【日本酒:5】ここ最近で飲んだ日本酒、4種類。

こんにちは、HKOです。
今回は節目節目にたまーにやる日本酒レポートです。
最近日本酒にも力を入れていきたいので、ゆるく見守ってくださいまし。
今回は山形の出羽桜、石川の天狗舞、愛知の義侠、広島の花鳩の4つ。東北、北陸、東海、中国の4つの地域を手広く書いていきたいと思います。


生産者: 出羽桜酒造
銘柄: 出羽桜 雪漫々 大吟醸
品種:美山錦100%
精米歩合:45%
アルコール度数:15%

3800円。
色調は透明色、粘性は中庸。
甘露だが爽やかな印象を受ける香り。
水飴、バター、洋梨、シクラメン、竹の様なアロマが感じられる。
基本的には甘露だが穏やかだが締まった酸が良いのではないかと思う。
酸は穏やかだが、凝縮感というか、芯の厚みがある。千歳飴やバターの様なアフターが感じられる。


生産者: 車多酒造
銘柄: 天狗舞 中三郎 大吟醸 生
品種: 山田錦100%
精米歩合:50%
アルコール度数:16%

5400円。
色調は透明色、粘性は中庸。
芳香性は高く、極めて甘やかな香りを放つ日本酒。
水飴やバター、生クリーム、メロンの様な吟醸香が主軸となり、洋梨やシロップ、金木犀などの雑味がほとんど無い、純度の高い丸みのある味わい。
酸は極めて柔らかで丸みを帯びた体躯。クリームや熟した洋梨の様なアフター。


生産者: 山忠本家酒造
銘柄:義侠 純米吟醸 30% 15BY
品種: 兵庫県特A山田錦
精米歩合:30%
アルコール度数:16%

約5000円。
外観は濁った黄色を帯びた透明色、粘性は高い。熟成期間から考えて比較的若い味わい。桜餅や蒸した米、月桂樹の葉、そしてカッテージチーズ、和紙、杉の熟成した風味。白桃や洋梨のアロマが感じられる。
酸味はきめ細やかだが、シャープで米や木材の余韻を残す。


生産者:榎酒造
銘柄:華鳩 貴醸酒 オーク樽貯蔵 NV
品種:こしひかり
精米歩合:65%
アルコール度数:17.3%

3000円。
28年古酒を使用した貴醸酒。
外観は濃い黄金色、粘性は高い。
ドライシェリー、味醂、出汁香などのやや塩気を感じる熟成香、濡れた木材、アーモンドなど。
かなりクリスピーで酸化のアロマが感じられる。ややトースティーな風味。
長期熟成のワインの様な濃厚な熟成香が感じられる。
酸は柔らかく、そのくせ旨味は超充実。
甘い残糖感と塩味が大変心地よい。


どれも大変素晴らしい酒でした。
最も素晴らしかったのは天狗舞の中三郎、最も面白かったのが華鳩 貴醸酒。
花鳩は味醂の様な味わいが骨子にありながら、驚くべきは熟成貴腐の様な味わいかあることですね。例えばアーモンドや濡れた木材などの樽熟成の味わいと、ドライシェリーなどの醸造酒の経年変化(酸化系)に起因する熟成のニュアンスが綺麗に液体に溶け込んでいます。糖度が高い為、ボディは非常に重厚で樽のニュアンスを十分に受け止められていますし、これから長期の熟成にも耐えうるポテンシャルを持っていると思います。お値段も安価ですし、まあ酒精強化の様な意味合いで楽しめる日本酒だと思います。

次に天狗舞の中三郎 生。これが凄かった。
供出温度的にはやや低めなのに、香りの立ち方が凄まじく、メロンや生クリーム、水飴の様な甘露な香りを放っていく。
酸は柔らかく、極めて滑らかで球体の味わいを感じられます。引き締まった味わいでは無いですが、いわゆるワインの新世界的な立ち位置の味わいだと思います。味わいは全く違いますが、オーベールのリッチーヴィンヤードにも似た印象を受ける日本酒だと思います。

出羽桜は銘柄固有の爽やかさを保ちながら、大吟醸酒の充実した旨味があると思います。
中三郎ほどの香りの立ち方はしないものの、十分にフルーティーなアロマ。力強い酸が全体を引き締めており、旨味が充実した厚みを表現しています。若干アルコール香があるのが気になりますが...
義侠はボトル詰めから時間が経っているものの、フレッシュかつシャープな酸が特徴的です。そこにカッテージチーズや木材のニュアンスが僅かに混じり合い、熟成したニュアンスも僅かに感じられる。
ワインの瓶内熟成年数に対して、かなり熟成自体はゆっくりと進んでいる様に感じました。ボトルの密閉度が高いからなのか...

しかし中三郎は美味しかった...
今度買おう...




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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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