【ドイツ: 序章】ドイツワイン概要

【どんどん追記してきます。】

苦手分野だったドイツワインの概要をちょっとまとめてみました。


◎ざっくりと
・生産量世界10位(2009年)
・プリティカーツワイン内の等級はエクスレ度によって決まる。
・主要品種はリースリング、ミュラートゥルガウ。赤はシュペートブルクンダー(ピノノワール)
・近年は辛口も盛り上がってきている。


◎概要
ワイン生産量:世界10位(2009年)

◼︎ドイツワインの等級
Deutscher Tafelwein(Vin de Table)
Landwein(Vin de Pays)
Qualitatswein bestimmter Anbaugebiet(Q.b.A)
Pradikatswein

■プレディカーツヴァイン (2007年まではQ.m.P)内の等級(エクスレ度(重量―果汁1000ml)によって等級が変化する。)
カビネット(良質ワイン):70-80
シュペトレーゼ(遅摘み):76-95
アウスレーゼ(房選り):83-105
ベーレン アウスレーゼ(粒選り):110-128
アイスヴァイン(完熟した果粒を樹に付けたまま氷結させ搾汁したもの):110-128
トロッケン ベーレン アウスレーゼ(貴腐葡萄を粒選りしたもの):150-154
※最低alcはアウスレーゼまで7.0%、以降5.5%

■畑の種類
アインツェルラーゲ(単一畑)・・・2715
グロスラーゲ(総合畑)・・・163
オルツタイルラーゲ(特別単一畑)・・・5
(モーゼル ヴィルティンゲン)シャルツホーフベルグ
(ラインガウ エーストリッヒ)シュロス・ライヒャルツハウゼン
(ラインガウ ハッテンハイム)シュタインベルグ
(ラインガウ ヴィンケル)シュロス・フォルラーツ
(ラインガウ ヨハニスベルク)シュロス・ヨハニスベルク


■指定栽培地域(アンバウゲビード)概要
・アール(10)
主要品種:シュペートブルクンダー、ポルトギーザー
特徴:90%赤ワイン

・モーゼル(5)
有名生産者:
エゴン ミューラー、カルトホイザーホーフ、ドクターローゼン、ドクトール ターニッシュ
フォン シューベルト、フリッツ ハーク、ヨハン ヨゼフ プリュム
主要品種:リースリング、ミュラートゥルガウ、エルプリング
特徴:白ワイン90%
銘醸畑:ヒンメルライヒ(ツェルティンゲン)、ゾンネンウーアー(ツェルティンゲン)、ゾンネンウーアー(ヴェーレン)
ヒンメルライヒ(グラーハ)、ドクトール(ベルンカステル)、ゴルドトレプフェン(ピースポート)、
シャルツホーフベルグ(ヴィルティンゲン※オルツタイルラーゲ)

・ナーエ(7)
有名生産者:ヘルマン デンホフ
主要品種:リースリング、ミュラートゥルガウ

・ラインヘッセン(1)
主要品種:ミュラートゥルガウ、ドルンフェルダー、リースリング
特徴:リープフラウミルヒなど大量消費用ワイン

・ファルツ(2)
有名生産者:ドクトール ビュルクリン ヴォルフ
主要品種:リースリング、ドルンフェルダー、ミュラートゥルガウ、ポルトギーザー
銘醸畑:イェズイーテンガルデン(フォルスト)

・ミッテルライン(11)
主要品種:リースリング
特徴:発泡酒が多い

・ラインガウ(8)
有名生産者:
ゲオルグ ブロイヤー、シュロス ヨハニスベルグ、シュロス ラインハルツハウゼン
クロスター エーベルバッハ、ロバート ヴァイル
主要品種:リースリング
銘醸畑:シュロス・ヨハニスベルグ(ヨハニスベルグ※オルツタイルラーゲ)
シュロス・フォルラーツ(ヴィンケル※オルツタイルラーゲ)
シュロス・ライヒャルハウゼン(エストリッヒ※オルツタイルラーゲ)
シュタインベルグ(ハッテンハイム※オルツタイルラーゲ)
マルコブルン(エルバッハ)、ドームデヒャナイ(ホッホハイム)


・ヘッシェ ベルクシュトラーゼ(13)
主要品種:リースリング、シュペートブルクンダー、ミュラートゥルガウ
特徴:最少面積

・バーデン(3)
有名生産者:ベルンハルト フーバー
主要品種:シュペートブルクンダー
特徴:40%が赤ワイン、ロゼワイン(白も産出)

・フランケン(6)
有名生産者:ユリウスシュピタール
主要品種:ミュラートゥルガウ、シルヴァーナー
特徴:ボックスボイテル瓶
銘醸畑:シュタインハルフェ(ヴェルツブルグ)

・ヴュルテムベルク(4)
主要品種:トロリンガー、リースリング、シュヴァルツリースリング
特徴:ドイツ最大の赤ワインの産地

・ザーレ ウンストルート(9)
主要品種:ミュラートゥルガウ、ヴァイザーブルグンダー
特徴:最北の生産地

・ザクセン(12)
主要品種:ミュラートゥルガウ、リースリング、ヴァイザーブルグンダー
特徴:生産量最少

◼︎名称ルール(地域名 or 村名)er + 畑名
※特別単一畑のみ地域名、村名は省略可能。

指定栽培地域>(地区=村名)>単一畑、総合畑、特別単一畑
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【イタリア:9】ヴェネト、シチリアの赤白を利く

こんにちは、HKOです。
本日はイタリアのシチリアのチェラズォーロ、ヴェネトのガルガーネガです。

【データ】
ニコシアはシチリア エトナ山ほど近くに畑を所有する老舗ワイナリー。 伝統的でありながら、現代的な醸造技術を併用、非常に高いコストパフォーマンスのシチリアワインを造りだしています。

アンジョリーノ マウレはヴェネトに拠点を置く自然派生産者。ラ ビアンカーラとしては1988年が初ヴィンテージ。フラッグシップはサッサイア。イ マシエリはサッサイアのセカンド的な立ち位置。
栽培は 完全ビオディナミ。自家製の純植物性の完熟堆肥を使用。除草剤は使用しない。
収穫した葡萄はプレス後、醗酵の初期段階や1~2日間だけマセレーション。野生酵母で醗酵後、翌年春までステンレスタンクで熟成。ごく少量の二酸化硫黄添加し、ボトリング。


【テイスティングコメント】
生産者: ニコシア
銘柄: チェラズオーロ ディ ヴィットリア 2010
品種: ネロターヴォラ60%、フラッパート40%

約2000円
外観は赤みの強いガーネット、粘性は高い。
溌剌としていながら、イーストや干したダークチェリーやドライプルーンなど果実味、干草、イタリアの土着品種らしい味わい。血液の様な鉄分、スミレ、漢方などのアロマ。クローヴやリコリス、生肉など。
ボリューミーという訳ではなく、適度に洗練された果実味と酸があり、タンニンは柔らかめに感じられる。ネッビオーロとアマローネの合いの子の様な味わい。


生産者: ラ ビアンカーラ
銘柄: マシエリ 2012
品種: ガルガーネガ80%、トレビアーノ20%

約2000円
外観はストローイエロー、粘性は高い。
自然派らしい香り、独特のビオ香。
シードルの様な熟したリンゴやライム、カリンの様な果実味、ハチミツ、白胡椒、フレッシュハーブ。白い花。
酸味は柔らかく、滑らかでリンゴやハーブの余韻が残る。


【所感】
まずニコシアのチェラズォーロ。
新世界の様なフルボディな味わいではなく、イタリアらしいミドル〜フルボディの果実味。イーストやドライプルーンや鉄分などのアロマが感じられる。
古典的なネッビオーロにも近いエッセンスを持ちながら、根本に流れるのはネロターヴォラの乾いて糖度が上がった様な果実味の香りがある。もちろん甘いワインではないが、甘さを想起させるニュアンスは確かにある。また鉄分が極めて高く、引き締まった様な印象を受ける。凝縮度は高くはない。

ビアンカーラのイ マシエリは、いわゆる自然派らしい味わいが前面に出ている。プリューレ ロックほど露骨ではないものの、シードルの様な熟した果実が発酵した様な酵母的なニュアンスが出ている。ハチミツの様な甘露さやフレッシュハーブなどの複雑さも感じられる。
例の如く好き嫌いのあるタイプの味わいだが、このタイプが好きな人にとっては、この価格で買える事はとても喜ばしい事なのではないかと。個人的には普通...あえて買うかと言えば微妙。チェラズォーロも同じ。


【余談】
◼︎イカスミパスタ


◼︎クラテッロ ディ ジベッロ


美味しかった!



プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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