【シャンパーニュ: 37】ルイ ロデレール、クリスタル ロゼ 2006

こんにちは、HKOです。
今回はルイロデレール社のフラッグシップ、クリスタル ロゼです。
クリスマス イブに併せて抜栓して大変ロマンティックな時を過ごせました。

嘘です。

はい、酒の一滴すら飲んでないです。
行ってみましょう。


【データ】
ルイロデレールはランスに拠点を置く1776年創業のNM。ロデレールグループという大きい会社を経営しています。傘下にはボルドーのシャトーも。
現在ロデレールで保有する自社畑はモンターニュ ド ランス、コート デ ブラン、ヴァレ ド ラ マルヌ合計で213ha。約70%が一級以上の畑を保有しています。
大きな特徴としてはリザーブワインをふんだんに使うことで、40からなる畑から作られた150樽程のリザーヴワイン(2-6年熟成)が保管されており、ノンヴィンテージのシャンパーニュに90%程度がその比率だとされています。ドサージュに使用するリキュールも5年熟成を使用し、徹底的な品質管理が行われている。
今回のクリスタルロゼは優良な年にのみ生産される単一ヴィンテージのもの。ビオディナミで栽培した、アイの最上級の畑に植わる古木のピノノワールを使用。20%をオーク樽で発酵。瓶内熟成は6年以上。


【テイスティングコメント】
生産者: ルイ ロデレール
銘柄: クリスタル ロゼ 2006
品種: ピノノワール55%、シャルドネ45%

約70000円、WA94pt(2004)
外観は淡いピンク、粘性は中庸。
ロゼでありながら、ブリュットに近い芳香が感じられる。ロデレールらしいシャープな印象と熟した果実を感じる事ができる。張り詰めたミネラル感、フレッシュハーブ。そしてバタークリーム、シロップのまろやかな風味と共に、クランベリーや熟したリンゴ、オレンジなどの果実味。カシューナッツ、白い花やハチミツなどの風味が感じられる。フレッシュで溌剌としており、旨味に満ち溢れている。
泡は繊細で、酸味と旨味のバランスが極めて取れている。リンゴの様な強い旨味を伴う余韻が非常に長く続いていく。


【所感】
さすがに毎度思いますが、クリスタル ロゼ、素晴らしいですね。
ボリューム感のあるシャンパーニュを作る印象のメゾンですが、やはりクリスタルの本質は、密度の高い果実味と共に感じられる、シャープな酸と繊細さ。マロラクティック発酵は恐らくしていないんじゃないかと思う。
酸やミネラルによる芯の通った堅牢さがあり、その奥に隠れているのは膨大な果実味の凝縮感。凄まじいポテンシャルを包含しているのがすごくわかる。
それに加えて樽発酵によるナッツなどのリッチな風味も併せて感じられ、複雑さが助長されている。
樽と果実味ときたらMLFをしそうなもんですが、あえて極めてシャープに仕上げる事によってスレンダーながら筋肉質なシャンパーニュになっていると思います。ピノノワールの旨味も充実していて、非常に素晴らしい!

といっても高いですけどねー。



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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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