【ドイツ:1】ベルンハルトフーバー、熟成したピノノワールの実力。

こんにちは、HKOです。
今日から暫くドイツレポートです。
基礎知識は序章にありますので(といってもメモ程度で、わかりやすくまとめてあるわけじゃないんですが)、併せてお楽しみに下さい。
個人的にもあまり詳しくなかったので、とても勉強になりました!
まずスタートは赤ワイン。ベルンハルト フーバーのシュペートブルクンダーです。

【データ】
ベルンハルト フーバーはワイン生産地帯の最南端に地位するバーデン地区に拠点を置く醸造所。 設立は1987年。
生産量の70%強はピノノワールの赤ワイン。
今まで日の目をあまり浴びる事の無かったマルターディンガー ビーネンベルク畑を復権した生産者でもあります。土壌はブルゴーニュに酷似した貝殻石灰岩の風化土壌。
マルターディンゲン村の樹齢20-30年のピノノワールから産出され、2-3年の小樽で熟成されます。


【テイスティングコメント】
生産者: ベルンハルト フーバー
銘柄: マルターディンガー ビーネンベルク トロッケン 2000
品種: シュペートブルクンダー(ピノノワール)100%

約8000円
マルターディンゲンのビーネンベルク(アインツェルラーゲ)単一。
外観はエッジがオレンジがかった淡いルビー、粘性は低い。
2000年としては良く熟成した素晴らしいピノノワールで、鉄分やローストした木材の香りが特徴的に感じられる。
ダークチェリーやドライイチジクなどのやや熟成を帯びた様な果実味、焦げた木材、強い鉄分やなめし革、生肉の様なアロマ。ドライフラワー。漢方、コリアンダー、ナツメグなどのスパイス香。程よく熟成しはじめた最上クラスのオーストラリアピノノワールにも感じられる。
良く熟成した香りだが、酸とタンニンは非常にしっかりとしており、鉄分や肉の旨みが充実。イチジクの果実味のアフターが感じられる。


【所感】
これは特別凄い様な気がしますね。
鉄分の包含量が多く、スパイシー。適度な熟成香を纏っています。ブルゴーニュ的な観点で見るとジュヴレシャンベルタンに近いかもしれませんが、どちらかというと熟成したビンディやカーリーフラット。
強烈な凝縮感やモダンな果実味、樽香があるタイプではなく、エレガント。かといってクリーンすぎるわけでは無い。
特異な特徴があるピノではなく、極めて標準的なスタイルを良質にまで高めたワインでしょう。
やや熟成感の表れが早い気もしますが、タンニンと酸はまだまだ生き生きしており、あと十年は熟成すると思われます。
数える程度しかドイツのピノは飲んでいませんが、大衆然としたアルザスに比べるとグランヴァンの風格は感じられますね。
素晴らしいピノノワールです。



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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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