【シンクさん:3】白ワインの穴場は実はソアヴェである

ボナセーラ!
という訳で、ようやく3回目になります。
うーん、もう少し頻度をあげれればとも思うのですが、なっかなか
酔っぱらいは大変なのです

さて、今日の特集もイタリアで。
テーマはソアヴェ!ソアーヴェ!ソアベ!
「白ワインの穴場は実はソアヴェである」
という持論をバリバリと展開しちゃおうと思います。
そう、Q&Aっぽく!

soavenosusumen.jpg



Q1:ソアヴェってあのしゃヴぁいヤツですなwww

A:いいワイナリーのモノはしゃヴぁくないです~!

ソアヴェ=安くてイマイチなしゃヴぁしゃヴぁワインという印象が一般的です。
ガルガーネガという地品種で、キャンティ同様安くてそれなりな代物扱いであり、日本地品種の甲州の方が同じジャンルでは日本では人気があるというか「日本ワインファン」に受けているかと思います。
一方、「イタリアワインファン」にとってもソアヴェは安くてそれなりでメニューにないイタリアンはイタリアンにあらずだけどしかし別に旨くもないし熱狂はしない・・・というのがおおよその見解。
実際、歴史感を調べようとイタリア系のワイン本を読んでも、比較的スルーされているぐらいです(これには驚きですが、イタリアうまい!みたいなワイン本でもソアヴェへのページのさき方は知名度の割に遥かに低いです)
ですが、それは安ソアヴェのイメージなのです
ソアヴェ=安いワイン=買うものが安くなる=対して美味しくない
というループにハマっている感がひしひしとあります。
ですが、実はソアヴェの価格帯も普通のワイン同様に2000円前後から見てみると、実はコストパフォーマンスの良い日本人向けのモノが揃っている事がわかります。
また、極めようと上を見ても基本的には(熟成モノなどは別として)6000円アンダーで買えてしまえます。
問題はむしろ、ソアヴェをボトルで何か買おうと思った時に「取り揃えがあまりない」という点があげられるぐらいかなーと。
そう、ソアヴェをワイン的な価格で・・・それこそシャルドネ同様に見ていくとコクがあり対価は非常にイイものがあったりするのです。

Q2:料理は何を合わせるの?

A:日本人が大好きな「和食と合わせる」にぴったり!

ジャパーニズはナゼかスシィとヴァインをあわせるデースSHIT!
と誰が言ったか知りませんが、和食×ワインというテーマは日本人にとっての永遠です。
海原雄山氏的ロジックだと「日本のワインであわせるべきだ」が答えになるような気がしますが、私はこの選択肢にソアヴェはありじゃないかな?と思うのです。
すっきりした味わい、フルーティーさが基調、特に甘さの部分のお米っぽさ!
味わいの傾向が和食向けの白、として是非試してみて欲しい組み合わせですね。
イタリアンとの相性も勿論いいんですが、意外な程に多くと合わせやすいのが魅力だと思います。
ただ、高級感があるソースモノなどは苦手っぽい?フレンチが一番合致しずらそーなのも特徴かも。

Q3:どんなのを買えばいいの?ソアヴェスーペリオーレ?

A:基本的には古樹と火山岩で攻める事。DOCGはイタリアの基本どおり忘れてOK!っていうかぶっちゃけ良いワイナリーを書きますね。

ソアヴェの場合、シャルドネなどとのブレンディングもありますが基本的には単一であることが多いです。
なので、割りと果実の傾向が土地や樹によってしっかり出ています。
ソアヴェの場合は火山岩とVV級の古木というのがベスト。
ソアヴェ・クラシコの表記は比較的重要かもしれません。とりあえず、平地の所謂しゃばしゃばタイプのソアヴェを回避しやすくはなります。
逆にスーペリオーレのDOCGシールはそんなに役立ちません。
もしくは、ソアーヴェを名乗っていないにも関わらずガルガーネガを使っている所謂「DOCG名乗らない系ソアヴェ」がすごくアリ。
注意する点は、ワイナリー情報を見た時に「古木」と書いておきながら樹齢30年程度だったりすることがある点で、またソアヴェの場合は評論家評価は割りとアテにしてもいい事が多いです・・・・・・
ええい!面倒ナノデス!ここは調べて呑んでねってところを書いておきます!!

・ピエロパン(伝統かつ手に入れやすいクラシコ。出来れば単一畑がいい)
・ジーニ(ギリギリでしゃばしゃば系にならない伝統系)
・レ・バティステッレ(ガルガーネガらしさと美味しさのバランスがとてもいい)
・アンセルミ(革新派のど真ん中、シャルドネも結構使うぽったりした味わい)
・スアヴィア(私のイチオシなこってり系ソアヴェの新世代)

と、私の自サイトでも取り上げた面々な訳ですが、この5社は是非攻めてみてください。
一番最下層のクラシコで充分ですが、お金に余裕のあるワインマニアは是非「単一畑」の比べのみなどが楽しいですよ。

Q4:レチョートってどうなの?

A:洋梨っぽさが際立ってめちゃうまいです

ソアヴェで忘れられないのは、レチョートの美味しさ。
これは更に球数が減りますし、仕立ての問題で値段もちょっと高めではあります。
が、試したことが無い方は一回体験していただきたいかも。
爽やか甘いデザート、という万人が楽しめるデザートワインとしていい選択肢だと思います。
貴腐やアイスヴァインは甘すぎてアカン!という人がコーヒーの前に飲むべきデザートワインのひとつ、それがレチョート・ソアヴェ。
私は甘口ワイン初心者取り込み説を提唱しているんですが、その入口にもぴったりかなぁと思います。


Q5:冬場にソアヴェ特集って・・・季節柄どうなん?

A:めっちゃよろしいですよ

上述しましたが、ソアヴェは何より「合わせやすさ」が特徴。
なので、料理とのつけあわせでの活躍の幅が広いので冬でもOKです。
季節柄と味わいの傾向から夏場にこそ、というのも最もなのですが、濃厚系ソアヴェであれば冬場もすっきりポカポカです。
え、それならシャルドネやSBを使おう?
ふふふ、ではぽったりした厚みのあるシャルドネやSBの良質な品を2000円程度で見つけられるかという問題点に至るのです。
いいシャルドネがもつミネラル感よりも火山系基質から多少クセがあるソアヴェの方が実は冬向きではないか、というのが私からの提言でございます。
これは横ミミだけで実践してないんですが「クリームシチューとも相性がいい」らしいので、料理通の方は試してみてください(ここでまさかの投げっぱなしジャーマン

soave.jpg


という辺りで、今回のソアヴェ特集、私が考える(味だけなら)最強のソアヴェをここらでノートしておきます。

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スアヴィア・ソアヴェクラシコ・ル・リーヴ(レ・リヴェ)
ガルガネガ100%のソアヴェ製法純正単一畑の革新派最高畑!
え、なにそれって?要するにこのワイナリーのフラッグシップソアヴェです!

私が自分のサイトでソアヴェ特集を組んだ際にはここのひとつ格下の単一畑の紹介でした。
何故か、というとこれがソアヴェとしては破格の5000円前後の値段であることと、インポーターの方も
「いや~この値段のソアヴェって普通は売れない在庫になっちゃうんで、催事みたいなお祭状態で出展する他ないんですよ」
という事で地味にレアアイテムになっているから。

さて。味のレビュー。
色はかなり濃厚なゴールドで、透明感はあるもののソアヴェらしいカラーリングにはあらず。
香りもラフランスのバターパイのようなキュートな香りが特徴的。
少しの蜜と香草が隠し味かな?っていうぐらい香りの段階で「一級品のデザートのよう」なのです!
味わいは非常に洗練としつつも、ぽたっと甘味と酸味がバランスよく残ります。
最後の方でじんわりと、米酒のような甘みが広がるのがポイント。
スッキリした洋梨や青い果実などのワイン要素と日本酒の味わい、そしてその両方のお酒がもつアフターのキレの良さを持ち合わせます。
ちょっとマロングラッセのような感覚もあるので、本質はやっぱり「秋のワイン」ではあると思いますが、各々の要素が本当に料理と合わせてもイけるのです。
私はこれ呑んでる時に、お惣菜で松茸おこわと合わせたのですが・・・・・・ンマイッ!


ソアヴェ特集でした、いかがでしたでしょうか?
歴史的感覚とか、土壌の感覚、というのが殆ど日本で伝わっておらず、どーにも調べるのに苦労したというかネットの基本情報程度しか専門家本でも紹介されていない部分が多かったのが調べてて残念ポイントでした。

しかしながら、その実力は書いての通り。
見なおしてみませんか?ソアヴェを。

sinqosusume.jpg

2013年現在、スアヴィアのソアヴェは楽天内は絶滅危惧種っぽい?
出来れば単一のカルボナーレ辺りをオススメしたいところですが、この広域でも発見があるはず


ソアヴェらしさを楽しむなら、むしろコレなんかはグッドかも
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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