【シャンパーニュ:10】コトーシャンプノワ最高峰、エグリウーリエのアンボネイ コート ド グランコート。


※画像は本文と関係ありません。

あけましておめでとうございます。
昨年はありがとうございました、今年もよろしくお願いします。

さて、早速今年一発目の更新です。
エグリ ウーリエの貴重なコトーシャンプノワです。

エグリ ウーリエはアンボネイ村に拠点を置くRMのスター生産者。現在はフランシス エグリが指揮を取っている。農薬は使用せず、有機肥料を用いて手作業ですべての畑の手入れを行い、完熟した葡萄を収穫します。
シャンパーニュにおいては醸造後はドミニクローラン指導の新樽発酵。46ヶ月の新瓶内熟成、ドサージュは僅か3~4.5g/lです。
今回のワインに関してはスティルワインの為、製法は上記に当てはまらず、あくまでブルゴーニュ的な製法で作っています。収量は35hl/haと低収量。除梗は80%程度。ドミニクローラン製の新樽100%にて23ヶ月熟成を行い瓶詰めされます。またこのコトーシャンプノワはジャックセロスのロゼにも使われています。

では新年一発目、行ってみましょう。


生産者: エグリ ウーリエ
銘柄: コトー シャンプノワ アンボネイ ルージュ キュヴェ ド グラン コート 2009
品種: ピノ ノワール 100%

約12000円
外観はやや曇りのある濃いルビーで、粘性は中庸。まさにシャンパーニュのヴォルネイ1級畑、もしくはボンヌマールが如き素晴らしいピノノワール。全房のニュアンスが明確に感じられるダヴィット デュパンに似たスタイル。複雑かつスパイシー、充実した果実味が感じられる。
瑞々しいダークチェリーやブルーベリーの果実味、黒糖、シナモンなどの甘露さ、茎、リコリスやクローヴなどのスパイス香が主軸となり、燻製肉や紅茶、控えめだが明確にキャラメルの様な(ドミニクローランらしい)樽香が感じられる。スミレ、ややアーシーな雰囲気も感じられる。
酸やタンニンは比較的柔らかく落ち着いており、豊かな黒系ベリーの果実味とスミレの華やかさ、僅かに樽の苦味が感じられる。
かなりブルゴーニュに接近したスタイルのピノノワールだと思う。アンボネイ恐るべし。


新年早々素晴らしいワインを飲むことができました。GJ!
以前マリー ノエル ルドリュのノンヴィンテージ コトーシャンプノワを飲みましたが、酸化のニュアンスが強く、あまり好きになれないスタイルだったんですね。今回のエグリ ウーリエのコトーシャンプノワは非常にブルゴーニュに接近した(かつそれらの一級畑や特級畑に迫る)ピノノワールで大変素晴らしかったと思います。
シャンパーニュという冷涼な地域にして熟度が高く、全房発酵によるスパイシーなニュアンス、燻製や土などのアーシーな風味。そして最もブルゴーニュ的な特徴を表しているのは、何と言っても樽でしょう。
ドミニク ローラン製の新樽を使い23ヶ月熟成。しっかりと樽の風味はある、でも主張し過ぎない。
全房の複雑なニュアンスと十分な果実味、そして樽のローステッドなニュアンスが見事に調和している。アーシーさもあいまって、ヴォルネイ1級畑やボンヌマールの様なスタイルになっていると思う。タヴィド デュパンの様なスタイル(DRCにも繋がる味わい)。
値段もブルゴーニュ並みで、決してお得とは言い難いですが、コトーシャンプノワ、アンボネイのピノノワールのポテンシャルを感じられる良い体験だったと思います。
シャンパーニュのNM, RMが片手間で作っているとはいえ、各特級クラスの村のテロワールをスティルワインとして味わえるのは、理解を深める上で大変便利ですね。わかりやすいし。

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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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