【スペイン:2】ホルフェ オルドネスの衝撃、価格帯を大きく飛び越えた2本

こんばんは。
最近登場回数の多いスペインです。
ここ最近ボチボチ飲み始めているんですが、相当な安さにも関わらず、凄まじく品質の高いものが多くビックリしております。

今回はボデガスブレカとボデガスボルベル。共に古木から生み出される卓抜したグルナッシュとモナストレルです。

ボデガスブレカはDOカラタユの標高950m-1000m の丘にあるワイナリー。保有する畑には樹齢88年のグルナッシュが植わっており
非常に降雨量が少なく冷涼な気候が特徴で土壌は粘板岩と砂利と粘土質で構成されている。グルナッシュ100%で醸造されたワインはフランチフードルで熟成。瓶詰めされる。

ボデガスボルベルはD.O.アリカンテの標高600-750mに位置するワイナリー。保有する畑には樹齢41年のモナストレルが植わっており、こちらも降雨量は少ないです。気候は寒暖の差が激しく、真夏の最高気温は46度近くに上がるものの、夜は急激に冷え込みます。土壌は石灰岩。有機栽培の認証も受けています。
発酵は100%ステンレスタンク、木樽にてMLFを行い、20か月間フレンチオーク樽で熟成の後、瓶詰めされます。

共にホルフェ オルドネスが絡む卓抜したワイナリー、いってみましょう。


生産者:ボデガス ブレカ
銘柄:ブレカ 2010
品種:グルナッシュ100%

外観は透明度の低い黒に近いガーネット、粘性は高め。
高いアルコール度数に裏付けられたアタッキーなグルナッシュ。
・・・ではあるのだけど、その完成度は恐ろしいほど高く、価格帯の中では卓抜した強烈な果実味と香りを放つ。
コンディションによっては新世界最高クラスのグルナッシュと比肩する。
飲んだ瞬間にオーストラリアのたっぷりと日を浴びたグルナッシュを想起させた。
ドライプルーンやブラックベリーのジャム、デーツなどの濃厚で甘露な果実味、シラーによく見られる黒胡椒、
トーストの様な樽香、スミレの香り。黒砂糖の様な甘みも。そしてインクや燻製肉、煙草、溶剤、クローヴなど。
力強さが前に現れているのは間違いないが、それだけに留まらないしっかりとした骨格と風味がある。
グルナッシュとしては酸味がやや強め。タンニンも力強い。
口の中で高密度で濃厚なドライフルーツの風味が広がる。熟成も期待できそうだ。
極めて高い品質を誇るグルナッシュ。同ワイナリーのガルナッチャ デ フエゴもすばらしかったがそれ以上だ。


生産者: ボデカス ボルベル
銘柄: タリマヒル オールドヴァイン 2010
品種: モナストレル100%。

外観は濃いガーネット、粘性は高い。
凝縮した果実味、最上クラスのグルナッシュの味わいを感じさせる。
香ばしい焦がした黒砂糖や煮詰めたブラックベリー、ドライプラムなどの濃密な果実味、ミルクコーヒー、溶剤、ローリエ、西洋杉、パストラミハム、やや土っぽい風味も感じられる。
非常にアタックは力強く重く濃厚。タニックで酸味は強い。口の中で豊かな果実味と香ばしいロースト香が味わえる。


いや、強烈ですね。
アルコール度数や濃さももちろんなのですが、その美味さが本当に半端ない。これが3000円でお釣りが来る?嘘だろ。と言った感じでございます、ハイ。
ここで対比されるのはフランスのグルナッシュやムルヴェードルでは無く、どちらかといえばオーストラリアのグルナッシュやムルヴェードルですね。
伝統的なワインの産地でありながらニューワールドの味わいに近いと思われます。
濃厚で甘露でリッチで、例えるならばヌーンワイナリーやトルブレックのレ ザミの様な味わい。
古木に由縁したプラムやブラックベリー、黒砂糖の様な果実味が非常に豊かな風味。素晴らしい。
後から知ったのですが、この2本、ホルフェ オルドネスというコンサルタントのワインだそうで、なるほど、良く味わいは似ているな、と。しかも途轍もないクオリティという部分も。
それこそ少なくとも8000円以上で売り出されていても全く不自然のないワインだと思います。
ただ、このスタイルは若干飲み疲れるタイプなので、そう多くは飲めませんが、この価格帯で濃厚系のグルナッシュ、モナストレルという事であれば、右に出るものは無いでしょう。

オーストラリアやカリフォルニアが産地として定着し、品質からカルト化しているワイナリーが多い中、伝統的な産地でこれだけのワインが出てくるのは、とても嬉しい事ですね。
ニューワールドになりたての伝統的産地と言った感じでしょうか。

ホルフェ オルドネスのワインはとても気に入ったので、これからも色々飲んでみようと思います。

【ボデガス・ブレカ】ブレカ[2010]

【ボデガス・ブレカ】ブレカ[2010]
価格:2,400円(税込、送料別)


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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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