【日本: 8】今後大きな躍進が期待される国産カルトワイン3種

こんにちは、HKOです。
年の瀬も迫ってまいりましたね。体調崩さないように頑張ってきましょう!
今回は手に入れることが極めて難しい国産カルトワイン3種です。
ミエイケノからシャルドネ、ピノノワール、ドメーヌタカヒコからナナツモリ ピノノワールてす。


ではいってみましょう。


【データ】
ドメーヌ ミエイケノは山梨県小淵沢に拠点を置く生産者。設立は2007年、栽培醸造責任者は池野美映氏。ポートフォリオはシャルドネ、ビノノワール、メルロー。
詳細は生産者のHPからご覧ください。
化学肥料、除草剤は不使用。醸造はグラビティフローを採用。フレンチオーク小樽で発酵。一部新樽を使用。ピノノワールは18ヶ月、シャルドネは12ヶ月の熟成。無濾過で瓶詰めされる。

ドメーヌ タカヒコは2010年に北海道余市登地区に設立はされたドメーヌ。栽培醸造責任者は曽我 貴彦氏
ポートフォリオはピノノワールを中心にツヴァイ、ケルナー。
今回のナナツモリ ピノノワールは砂石や安山岩の礫が含まれる水はけの良い赤褐色の粘土土壌。
選果は複数回実施。100%全房で野生酵母を使用して発酵。ピジャージュは足で行い、抽出を制御する。
キュヴェゾンは30日以上。12ヶ月の小樽熟成、無濾過で瓶詰め。
詳細は生産者のHPにてご覧ください。


【テイスティングコメント】
生産者: ミエ イケノ
銘柄: 八ヶ岳 シャルドネ 2013
品種: シャルドネ100%

外観は明るいストローイエローで、粘性は中庸。透明度はやや低め。
抜栓直後は自然派の若いワインに見られるようなごく僅かな微発泡の刺激と還元的な香りを感じたが、抜栓3日目にそのポテンシャルが発揮された。
例えるならばピュリニーモンラッシェといった所。
石の様なミネラル感と共に香ばしいノワゼット、エシレバター。若々しい白桃や洋梨の果実味、ハチミツの要素が支配的。白い花やフレッシュハーブなど。
一見ムルソーの様にナッツの香りが強く感じられたが、クリアな果実味と卓抜したミネラルは改めて見るとピュリニーらしい。
酸は滑らかだがしっかりと存在している。ただわずかに後味に苦味が感じられる。ハチミツとノワゼットの余韻を残していく。


生産者: ミエ イケノ
銘柄: 八ヶ岳 ピノノワール 2012
品種: ピノノワール100%

透明度の高い明るいルビー、粘性は低い。
エレガントで妖艶なピノノワール。極めて洗練されており凝縮感がある。華やかなスミレや溶剤などの、しっかりとした樽の風味(キャラメル)、そして日本らしい僅かに青い梗、イチゴやブルーベリーの瑞々しい蜜の様な甘さがあり、まるで国内外のデュアルの様な味わい。マホガニーなど。綺麗なミネラルがある。鉄釘、生肉の要素。
酸は極めて豊かでタンニンも良くグリップしてくる。
トースティーな樽とスミレ、ブルーベリーの様の余韻を残す。余韻に新樽らしき苦味が。


生産者: ドメーヌ タカヒコ
銘柄: ナナツモリ ピノノワール 2012
品種: ピノノワール100%

やや濁りのある明るいルビー。
自然派の様な摘みたての瑞々しいイチゴやクランベリーのジャムの様な果実味が感じられる。オレンジピール、スミレなどの赤い花の要素、スパイシーでスーボワの様な風味、僅かに炭焼きの様なトースティーな風味も伴う。樹皮の要素が感じられる。生肉など。クルミの様な要素もある。基本はとても瑞々しい味わい。
旨味と酸がしっかりとあり、瑞々しいチェリーのジャムの余韻が口の中に広がる。華やかで溌剌とした酸味が心地よい。


【所感】
欲しいけど手に入らないミエイケノとドメーヌタカヒコですが、たまたま運良く飲む事が出来ました。
八ヶ岳シャルドネ。
抜栓直後抜栓微妙に発泡感があって「大丈夫かな...」と思ったのですが、翌日に完全なる本領発揮。
ブルゴーニュのシャルドネを思わせる綺麗なミネラル感、ノワゼットの様な樽香、若々しい白桃や洋梨、そしてハチミツの様な風味も感じられる。(テイスティングコメントでは勢いでピュリニーじゃないか!と書いてしまいましたが、受ける印象はやっぱりあんな感じです)。樽がしっかりとありながらもクリアな印象が崩れないのは非常にピュリニー的だと思いました。
次に八ヶ岳ピノノワール。低温浸漬による抽出と高比率除梗、樽のロースト香がアンリジャイエ以降のブルゴーニュと時差が無い洗練されたピノノワールになっていると感じました。
ベリー類の蜜の様な果実味。綺麗なミネラル感。全体感はブル的だけど日本ワインならではの酸やボディの繊細さを感じます。 非常に完成度が高いピノノワールだと思います。
次にナナツモリ ピノノワール。オーストラリアの自然派生産者(ヤウマやルーシーマルゴー)、あるいはラウルペレスに近いと思いました。プリューレロックにも似てますが、断然抽出や樽の要素は控えめだと思いました。瑞々しいイチゴやフランボワーズ、ホールパンチ由来のタイムやローズマリーなどのハーブの香りが伴う。凝縮感や透明感のあるピノノワールではないですが、たまらないエキス感があるピノノワールです。

ミエイケノのワインはかなり強くブルゴーニュを感じさせる作りで、きっとブルゴーニュ原理主義者も好きになれるのではないかと思います。っていうかブラインドだと、きっとわかんないですね、これ。
対してナナツモリピノノワールも国産かと言われれば結構微妙で国産というより自然派のワイン、というのがすごくしっくりくると思います。
個人的にこの手のワインが好きなので、すごくしっくりとくるのですが、ミエイケノ、ドメーヌタカヒコ共にピノノワールは全然手に入らないので、残念ですね。似たような生産者で簡単に手に入るようなのないかしら...





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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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