が変わりましたが)
そこでアリストスのワインはあえて高い標高(1000m)かつ日照量を制御する為に日当りの良い立地を選んでいません。これによってエレガントで複雑なワインが出来るとのこと。葡萄は当然手摘みでの収穫が行なわれ、ステンレスタンクで発酵後、フレンチオークの新樽(比率は不明ですが恐らく100%)で26ヶ月熟成されています。


生産者: アリストス
銘柄: デューク ダ 2008

8400円
黒に近いガーネット、粘性は非常に高い。
いやいや、想像以上に凄まじいカベルネソーヴィニヨンだ。
濃厚さな風味がが途轍もない凝縮感で襲ってくる。甘露で酸味も際立っている。
カラメルやバニラ、シロップ漬けのカシスや熟れたプラムの強烈な果実味。
そしてブラックチェリーを想起させる酸味。ドライハーブやミント、西洋杉、薔薇。
そしてミルクコーヒー、ピーマン、タバコ、パストラミハム、溶剤、リコリスなど。
(十二分にあるが)タンニンよりも充実した酸味を強く感じさせるのは生産者の個性だろうか。
アタックはパワフルでカシスやプラムの強靭なアフター。凄まじい。
リジェベレールが作るピノと比較すると、当然ながらカベルネソーヴィニヨン。タニックで力強く、豊満だ。
しかしその異質なほどの強い酸味と凝縮感、品の良さは、同じく濃厚で酸味の強いシラーより、品が良いピノノワール的でブルゴーニュのスタイルを感じさせる。


素晴らしいカベルネソーヴィニヨンでした。力押しだけでない作りの巧さを感じました。
かなりいい線行っているワインで、チリワインの中でもかなり好みな部類。
豊満で膨らみのある過熟感というより、密度の高い凝縮感とキャラメルの様な甘さを持ちながら、一本筋の通った骨格のしっかりしたワインだと思います。重さというより密度と力強さがある。
チリ的な熟した味わいがあり、かつ樽も強いのですが、作りの方向性が凝縮感を目指しているのが良くわかります。
そしていささか酸味に欠けるチリワインの中でも突出した酸を保っており、勿論構成要素は全く異なる前提で、あえていうならブルゴーニュ的な側面を強く感じさせるカベルネソーヴィニヨンでした。葡萄としてはやはりチリっぽいのですが、作りが違うとここまで異なるという好例だと思います。

コント リジェ ベレールが作るカベルネソーヴィニヨンという事で興味本位で飲みましたが、想像以上に良いと思いました。出自がハッキリと出たスタイルですね。
今までブルゴーニュの生産者が海外の葡萄に手をつけるのを見たことがなかったので(ハイド ヴィレーヌとか)結構衝撃的でした。小規模生産者が多いので自分の所だけでいっぱいいっぱいなんだとは思いますが、予算とビジネス手腕が卓抜した生産者にはどんどん海外に手を広げて貰いたいですね!

価格的には品質を考えると妥当ですかね。
正直アルマヴィーヴァとかと比べるとよっぽど好みなカベルネソーヴィニヨンです。

場繋ぎ的更新7: さながらコート ロティ。最強のパロディワイン、ゴートロティ 2009

こんにちわ。
勤務地が変わってからというものの、全く更新が出来ていません..
ネタがないというわけではなく、むしろネタは延々と溜まって行ってるのですが、アウトプットを出来るだけ情報を調べる事が出来てないのが主な遅延の理由ですかね...

なので前回同様場繋ぎ的にデイリーを一本。南アフリカのシラーです。


生産者:ゴーツ デュ ローム ワイナリー
銘柄:ゴート ロティ 2009

驚く程本物のローヌスタイル。新世界的では無いシラーとヴィオニエの使い方だ。
そして、そのレベルの高さは、本場のコートロティと同等と言っても過言ではない。
果実味豊かなエルミタージュではない、スパイシーで華やかなコートロティのスタイルだ。
外観は濃いルビーで粘性は高い。
黒胡椒やパストラミハムの様なスパイシーな風味、バニラやミルクティー。
そして薔薇、スミレの香りを主体に、甘露なプラムやブラックベリーの果実味が感じられる。
煙草、トースト、リコリスなどの風味も感じられる。
タンニンと酸は力強いが毛羽立った感じは無く、どこかコートドールのピノノワールの様な上品さを垣間見せる。
甘やかなヨーグルトやベリーの風味のアフターが心地よく広がる。


いや、凄いワインでした。
確かにボディの力強いシラーなんですが、新世界のシラーズの様な甘露さに寄る味わいではなく、南仏系のスパイシーで官能的なシラーだと感じました。そしてどこか熟したピノノワールを想起させる風味があります。とてもリッチな風味で新樽比率10%、12ヶ月熟成を経て出荷されます。
価格にして1800円でこのクラスの味わいはそうそう無いと思います。
ゴーツ デュ ローム ワイン カンパニーはその名前の通り南仏ローヌ系の品種を使用したパロディワインを作っています。今回のゴートロティはシラーとヴィオニエの混醸(いわゆるギガル系のアッサンブラージュですね)ですし、ゴーツ デュ ロームはシラーズを中心とした6品種、シャルドネのゴート ドールなんてのもあります。これはコート ドールですかね。醸造はフェアビューのチャールズバック氏です。個人的にはフェアビューのワインより断然良い印象を受けます。
何度かこのワイナリーのワインは飲んだ事はありますが、どのワインも価格対比で見た時に確実に値段以上の品質を感じられるワインを作っています。
南アフリカは元々フランスの植民地だった時代があり、その食文化にも密接な関係性があります。
ワインは食文化に合わせてスタイルが変わりますので、この様なエレガントなスタイルとなったのはなんとなく理解はできますね。

とても高品質なシラーだと思います、値段的にもオススメです。

場繋ぎ的更新6:気鋭のワイナリー、ブレカの高品質グルナッシュ。

おはようございます。
本日も場繋ぎ的にデイリーワインの更新をしていきます。

ボデガス ブレカはホルフェ オルドネスが率いるプロジェクト。海抜950mと高い標高に樹齢60年程度のグルナッシュの古木の畑を保有しています。昼夜の寒暖の差が激しく、凝縮感のある葡萄が作られます。
このワイナリーで有名なのは魚の鱗のブルカ、そして火をモチーフとしたグルナッシュ デ フエゴ。3000円以下でありながら共にロバートパーカーはこのワインに94点と92点を与えています。特にグルナッシュ デ フエゴは1000円台前半でありながら92点。1000円台で90点はたまにありますが、それ以上はこの価格帯だとあまり見た事がありません。まあ、ハイエンドを基準に点数をつけているみたいなのでハイエンドの価格が安ければ、こういう事にもなるかと思いますが、それを考えてもとても評価が高いです。


生産者: ボデガス ブレカ
銘柄: ガルナッチャ デ フエゴ オールド ヴァインズ 2011
品種: グルナッシュ100%

外観は黒に近いガーネットで粘性は高い。
炭焼きや、スミレのシロップ漬けやドライプルーン、ブラックベリーの甘露な果実味。タバコやタイム、乾いた土、ベーコン、溶剤。黒檀やナツメグなど。ややインクっぽさも。
非常に濃厚で、この価格としては飛躍的にリッチなワイン。
タンニン、酸味ともに充実していて、密度も申し分無い。
甘酸っぱい濃厚な印象を受けるガルナッチャ。


超濃厚で甘露なグルナッシュです。
驚くべきは1000円前半の価格帯で、この品質であるという点に尽きます。
そもそも1000円前半で買えるワインはかなり絞られてくるのですが、その少ない中でこの品質は驚く他ありません。
タイプとしては新世界とローヌの中間に位置スタイルだと思います。甘露は甘露ですが、蕩ける様な味わいというか、しっかりとしたシロップの甘さがありつつ、スミレの芳香が強く感じられました。華やかなグルナッシュです。
ボディは超濃厚でリッチな芳香が感じられます。酸味や密度も含め、その規模感は数千円レベルに引けを取りません。
かなりお得なワインです。

こういうワインがポッと出るあたりスペインは本当に恐ろしい...

場繋ぎ的更新5:アランブリュモンの醸すちゃぶ台上のスーパースターのブリュモン ブラン。

おはようございます。
今日から勤務場所が変わって、早速ラッシュをお見舞いされてます。
勘弁してくれよ...

さて、今日も引き続き場繋ぎ的更新第5弾。デイリーワインを追って行きます。アランブリュモンのブリュモン ブランです。
アランブリュモンはガスコーニュ地方でタナとグロマンサンを使ったワインを作っています。フラッグシップはタナの名作シャトーモンテュスですが、今回のはデイリーラインの白。品種はソーヴィニヨンブランとグロマンサンの混醸です。
日本ではあまりお目にかからない品種ですが、ミディピレネー地方ではよく栽培されている、高温多湿に適した強いボディを持つワインが出来る葡萄です。

さあ、どうでしょうか。


生産者: アラン ブリュモン
銘柄: ブリュモン ブラン 2011
品種: グロ マンサン、ソーヴィニヨンブラン

価格は1200円くらい。
外観はやや黄金色に近いストローイエロー、粘性は高い。
香りとしてはややソーヴィニヨンブランの特徴が強く出ていて、青りんごやライチの爽やかな果実味や若草の風味が感じられる。清涼感を引き立たせる程度のミネラル、レモンバター、アスパラガスなど。果実味はなんとも爽やかで清涼感があるが、その実液体の密度は極めて高い。水っぽさはなく、口の中で粘性を感じさせるような液体の重さを感じさせる。
ソーヴィニヨンブランらしくオレンジを齧った様な強い酸味。ただ果実味と同期しているため、あまり厳しさを感じない。密度を保ったまま清涼感を表現した卓抜したワイン。


いや、このワインはかなり美味いです。そもそも私自身ソーヴィニヨンブランが好きで、割とロワールなどの産地のワインを贔屓してしまうのですが、このワインはそれに収まりつつ、軽くなりがちなソーヴィニヨンブランにグロ マンサンを混醸することで、ボディを強化している。これが素晴らしい。その粘度はローヌのマルサンヌやルーサンヌに近い。
爽やかな風味を持ちながら強烈な粘性を保持し、数日置いたくらいではヘタらない。
デイリーワインの鏡ですね...ホント。
リッチさや高級感のあるワインでは無いのですが、1:それなりに美味しく 2:飲み飽きない 3:しかも数日じゃヘタレないという、一人で飲む様にピッタリのデイリーワインじゃないかと。

これから夏を迎えるにあたって、この粘度はいささか暑苦しいかもしれませんが、キリッと冷やして飲むにはとても良いと思います。
唐揚げや天ぷらなどスーパーの惣菜にも合いますので、結構オススメです。



場繋ぎ的更新4: デュブルイユフォンテーヌ、妥当なブルゴーニュブラン。

こんにちは。
今日は普通のブルゴーニュブランです。
デュブルイユ フォンテーヌはペルナン ヴェルジュレスの生産者で、コルトンやコルトンシャルルマーニュをフラッグシップとしています。
品質としてはとても高いとの事ですが、あまりこの生産者の事を知らないので何とも....!

どんな感じでしょうか。

生産者:デュブルイユ フォンテーヌ
銘柄: ブルゴーニュ シャルドネ 2009

2000円程度。
色調は淡いストローイエロー、粘性は低い。
果実味はあるが、全体的に輪郭がややぼやけたとした印象。
ライチや赤りんご、核種系果実の蜜、ヨーグルトやバター、ハーブ類(レモングラスなど)の風味。
酸味が強くレモングラスやライチの風味と合致するが、樽がしっかり効いているためか、清涼感があるとも言い切れず、かといって豊満でもないという微妙な立ち位置。やや半端な印象を感じさせるブルゴーニュブラン。
ただし、弱々しいものの香りの要素自体は決して悪くはない。
より果実味と凝縮度、そして芳香の強さがあれば、より品質は高くなると思われる。
醸造系ではなく果実そのものにやや弱さを感じる。


普通のブルゴーニュブランでした。
特にびっくりするほど悪くもないし、良くも無いという。
樽はしっかりと効いていますね。その部分に関してはリッチな感じがします。なのでいわゆるシャブリ系のブランと比べるとボーヌ寄りの風味に近いですね。ほどほどに美味しいのですが、やはり果実味がとても細い。
あまり甘さが目立ってこないんですよね。こう、酸は柔らかいんですが、今ひとつ丸くなってこない。厚みもそんなになくて、やや水っぽいという。

価格見合いで言うとこんなもんかな、と思うんですが、他にも良いシャルドネはたくさんあるので、あえてこの価格帯ならこれじゃなくてもいいのでは、と思ってしまいますね。
ただ、こういった生産者は大抵ブルゴーニュブランは地味で、フラッグシップは素晴らしいケースも多々あるのでわかりませんね。
方向性としてはとても良いと思いますので、果実味がきっちりと補完出来れば良い作りにはなりそうです。

ACブルだけでは確実にその生産者のポテンシャルは測れませんので、こういうのはキチンと村名位までは飲まないと判断出来ませんね。
デイリーワインとしてはまずまずといったところです。ブルゴーニュっぽくはありますよ!


場繋ぎ的更新3: チリの綺麗なピノノワール、ヴィーニャ エチェヴェリア

こんにちは、お久しぶりです。
ここの所大変更新が滞っておりました。
というのも、先月末から自身が参加していたプロジェクトが大詰めに入っていたのと、社内的な処理と異動の準備でとてもバタバタしていました。
とりあえず引き継ぎも終わり、だいたいの目処がつきましたので、ボチボチ再開して行こうと思います。

記事は溜まってるんですが、正直まだ全然かけていないので、場繋ぎ的に最近飲んだデイリーワインをつらつらと書いて行こうと思います。

さて、再開一発目はチリのピノノワールです。しけてますね。


生産者: ヴィーニャ エチェヴェリア
銘柄: ピノノワール レゼルヴァ 2011

外観は淡いガーネット、粘性は高い。
過熟した木苺やダークチェリーの太い果実味やミルク、スミレの強い芳香が感じられる。
いわゆる新世界のどっしりとしたピノノワールだが、造り自体は雑な感じは無い。
煙草や土っぽさ、燻製肉、紅茶、粘土などの風味が感じられる。
酸味も十分だが、タンニンが際立っていて、ややキツめの印象を受ける。
ただ、根本的な果実味は高く、ジューシー。飲み口は悪くない。
チリのピノノワールとしてはなかなか良い出来ではないか。


なかなか良いピノノワールでした。
決して濃さだけに依存しない綺麗さを感じさせる良いワインだと思います。
ただやはりタンニンが際立つのは気候的に仕方ないのかな、と思います。
このワイナリー、自然農法、平均樹齢30年、100%手摘み、4~5日間の低温浸漬、フレンチオーク12ヶ月間樽熟成となかなか手の混んだ作りをしている様ですね。

だからか分かりませんが、濃いだけではなく透明感や複雑味があり、2000円台としてはとても完成度が高く甘露なチリのピノノワールだと思います。
コストパフォーマンスはとても良いと思います。

タンニンが際立つ悪い部分もありますが、基本的にはチリの良い気候の恩恵を受けながら丁寧で綺麗な仕上がりのワインだと思いました。


プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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