【ジュラ・ラングドック:2】ラングドックはシャルドネもお買い得。コロンベットのシャルドネ、ピノノワール。

こんにちは、HKOです。
常々思いますが、ラングドックという産地はとてつもないポテンシャルを秘めていると思います。
ただ現在体系化されていない為、消費者が良いワインを探しにくい、という部分はあるものの、第二のオーストラリアたりうる地域に近々なってくるのは想像に難くありません。
あとは旗印となる様な生産者がマスジュリアン以外にも沢山現れれば...
シラーやグルナッシュ、カベルネソーヴィニヨンは新世界に押されがちですが、ここからローヌやボルドーではない、新たなスタイルのワインが出てくる事を切に願っております。

今回は有望なシャルドネの生産者です。



【データ】
ドメーヌ ラ コロンベットは1870年にラングドック地方ベジエ近郊に設立されたドメーヌ。現在の醸造・栽培生産者はフランソワ・ピュジベと息子のヴァンサン。
冷涼な海風が年中吹き入れる石灰質主体の丘陵斜面の畑を120ha保有し、90haはリュットレゾネ、30haはAB認証を受けたビオロジックで栽培をしています。
赤、白も収穫したブドウは100%除梗。ステンレスタンクでアルコール発酵させます。
平均樹齢30年のピノノワールはアリエ産600リットルの樽(新樽率5%)で12ヵ月間熟成。平均樹齢25年のシャルドネはアリエ産600リットルの樽(1回使用樽100%)で12ヵ月間熟成。
ジョエル・ロブションなどのグランメゾンへの採用実績もあり、確かな実力を持った南仏のドメーヌです。



【テイスティングコメント】
生産者: ドメーヌ ラ コロンベット
銘柄: シャルドネ 2012

素晴らしいデイリーシャルドネだと思う。
突出したミネラル感と共に、しっかりと熟した果実味と樽の要素がある。
ペトロールにも似た強固なミネラル感以外はマロラクティック発酵を行った新世界のシャルドネにもタッチは似ている。バターやバニラ、パッションフルーツや洋梨の熟した果実味、白胡椒、ローストナッツの香ばしい香り。ムスクなどの要素が感じられる。
酸が柔らかく、苦味を感じるあたりも新世界っぽいかも。旨味はしっかりとあり洋梨やペトロールっぽい余韻を感じる。これで1800円はマジで安いと思う。


生産者: ドメーヌ ラ コロンベット
銘柄: ピノノワール 2012

外観は濃いルビー、粘性は高い。
濃い旨味があるピノノワール。
粗野で荒々しくチリのピノノワールの様にも思える。よって繊細であるとか優雅であるとかは全く当てはまらない。しかし果実味は充実していてブラックベリーやダークチェリーの熟した果実味があり、極めてキャッチーに作られている。
トーストなどの酵母や軽くローストした燻香、スミレや溶剤、西洋杉の様な風味が感じられる。
タニックで酸は柔らかい。ベリー系の果実の余韻が残る。
品格は高くないが、新世界の安いピノだと考えればコストなりに満足できると思う。
シャルドネの様にコストを遥かに超えた満足度の高いは得られないが。



【所感】
たまたま安シャルドネが飲みたくて銀座の酒販店で偶然買った2本です。
シャルドネが極めていい。
酸は控えめで、果実味と樽香、MLFが突出する新世界的な特徴を多く持っているシャルドネ。ただ液体の厚みは新世界ほど厚くはない。 アルコール度数の問題か。
一見通常の新世界シャルドネっぽいですが、このワインの素晴らしい所はその表面に覆われた強烈なミネラル感。さながら寒冷地のシャルドネの様なミネラルの表出。ボディが柔らかい代わりにミネラルでその骨格を構築している。あまり複雑な要素はないんですが、価格の割には凄く良くできたシャルドネだと思います。ガラス栓もなんか豪華な感じでいいですね。
お買い得だと思います。

ピノノワールの方はシャルドネの良さと比べると、少し凡庸にも感じられますが、チリのピノノワールの様な果実味に溢れたキャッチーなピノの様な気がします。エレガントさやリッチさはないですが...
価格的にはこちらは妥当ですかね。悪くはないですが。

しかしラングドックは本当に懐が広いですね。今の所グルナッシュ、シラー、シャルドネに関しては外さないですね。特にラ パッション グルナッシュとシャトー プシェオー プレステージ(シラー、グルナッシュ)、そしてコロンベットのシャルドネは凄く良いと思います。




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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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