2014年ワイン総括


※来年は未年です。

こんにちはHKOです。
いよいよ2014年も最終日となりました。
みなさん、今年も一年間ありがとうございました。

という訳で本日は年末恒例のワインは総括です。今年も様々なワインと出会う事が出来ました。特に古酒は一期一会のところが多いので、幸運にも心に残る程のワインを飲むことが出来て非常に感謝をしております。(※ここまでテンプレート)

という訳で、今回の総括です。



◼︎2014年度ベストワイン(赤ワイン ブルゴーニュ以外)

前回同様、ローヌ及びニューワールドに素晴らしいワインが多かったが、飲んだ回数は少ないながらもボルドーに関しては珠玉の一本と呼ばれるものに多く出会う事が出来た。特にオーブリオン1989、そしてルパン2010は圧巻。そして驚異の伏兵だったのはスミスオーラフィット。その凝縮された果実味はグラーヴ格付内でも突出している。(これよりも全ての点に劣るスーパーセカンド、あるいは1級シャトーも多い事と思う。)
熟成に関してはシャトーマルゴー1978年は歴史的にもワインとしての本質的な価値としても非常に高い。名声が地に落ちたマルゴーを輝ける一級シャトーに復帰させるキッカケとなった素晴らしいワイン。今尚味わいは健在で、まだまだ熟成のポテンシャルを残している。
また先述した通りSQN、シャーヴ、ランリグなどのシラー品種は今年も安定して素晴らしいものに出会えた。特にシラー品種の煌びやかな側面を強調したルネ ロスタン。セレクションパーセレールのファーストヴィンテージ、 ル パヴィヨン1989。エレガントさとローヌ的な濃厚さが融合した南アフリカの最上級のシラー、ブーケンハーツクルーフ。いずれも驚きに満ちたワインだったと思う。
全体的にやはり濃厚なワインが好みであるのは間違いないが、突出したエレガンスは、その好みすらも容易に平服させる。
2015年は前回同様スペインを中心に、中国や南アフリカ、ロワールのカベルネフラン、カオール。それと意外と手を出していなかったアルゼンチンなどを中心に攻めて行きたいと思います。


1: オー ブリオン 1989(仏:オーブリオン)


2: ル パン 2010(仏:ル パン)


3: エルミタージュ 2011(仏: シャーヴ)


4: ダークブロッサム 2011(米:シネ クア ノン)
5: ラン リグ 2010(豪: トルブレック)
6: コート ロティ ラ ランドンヌ 2010(仏: ルネ ロスタン)
7: スミス オー ラフィット 2010(仏:スミス オー ラフィット)
8: エルミタージュ ル パヴィヨン 1989(シャプティエ)
9: ブルネッロ ディ モンタルチーノ レゼルヴァ2007(伊:ビオンティ サンティ)
10: マルゴー 1978(仏:マルゴー)
11: レス トッセス 2009(西: テロワール アル リミット)
12: ブーゲンハーツクルーフ シラー 2011(阿: ブーゲンハーツグループ)
13: シュヴァル ブラン 2011(仏:シュヴァルブラン)
14: プロプライエタリーレッド1993(ハーランエステート)
15: フラッチャネッロ デッラ ピエヴェ 2010(伊:フォントディ)



◼︎2014年度ベストワイン(赤ワイン ブルゴーニュ)

2012年と2011年を中心に。2011年が多く含まれているが、いずれも2009年、2010年の同一生産者のそれと比較すると強い抽出と酸を感じる作風だったと思う。対して2012年は若干の方向性を変化をしたのか、小ぶりな2009、2010年といった印象を受けた。
よって上位3位まではバックヴィンテージとなっています。ただ2011年も決して悪くはなく、ルソーやルジェ、ヴォギュエはかなり手堅く作り込んでいると思いました。バックヴィンテージの印象をそのまま壊さずこれぞ!といったワインを作っている。
そして嬉しかったのが、ドメーヌ フーリエの2012年がとても良く出来ていたということ。
繊細でありつつ、果実味に満ちた素晴らしいワインを作っていると思います。2010年を思い出しますね。
グリオットがクロ サン ジャックより下位に来ているのは完全に早飲みできるタイプではないという観点です。ただポテンシャルが高いのは間違いありません。
上位三位は言及する必要ないですね。
去年と比べると(価格の高騰もあり)かなりウェイトを落としましたが、更にウェイトを落として他の地域に注力していきたいと思います。


1: ラ ターシュ 2009(DRC)


2: ヴォーヌロマネ クロ パラントゥー 2010(エマニュエル ルジェ)


3: シャンベルタン 1982(ジャン ルイ トラペ)


4: シャンベルタン 2011(アルマン ルソー)
5: エシェゾー 2011(エマニュエル ルジェ)
6: シャンボールミュジニー レ ザムルーズ 2011(コント ジョルジュ ド ヴォギュエ)
7: ジュヴレ シャンベルタン クロ サン ジャック 2012(ドメーヌ フーリエ)
8: クロ ヴージョ 2011(ドニ モルテ)
9: ミュジニー 2011(ジャック フレデリック ミニュレ)
10: ニュイ サン ジョルジュ レ ヴォークラン 2011(ロベール シュヴィヨン)
11: クロ ド ラ ロッシュ 2011(ユベール リニエ)
12: グリオット シャンベルタン 2012(ドメーヌフーリエ)
13: ジュヴレ シャンベルタン 2011(ドメーヌ ルロワ)
14: ヴォーヌロマネ レ ボーモン 2011(セシル トランブレー)
15: マルサネ ランセストラル 2011(シルヴァン パタイユ)



◼︎2014年度ベストワイン(白ワイン、スパークリング)

今回は例年と比較してシャンパーニュの比率が倍増している。各メゾンのフラッグシップを抑えながら、よりレコルタンマニピュランに注力出来たと思う。
ド スーザやピエール ペテルス、エグリウーリエ、アランロベールなどを試したが、彼らのフラッグシップまでは到達していないので、来年はよりNMに注力していきたい。
とはいえ今回は感銘を受けたのは全体的に見ていくとメゾンのものが多かった。酸化的な熟成の妙技を感じさせるクリュッグ、アルゴンヌ。シャープネスに満ちたNPU、とてつもないボリューム感と甘露さで迫るヴィンテージ ポールロジェ(若いウィンストンチャーチルよりは圧倒的にこちら)など、どれも個性豊かで、熟成によって、更にタイプが分かれているような気がした。
甘口に関しては安定のディケム、そしてトカイ エッセンシア。エッセンシアは重量感のある質感と強い旨味、酸が特徴的でした。
辛口ではコシュデュリのムルソーペリエール、ドーヴネのオークセイデュレス、ダグノーのサンセール。どれも共通して言える特徴は酸とミネラル、果実味の均衡が取れた時に発現する凝縮した球体、シルクのような質感があります。その上質な質感の上で、例えばコシュデュリのペリエールなら突出したミネラル感が、ドーヴネのオークセイデュレスなら複雑さと凝縮感が、ダグノーのサンセールなら清涼感があります。イヴ ガングロフのコンドリューもそういうタイプでしたね。
様々なタイプの泡、辛口、甘口を飲みましたが、未だ代表的銘柄しか飲めていない為、よりシャンパーニュで言えばNMを、他の地域であれば、フランチャコルタやスペインのアルバリーニョ、ロワールのシュナンブランやドイツのリースリング、ゲヴェルツトラミネールを追っていきたいと思います。


1: リューディ マレイユ シュール アイ スールモンNV(ジャックセロス)


2: シャトー ディケム 2001


3: ムルソー ペリエール 2011(コシュ デュリ)


4: オークセイ デュレス レ クル 2002(ドメーヌ ドーヴネ)
5: サンセール ル モンダネ 2010(ディディエ ダグノー)
6: トカイ エッセンシア 1999(ボデガス オレムス)
7: アランロベール メニル ブリュット レゼルヴ 1986(アランロベール)
8: クリュッグ ヴィンテージ 1995(クリュッグ)
9: アルゴンヌ 2002(アンリ ジロー)
10: ムルソー シャルム 2011(コント ラフォン)
11: リューディ アイ コート ファロンNV(ジャックセロス)
12: NPU 1999(ブルーノ パイヤール)
13: ブリュットヴィンテージ 1993(ポール ロジェ)
14: コルトン シャルルマーニュ 1994(ジョルジュ ルーミエ)
15: コンドリュー 2011(イヴ ガングロフ)



◼︎コストパフォーマンスが良いワイン
最後に今年飲んだワインでコストパフォーマンスが良いワイン(5000円くらいまで)を順不同であげています。ご参考までに。

フランチャコルタ ドサージュ ゼロ(ヴェッツォーリ:伊)
プリマヴェーラ ピノノワール(ステファノ ルピアノ:新)
カンタ リースリング(エゴンミューラー:新)
シャルドネ(ドメーヌ ラ コロンベット:仏)
オークセイ デュレス (バンジャマン ルルー:仏)
バロン エドモン(ルパート&ロートシルト: 南阿)
ネイピア レッドメダリオン(ネイピア: 南阿)
クローヌ ボレアリス ブリュット(トゥエーヤンガゲセレン:南阿)


では2014年も残すところ数十分となりましたが、良いお年をお迎えくださいませ。
来年も宜しくお願いします。







コシュ・デュリ ムルソー ペリエール [1996] 750ML

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価格:205,200円(税込、送料別)



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【ブルゴーニュ:86】様々な生産者のムルソーペリエール。

こんにちは、HKOです。
いよいよ年末ですね。
なかなかオンスケジュールで行ってない部分があり、年内にいつものランキングでちゃんと締められるか結構微妙なところですが、今年も書いて行きたいと思います。

その前にムルソーペリエール3種類のテイスティングレポートです。


【データ】
シャトー ド ピュリニー モンラッシェは17世紀に建てられた城館で、ナポレオン帝政期には当時ボーヌ市長が所有。1950年代から栽培~醸造を開始し名声を築いた。2012年よりドメーヌ ド モンティーユが所有し、長男エティエンヌが最高責任者として指揮をとっています。2002年にはビオディナミを導入。熟成の際には新樽をほとんど使用せず600リットル樽と大きな樽を用います。

ドメーヌ ミシュロはムルソーに拠点を置く17世紀末からブドウ栽培を生業とする老舗ドメーヌ。50年代に6代目のベルナールが元積めを開始。現在の当主はサントネイ出身の娘婿ジャン・フラン ソワ・メストル氏。
樽をふんだんに使う事で当時のムルソーの名声を取り戻したベルナールの手法から、より本来のテロワールに即したワイン造りへ変貌を遂げています。
収穫したぶどうは空圧式圧搾機でプレス。低温で6~12時間程度前清澄を実施。樽にて発酵。新樽比率は15%。中樽で10~12ヶ月、ステンレスタンクで4~6ヶ月熟成。時間をかけてゆっくりとマロラクティック発酵を実施。シュールリー状態で熟成。バドナージュの回数は減らしている。

グランクリュコレクター、ジャックプリウール。18世紀に設立された老舗ドメーヌですが、この生産者のラインナップがびっくりするほど凄い。特級、特級格の一級だけ見ても、赤はシャンベルタン、ミュジニー、クロ ヴージョ、エシェゾー、コルトン。白はモンラッシェ、コルトンシャルルマーニュ、ムルソーペリエールと格村々の最も偉大な特級畑を大量に所有しています。過去はそんな素晴らしい畑を持ちながらもパッとしないワインを作っていた様ですが、1988年より運営会社が変わりナディーヌ ギュブランが参画してから劇的にその品質は向上しています。97年にはベストワインメーカー オブ ジ イヤーを獲得。今回のペリエールはビオロジックにて栽培され、19ヶ月の樽熟成を経て出荷されます。


【テイスティングコメント】
生産者: シャトー ド ピュリニー モンラッシェ
銘柄: ムルソー プルミエクリュ ペリエール 2007

13000円、WA93pt
外観はストローイエロー、粘性は高い。
ドメーヌ ミシュロ同様、クリアな果実味が前面に感じられる。ただMLFはやや控えめ。ライチやカリン、マスカットの様なクリアな果実味、ハチミツやフレッシュハーブの要素が感じられる。白胡椒やリコリス、きのこの風味。もともと樽の要素もMLFの要素も少ないからか、マスカテルな味わいが感じられる。
メゾンルロワのシャサーニュ モルジョを想起。
酸味は力強く、ミネラルも豊かで、強烈な旨味が口を支配する。マスカットの様な果実味の余韻が残る。


生産者:ドメーヌ ミシュロ
銘柄: ムルソー プルミエクリュ ペリエール 2011

15000円、WA91pt(2007)
外観は明るいストローイエロー、粘性は高い。
石を舐めた様なミネラル。ナッツの様な樽の要素は強くは感じられず、バタークリームの要素と共に、ライチやカリンの様なクリアで清涼感のある果実味、土っぽさ、白胡椒、フレッシュハーブの要素が前面に感じられる。樽よりも果実味とMLFを重視している。
こちらもジャックプリウール同様、酸が控えめで丸みが感じられる、合わせて苦味も表出している。
ミネラルとクリーム、清涼感のある果実の余韻が残っていく。


生産者: ジャック プリウール
銘柄: ムルソー プルミエクリュ ペリエール 2011

23000円、WA87-89pt(2009)
外観は明るいストローイエロー、粘性は高い。
フルマロラクティック、強くローストした樽香、熟した果実味が前面に感じられる。モカやローストナッツを思わせる樽香。白い花、バニラやバタークリーム、熟した洋梨、カリンの様な果実味がある。アスパラガスやドライハーブを思わせる香りが現れる。体躯を引き締めるだけの十分なミネラルを包含しながら、やはり果実味の突出が目立つ。
酸は穏やかで、丸みを帯びており、(やや過剰にMLFをしすぎたか)少しボティに不足感がある。ローストナッツや洋梨、白い花の余韻。僅かに苦味が残る。


【所感】
まずはド モンティーユが2012年より所有しているシャトー ド ピュリニー モンラッシェ。所有は2012年ですが、2002年以降に既にエティエンヌが最高責任者に就任している為、すでにその影響下にあるムルソーペリエールかと思われます。
新樽の要素はかなり少なく、またマロラクティック発酵的な要素はあまり感じられません。
とてもクリアなワインで、そのミネラル感から上質なシャブリやメゾンルロワのシャサーニュモンラッシェ モルジョにも見えます。
醸造技術に関しては具体的に言及はないのですか、樽香やマロラクティック発酵による酸やミネラル感の減退を避けているように思います。
その意図がしっかりと口に含んだ時のパワフルな酸時の旨味に現れている。ややマスカテルな印象を感じさせるぶどう本来の香りを感じさせるペリエール。

ミシュロのペリエールは新樽の香りこそあまり感じないですが、クリアな果実味と共に表出する蜜のような要素。それに結合するマロラクティック発酵によるバターの様なアロマが豊満さを助長している。引き締めるようなミネラル、ハーブの香り。
マロラクティック発酵的な要素と果実味が骨子を形成している。そのため酸はやや減退しており、わずかな苦味と丸みを感じせる。オーク樽起因のオイリーなニュアンスはない。
どちらかというと構成する要素はコッテリしたムルソーですが、実際はそんなことなく、清涼感のある果実味なので、ニューワールド的な感じは全くないと思います。バランスが良いワインだと思いますが、反面突出した特徴のないペリエールかな、と。

最後、ジャックプリウールのペリエール。
これは最も近代的でモダンな印象を受けるペリエールだと思います。いわゆるムルソーの典型的な形を更に推し進めた形のワインだと思います。
まずマロラクティック発酵と強くロースト樽香が非常に主体的に感じられます。よってかなりまろやかでバターやナッツを感じさせる要素が多分に含まれるのですが、ミネラルが全体を引き締めている。
果実味も豊かにあり、極めて飲みやすいムルソーですが、反面、酸がやや不足しておりボティと立体感に欠ける部分があると感じました。ルシアン ル モワンヌのラベイ ド モルジョに少し似た印象です。

以上、ペリエールを比較してみましたが、やはり生産者ごとにイメージするペリエールが少し異なるからか、最終的に出来てきたペリエールはそれぞれ全く味わいが異なりますね。ペリエールというより、酒蔵の特徴が最もよく理解する事が出来る比較だと思います。

今回の生産者のものは一長一短あったのでどれが好みかというのは、まあ正直ないんですが、非常に面白い比較になったと思います。



モンラッシェ[2011]ジャック・プリウール

モンラッシェ[2011]ジャック・プリウール
価格:63,720円(税込、送料別)


【スペイン:9】ベガ シシリア、ウニコ 2003

こんにちは、HKOです。
ストック大放出中、本日はベガ シシリアのウニコです。

スペインでこの価格は、それこそ天文学的な金額だと思いますが、今ひとつスペインに欠けがちなフィネスを強く感じる事が出来るエレガントなワインでした。


【データ】
ベガ シシリアは1864年に設立されたカスティーリャ イ レオン州リベラ デル ドゥエロに拠点を置くボデガ。現在の醸造責任者はハビエル アウサス氏。
1982年、アルバレス家によって買収後には、畑を拡大、最新醸造設備を導入し、品質を向上を実現した。
今回のウニコはユニークという名のフラッグシップキュヴェ。良年のみ生産され、自社栽培面積120haのうち100haはウニコ用となります。
平均樹齢は40年、平均収量は極めて少なく20hl/ha。
収穫は手摘みによって行われます。
木製発酵槽、ステンレスタンク、セメントタンク併用で発酵、樽熟成は6年半から7年行われる。
まず大樽で1年、小型新樽2年(アリエ・トロンセ)、古樽4年(アメリカン オーク)10回以上の樽替と澱引きを行い、濾過は最低限のみ。更に瓶熟成4年を経てリリースされます。つまり今回の2003年は、市中にある最新ヴィンテージとなります。


【テイスティングコメント】
生産者: ボデガス ベガ シシリア
銘柄:ウニコ 2003
品種: テンプラリーニョ95%、カベルネソーヴィニヨン5%

62000円、WA89pt
外観は赤みの強いガーネット、粘性は高い。
スペインとしては極めてエレガントで、さながらボルドーのグランクリュクラッセの様な芳醇でエレガントな芳香が感じられる。豊満というより堅牢。
焼いた西洋杉やタバコのロースト香、乾いた土、果皮の要素を強く感じさせるブラックベリーやカシスの果実味。溶剤や甘草、燻製肉の野生的な香り。クルミなどの要素も感じられる。スペイン新潮流でも、デイリースペインでもない、極めてボルドー的な堅牢さと長期熟成のポテンシャルを持ったワイン。現にまだまだ若々しく硬い。この時点ではボルドーとの差異はあまり感じられないが、口に含むとタンニンより若々しい酸、華やかな余韻が残る。酸味の強さとしてはアプリコットの様な溌剌さすらある。


【所感】
実は初ウニコです。
個人的な感覚ではスペインですし、濃厚でこってりした甘いワインかと思っていたのですが、これが想像以上にエレガントで、ものすごいボルドー...というかラトゥールに近い様な作りですね。スモーキーで堅牢な風合い。
一見香りだけだとボルドーと見分けがつきませんが、カベルネソーヴィニヨンに対して、タンニンより多くの酸が含まれている様な気がしました。アプリコットやスパイスの様な余韻。非常に溌剌としている印象です。
2003年というヴィンテージを考慮すると、かなり若い印象を受けますが、そもそものテンプラリーニョの品種特性と、6年間の樽熟成の後4年間動かさず、ボデガで眠っていた事を考えると、なんとなく合点が行くような気がしますね。蔵出しから見ると1年ですから。
この感じだと長期熟成が期待できます。旨味もしっかりと表出していますし、バランスの良い状態で蔵出ししてるな、と実感しました。
※本当は通常のボルドーと同じようなスパンでリリースされたものも飲んでみたいですが。

エレガントな新潮流、モダンなガルナッチャ、モナストレルもいいですが、こういった古典的なテンプラリーニョも素晴らしいですね。


【シャンパーニュ: 37】ルイ ロデレール、クリスタル ロゼ 2006

こんにちは、HKOです。
今回はルイロデレール社のフラッグシップ、クリスタル ロゼです。
クリスマス イブに併せて抜栓して大変ロマンティックな時を過ごせました。

嘘です。

はい、酒の一滴すら飲んでないです。
行ってみましょう。


【データ】
ルイロデレールはランスに拠点を置く1776年創業のNM。ロデレールグループという大きい会社を経営しています。傘下にはボルドーのシャトーも。
現在ロデレールで保有する自社畑はモンターニュ ド ランス、コート デ ブラン、ヴァレ ド ラ マルヌ合計で213ha。約70%が一級以上の畑を保有しています。
大きな特徴としてはリザーブワインをふんだんに使うことで、40からなる畑から作られた150樽程のリザーヴワイン(2-6年熟成)が保管されており、ノンヴィンテージのシャンパーニュに90%程度がその比率だとされています。ドサージュに使用するリキュールも5年熟成を使用し、徹底的な品質管理が行われている。
今回のクリスタルロゼは優良な年にのみ生産される単一ヴィンテージのもの。ビオディナミで栽培した、アイの最上級の畑に植わる古木のピノノワールを使用。20%をオーク樽で発酵。瓶内熟成は6年以上。


【テイスティングコメント】
生産者: ルイ ロデレール
銘柄: クリスタル ロゼ 2006
品種: ピノノワール55%、シャルドネ45%

約70000円、WA94pt(2004)
外観は淡いピンク、粘性は中庸。
ロゼでありながら、ブリュットに近い芳香が感じられる。ロデレールらしいシャープな印象と熟した果実を感じる事ができる。張り詰めたミネラル感、フレッシュハーブ。そしてバタークリーム、シロップのまろやかな風味と共に、クランベリーや熟したリンゴ、オレンジなどの果実味。カシューナッツ、白い花やハチミツなどの風味が感じられる。フレッシュで溌剌としており、旨味に満ち溢れている。
泡は繊細で、酸味と旨味のバランスが極めて取れている。リンゴの様な強い旨味を伴う余韻が非常に長く続いていく。


【所感】
さすがに毎度思いますが、クリスタル ロゼ、素晴らしいですね。
ボリューム感のあるシャンパーニュを作る印象のメゾンですが、やはりクリスタルの本質は、密度の高い果実味と共に感じられる、シャープな酸と繊細さ。マロラクティック発酵は恐らくしていないんじゃないかと思う。
酸やミネラルによる芯の通った堅牢さがあり、その奥に隠れているのは膨大な果実味の凝縮感。凄まじいポテンシャルを包含しているのがすごくわかる。
それに加えて樽発酵によるナッツなどのリッチな風味も併せて感じられ、複雑さが助長されている。
樽と果実味ときたらMLFをしそうなもんですが、あえて極めてシャープに仕上げる事によってスレンダーながら筋肉質なシャンパーニュになっていると思います。ピノノワールの旨味も充実していて、非常に素晴らしい!

といっても高いですけどねー。



【日本:9】流行のガレージを巨大資本で迎え撃つ、老舗酒造メーカーのフラッグシップワイン。

こんにちは、HKOです。
本日はクリスマスイブですね。このブログはあまりそういったイベントとは無縁なので、平常運行でいきたいと思います。
今回は国産ワインの大手メゾンの新フラッグシップ2本です。


【データ】
シャトーメルシャンは戦後から続く日本が誇る巨大酒造メーカーであるメルシャンが生み出した、ワイン造りを担当するブランド。(生産者といった方が適切かも)様々な地域に畑を保有していますが、何といっても桔梗が丘メルロー シグネチャー、城の平カベルネ、北信シャルドネの品質は国産離れしていると思います。
今回は最上のフラッグシップワインである、マリコ ヴィンヤード オムニス。長野県上田市にある自社管理畑 「椀子ヴィンヤード」から採れたボルドー品種のプロプライエタリーブレンドです。
収穫は10月下旬に行われ、ステンレスタンクにて温度管理をしながら14日間の発酵。オーク新樽96%で約18ヶ月間の熟成。生産本数はわずか1,100本。
詳細は生産者のホームページにて。

登美の丘ワイナリーとは巨大酒造メーカーサントリーの保有するワイナリー。登美赤は既に国内外で高い評価を得ていますが、今回のデュオ ダミはラフィットを所有するバロン ド ロスチャイルドとのコラボレーションワイン。登美の丘のワイナリー長 渡辺直樹氏とラフィットのテクニカルディレクターであるエリック・コレールが主軸として参画。
収穫地は山梨の甲斐市(登美の丘)の葡萄を63%、長野の塩尻市の葡萄を37%使用しています。品種はボルドー品種と日本品種のアッセンブラージュ。フレンチオークにて12ヶ月熟成。生産本数はわずか1380本。
詳細は生産者のホームページにて。


【テイスティングコメント】
生産者: シャトー メルシャン
銘柄: マリコ ヴィンヤード オムニス 2011
品種: カベルネソーヴィニヨン55%、メルロー36%、カベルネフラン9%

約13000円
外観は極めて濃い紫を帯びたガーネット、粘性は高い。デュオダミに対して、非常に堅牢なワインに感じられる。ラトゥールにも近い作りをしているワイン。
溶剤、乾いた土や西洋杉、ロースト的な炭焼き、黒系果実の果皮の香り。そしてミルクやバターの様なMLFの風味。熟したブラックベリーやカシスの風味、こちらもボディは極めてエレガントだと思う。燻製肉、タバコなど、リコリスやハーブの風味。
グリップの強いタンニンがあり、酸もアグレッシブ。
堅牢で重厚な味わいがあり、果皮や西洋杉、ブラックベリーの余韻が残る。熟成をしていく事で良くなるはずだ。


生産者: 登美ケ丘ワイナリー
銘柄: デュオ ダミ 2011
品種: メルロ56% カベルネソーヴィニヨン32%、プティヴェルド7%、マスカットベーリーA4%、ブラッククイーン0.9%、カベルネフラン0.1%

約16200円
外観は紫を帯びた淡いガーネット、粘性は高い。
非常に果実味が前に出たワイン。トースティーなイーストの要素、スミレの要素。
蜜に満ちたブラックベリー、プラムの黒系果実の風味、黒砂糖、キャンディの様な果実味。
バニラやカラメルなどの風味。小豆要素がある。ス
強烈な甘い芳香はあるが、ボディは極めてエレガントで優しい。土の様な香り、あまい砂糖菓子みたいな風味。
酸は柔らかく、タンニンもスムーズで優美な口あたり。苦味はあるものの、トーストやブラックベリーのなめらかな余韻が残る。ボディはエレガントだか味わいも香りも極めてはっきりしている。


【所感】
正直この二つのメーカーに関しては品質に関しては全く心配していなかったのですが、想像通り素晴らしかったです。
ボディ自体の密集度は高くはないのですが、香りの華やかさやリッチさはボルドーの格付けに比肩すると感じました。
まずはデュオ ダミから。ラフィット的(ポイヤック)というか、マルゴー的。ニューワールド的な熟した果実の香りと、国産の繊細なボディ。ボルドー的な醸造技術、例えば抽出や西洋杉などの樽の要素、MLFの要素が強く感じられる。メルロー比率が高く、なめらかなタンニンと熟したブラックベリーを思わせる果実味がある。 明るい印象がありポイヤックの様な堅牢さというより、サンジュリアンやマルゴーの方が印象としては近いかもしれない。
次にマリコ オムニス。これはデュオ ダミと比較すると遥かにポイヤック的だと思う。土やタバコなどの樽の強いロースト香と溶剤を思わせる抽出が、極めて堅牢なラトゥールを想起させる。
非常にタニックだが、幾分かMLFの要素が重なる。
それらの奥に凝縮した黒系果実味。完全なるヴァンドガルド。骨格は堅牢ながら、ボディはやや細身で、ポイヤックというより、ポワフィレやグラーヴ地区に見られるボディに近いと思いました。
デュオダミは登美に近い外交的な果実味があり、マリコオムニスは城の平カベルネソーヴィニヨンのラトゥールやロングヴィル バロン的な部分をより進化させた内向的なヴァンドガルドの様な風合いがあります。
各々のメーカーの技術の結晶たるワインといった感じでしょうか。熟成能力は15~20年くらいですかね。
ボディ自体はどちらもそう強くないので、グランクリュクラッセの様な長期熟成は恐らくさせないほうがいいのではないかと思います。

ただ日本のボルドー系ブレンドもすごいとこまで来ましたね....


【日本: 8】今後大きな躍進が期待される国産カルトワイン3種

こんにちは、HKOです。
年の瀬も迫ってまいりましたね。体調崩さないように頑張ってきましょう!
今回は手に入れることが極めて難しい国産カルトワイン3種です。
ミエイケノからシャルドネ、ピノノワール、ドメーヌタカヒコからナナツモリ ピノノワールてす。


ではいってみましょう。


【データ】
ドメーヌ ミエイケノは山梨県小淵沢に拠点を置く生産者。設立は2007年、栽培醸造責任者は池野美映氏。ポートフォリオはシャルドネ、ビノノワール、メルロー。
詳細は生産者のHPからご覧ください。
化学肥料、除草剤は不使用。醸造はグラビティフローを採用。フレンチオーク小樽で発酵。一部新樽を使用。ピノノワールは18ヶ月、シャルドネは12ヶ月の熟成。無濾過で瓶詰めされる。

ドメーヌ タカヒコは2010年に北海道余市登地区に設立はされたドメーヌ。栽培醸造責任者は曽我 貴彦氏
ポートフォリオはピノノワールを中心にツヴァイ、ケルナー。
今回のナナツモリ ピノノワールは砂石や安山岩の礫が含まれる水はけの良い赤褐色の粘土土壌。
選果は複数回実施。100%全房で野生酵母を使用して発酵。ピジャージュは足で行い、抽出を制御する。
キュヴェゾンは30日以上。12ヶ月の小樽熟成、無濾過で瓶詰め。
詳細は生産者のHPにてご覧ください。


【テイスティングコメント】
生産者: ミエ イケノ
銘柄: 八ヶ岳 シャルドネ 2013
品種: シャルドネ100%

外観は明るいストローイエローで、粘性は中庸。透明度はやや低め。
抜栓直後は自然派の若いワインに見られるようなごく僅かな微発泡の刺激と還元的な香りを感じたが、抜栓3日目にそのポテンシャルが発揮された。
例えるならばピュリニーモンラッシェといった所。
石の様なミネラル感と共に香ばしいノワゼット、エシレバター。若々しい白桃や洋梨の果実味、ハチミツの要素が支配的。白い花やフレッシュハーブなど。
一見ムルソーの様にナッツの香りが強く感じられたが、クリアな果実味と卓抜したミネラルは改めて見るとピュリニーらしい。
酸は滑らかだがしっかりと存在している。ただわずかに後味に苦味が感じられる。ハチミツとノワゼットの余韻を残していく。


生産者: ミエ イケノ
銘柄: 八ヶ岳 ピノノワール 2012
品種: ピノノワール100%

透明度の高い明るいルビー、粘性は低い。
エレガントで妖艶なピノノワール。極めて洗練されており凝縮感がある。華やかなスミレや溶剤などの、しっかりとした樽の風味(キャラメル)、そして日本らしい僅かに青い梗、イチゴやブルーベリーの瑞々しい蜜の様な甘さがあり、まるで国内外のデュアルの様な味わい。マホガニーなど。綺麗なミネラルがある。鉄釘、生肉の要素。
酸は極めて豊かでタンニンも良くグリップしてくる。
トースティーな樽とスミレ、ブルーベリーの様の余韻を残す。余韻に新樽らしき苦味が。


生産者: ドメーヌ タカヒコ
銘柄: ナナツモリ ピノノワール 2012
品種: ピノノワール100%

やや濁りのある明るいルビー。
自然派の様な摘みたての瑞々しいイチゴやクランベリーのジャムの様な果実味が感じられる。オレンジピール、スミレなどの赤い花の要素、スパイシーでスーボワの様な風味、僅かに炭焼きの様なトースティーな風味も伴う。樹皮の要素が感じられる。生肉など。クルミの様な要素もある。基本はとても瑞々しい味わい。
旨味と酸がしっかりとあり、瑞々しいチェリーのジャムの余韻が口の中に広がる。華やかで溌剌とした酸味が心地よい。


【所感】
欲しいけど手に入らないミエイケノとドメーヌタカヒコですが、たまたま運良く飲む事が出来ました。
八ヶ岳シャルドネ。
抜栓直後抜栓微妙に発泡感があって「大丈夫かな...」と思ったのですが、翌日に完全なる本領発揮。
ブルゴーニュのシャルドネを思わせる綺麗なミネラル感、ノワゼットの様な樽香、若々しい白桃や洋梨、そしてハチミツの様な風味も感じられる。(テイスティングコメントでは勢いでピュリニーじゃないか!と書いてしまいましたが、受ける印象はやっぱりあんな感じです)。樽がしっかりとありながらもクリアな印象が崩れないのは非常にピュリニー的だと思いました。
次に八ヶ岳ピノノワール。低温浸漬による抽出と高比率除梗、樽のロースト香がアンリジャイエ以降のブルゴーニュと時差が無い洗練されたピノノワールになっていると感じました。
ベリー類の蜜の様な果実味。綺麗なミネラル感。全体感はブル的だけど日本ワインならではの酸やボディの繊細さを感じます。 非常に完成度が高いピノノワールだと思います。
次にナナツモリ ピノノワール。オーストラリアの自然派生産者(ヤウマやルーシーマルゴー)、あるいはラウルペレスに近いと思いました。プリューレロックにも似てますが、断然抽出や樽の要素は控えめだと思いました。瑞々しいイチゴやフランボワーズ、ホールパンチ由来のタイムやローズマリーなどのハーブの香りが伴う。凝縮感や透明感のあるピノノワールではないですが、たまらないエキス感があるピノノワールです。

ミエイケノのワインはかなり強くブルゴーニュを感じさせる作りで、きっとブルゴーニュ原理主義者も好きになれるのではないかと思います。っていうかブラインドだと、きっとわかんないですね、これ。
対してナナツモリピノノワールも国産かと言われれば結構微妙で国産というより自然派のワイン、というのがすごくしっくりくると思います。
個人的にこの手のワインが好きなので、すごくしっくりとくるのですが、ミエイケノ、ドメーヌタカヒコ共にピノノワールは全然手に入らないので、残念ですね。似たような生産者で簡単に手に入るようなのないかしら...





銀笹(ギンササ:築地)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。



雑居ビルの一角にある名店。


こんにちは、HKOです。
以前から銀笹に行ってきました。


日本料理出身の店主が作る、出汁を巧みに引いた魚介塩らしいです。うーん、楽しみです。



12時50分くらいに来たのに3人位並んでる。


ただラーメン屋なので流石に回転が早いですね、10分かからず入店できました。


食券機で食券を購入する。
このお店は塩と鯛めしが強いというのは事前に聞いていたので、特に迷わず即決。



手順があるみたい。



郷に入りては郷に従うのが、美味いものを最も美味く食べるコツだと思っているので、黙って従うことにします。



◼︎銀笹ラーメン塩(★★★)

魚介塩ラーメン。
まず、手順通りそのまま味わいます。
純粋な魚介系の出汁と鶏ガラ、そして塩のさっぱりとした味わい。
柔らかいバターを感じるチャーシュー。
コリコリした食感の鯛のすり身。適度な硬さとモチモチさを持った麺。



薬味は焦がしネギと海苔。海苔でより磯っぽさが際立つ。焦がした様な風味が感じられる。


◼︎半鯛めし

鯛の風味が香るご飯。細かいほぐし身が散りばめられている。茶漬けにする前提なのかしら、あまり強い味付けをされていない。


◼︎鯛茶漬け

これが〆としてはかなり最高。
ほぐした鯛の香ばしさとスープの塩分の濃さ。
少し残っていた潜んだ水菜の食感が嬉しい。
もともとこの姿が正しいんじゃないかと思ってしまいますね。
味の濃い鯛めしではきっと合わなかったかもですね。


魚介だけではなく鶏ガラや豚骨の風味が澄んだエキスに溶け込んでいる。そのエキスを鯛めしにかけて食べるこの満足感。
特段高額というわけではないのですが、昼から少し贅沢をしてしまった感覚。

12時ジャストだとどれくらい混むのか想像つきませんが、是非また行きたいお店です。



住所: 東京都中央区銀座8-15-2 藤ビル1F
店名: 銀笹(ぎんささ)
電話番号: 03-3543-0280
営業時間:
月~土
ランチ 11:30~15:00
ディナー 17:30~22:00
定休日 日曜日、祝日

Due Italian Siosite(ドゥエ イタリアン シオサイト:汐留)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。



イタリア街に溶け込むクラシックな佇まいのお店。
なんとラーメン屋です。


こんにちは、HKOです。
コース料理はプリフィクスだろうが、ショートコースだろうが複数皿が供出される限り、時間は間違いなくかかるんですが、ラーメン屋はまったくそういう事はありません。パッと食えてパッと出れるサラリーマンの味方です。

今回のドゥエ イタリアンも名前こそイタリア料理店の様ですが、ラーメン屋です。
イタリアの食材をふんだんに使いながら、その軸足はラーメンに置いており、石塚シェフの手による檸檬ラーメンやトマト冷麺、ラーメンフロマージュなど個性的なラーメンがメニューに並びます。
シオサイトは市ヶ谷にある本店の2号店(多分)です。

店内にはまず食券機があるので、予め食券を購入。
まずは色物ではなく、店名にも含まれている黄金の塩らぁ麺、そしてカップライス(チャーシューネギご飯)を頂きます。


流石にラーメン屋、供出早いです。
10分程度で出てきました。


◼︎カップご飯(ねぎチャーシューご飯)(★)

マグカップに入ってオシャレに供出される。
細かく砕いたチャーシューとスライスしたチャーシュー、そしてネギの上から甘辛いタレ。ご飯は玄米で硬め。そもそもチャーシューがすごく美味しいので、間違いない美味さ。


◼︎具沢山塩らぁ麺(★★)

澄んだ色をしたスープ。ローストオニオン、エシャロット、チャーシュー、メンマ、たまごなどの具材が並ぶ。
鶏ガラ塩にローストオニオンの香ばしい香りとチャーシューの上質な脂が絡み、味の中核を担っている。
麺はどこかハーブを練り込んだ様な風味で、食感はモチモチ系。溶けるような柔らかい松坂豚のチャーシューはフルーティーで甘く、後味に嫌な脂っこさが残らない。


色物かな?と思わせつつ、イタリア食材の良さを生かしつつ、堅実でしっかりとした完成度の高いラーメンだと思いました。人気があるというラーメンフロマージュもまだ食べていないので、恐らくもう一度行くと思います!
あと地味にカップご飯が凄い好きな感じだった。

住所: 東京都港区東新橋2-9-6 SANビル 1F
店名: Due Italian Siosite(ドゥエ イタリアン シオサイト)
電話番号: 03-3436-5337
営業時間:
11:30~22:00
ランチ営業、日曜営業

Italiana Enoteca D'oro(イタリアーナ エノテカ ドォーロ: 浜松町)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。



未開の地、浜松町にあるイタリアン。


こんにちは、HKOです。
たまには浜松町まで足をのばしてみます(※休日です)

結構時間がかかりますね、正味20分くらい。
こりゃあ平日は行けなさそうだ。やはりギリギリ行けるラインは新橋周辺、汐留周辺、銀座6~7丁目が限界だろうか。
次回からは気をつけよう。

という訳で、浜松町の真新しいビル...汐留ビルディングの1Fにあるイタリアーナ エノテカ ドォーロです。
イタリアン業態で12店舗ほど運営するメティウスフーズという所かやっているお店です。

ただあまりチェーン店という感じではなくて、もっとここのお店の特徴が際立った感じが、写真からは伝わってきますね。

早速パスタを注文しました。あとワイン。休日ですからね。


◼︎パン(-)

強い塩味とローズマリーが香るバケット。
甘いフォカッチャみたいなの。
オリーブオイルとバルサミコで頂く。
美味しいのだけど、お代わりが出てこないのが残念。



生産者: フェッラーリ
銘柄: ブリュット マキシマム NV

WA89pt
外観は淡いストローイエロー、粘性は低く、泡は柔らかく立ち上っている。
香りはシャンパーニュに近い、シトラスや青りんごの様な爽やかな果実味、白い花やナッツ、フレッシュハーブの様な風味が感じられる。わずかにバターの風味。ミネラル感は柔らかい。
酸も柔らかく、丸みがある。シトラスやハーブの余韻が残る。スタンダードシャンパーニュの味わい。



◼︎パスタ ひき肉とポロ葱のクリームパスタ大盛り(★★)

めっちゃでけえ。

写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、大皿に山盛りになって出てきます。
うわー、まじかー。
よりによって濃いクリーム系頼んじゃったよ。
大盛りにするのに300円追加ってので何となく気配を察しておけば良かった。普通の人なら大盛りにする必要はないと思います。
味の方は結構いいです。クリームはあまりこってりしていなくて、生クリームというより牛乳っぽい感じ。
パスタはコリコリのアルデンテ。それが大皿にドーン!ひき肉とネギもたっぷりと入っているから、食べ応えは十分。美味しかったですが、極端に感動するものではなくて、日常的に食べられると嬉しい感じのものです。


おなかぱっつぱつになりながら帰宅。
ここはボリュームたっぷりでした、店構え的に完全に侮っていたところがあるぜ。お腹は十二分に満足、ただしお値段は...そこそこです。

しかしフェッラーリがグラスで飲めるのがいいですね。
かなりクオリティの高い、シャンパーニュの様なスプマンテだと思いました。ブラン ド ブラン ファンとしてはこの繊細な感じ、好みです。

ランチより夜のアラカルトがなかなか良さそうだったので時間が合えば行ってみたいと思います。
ワインリストは結構センスいいです。



住所: 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング1F
店名: Italiano Enoteca D'oro(イタリアーノ エノテカ ドォーロ)
電話番号: 03-6383-1522
営業時間:
月~金
ディナー 17:00~23:30(L.O.22:30)

月~日・祝日
ランチ・カフェ 11:00~15:30(L.O.15:00)

土・日
ディナー 17:00~23:00(L.O.22:00)
※予約状況により、営業時間の変更があります。

IL PONENTINO(イル ポネンティーノ:銀座)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。




銀座ぶらぶら街歩きをしている時に偶然見つけたお店です。


こんにちは、HKOです。
休日出勤すると、周りに誰もいないのでついつい昼休みを長めにとってしまいます。
まあ、確信犯的にやっている部分は多分にあるんですが。

今回も長めのランチでハプスブルグ ファイルヒェンにでも行こうかしらと思っていたのですが、行っては見たものの満席で入れず。
失意のまま追い出され行くところが無くブラブラしてたのですが、たまたま目に付いたイタリアン。

前菜、パスタとメインで2000円、これはお安い。

もう行くところもなくて、入ったのですが、これがかなりいい感じでした。ビストロ的な気取らない感じ。
グラスワインがかなり限定されてますが、概ねコストパフォーマンスは良いと思います。


◼︎バケット(-)




◼︎おまかせ前菜3種盛り合わせ(★)

牛タンのカルパッチョ、これが柔らかい。ホールペッパーと岩塩、オリーブオイルでシンプルに仕上げてある。
真蛸のマリネはニンニクの風味、適度な酸味がある。
マスカルポーネのカプレーゼ。柔らかいマスカルポーネと甘いプチトマト、バシル。
これでその気になればワイン2杯は空けられそうだ。


◼︎パンチェッタ、パルメザンチーズと黒胡椒のカチョ エ ペペ(★★★)

少しハーブの香りがする。
パンチェッタが固め、かつ超ジューシー。噛み締めると旨味と脂の甘みがジュワッと。
そしてパルミジャーノとニンニクの風味。玉ねぎの甘みがすごい出てる。シンプルながら超美味い。
パスタの硬さも絶妙。量も複数皿の割には結構多く、この時点で結構お腹いっぱいになる。


◼︎メカジキのグリル ジェノベーゼソース(★★★)

バジルの葉、ジェノベーゼソースとグリルしたメカジキ。ちょっと岩塩が効いていて、ほろほろと崩れる。しっかりと火が通っているがメチャクチャ柔らかく、クリーミー。口に含むと溶けるよう。文句無し。


◼︎ヘーゼルナッツのトルタ(★★)

フローズンラズベリー、ブルーベリー、バニラソース、ブランデー入りのホイップ。キャラメリゼされたノワゼット、カラメルのムース。
甘みとビターさが共存する大人の味。


複雑さはないのですが、とにかくこのコストパフォーマンスと量と、素直な味わいはホント素晴らしい。
一皿あたり500円!...というと蕎麦の方が安いじゃねえかっていう話ですが、サイゼリヤと同等クラスのお値段で遥かに美味いイタリアンを食えるって凄いと思います。しかも銀座で。
かなり個人的には評価高いです。

また行きたいなー。
でも微妙に遠いんだわな。


住所: 東京都中央区銀座7-11-3 矢島ビル B1
店名: IL PONENTINO(イル ポネンティーノ)
電話番号: 03-3569-3232
営業時間:
[月~土]
11:30~16:00(L.O.15:00)
17:30~23:00(L.O.22:00)

[日・祝祭日]
11:30~16:00(L.O.15:00)
17:30~22:00(L.O.21:00)
ランチ営業、日曜営業


【日本酒:9】希少な日本酒を銘店「光寿」で頂く。

こんにちは、HKOです。
本日も前回に引き続き日本酒です。
比較的貴重と呼ばれる銘柄を中心に書いています。
磯自慢、飛露喜の純米大吟醸、而今の純米吟醸、出羽桜と十四代の大吟醸です。
あまり口に出来ない銘柄なので、テイスティングにもわりかし気合が入ってしまいます。


今回訪れたのは新橋の銘店「しんばし光寿」。
さすがに日本酒の品揃えが充実しています。


※突き出し。これだけで結構お酒を頂けちゃいます。



※蓮根の天婦羅。うまい。


こういうのをちみちみやりながら、飲むのっていいですよね...


さて、日本酒です。行ってみましょう。


生産者: 出羽桜酒造
銘柄: 出羽桜 大吟醸 万禮
原料米: 山田錦
精米歩合: 35%
酵母: 小川酵母
アルコール度数: 16.8%

突出した純米大吟醸だ。吟醸香が半端ない。
雑味の一切を排したエレガントかつ冷涼な一本。
冷たい印象がありながら芳香の強烈さは特筆すべき点で、メロンや白桃、(まさしく)洋梨の様な突出した果実味がある。上白糖、シロップ、生クリームやカッテージチーズなどの芳香、キンモクセイ、月桂樹などの要素が感じられる。
米の要素はかなり控えめに抑えられており強烈な吟醸香とともに冷ややかな旨みを感じることができる。
酸は柔らかく滑らかで口の中で冷たい凝縮した吟醸香が感じられる。素晴らしい。最高の日本酒のうちの一本。この冷たさ、凝縮感は最も好みの味わいだ。


生産者: 廣木酒造本店
銘柄: 飛露喜 純米大吟醸
使用米:山田錦
精米歩合:麹米 40%精米 掛米50%精米
アルコール度数: 16.1%

こちらも突出した吟醸香が感じられる一本。
万禮ほどではないにせよ、突出した純米大吟醸酒だと思う。米っぽさを残しつつ大吟醸のピュアさと吟醸香が感じられる。
メロンや和梨の吟醸香に加え水飴やカッテージチーズ、ショートブレッド、キンモクセイ、オレンジの花、青リンゴ、クレソン、青竹の様な芳香が感じられる。
米の旨みは十分に包含されており、時折ナッツのような芳香とメロン、和梨の要素が感じられる。綺麗だがボディが強く感じられ、万禮とはまた異なる特徴を持っている。これはこれで凄まじい大吟醸だと思う。


生産者: 木屋正酒造
銘柄: 而今 純米吟醸 愛山火入れ
原料米: 兵庫県産愛山(100%)
使用酵母:自社酵母
精米歩合:50%
アルコール度数:16%

十四代より若干純度は落ちるものの、非常に香りが高くパワフルな味わいが感じられる。
葛や千歳飴、メロンや洋梨の果実味、カッテージチーズやキンモクセイ、ダイコンのような微細な苦味がある。
こちらも極めて滑らかで柔らかい口当たり。
厚い旨味があり、千歳飴や葛のような厚い旨味を帯びた余韻が残る。多少の雑味はあるものの純米吟醸の特徴として十分に受け入れられる。包含する旨味と甘味が特徴的。


生産者: 磯自慢酒造
銘柄: 磯自慢 純米大吟醸 ブルーボトル古家
原料米 : 特A地区 東条秋津古家産 特上米100%
酵母 : 自社保存株
精米歩合 : 40%
アルコール度数 : 16~17度

非常に強い酒だと思う。重い香り、重い旨味、重厚。
ポムロール的というか。
ややアルコーリックながら、クルミや水飴などの純度が高い風味と共にショートブレッド、カッテージチーズ、シロップの様な要素。日本酒的でありながら、甘く、洗練されている。青竹やダイコン、キンモクセイ、洋梨の様な果実味がある。
やや強めのボディがあり、酸は潤沢。甘みと旨みの占有量は多くパワフル。甘い香りの立ち方は大吟醸的でややスモーキーさも感じる。パワフルだが、洗練された純米大吟醸だ。


生産者: 高木酒造
銘柄: 十四代 中取り大吟醸 播州山田錦
原料米 : 特A地区山田錦
使用酵母:山形酵母
精米歩合 : 35%
アルコール度 : 17.0度

香りの純度の高さや華やかさは流石は一級品。
酸を殆ど感じさせない滑らかさ、しなやかさがあり、またアルコール感も殆ど感じさせない。
メロンやバナナの様な果実味があり、水飴、マシュマロの様な甘く純度の高い香り、バターを主体に月桂樹の葉や山菜、キンモクセイの要素が感じられる。
口当たりは極めて柔らかく滑らかで上質なシロップを口に含んだ様な感じ。素晴らしい。



どれも最高でしたが、今回個人的に最も良かったと感じたのは万禮です。半端ない吟醸香だけど、決して甘ったるくなく、シャープで背筋が伸びた清涼感と凝縮感のある味わい。純度がともかく高く、米の要素は殆ど感じられない。最上クラスのブルゴーニュのピノノワールみたいな洗練された味わいがある。本格的にワインファンに好まれそうな日本酒だと思いました。
そういう意味では十四代も純度の高い大吟醸だった。
アルコール感を感じさせない軽やかさと凝縮感が感じられる。羽根の様なタッチ。上質なシロップを口に含んだ様な丸み。粘度や果実味、糖度も全く違いますが、洗練された軽やかで甘露な味わいはシャトーディケムを思わせます。ツヤツヤとしたタッチの日本酒です。

対して而今や磯自慢はどちらかというとパワフルというか重量感のある味わいを感じました。
特に磯自慢はアルコール感がしっかりとあり、重量感がある。ポムロール的というより熟したシラーズって感じかも。ただお米感は全くなくて、吟醸香と乳酸的な洗練された香りが強く感じられた。ボディは今回の中で最も強靭で粘度も高い。少しスモーキーさもあるような気がする。旨味もしっかりとあり、比較的味の強い肴とも十分戦えそうな味わいだと思いました。
而今は磯自慢同様重みを感じさせる日本酒ですが、わずかにそれより軽量で、かつお米的な要素を含んでいる様に思えます。純度が低い言えばそうなんですが、
純米吟醸の個性ともいえる部分ですので、ネガティヴ要素ではありません。
基本純米吟醸としての洗練さ、甘露さがお米の旨味が結合して千歳飴や屑の様な風味をけいせいしています。アタックはまろやかで柔らかいタッチです。
飛露喜は純米大吟醸ですが、どちらかといえば今回の而今に近い味わいだと感じました。
とても洗練されている吟醸香があるのですが、お米の要素をほぼ全く感じない十四代や出羽桜の今回の大吟醸と比べると、ちょっとタイプが異なります。多分精米歩合に起因する要素だと思いますが、アル添有無による差異という線も捨てきれない...
熟したフルーツの味わいとともに、ナッツの要素があるのが複雑味があっていいですね。

いやー、素晴らしかったです。
一部高騰している銘柄があるのは残念ですが、さすが一線級の吟醸酒はいいですね...!
こういうのが気軽に手に入るのが最高なんですがねえ。





【日本酒: 8】好みの日本酒を新橋「野崎酒店」で。


こんにちは、HKOです。
久々の日本酒の記事です。

変わらずワインファンからの観点から書いていきます。ただ日本酒はそこまで詳しくないんで醸造に紐付いた味わいまで追えはしないのですが。
まあ、マイペースにやっていきたいと思います。

いつも日本酒を飲むときに訪れるのは大体「野崎酒店」。新橋駅烏森口から徒歩5分くらいの所にある居酒屋です。



ささみの刺身。



毎度おなじみ厚焼き玉子。



締めのお蕎麦。


ここで日本酒をちびちびやりながら、摘むのホント最高。肴は日本酒リスト。



生産者: 日の丸醸造
銘柄: まんさくの花 うまからまんさく ひやおろし
使用米:秋田県産秋の精
平均精米歩合:55%
アルコール度:16%

丁度飲んだのが秋口だったので時期ものとして。
冷涼感のある純米酒。舌触りは滑らかで、酸にシャープネスがある。
カッテージチーズやバターのアロマ、木材、栗や葛、アカシア、青竹の様な風味が主体的。
ボディは細いが芯がある。アタックはすべすべとしていて、細身ながら凝縮感がある。米の旨みが充実。


生産者: 竹の露酒造場
銘柄: 白露垂珠 大吟醸
使用米: 出羽燦々
精米歩合:40%
アルコール: 16-17%

雑味が無くクリアなタッチ。甘さやボディにダレた所がないシャープネスがある。甘味も十分に感じられる大吟醸。水飴やバターの風味。そしてシトラス、洋梨のアロマ。酸が際立っている。月桂樹、クレソンなどの要素がある。
全体的に出羽燦々らしくシャープ、凝縮感があり、際立ったクリアネスを感じる。酸味は穏やかだが冷たいタッチがあり引き締まっている。水飴の余韻がある。


生産者: 新政酒造
銘柄: 新政 No6 X-Type 純米大吟醸
使用米: 吟の精×美山錦
精米歩合: 30%(麹)35%(掛)

微発泡しており、口内に僅かに刺激を感じる。
極めて甘露でまろやかなカッテージチーズやクリーム、上新粉のニュアンス。重厚なスタイル。
メロン、パパイヤの果実味、グレープフルーツの様な際立った酸味、クレソンの様なアロマか感じられる。先述した通り酸味と共に微発泡しており、甘露ながら比較的爽やかな印象を受ける。豊かなボディがあるが、アルコール感が前に出ているような気も。ポムロール的。


生産者: 本田商店謹醸
銘柄: 龍力 雄町 特別純米 1999年醸造
使用米: 雄町
精米歩合: 65%

外観は黄金色。
味醂のような熟成の進んだ香り。カラメルや和紙、胡麻や干し椎茸の熟成香。蒸した餅米やヨーグルト、ダイコンなどの複雑な要素が感じられる。
酸味は柔らかく全体的に滑らかな舌触りで口内で味醂やカラメルの様な余韻を残していく。
熟成酒の良さがしっかりと感じられる。



箇条書きで。
1: やっぱり美山錦、山田錦はボディの酒米、出羽燦々はシャープネスの酒米という感じがする。
2: たまに桧や木材の香りのは発酵前工程の桶の香り?
では、付いているのと付いていないのには何の違いがあるのか?
3: たまに日本酒によってはマロラクティックファーメンテーションの様な香りが感じられるが、これは日本酒にわずかに含有するリンゴ酸が乳酸化したものか、それともそもそも乳酸を含有しているか。全く関係のない要素か。
4: ボディの強い弱いを構成する要素は何か。
残糖、酸の強弱など?磨きが少ない方が厚みがあるような気がする。大吟醸はどちらかというと凝縮感やクリアネスが目立つ。

個人的な嗜好でいうならば、間違いなく白露垂珠 大吟醸ですかしら。出羽燦々の清涼感のあるクリアな味わいはやっぱり好きだ。


今後試してみたいこと。
・同じ酒蔵、醸造条件(酒米、精米歩合、絞り)で使用酵母のみ異なるもの。
・同じ酒蔵、酵母、醸造条件(酒米、精米歩合)での、あらばしり、中汲み、責め。
・ほぼ同一条件での生酒、生貯蔵
・同一酒の通常、山廃、ひやおろし

ワイン飲み始めた時もそうなんだけど、明確に差分が知りたい。日本酒は醸造起因の条件多いから大変そうだなー。やるなら腹決めないと大変そうだ。






Cucina Regionale Giglio(クッチーナ レジオナーレ ジリオ: 汐留)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。


誕生日だったので、お家で美味しいご飯が出てきました。 赤ワイン煮込みとメカジキのグリルが入った春巻きです。







うまい!



...とはいえ、持っていける分量が残る訳でもなく、お昼ご飯はそこらへんで食べなければなりません。
さて、どうするか。
イタリアンか蕎麦か米か...うーん悩む。


よし、近いイタリアンにしよう。




という訳でジリオに行ってきました。
てっきり第一京浜沿いにあるものかと思っていたのですが、少し裏に入るんですね。
新橋汐留方面の人はちょっと注意が必要かもしれません。御成門方面の人は気付くかな...いやないな。



B1なので、緩やかな階段を下っていきます。



えっ?閉まってる?
ひょっとして今日定休日?マジで?


...と思ったら普通に開きました。
おおおおい!定休日だと思ったじゃねえかあああ!


店内の雰囲気はクラシカル。イタリアのタヴェルナっぼくもあり、白いテーブルクロスと余裕を持った席配置はリストランテっぽくもある。小さいんだけど品があるんだよなあ。


食べるものを決める。
健康の為に前菜を追加。
メインはパスタかカツレツか悩みましたが、カツって気分でもなかったのでペポーゾソースのイ ピーチってのにしました。
...何を言っているのか分からないんだけど、なんか美味そうな気がする名前だ。


◼︎前菜盛り合わせ(★)

彩り鮮やかな前菜盛り合わせ。
オムレツ、パルマ産生ハム、リエット、バターライス、イタリア産ハトムギ、酢漬けの赤キャベツ、ほうれん草、サツマイモ、ジャガイモ、ゴボウ、ブロッコリー、カリフラワーなどの前菜盛り合わせ。
サラダ仕立てになっている。酸味豊かなソース。品目数が多いので、とても健康的な気がしてくる。


◼︎パン(-)
パンはフォカッチャ。外側カリカリで中はもっちり。


◼︎パスタ 国産和牛肉と黒胡椒の煮込みペポーゾのソース シエナ伝統のパスタ「イ ピーチ」(★★★)

つなぎの卵が入っていない凄いコシの強いうどんみたいな土着のパスタ。ソースは赤ワイン煮込み的でくたくたになるまで牛スネ肉が煮込まれている。玉ねぎの甘さと黒胡椒のスパイシーさが太い麺と絡んでとても良い。


ちょおおおお!赤ワイン煮込み被ったああああ!
厳密に言うと違うけど、大枠は一緒だよおおおい!

いや美味しかったからいいけど、これ結構痛恨だよね...


小麦で練ってあるからか、ものすごい腰が強い。
顎が痛い。でも量は少ないのにメチャクチャ食べ応えがある。太麺と絡む様に味は凄く濃厚。牛肉はフワフワ。
ペポーゾ単体だと物足りなさそうだけど、ソースだとかなりいい感じですね。

価格的には1000円前後なので汐留界隈だと普通くらいかしら。結構お腹いっぱいにはなります。
雰囲気もいいし、メインも食べてないので、また行きたいですね。


住所: 東京都港区新橋6-9-2 新橋第一ビルB1
店名: Cucina Regionale Giglio(クッチーナ レジオナーレ ジリオ)
電話番号: 03-3438-0748
営業時間:
営業時間 月~土
ランチ 11:00~14:00
ディナー 17:00~23:00



【ブルゴーニュ:85】クロ デ ランブレイ 2009~2012垂直




こんばんわ、HKOです。
本日はブルゴーニュ、特級クロ デ ランブレイの2009~2012年の垂直です。※ロゼ デュ クロを追加。


【データ】
ドメーヌ デ ランブレイはモレ サン ドニに拠点を置くドメーヌであり、長い歴史を持つ特級クロ デ ランブレイの最大所有者。現オーナーはフレウント ファミリー。醸造長はティエリー ブルーアン。
81年に特級畑への昇格を果たしたクロ デ ランブレイは1365年から名前が確認できる長い歴史を誇る畑。
大部分はドメーヌ ド ランブレイが保有しているが、ごく一部のみトプノーメルムが保有している。
この8.7 haの特級畑は粘土質のメ・ランティエ、東向き斜面のレ・ラレ、最も北部に位置するレ・ブショの3区画で構成されており、平均樹齢は約50年、平均収量は31hl/ha。
ドメーヌ デ ランブレイの収穫は手摘みによって行われ、選果台にて選定。除梗はほぼ無し。畑ごとに更に細分化して醸造。キュヴェゾンは15~18日間、 第一次発酵の後、約18ヶ月間オーク樽にて熟成、新樽比率は50%。清澄はせず、澱引きを2回実施。



【テイスティングコメント】
生産者: ドメーヌ ド ランブレイ
銘柄: ラ ロゼ デュ クロ 2013

外観は淡いピンク色で、粘性は中庸。
南仏のサンソーやグルナッシュノワールの様な充実した果実味のロゼではなく、もう少しドライで複雑なロゼ。イチゴやブルーベリーの瑞々しい果実味と共にフレッシュハーブや枯れ草、ミルクティーの様なほのかに甘い香り。白胡椒、クローヴ、鉄、ローストナッツ。
華やかな香りやハーヴィーな風味はクロ デュ ランブレイっぽいといえばぽいが、偉大なグランクリュとは決して比べられないACブルゴーニュ ロゼ。
滑らかな酸味とハツラツとした味わい。


生産者: ドメーヌ ド ランブレイ
銘柄: クロ ド ランブレイ グランクリュ 2009

28000円、WA93pt
外観は澄んだルビー、粘性は中庸。
2010年と同系統の熟成を経ているが、旨味の層がより厚い。
ナツメグ、デーツのスパイシーな香り。ジャム化した紫スモモやブラックベリーの果実味が現れている。燻製肉や黒オリーブ。八角やオリエンタルスパイスの風味が感じられる。トースティーな樹皮、タバコ、ベーコンなど。旨味をとにかく強く感じる風味ながら、燻した様な風味と梗の様な風味がある。
非常に充実したタンニンと酸があり、旨味の層も非常に厚い。クローヴ、紫スモモの余韻が明確に残る。
分厚いピノノワール。


生産者: ドメーヌ ド ランブレイ
銘柄: クロ ド ランブレイ グランクリュ 2010

23000円、WA94pt
外観は澄んだルビー、粘性は中庸。
果実味が旨味に転化しはじめている。
ナツメグやデーツなどのスパイスの香り、ダークチェリーやブラックベリーの果実味。燻製肉、ベーコンな旨味を強く感じさせる香り、黒オリーブ、土。僅かにスミレのドライフラワーの香り。ドライハーブなどの要素。2009年ほどの厚みはないが、旨味に寄った風味。僅かに華やかさが先に立つ。オリエンタルスバイスなど。
酸とタンニンは2009年ほど厚みはないものの、十二分に包含している。血液と紫スモモの果実味が伸びてくる。余韻は非常に長い。


生産者: ドメーヌ ド ランブレイ
銘柄: クロ ド ランブレイ グランクリュ 2011

23000円、WA90pt
外観は澄んだルビー、粘性は中庸。
トースティー、果皮と果実味のバランスが良い。
コーヒーや紅茶の様なローストしたニュアンス、そしてリキュールの様なアロマを帯びたブラックベリーやダークチェリーの果実味が感じられる。
スミレ、凝縮した蜜の様な甘みやオレンジの様な風味、クローヴやフレッシュハーブなどの茎を想起させる香り、ミントなど。燻製肉などの風味も徐々に出始めている。2012年と比べるとより熟度と樽が強い。
明らかに2009年、2010年と比べると明らかにタンニンや酸が柔らかく感じる。クローヴやベリーの果皮の風味が滑らかに舌を経由する。


生産者: ドメーヌ ド ランブレイ
銘柄: クロ ド ランブレイ グランクリュ 2012

25000円、WA90-92pt
外観は澄んだルビー、粘性は中庸。
引き締まったミネラル感がある。華やかなスミレの香りと、熟したブルーベリーやダークチェリーの厚みのある果実味。酸と冷涼さを感じさせる。徐々にタバコとコーヒー、シロップの様な甘露さと華やかなスミレ、スバイスの香りが一塊になっている。五香粉やオーク樽、シナモン、クローヴ、樹皮の風味。そしてなめし革や紅茶など。
当然ながら最も若々しくはっきりとした輪郭を持った果実味とベリーの味わい、野生的な香りを感じることが出来る。
2011年と比べても酸味とタンニンが際立って柔らかく感じる。五香粉、獣香、クローヴの余韻。しかし2011年同様冷涼であると思う。

【所感】
改めてクロ デ ランブレイの感想。
比較的抽出が強く、そして果梗由来のスパイシーな要素が前に出ていると思います。
ただ全房発酵であるDRCやプリューレロック、フィリップパカレとは全く異なり、梗の香りを除けばどちらかといえば100%除梗の様な洗練さを感じます。樽の使い方や抽出に起因するものかも。

ヴィンテージについて。

2009年。ジャムの様な潤沢な果実味とナツメグや黒オリーブなどの熟成感のある香りや旨味が見事に融合している。旨味の層は厚く、燻した様な芳香も残す。タンニン、酸共に極めて充実。

2010年。基本骨子は2009年と同様だが、より燻香と抽出起因の華やかな芳香が目立つ。旨味に寄った味わいで紫スモモや黒オリーブの要素が主張する。抽出は強いがタンニンの要素は2009年ほど高くはない。

2011年。若々しく、リキュールの様な凝縮した果実味と際立った樽香、抽出の要素が感じられる。ホールパンチ由来のスパイスの要素も。2012年と比べると果実味の熟度と樽の要素が目立つ。果実味が充実している為かバックヴィンテージと比較するとタンニンや酸は穏やかに感じられる。2011年的でありつつ、しっかりと凝縮感もある。

2012年。醸造的要素と果実の要素がまだ溶け込んでおらず、立体的で明確な輪郭を構成している。
2011年同様果実味は十分に熟しており、冷涼ゆえに凝縮している。最もスモーキーかつ抽出の要素がはっきりと現れている。2011年と比べると酸は穏やかで熟度は高い。

まず特性から。
一般的に2010年、2009年はブルゴーニュにとってのグレートヴィンテージ、2011年、2012年は天候不良による一般的なヴィンテージ、という評価になっています。
熟成感をほぼ感じない2011年、2012年を見ると、果皮の要素が前面に現れ、シロップというより花の蜜のような繊細な甘露さ、また酸を感じるところから、やはり冷涼な年であった事がよくわかります。
2009年、2010年は熟成感が前に出ているため、単純比較が出来ないところが難しいですが、ボディに厚みがあり、その部分でよく熟した年であった事を感じることが出来ます。

次に熟成については、先述した通り2009年、2010年は熟成感が前に出ており、樽や果皮、果実味が若干溶け込んだ状態にあります。対して2011年、2012年はこれらの要素がそれぞれ独立して感じられる状態とはっきりと分かれています。
ただいずれもタンニン、酸共に充実して存在しており、熟成感はあるものの2009、2010もベリー系の果実味を残しているので、まだまだ熟成の始めといった所だと思います。作柄にもよると思いますが、2009年、2010年がブルゴーニュにとって良い年だと考えると、収穫年4年後から熟成感が前に出はじめるという事は間違いなさそうです。
以外と2012年や2011年は来年には熟成感を感じられるようになるかもしれません。

全体でいうと、ジュヴレシャンベルタン寄りの特性を持ち、年ごとに機微が出やすい畑であるな、と思います。それはひょっとしたら畑の特性というより、果梗の比率が大きく、出来を左右する要素の一角を占めているからかもしれませんが、少なくとも市場に流通するクロ デ ランブレイの殆どはドメーヌ ド ランブレイのものなので、イメージとしては間違っちゃいないかも。






【ジュラ・ラングドック:2】ラングドックはシャルドネもお買い得。コロンベットのシャルドネ、ピノノワール。

こんにちは、HKOです。
常々思いますが、ラングドックという産地はとてつもないポテンシャルを秘めていると思います。
ただ現在体系化されていない為、消費者が良いワインを探しにくい、という部分はあるものの、第二のオーストラリアたりうる地域に近々なってくるのは想像に難くありません。
あとは旗印となる様な生産者がマスジュリアン以外にも沢山現れれば...
シラーやグルナッシュ、カベルネソーヴィニヨンは新世界に押されがちですが、ここからローヌやボルドーではない、新たなスタイルのワインが出てくる事を切に願っております。

今回は有望なシャルドネの生産者です。



【データ】
ドメーヌ ラ コロンベットは1870年にラングドック地方ベジエ近郊に設立されたドメーヌ。現在の醸造・栽培生産者はフランソワ・ピュジベと息子のヴァンサン。
冷涼な海風が年中吹き入れる石灰質主体の丘陵斜面の畑を120ha保有し、90haはリュットレゾネ、30haはAB認証を受けたビオロジックで栽培をしています。
赤、白も収穫したブドウは100%除梗。ステンレスタンクでアルコール発酵させます。
平均樹齢30年のピノノワールはアリエ産600リットルの樽(新樽率5%)で12ヵ月間熟成。平均樹齢25年のシャルドネはアリエ産600リットルの樽(1回使用樽100%)で12ヵ月間熟成。
ジョエル・ロブションなどのグランメゾンへの採用実績もあり、確かな実力を持った南仏のドメーヌです。



【テイスティングコメント】
生産者: ドメーヌ ラ コロンベット
銘柄: シャルドネ 2012

素晴らしいデイリーシャルドネだと思う。
突出したミネラル感と共に、しっかりと熟した果実味と樽の要素がある。
ペトロールにも似た強固なミネラル感以外はマロラクティック発酵を行った新世界のシャルドネにもタッチは似ている。バターやバニラ、パッションフルーツや洋梨の熟した果実味、白胡椒、ローストナッツの香ばしい香り。ムスクなどの要素が感じられる。
酸が柔らかく、苦味を感じるあたりも新世界っぽいかも。旨味はしっかりとあり洋梨やペトロールっぽい余韻を感じる。これで1800円はマジで安いと思う。


生産者: ドメーヌ ラ コロンベット
銘柄: ピノノワール 2012

外観は濃いルビー、粘性は高い。
濃い旨味があるピノノワール。
粗野で荒々しくチリのピノノワールの様にも思える。よって繊細であるとか優雅であるとかは全く当てはまらない。しかし果実味は充実していてブラックベリーやダークチェリーの熟した果実味があり、極めてキャッチーに作られている。
トーストなどの酵母や軽くローストした燻香、スミレや溶剤、西洋杉の様な風味が感じられる。
タニックで酸は柔らかい。ベリー系の果実の余韻が残る。
品格は高くないが、新世界の安いピノだと考えればコストなりに満足できると思う。
シャルドネの様にコストを遥かに超えた満足度の高いは得られないが。



【所感】
たまたま安シャルドネが飲みたくて銀座の酒販店で偶然買った2本です。
シャルドネが極めていい。
酸は控えめで、果実味と樽香、MLFが突出する新世界的な特徴を多く持っているシャルドネ。ただ液体の厚みは新世界ほど厚くはない。 アルコール度数の問題か。
一見通常の新世界シャルドネっぽいですが、このワインの素晴らしい所はその表面に覆われた強烈なミネラル感。さながら寒冷地のシャルドネの様なミネラルの表出。ボディが柔らかい代わりにミネラルでその骨格を構築している。あまり複雑な要素はないんですが、価格の割には凄く良くできたシャルドネだと思います。ガラス栓もなんか豪華な感じでいいですね。
お買い得だと思います。

ピノノワールの方はシャルドネの良さと比べると、少し凡庸にも感じられますが、チリのピノノワールの様な果実味に溢れたキャッチーなピノの様な気がします。エレガントさやリッチさはないですが...
価格的にはこちらは妥当ですかね。悪くはないですが。

しかしラングドックは本当に懐が広いですね。今の所グルナッシュ、シラー、シャルドネに関しては外さないですね。特にラ パッション グルナッシュとシャトー プシェオー プレステージ(シラー、グルナッシュ)、そしてコロンベットのシャルドネは凄く良いと思います。




成冨(ナリトミ:築地)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。

いきなりですが、HKOの昼飯の大半は社食の蕎麦だったりします。
安いですし、移動も少ないので、とても楽なんですけど、たまにすげえ美味い蕎麦食いたいぞ...!となる時が結構あります。

という訳で、会社からわざわざ15分程度歩いて築地(銀座?)の成冨に行ってきました。


もちろん美味い蕎麦を探しに..!



なかなかシブい、いい佇まいです。


暖簾をくぐると厳つそうな店主に一瞬怯む。
これこれ。これいいよね...!
早速時季ものの鴨を注文してみます。

ネギを刻んで...鴨を切って...つけだれに馴染ませて火を入れて...麺を茹でて....って長ー!
蕎麦だからババッと出てくるものかと思ったよー!

勿論普通の料理に比べたら早いものの、一杯の蕎麦にすごい時間かけてる...!すごい。



◼︎鴨せいろ(★★★)


透明度の低い濃いつけ汁に麩とネギ、そして肉厚の鴨。鴨は穀物系をローストした様な香りを帯びている。濃い鴨ダシ。出汁にもローストした香りが沁みてる
蕎麦は歯切れの良いコリコリした食感、あまり蕎麦臭さは無い。清廉さすら感じる雑味の無さ。
鴨も脂が乗っていて味が強い。旨味も潤沢な濃厚な鶏胸肉。つけ汁が濃いので、冷えても最後まで美味しく頂くことが出来る。



一杯の蕎麦としては満足感半端ないです。時季の鴨もプリプリで脂ノリノリだったし、何よりもそばの清涼感よ。

ちなみに大盛りで頼みましたが、デブには少し少ない量です。

こりゃあ、もしや酒を飲んだ後に高級な〆として食うのが最高なんじゃないだろうか。勿論そのままでも美味しいのですが、量的に。

今度機会があったら夜来てみよう。
夜蕎麦屋で一杯引っ掛けて帰るっての、やってみたいんだよね。


住所: 東京都中央区銀座8−18−6 二葉ビル1F
店名: 成冨(ナリトミ)
電話番号: 03-5565-0055
営業時間:
11:30~14:30(L.O.)
18:00~20:30(L.O.、土曜は昼のみ)



Mardi Gras(マルティグラ:銀座)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
今回は特に前提を確認してください、あくまで個人的な感想であり、その料理の本質を指し示すものではありません。無論そのお店全体の評価では絶対にありません。


今とてもジビエ熱が高まっています。
そもそもそういう時期ですし、丁度料理通信でジビエ特集を組んでおり、美味しそうだなあ、ジビエ食いたいなあと思っていた所で、記事内で紹介されていたマルティグラが会社にほど近い事がわかり、訪問しました。



怪しい雰囲気を醸し出す看板。淫靡で妖艶。



まずはワインを注文。ボルドーのクリュブルジョワの古酒。いいチョイスです。
これは嫌が応にも期待が高まります。


生産者、銘柄: シャトー ヴュー ロパン 1997

外観は透明度の高いガーネット、粘性は中庸。
極めて良好なバランスを保った古酒であると思う。
腐葉土や朽ちた木、炭焼きの香り。生肉、ベーコン。ナツメグやナッツなどのスパイスの香りを中心としてドライフラワーやプラム、カシスの果実味、バターの様なアロマが感じられる。
とても品の良い古酒で熟成香主体ながらも、果実味とボディがしっかりと生き残っている。
マジックこそないものの、十分楽しめるメドックの古酒だと思う。木材と土、心地よいカシスの香りの余韻が鼻に抜けていく。いい旨味が出てる。


◼︎パン(★)

ライ麦のパン、ジャガイモのオムレツ。
ベーコンとジャガイモの甘さが最高。しっかり塩味。美味しい。


いきなりワインとパンが美味しく、楽しい気分になってきます。

予算も無いので、前菜は頼まず、とりあえず目的のジビエを。
羊、牛、豚はそもそも今回の趣旨から外れるし、魚なんて論外だ。

さてどうするか。

鴨にすべきか、それとも鳩か。

いやいや雛鳥という選択も捨てがたい。


悩んだ末に、雛鳥はなんか可哀想な気がするし、鴨は割と何処でも食べられる、ほんなら鳩だろう。という結論に。



鳩にしよう。




なぜ、あの時素直に鴨にしておかなかったのか。




◼︎ランド産鳩のラケ(-)
本気のジビエを甘く見ていた所があった。





はい、頭真っ二つ。



ヒッヒイイイイ!グロ...グロいよおおおおお!!!
こんな写真見せられんわー!ボケー!
鳩さんごめんなさいごめんなさいごめんなさいー!
※実物はマルティグラさんでご覧ください。





味については正直全く口にあわなかった、調理法なのか、それとも鳩そのもののクセなのか。
全体的にはオレンジの風味が感じられる。これはいい。品がある。
ただ、足の部分はそうでもなかったのだけど、体部分のクセが本当に強烈。オレンジの風味とアルコーリックな風味、強い苦味かある。
これは臓物か?それとも血か?
痺れるような刺激、苦味。真っ二つになった鳩の頭もやや食欲を無くす。
この手の料理の場合滅多に残すことは無いのだけど、
最後は飲みたくもないマルベックで無理くり流し込んだ。今回初めて残してしまった。


ジビエそのものに耐性がなく、かつ「どのみち鳥類だろう」と癖を見誤った完全なるHKOの誤算である。

もう一度言う。これはHKOの経験不足である。

人によっては官能的かもしれない刺激的な味わいだが、個人的にはこれを全て平らげることは難しかった。隣で牛や豚を美味しそうに平らげている人が羨ましくなった。
ハンバーグとかステーキなんてヌルいもん頼んでんじゃねえよおおおお!美味そうじゃねえかコラあああああ!


...次回はコンサバティブな鴨や牛、豚を試したい。
あまりにも刺激的かつ、難易度の高い料理だったと思う。野生怖い。



結局、失意のままマルティグラを後にすることとなった。


新しいものに挑戦する時はそれなりの覚悟が必要です。


※余談ですが、ちなみに店内は携帯電話の電波は入りません。



住所: 東京都中央区銀座8丁目6−19 野田屋ビル B1F
店名: Mardi Gra(マルディグラ)
電話番号: 03-5568-0222
営業時間:18:00~01:00 LO00:00(日曜定休)


【ボルドー:22】ラフィット、レヴァンジル、イグレック、デュフォールヴィヴァンを利く

こんにちは、HKOです。
本日はボルドーグランヴァン5種類です。
アペラシオンはバラバラでソーテルヌ、マルゴー、ポムロール、ポイヤック。品種もバラバラ。

イグレック、デュフォールヴィヴァン、カリュアド ド ラフィット、シャトー ラフィット ロートシルト、レヴァンジルです。

【データ】
シャトーディケムはソーテルヌに拠点を構える世界最高の貴腐ワインを産出するシャトー。現地ソーテルヌの格付けでは、ただ唯一の第一特別級(プルミエクリュスペリュール)として君臨しています。
驚異的な低収量が特徴で、平均して葡萄一本につきグラス一杯のみしか取れない、これは木の樹齢の高い事、貴腐粒だけを丁寧に選別している事、そして長期間の樽熟成に伴う蒸発に起因します。100%オーク新樽で42ヶ月の樽熟成。全行程に渡って当然ながら補糖補酸は行われません。不作の年はリリースされません。(直近だと2012年ですね)
今回は辛口のセカンド的なポジションであるイグレックです。選果されたブドウは軽くプレスされ、温度管理されたステンレスタンクで発酵。発酵が終わる直前に、新樽比率33%の木樽で10ヶ月熟成。

シャトーデュフォールヴィヴァンはゴンザーク リュルトンが保有するメドック2級シャトー。品質を伸ばしている下位シャトーの台頭もあり、現状格付けには見合っていないとも言われます。ただし、その分値段はリーズナブルで手は出しやすく、意外とコストパフォーマンスの良い銘柄かと思われます。もちろん他の2級シャトーに比べると厳しいですが、決して悪くはないと思います。
平均樹齢25年の20haを保有。平均収量は50~55hl/ha。新樽30~50%で12~18ヶ月熟成。清澄も濾過もする。

シャトーレヴァンジルはポムロールに拠点を置くいわゆるシンデレラワイン。現在はラフィットの傘下にあり、価格、品質共に急上昇を続けるシャトー。
コンセイヤント、ヴィユー シャトー セルタン、ペトリュス、シュヴァル ブランに隣接する高いポテンシャルを持つ極上の14haを保有。土壌は粘土と砂が混じった深い砂利質土壌。現在品質的にはペトリュスやラフルールに双肩すると言われている。
平均樹齢40年の14haの畑を保有。平均収量は40hl/ha。発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスとコンクリートのタンクで25~30日間。発酵槽内でMLF。その後新樽80%で18ヶ月熟成。清澄や濾過も実施。

ラフィット ロートシルトは、伝統と格式に満ちたボルドー最高のシャトー(という見られ方をする)。ラフィットを生み出しているものの、1974年までは一級としては比較的凡庸でありながら、75年以降、エリックの行き届いた管理と、32~36ヶ月の樽熟成期間を20~30ヶ月に変更、さらに徹底したグリーンハーヴェストと意識的な遅摘みを行う事で果実味を引き出し、現在はその地位を不動のものとしている。現在はシャルル シュヴァリエがその指揮をとっている。
栽培面積は100ha、平均樹齢は45年。収量は平均で48hl/haとなっている。
栽培は先に述べたとおりグリーンハーヴェストで収量を抑えた果実を選定し、除梗機で除梗したのち、ステンレスと木製のタンクで18~24日間のマセレーションとアルコール発酵が行われる。オーク新樽16~20ヶ月で熟成を経た後に、無濾過で瓶詰めされる。
今回は最新ヴィンテージ2011のファースト、セカンド。


【テイスティングコメント】
生産者: シャトー ディケム
銘柄: イグレック ド シャトー ディケム 2011
品種:セミヨン80%、ソーヴィニヨンブラン20%

27000円、WA-pt
外観は透明に近い淡いストローイエロー、粘性は低い。芳香はやや控えめ。
熟度はさほど高くは感じないが、石を砕いたようなミネラル感が豊かで品の良いハチミツやマスカテルな香りが芳香する。クリーンで樽の要素やMLF的な部分はあまり感じない。ライチやシトラスの清涼感のある果実味、バター、白胡椒、ニンニク、白檀などの要素も感じられる。
香りは微妙だったが口に含むと出自の良さを証明するかのような滑らかな酸と甘いパッションフルーツのような果実味が感じられる。エレガントなセミヨン。
グラーヴの様なビッグなセミヨンとは少し性質が異なるみたい。

生産者、銘柄: シャトー デュフォール ヴィヴァン 1969
品種: カベルネソーヴィニヨン82%、カベルネフラン10%、プティヴェルト8%

WA-pt
外観はレンガ色で粘性は低い。
極めてエレガントな古酒。
タンニンや酸などの要素はほぼ抜け落ちている。土やキノコの風味、アセロラや梅しばの品のある果実味。
ドライハーブの風味、炭焼き、鉄分。腐葉土の風味。
綺和風のお出汁の様な繊細な旨味、エキス感がある。優美な純度の高い旨味成分の塊。


生産者、銘柄: シャトー レヴァンジル 2008
品種: メルロー75%、カベルネフラン25%

16000円、WA94pt
外観は赤みの強いガーネット、粘性は高い。
極めて熟度は高いが、新世界っぽさは無く、あくまでボルドーに寄り添った味わい。
バターなどの丸みがある風味、ドライハーブ、フルーツケーキ、よく熟したブルーベリーやブラックベリーの風味。スミレ、小豆のような要素が全面に現れている。乾いた土や燻製、リコリス、バニラ。
ロースト香をまとい、キャラメリゼしたフルーツの様な果実味が突出している。リキュール的な丸みもある。
酸とタンニンは豊かでボディはパワフル、フルーツケーキやキャラメリゼした厚い風味が感じ取ることができる。洗練されていながら果実味の厚みがあり、とはいえ新世界的な風味には至らない綺麗な味わいを感じることができる。素晴らしいポムロール。


生産者: シャトー ラフィット ロートシルト
銘柄: カリュアド ド ラフィット 2011

品種: カベルネソーヴィニヨン55%、メルロー39%、カベルネフラン、プティヴェルト6%
26000円、WA87-89pt
外観は紫色に近いガーネット、粘性は中庸。
典型的なポイヤックだが、やや青さを感じるカベルネソーヴィニヨンだ。ラフィットで現れたネガティヴな部分がより目立って感じられた。
西洋杉、イーストや僅かなピーマン香。果皮を感じるカシスやブラックベリーの果実味。果実味は十分に熟していると考えられるが、どこか散漫な印象があり、どちらかいえばリコリス、ハーブの香りが主体的に感じられる。
タバコ、土の香り。燻製肉、炭焼き、バニラなどの風味がある。やや密度が低いボディに対して、ギラついたタンニンや酸にアンマッチ感がある。


生産者、銘柄: シャトー ラフィット ロートシルト 2011
品種: カベルネソーヴィニヨン80%、メルロー20%

96000円、WA90-93pt
外観は紫色に近いガーネット、粘性は中庸。
カリュアドに比べると香りの規模感は大きく引き締まった体躯をしたワイン。構成要素は近く、基本完全なる上位互換のワイン。(見方としてはカリュアドが下位互換というべきか)
エシレバターやブリオッシュ、西洋杉の様なトースティーな風味と共に熟度の高いカシスやブラックベリーの凝縮した果実味を感じられる。こちらもカリュアド程ではないにせよ青さを感じられ、目立たないながらもピーマンやハーブの香りが感じられる。時間が経過するとコーヒーやリコリスが目立ってくる。僅かに小豆の風味。またカラメルやシロップの風味が感じられる。スミレ、燻製肉、マホガニーの様な風味がある。
タンニンは力強いが拡散していくような滑らかさがある。酸も豊かでカシスや西洋杉の様な果実味の余韻が残る。


【所感】
まずはイグレック。期待値が高すぎたのか、やや空振り。そしてこんなものか。という気持ち。
些か主観的な見方にはなるのですが、ディケムはどんなに期待を抱いても期待を下回る事は絶対無かっただけに正直「あれれ?」と。
香りに関しては閉じているだけかと思いますが、少し繊細の様に感じました。
まず表層にあるのは強いミネラル感、そして徐々に現れる蜂蜜やマスカットの様なフレーヴァー。
少しバターの香りはありますが、樽の要素やMLFによる丸さはあまり感じませんでした。クリーンで清涼感のある、どこかスパイシーなセミヨンです。
ただ口当たりは流石と驚嘆せざるを得ない滑らかさで、優美な酸とシルクのような質感を感じました。
香りが開いてくれるとかなり良くなりそうな気がしますが、今の段階だと、人によってはガッカリかも。

次にデュフォール ヴィヴァン。
評論家受けの悪いシャトーですが、この古酒はとても良かったです。もともとボルドーとしては非常に繊細なワインを作っていますが、古酒になるとこれほど美しくなるとは!状態も極めて良かったです。
タンニンは既に完全に抜け落ちており、このワインの核となっている目の細かい酸とエキス感、旨味が優しい液体に溶け込んでいる。腐葉土や梅しばなどの熟成香りを纏いながら、浸透していく味わい。
評価が悪いからこそ、このクラスの古酒を飲めると考えると、デュフォールヴィヴァンはお得かも。
若いヴィンテージは些か力不足を感じますが、古酒は探してみて損はなさそうです。

ポムロールはレヴァンジル。
デュフォールとは真逆。リッチでゴージャスなメルローです。ただそこに確固たる優美さが存在している。
破裂しそうな熟した果実味、バタースコッチの風味を主軸としてスミレの様な華やかさと小豆や乾いた土、燻香をまとっている。
ポムロール、ひいてはメルローの典型的かつ理想的なスタイル。豊かなグリセリンを持ちながら、決してアルコール感頼りの球体を重視しない。分厚いワイン。
ルパンは新世界的ですし、ペトリュスはもっと重厚。ラフルールほど複雑ではない。コンセイヤントほど繊細ではない。というと意外とオルネライアのマセットが一番近いかもしれない。豊満なメルロー。

最後はラフィット、そのセカンドのカリュアド ド ラフィット。2011年のヴィンテージ。
今ひとつ覇気が足りない感じ...というと凄く曖昧な表現ですね。密度が不足していて、タンニンのトゲトゲしさがやや目立つ味わいといった感じです。
とはいえラフィットの方はそれなりに良くまとまっていて、一級なりの風格が感じ取れるのですが、セカンドがちょっと良くない。
カベルネソーヴィニヨンの青いネガティブな要素が目立ち、液体密度も低くシャバシャバです。
果実味はあるのですが、それに立体感を出す為のボディが足りてない。樽と抽出がしっかりと為されており、要素だけ見ればリッチですが、ボディとの兼ね合いでかなりのアンマッチ感があります。
1級シャトーのセカンドワインとしてはかなり厳しいかなと。
ラフィット本体に関してもボディの弱さを感じるのですが、カベルネソーヴィニヨンのネガティブ要素はほぼに排除しているし、液体に香りに付いていけるだけの凝縮感もあるので、樽の要素、抽出の要素に不自然感は無く、例年に比べるとかなり小振りではあるものの、良好なバランスを保っていると思います。完成度は高いと思いました。
カリュアドも勿論素性は確かなワインではあり、グランヴァンを飲んでいる感覚にはなれるとは思いますが、この年のポイヤックに遥かに安く、品質が高いワインがある事を考えると、個人的にはあえてカリュアドを選ぶ事はないと思います。
ラフィット本体も同じくあえて選ぶ事はないと思います。確かに一級のマジックはありますが...

全体でいうならばレヴァンジルと時空魔法にかかったデュフォールヴィヴァンが良かったです。




シャトー・デュフォール・ヴィヴァン[2009]

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価格:6,264円(税込、送料別)


[2000] イグレック ”Y”

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価格:17,064円(税込、送料別)

Chinoi Shibuya(シノワ渋谷:渋谷)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。



こんにちは、HKOです。

HKOは大抵、夜はお家で嫁の作った美味しいご飯を食べているのですが、ごくたまに外食をする時があります。
例えば嫁と子供が出かけていたり、など。

そんな時は色々探しては食べに行っています。

今回のシノワ渋谷さんなんかは、結構飲みには行くのですが、ちゃんと食事をした事がないレストランでした。


丁度いい機会なので、食事目当てで訪問。
※当然ワインも飲む。


やっぱり、ここいいですね。
取り扱ってるグラスの種類も多く、コスパも良く、雰囲気も最高です。


今回はその中でも最もコスパが良いと思われる4000円の3皿プリフィクスコースを注文しました。


ちなみにアミューズはありません。
が、個人的には気にしていません。


早速ワインとコースを注文しました。



◼︎白 ドメーヌ ヴァインバック/ ゲヴェルツトラミネール キュヴェ テオ 2011

外観は明るいストローイエロー、粘性は高い。ゲヴェルツならではの爽やかなアロマティックな風味とほのかな残糖感が素晴らしい。
濃厚なボディがありながら、ほのかなミネラル感があり、ライチやパッションフルーツの爽やかな果実味、はちみつレモン、フレッシュハーブやムスクなどの香り、そしてほのかなチーズの香り。
綺麗な酸と心地よいほのかな苦味、残糖感を感じる厚いボディがある。




◼︎前菜: 山形産三軒豚のパテ(★★)

一切クセがない、肉厚なパテ。内臓っぽさがなく、食べやすい。やっぱりパテにはピクルスが不可避だよなぁ。豚の後味をビシッと引き締めてくれる。




◼︎赤 ターリー/ ジュヴナイル ジンファンデル 2012

※別記事をご参照ください。




◼︎前菜: 戻りガツオのカツレツ タブナートと梅肉フランボワーズソース(★★★)

中身はレア。外側だけカラッと揚がっている。
生っぽいフニフニさは無くて適度に身が引き締まって硬さがありナイフがサクッと簡単に通る。
ミョウガ、梅肉ソース、シソ、アンチョビとオリーブのソースがカツレツの旨味と食感を生かし、油っぽい部分を消す。
徹底的に爽やかにしている。揚げ物なのに、まるで刺身を食べている様な錯覚。
肉厚で超うまい。




◼︎赤 アンティノリ/ティニャネロ 2011

※別記事をご参照ください。




◼︎主菜: バルバリー鴨胸肉のロースト 黒七味風味のそばの実とポロネギのコンソメ仕立て(★★★)

生麩と蕎麦のみで相当和食っぽく感じる。
ダシも蕎麦の風味と鳥の出汁がしっかりと効いている。
肉厚な鴨、トースティーな焦がした香ばしい風味がいい。蕎麦の実って蕎麦の味が本当にするんだなー。すごいさっぱりとした感じだ。
ポロネギも甘くていい感じ。鴨せいろの再構築って感じ。
美味しいけどややボリューム不足だった...




◼︎赤 ボデカス オラーラ/ ティント 1976

外観はエッジにオレンジを帯びたガーネット、粘性は低い。
極めて強い出汁の香りと旨味が表出している。
アセロラ、ブルーベリーなどの強い旨味を包含する味わい。生肉や強い獣香が感じられる。そして濡れた土や腐葉土、リコリスなどのスパイスの要素を感じさせる。このワインの最も素晴らしい部分は香りに留まらず全ての要素が完全に調和がとれている部分で、1976という極めて古いヴィンテージでありながら香りの落ち込みは感じられず、綺麗な旨味と酸味が広がっていく。それでいて決してボディが貧弱ではなく、適度に力強い。がアセロラやベリー、獣の香りが滑らかな酸と余韻があり、良好なバランスを感じ取ることができる。




◼︎練乳と蜂蜜のバニラアイスクリーム ペドロヒメネス添え(★★)

神の与えたもうた組み合わせだけど、お家でも出来るので。蜂蜜の濃厚な甘みは凄くいい。



プラス800円でミニフォアグラ丼が付くらしいのですが、以外とコースを最後まで食べ進めると結構お腹いっぱいになります。
まあ、結構パンを頂いたからかもしれませんが。


どれも美味しかったですが、戻りガツオのカツレツが凄い良かったですね。
カツレツでありながら、ソースや薬味で徹底的に爽やかに食べられる。揚げ物でありながら揚げ物を感じない秀逸な一皿でした。

メインの鴨もフレンチ頻出の食材ながら和食の食材を使って、さながら鴨南蛮、あるいは鴨せいろの再構築って感じがしました。

これだけ楽しめて、4000円は安いですね。
ワインを飲んだのでもう少し行きましたが、基本的にはコストパフォーマンスがとても良い。

クラシックが流れるオリエンタルデザインの店内は凄く雰囲気もいいし落ち着いているから、会食などにも使えそうです。



ちなみに向かう前にジムに行っていたので、帰宅する頃にはベロベロでした。
ベロベロで帰れるのもディナーの良いところですね。
いや、日中はお酒飲みませんけどね。
当たり前じゃないすか。



住所: 東京都渋谷区宇田川町28丁目4番地 A2ビル 8F
店名: Chinoi Shibuya(シノワ渋谷)
電話番号: 03 5457 2412
営業時間:
[月~金・土・祝前]
18:00~26:00 LO25:00
[土・日・祝]
12:00~14:30
[日・祝]
18:00~24:00 LO23:00







【シャンパーニュ】強靭なミネラルと酸、しなやかな果実味を包含するNPU、その他2本を利く

こんにちは、HKOです。
最近ご飯の話題が多くてすみません、今回はちゃんとお酒ですよ。シャンパーニュ。
RMのラエルト フレール、そしてNMのバロン ド ロスチャイルド、ブルーノ パイヤールです。
NPU初挑戦です!

【データ】
ラエルト フレールはエベルネ南西シャヴォ村に拠点を置くRM。現在は若干27歳のティエリー ラエルトがその指揮を取っています。新世代のシャンパーニュを背負う若き生産者。畑は10の村、75の区画に10ha所有(樹齢60年の区画もある)。
栽培はビオロジック。手作業による耕作、低収量化を
実践。
収穫したぶどうは垂直式プレス機で圧搾、新樽は使用せず旧樽で発酵する。瓶詰め後24ヶ月熟成、ミレジムは48ヶ月以上。
今回のラ ヴィーニュ ドートルフォアは樹齢40~60年の区画のピノ・ムニエ100%。
6ヶ月間澱とともに熟成しMLFはせず、濾過後ビン詰め。ドザージュは4-5g/l。

シャンパーニュ バロン ド ロスチャイルドは、ムートンのバロン フィリップ、ラフィットのドメーヌ バロン、金融業を営むバロン エドモンの三社が協業で作り上げたシャンパーニュ。
今回のブラン ド ブランはアヴィーズ、クラマン、メニル シュール オジェ、オジェの葡萄を使用。
リザーヴワインは40%使用、ドザ―ジュの後、6~9カ月熟成。ポートフォリオはこのほかにロゼとブリュットがあります。

ブルーノ パイヤールは1975年に設立された比較的新しいメゾンで、本詰めを始めるまでは仲買商を行っていました。
リリース以降、高い評価を受けており、ジョエル ロブションやオリエンタル急行、そしてロバートパーカー主催のヘドニストディナーなどでも供されています。
ブルーノパイヤールのシャンパーニュは100%ヴァン ド キュヴェのみ。第一次発酵は15-20%を木製樽を使用し、残りはステンレスタンクで醸造。シュールリーの熟成期間が法定期間の2~3倍程度。瓶内二次発酵は温度10.5℃、湿度80%にて管理され、出荷都度デコルジュマン、ドサージュは最低限に抑えられます。
今回のNPU(ネック プリュ ウルトラ:最上級)はその名の通り、ブリューノパイヤール最上のキュヴェ。ブージィ、ヴェルズネイ、オジェ、メニル シュール オジェの4つのグランクリュから構成。第一次発酵は100%バリックで10ヶ月。その後2000年7月に最上の樽を選別しブレンドする。第二次発酵は定温セラーで。デゴルジュ~ドサージュ後の安定期間を含めると13年の月日をセラーの中で過ごし、出荷される。


【テイスティングコメント】
生産者: ラエルト フレール
銘柄: ラ ヴィーニュ ドートルフォア ヴィエイユ ヴィーニュ 2008
品種: ピノムニエ100%

約6000円
外観は極僅かに赤みを帯びたストローイエロー。泡は力強く立ち上る。
香りから、既にエレガントで完成度が高い。
ムニエらしい若々しいシャープがあるものの、強めの旧樽の要素が上手くそれを包み込んでいる。
ミネラルが全体に漲っている。フレッシュハーブやローストナッツ、バニラの要素が前面に出ており、洋梨、パッションフルーツの酸味を感じさせつつも確実に熟した果実味。そしてバニラ、花の香りが感じられる。旨味のある果実味が充実している。
エクストラブリュットで、酸味は鋭く感じられる。グレープフルーツやナッツ系の余韻。旨味が表出していながら繊細さを感じる。


生産者: バロン ド ロスチャイルド
銘柄: バロン ド ロスチャイルド ブラン ド ブラン NV
品種: シャルドネ100%

約10000円
外観は淡いストローイエロー、粘性は中庸。
とても品の良いブランドブランだと思う。
リンゴやパイナップルの旨味も伴う明るい果実味と共に、蜂蜜やバターの様な香りとチーズ、カシューナッツの様な風味が感じられる。白い花やフレッシュハーブなど。
甘さより、フレッシュで溌剌とした清涼感のある果実味を感じることができる。
酸味と旨味は突出しており、さながらエクストラブリュットの様な芯の強さ、エッジーさがある。
リンゴやパイナップルの余韻。心地よい泡だ。


生産者: ブルーノ パイヤール
銘柄: NPU 1999
品種: ピノノワール50%、シャルドネ50%

約30000円、WA95pt(1990)
外観は淡いストローイエロー、粘性は低い。
驚くべきミネラルと酸に彩られ、強烈な張り詰めたようなシャープネスを持つキュヴェ。堅牢で強固。
ただそれでいて、相反する様な豊かな果実味も包含する。
石灰を感じさせるミネラル感の奥に、熟した白桃やネクタリンの様な豊かな果実味。強い旨味と酸を感じさせるリンゴ。清涼感のあるフレッシュハーブ、白い花、ローストナッツの風味が感じられる。
時間経過と共に焼き栗の様な甘やかな芳香も現れてくる。
アタックに力強い酸のエッジが残る。
華やかな花やフレッシュハーブとリンゴの突出した旨みが残響として残る。熟成の余地は膨大。


【所感】
いずれも素晴らしかったです。
まずラエルトですが、これが最も予想外で、想像したムニエの味わいとは全く違うものでした。
というのも今まで飲んだムニエ100%のシャンパーニュはムニエの清涼感やシャープな酸を活かした作りが主体だったのですが、ラエルトのミレジムは強めの樽の要素を帯びています。当然ムニエの良さを活かすた為、MLFで過剰にこってりしたスタイルにはしていません。ただ明らかにステンレスタンクで醸造した様な冷淡でシャープネスなそれとは一線を画しています。
あくまでミネラルと酸を前面に出しながら、クリスピーな樽の要素も主張している。併せて旨味も包含し、値段を考慮すると熟成余地もある、非常に素晴らしいムニエだと思いました。ちなみにエグリウーリエもムニエ100%を作っていましたが、樽発酵だったか微妙に覚えてません。どうだったかな...
次にバロン ド ロスチャイルド ブラン ド ブラン。
極めて品のあるシャンパーニュです。硬質なミネラルを持つメニル シュール オジェ、骨太なアヴィーズ、繊細でクリアな果実味のクラマン、それぞれの特徴を上手く汲み取ってアッセンブラージュしている。
濃厚さを取らず、あくまでフレッシュで溌剌とした酸と蜜のような品の良い果実味を包含している。樽の要素は感じられない。
リザーブワイン40%とあるが、そうと思えない程若々しい。旨味や極僅かにチーズの様な熟成香があるものの、基本リザーブワインが若いのかもしれない。
裏を返せば酸がアグレッシブなので、こってり系シャンパーニュ好きには物足りないかも。安定感は確実にある一本。
最後にNPU。圧巻です。
以前ブルーノパイヤールの90年代前半のブラン ド ブランを飲んだことがありますが、十分に熟成していながも、ミネラリーで堅牢な印象を受けるワインでした。
勿論それより若い1999年、かつフラッグシップであるNPUは、それに輪をかけて堅牢。張り詰めた様なミネラルと酸があり類稀なるシャープネスがあります。
そんな中にも豊かな果実味も包含しており、熟した白桃やネクタリンの様な果実味を感じる事ができます。
現状でいうとシャープさが前に出ているので、もう少し熟成するとバランスが良くなるかもしれません。
ただ10年かそこらでこれら全て解けるかというと、それも想像できないんですよね...難しいワインだ...

今回はコスパ含めてラエルトが一番面白かったです。ムニエ100%かつミレジムというレアさ、6000~7000円というミレジムにしてはお安い値段が魅力でした。
NPUは圧巻ではありましたが、あと数年は熟成をしたものを飲んでみたかった...





岡半本店(オカハン/銀座)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
結構前ですが、ランチで岡半本店に行ってきました。

会社から結構距離があるので(大体徒歩15分くらい)、ちょっと早歩き気味で。
しかし、ここの周辺、結構雑居ビルが多くて、お店を探すのに難儀しました。この時点で13分経過。


読めるような読めないような...


平日の昼休み明けくらいの時間(12:50)に行ったのですが、それでも6人くらい待ちが居ました。はい20分経過。残り復路15分を除くと25分。



お店のセラーを時間潰しに眺める。
右岸左岸の銘酒、ナパの名門、ブルゴーニュのスター生産者が勢ぞろい。ボトルの価格がいくらかとても気になるところ。

ようやくが席か空いて、鉄板があるカウンター席に通される。




否応無しに期待感が高まります。



まずはサラダ。(-)
クルトンが入っています。

サクサクと一気にいきます。



き...きたああああああ!
程なく肉登場。すごい存在感!
「この肉を焼きます」と宣言されます。




ほんで、これを...





こうして...





こうじゃ。





和牛リブロース薄焼き120g(★★★★)。
ちなみにミートボールシチュー(★)もついてます。
ご飯はお代わり自由です。英語でEndless Riceです。No take free。

片面だけざっと焼いて、しかるべき後くるくるっと巻いて、すぐカット。
レアな状態で供されます。
だからか、肉が柔らかい、柔らかい。
シルクの様なお肉の口溶け。
ものすごくトロッとしています。
タレはニンニク醤油と甘辛い生姜のタレ。
醤油の方だと塩分が際立って感じられてしまった為、甘辛いタレの方が薄焼きには合ってると思いました。(ステーキとかなら別かも。)
甘辛い生姜のタレがすごく良くて、やや油の際立った和牛ロースに対して清涼感と甘み、旨みを添加している。素晴らしい。


ミートボールのシチューは、長時間煮込んである訳ではないので、それぞれ個別の野菜をシチューに浸して食べている感じ。
日本の煮物文化に慣れている我々から見ると具材に味が染みていない為、結構好みが分かれるかも。
しかしこれで基本1500円なら、たまの贅沢ランチとしてかなりアリだと思います。
お昼ジャストミートで並ぶと大変混むみたいですが。ちょいズラしてが良さそうです。

結局食事終了が昼休み終了10分前。
次の打ち合わせがあったので悠長に歩く訳にもいかず猛ダッシュで帰社しましたとさ。

せわしない...


住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座7-6-16 銀座金田中ビル7階・8階
店名: 岡半本店(おかはんほんてん)
電話番号: 03-3571-1417
営業時間:
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:30~22:00(L.O.21:30)
ランチ営業
プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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