【ドイツ:2】ゲオルク ブロイヤーの創る辛口リースリング2種を利く

こんにちは、HKOです。
本日はゲオルク ブロイヤーのリースリング2種類です。驚くべきドイツ最上レベルの辛口リースリングを産出しています。

【データ】
ゲオルク ブロイヤーはドイツ、モーゼル地方に拠点を置く醸造所。現当主はまだ20代のテレーザ ブロイヤー。醸造学校で醸造学を学び、ゲオルク ブロイヤーを切り盛りしています。スタイルとしては有機栽培で作られたリースリング100%のトロッケン。
収穫時には酸を活かす為、過熟したぶどうも含め厳しく選定しています。
フラッグシップは特級畑ベルク シュロスベルク。最大斜度は60度を越える南向き急傾斜の畑で、ライン河からの照り返しも含め、非常に好条件の日照を得ています。土壌は粘板岩土壌。
独自のクラス付であるⅣ~Ⅰの4段階ではベルクシュロスベルクはⅠ、テラモントーサはⅡに位置づけられています。


【テイスティングコメント】
生産者:ゲオルク ブロイヤー
銘柄:テラ モントーサ トロッケン 2011
品種:リースリング100%

4500円、WA89pt(2009)
複数の単一畑の混醸。
やや淡めのストローイエロー、粘性は中庸。
リューデスハイムベルクと比べると、やや華やかで白い花や豊かなミネラル感、ペトロール香が感じられる。ライムとカリンの果実味、フレッシュハーブ、白胡椒、バター、キノコの様なアロマが感じられる。
ミネラルとペトロール香は感じられるがシュロスベルグほどではなく、全体的にやや緩めに感じられる。
酸味は豊かで(跳ねるほどではないものの)柑橘のアフターが感じられる。綺麗でシャープな味わいのリースリング。


生産者: ゲオルク ブロイヤー
銘柄: リューデスハイム ベルク シュロスベルグ トロッケン 2011

品種: リースリング100%
11000円、WA91pt
リューデスハイムのベルク・シュロスベルク(アインツェルラーゲ)単一。
やや淡めのストローイエロー、粘性は中庸。
テラモントーサと比べると重厚で重みがある。超硬質なミネラル感、白トリュフの濃厚な風味、ペトロールのニュアンス。熟したライチやカリンの果実味、白胡椒、バターの様なアロマが感じられる。樽の要素は感じられない。ドライでミネラリーなリースリングで、ペトロールとミネラルが強く表出している印象。
酸は極めて豊かで、イキイキとした跳ねる様なパワフル。ギュッと引き締まった体躯でエネルギーに満ちている。柑橘とミネラルの余韻が残る。


【所感】
この2つのワインに存在する共通点としては力強いミネラルと極めてシャープでイキイキとした酸。ベルク シュロスベルクとテラモントーサで明らかな差異はありながら、基本的に堅牢なリースリングであるという印象は変わりません。
これはまさにデータに記載されている通り、粘板岩土壌と過熟した果粒の除外により突出したミネラル、酸であると思います。
これらは生産者のスタイルですね。
次に各ワインの差異ですが、テラモントーサと比較すると、ベルク シュロスベルクの方が圧倒的にミネラル感が強く、白トリュフ、ペトロール。ライチ、カリンの果実味があり、全体的に引き締まった印象を受けます。
テラモントーサはどちらかといえば、より華やかで白い花のアロマが感じられるのですが、ミネラルは柔らかく液体密度はやや緩さを感じさせます。どちらが長期熟成するかといえば、間違いなくシュロスベルクでしょう。

いずれも世界的に見て非常に高いレベルにいるワインだと思います。


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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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