【シャンパーニュ: 41】ピエール ペテルス レ シェティヨン 2006

こんにちは、HKOです。
新居移転のささやかなお祝いにシャンパーニュを買いました。ピエールペテルスのレ シェティヨンです。以前から飲みたいと思っていたシャンパーニュで一念発起して購入しました。


【データ】
ピエール ペテルスは1840年創業のレコルタンマニピュラン。ドメーヌ本詰めは1929年から始めています。1932年に現在のフラッグシップとなるメニルの小区画レ シェティヨンを取得。現在は17.5haの自社畑を保有しておりヴーヴクリコの元醸造長ジャックペテルスのサポートの元、ロドルフ ペテルスが指揮を取っています。
マスセレクションで選ばれた平均樹齢35年から65年の葡萄の木を使用。栽培はリュットリゾネを実践している。畑で選果を行った後、グラビティフローで自然にプレスされた果汁は10~12°Cで、18~20時間静置しデブルバージュ、10~11°Cで長期間ステンレスタンクでリューディーごとに発酵する。シュールリー状態で定期的にアエレーションを行い6ヶ月熟成。100%マロラクティック発酵の後、リザーブワインを加えて瓶内二次発酵。
使用されるリザーブワインは約30%(勿論NVのみ)、ソレラ方式で良年14ヴィンテージをブレンド。今回のグランクリュは瓶内熟成を32ヶ月行う。ル メニル シュール オジェ60%、アヴィーズ、クラマン40%を使用。
今回のフラッグシップ、シェティヨンは100%メニルシュールオジェで平均樹齢60年の単一畑「レ シェティヨン」のブドウから作られています。キュヴェ100%。ドサージュ5~6g/ℓ。瓶熟成 72~96ヶ月。


【テイスティングコメント】
生産者: ピエール ペテルス
銘柄: グランクリュ メニル シュール オジェ レ シェティヨン 2006
品種: シャルドネ100%

WA95pt
外観はストローイエロー、粘性は中程度。
極めてクリーンでミネラル感が豊かなシャンパーニュ。砕いた石の様な強靭なミネラル、クリーンさを感じさせる赤リンゴや白桃の果実味、それにローストナッツ、ブリオッシュや白い花の蜜の様なアロマが混じり合う。ハチミツやごくわずかにドライシェリーにも感じられる塩味もある。
酸味はかなりシャープでミネラル感も潤沢な為、一見硬質な性質を持っていそうだが、その実果実味の凝縮感が高い為過度にシャープには感じない。
余韻が群を抜いて長く、リンゴの旨味、ローストナッツや蜂蜜のような余韻がいつまでも残っていく。
ミネラル感、塩味、酸味の強さ。堅牢で強靭なメニルシュールオジェの特徴を象徴している。


【所感】
ル メニルの特徴を象徴すると共にそれだけに止まらないクラマンの様な厚みも持つブラン ド ブランだと感じました。
今回常温と適温を試してみましたが、常温時は強固なミネラル感と強い酸を維持しながらもクリーンかつふくよかな果実味とナッツの要素が主体的に現れていました。恐らく適温、やや冷やし気味の温度で初めてメニルらしさが出るのではないかと思いましたが、冷やし気味にした時にもシャープネスはさほど出ず、旨味の厚みが酸の鋭さを包んでいる様な印象を受けました。
一般的にメニルの印象としてはシャンパーニュ随一とミネラル感と鋭い酸、凝縮感の強い柑橘系の果実味を想起させるのではないかと思うのですが、シェティヨンは蓋を開けてみるとピーキーな部分よりバランス感が目立つシャンパーニュの様に感じました。
よって今飲んでも美味しいし、熟成させれば格別ではないかと。オススメです。


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【カリフォルニア: 34】キスラー テイスティング 赤2



こんにちは、HKOです。
3回に渡るキスラーレポートの最後はスティーブキスラーの新プロジェクト、オキシデンタル ワインズのソノマコースト、そしてフラッグシップのオキシデンタル ステーション ヴィンヤード キュヴェ キャサリンです。


【データ】
オキシデンタル ワインズはキスラーのスティーブキスラーが、2013年にソノマコーストでスタートした新プロジェクト。例えるならばキスラーがドメーヌ ルロワだとするとドーヴネの関係性に近いのかしら。赤だけだけど。
使用する畑はオキシデンタル ステーション ヴィンヤードとボデガ ヘッドランズの2畑のみ。
フラッグシップのキュヴェ エリザベスはボデガ ヘッドランズ、キュヴェ キャサリンはオキシデンタル ステーション ヴィンヤードの単一畑。
ソノマコーストはこの2つのキュヴェのアッサンブラージュ。収量は30hl/ha、厳密なグリーンハーヴェストか行われ、収穫は夜間に行われます。除梗はせず、天然酵母を使用して全房発酵。ピジャージュは最低限に。新樽25%、MLF後5ヶ月熟成後無濾過無清澄で瓶詰めされます。


【テイスティングコメント】
生産者: オキシデンタル
銘柄: ソノマ コースト ピノノワール 2012

約20000円
瑞々しく濃密で華やかなピノノワール。キスラーのソノマコーストと近い性質はあるものの、より構成されている要素の濃密度や香り高さがこちらの方が強く、明確な赤系果実のコンポートの様な香りが感じられる。トフィーやワッフルなどの少し焼いた様なアロマ、そしてイチゴやブラックベリーのコンポートの様な甘い果実味。時間が経過すると強烈な甘さを放っていく。レ スショ的。スミレやミルクティー、白檀、クローヴやシナモン、燻製肉、わずかにオレンジの要素が混じる。
酸味は柔らかく滑らかだが、少しタンニンが際立っている。スミレや果皮の香り、そして旨味を感じさせる余韻を残していく。


生産者: オキシデンタル
銘柄: ピノノワール オキシデンタル ステーション ヴィンヤード キュヴェ キャサリン 2011

約38000円
ソノマコーストと方向性は同じでありながら、明らかに最も凝縮しており、高濃度のワイン。明確な構成要素があり煮詰めたイチゴやクランベリーの様な果実味とシロップ漬けのスミレの香りを感じられる。圧倒的な格上感がある。グランエシェゾー的。
煮詰めたイチゴやクランベリーの立体的な香り。ミルクティーや強いスミレの香り、樽香は果実味に隠れてか控えめにワッフルが香る。ほのかな土や葉の要素。燻製肉やシナモン、クルミ、ワッフルのような要素が感じられる。どこか自然派的なニュアンスがあるがとにかく凝縮感が突出している。アプリコットやナツメグ、クローヴのアロマ。
酸味もタンニンもこの中ではパワフルな方で力強いアタックを感じさせる。イチゴやナツメグ、スミレ、わずかに鉛筆の芯の要素を感じさせる。余韻は長い。


【所感】
この2回でピノとシャルドネの素晴らしさを語りましたが、このオキシデンタル ワインズの2本は個人的にはより上質なピノノワールだと感じました。
ストレートな果実味はともすればキスラーのピノノワールの方が上回っているかもしれませんが、その凝縮感や構成要素の密度、粘性はオキシデンタルの方が事実として高いと思います。そのくせ抽出的な黒系果実は見せず、赤系の華やかで瑞々しい果実味を強く感じるのですよね。例えばそれはイチゴでありクランベリーでありブラックベリーのジャムといった果実味がグラスから溢れています。
キスラーと比べると抽出は抑えめですし、よりブルゴーニュに近寄った味わいだと思います。
ソノマコーストは先述した様にキスラーのそれと比べると、より密度や凝縮度が高いものとなっています。赤系ベリーのジャムの様な果実味と、それに合わせてはっきりとした樽香がトフィーやワッフルの様なローストした香りを発露させています。
赤系果実かつ、はっきりとした果実味やグリセリンはヴォーヌロマネでもレ スショ的な特徴を感じますね。
ホールバンチ的なクローヴの要素もありますが、樽と赤系の果実味が主軸となっています。エキス感があり、瑞々しくありながら、リッチな造りです。
そしてオキシデンタル ステーション ヴィンヤード。
凄まじいです。ソノマコーストの完全上位互換。強烈な凝縮感やグリセリンを包含しています。そして赤系果実のジャムの果実味がはっきりと立ち上がっています。煮詰めたイチゴやクランベリー、MLF起因のミルクティー、華やかなスミレの香りが立体的なストラクチャーを形成しています。ワッフルやクルミの様な樽香は存在していますが、他の要素が際立っているので相対的に落ち着いています。例えるならばグランエシェゾーでしょうか。余韻も極めて長くエレガンスとパワフルさが同居しています。
キスラー2010年のキャサリンとは比較にならない位素晴らしく私の最初に感動したキスラーそのものでした。今思うとやっぱり2010年と不振だったのだなぁと思いました。
その他のヴィンテージは本当に素晴らしいんですけどね...このオキシデンタルもキスラーのニューステージを予感させる様な素晴らしいピノノワールでした。




【カリフォルニア: 33】キスラー テイスティング 赤1

こんにちは、HKOです。
本日はキスラーの赤2種類、ルシアンリヴァーヴァレー、ソノマコーストです。
どちらともナパヴァレーと比べるとより海岸沿いにあるエリアですね。


【データ】
キスラーは1978年にルシアンリヴァーヴァレーに設立されたカリフォルニア最高峰のシャルドネを算出する生産者。収量を抑え、丁寧な栽培を行った樹齢の高いシャルドネやピノノワールは収穫後選果され、それぞれのキュヴェに回される。発酵には100%自然酵母を使用している。
醸造工程はそれぞれ異っており、ノワゼッティエールはMLF後フレンチオークの新樽30%1年樽70%で10ヶ月熟成。
マックレアヴィンヤードもMFLを行いフレンチオーク新樽50%旧樽50%で11-18ヶ月熟成を行う。
ソノマ コースト ピノノワールはキスラーのピノノワールの中では最もスタンダードなキュヴェ。新樽比率は不明。
ルシアンリヴァーヴァレー ピノノワールは1986年に取得された渓谷と海岸の間にある標高の高い畑から収穫されるピノノワールを使用。フレンチオーク新樽60%旧樽40%て14ヶ月の熟成させる。すべて無濾過、無清張で瓶詰め。
ブラックシップはキュヴェ キャスリーン(Ch100%)、キュヴェ エリザベス(PN100%)。


【テイスティングコメント】
生産者: キスラー ヴィンヤーズ
銘柄: ルシアンリバー ヴァレー ピノノワール 2013

約13000円
外観は赤みの強い淡いルビー、粘性は中庸。
瑞々しくスパイシーなピノノワール。黒系のベリーや茎の様な要素が主体。ややMLFが際立つ。この中だとやや大人しい性質を持っている。
ブリオッシュやワッフル、瑞々しいブルーベリー、ダークチェリーの様な果実味、スミレや赤い花の蜜の要素。徐々に香りが強くなり華やかさと蜜の様な細い甘い香りが漂うようになり、茎の様なスパイシーな香りが控えめになっていく。なめし皮やミルクティー、シナモンなとのアロマが感じられる。
タンニンはかなり柔らかく、酸も非常に滑らかで落ち着いている。赤系の瑞々しい果実味と蜜を想起させる様な果実味が感じられる、


生産者: キスラー ヴィンヤーズ
銘柄: ソノマ コースト ピノノワール 2013

約13000円
瑞々しくも凝縮感のある果実味を持つピノノワール、高い域に伸びていく熟した黒系果実のベリー類を想起させる果実味がある。こちらもややMLFが際立つ。近年のニューウェーブ系カリフォルニアピノノワールを想起。よく熟したダークチェリーやブルーベリーの果実味、華やかなスミレ、そしてワッフルの要素。
最初から全力だったがルシアンリヴァーと入れ替わるように少し香りが弱まった。瑞々しい。ドライハーブやクローヴ、紅茶、なめし皮などの要素。ややスパイシーに。華やかな性質を持つピノノワール。
タンニン、酸共に滑らかで緻密、華やかなスミレや黒系ベリーの余韻が長く残っていく。瑞々しく華やかな味わいだ。


【所感】
うーん、除梗100%とどこかで見たような気がするんですけど、すごい全房っぼいぞ...
キスラーの赤を最後に飲んだのって結構前だからあんまり覚えてないんだけど、前回のレポート見ると全房っぽい記載があるんで、そうなのだろうか...
という訳で、ルシアンリバーヴァレー、ソノマコースト共に全房発酵的な要素があります。2013年も2012年同様エキス感を感じさせつつ、充実した果実味がよく出ていると思います。
上記の2つの違いについてはルシアンリバーヴァレーがミュジニー寄りのシャンボールミュジニーの特性を持つのに対して、ソノマコーストはボンヌマール寄りの特性を持っているように思えます。
無論あそこまで繊細ではなく、MLFと焼きの弱い樽、エキス感のある果実味がしなやかに絡み合う感じではないのですが、瑞々しさから強烈な凝縮感を放ち始めるルシアンリバーヴァレーと最初からやや充実した果実味を持つソノマコーストはシャンボールミュジニーの位置関係に似ているな、と感じました。
どちらも充実した果実味があるのにも関わらずビッグワインになっていないのがいいですね、過剰な抽出を控えているからでしょうか。
いわゆるアルコール感の強いものであったり、強い抽出と果実味と甘い樽香を効かせたタイプではない事は間違いないですね。とてもバランス感覚の良いピノノワールだと思います。ブルゴーニュにも似ていますが、カリフォルニアの海岸沿いの風を感じるのが、テロワールに沿っていていいですね。
カリフォルニアのワインにブルゴーニュスタイルは期待していませんから。カリフォルニアで作られるのであれば、カリフォルニア典型スタイル、あるいは繊細でもカリフォルニアのテロワールを感じられるワインがやはりいい。オーベールなんかは前者だと思いますが、緩く膨らんでいるわけではないし、ピノノワールの個性がちゃんと出ていれば、それは土地の個性だと思います。
そういう意味ではこれらのキスラーのピノノワールはワインとしても上質ですし、カリフォルニアを感じられるので素晴らしいと思います。


【カリフォルニア:32】キスラーテイスティング 白

こんにちは、HKOです。
ひとりぼっちのテイスティング勉強会においては大変お久しぶりのキスラーについて、以降3回に渡ってレビューしていきます。

ちなみに定期的に更新をしていた本ブログが急激に更新速度が落ちた理由と致しましては、単純に引っ越しがありまして、そちらに手を取られていました。
そんな感じで引き続き新居からお送りします。


【データ】
キスラーは1978年にルシアンリヴァーヴァレーに設立されたカリフォルニア最高峰のシャルドネを算出する生産者。収量を抑え、丁寧な栽培を行った樹齢の高いシャルドネやピノノワールは収穫後選果され、それぞれのキュヴェに回される。除梗は100%。発酵には100%自然酵母を使用している。
醸造工程はそれぞれ異っており、ノワゼッティエールはMLF後フレンチオークの新樽30%1年樽70%で10ヶ月熟成。
マックレアヴィンヤードもMFLを行いフレンチオーク新樽50%旧樽50%で11-18ヶ月熟成を行う。
ソノマ コースト ピノノワールはキスラーのピノノワールの中では最もスタンダードなキュヴェ。新樽比率は不明。
ルシアンリヴァーヴァレー ピノノワールは1986年に取得された渓谷と海岸の間にある標高の高い畑から収穫されるピノノワールを使用。フレンチオーク新樽60%旧樽40%て14ヶ月の熟成させる。すべて無濾過、無清張で瓶詰め。
ブラックシップはキュヴェ キャスリーン(Ch100%)、キュヴェ エリザベス(PN100%)。


【テイスティングコメント】
生産者: キスラー ヴィンヤーズ
銘柄:ソノマ コースト レ ノワゼッティエール シャルドネ 2013

約10000円
外観は淡いストローイエロー、粘性は中庸。
カリフォルニア良作シャルドネの王道的なワイン。
濃厚なヘーゼルナッツの風味、そして洋梨や黄桃のような豊満な果実味、バタークリーム、フレッシュハーブのアロマ、それらを引き締めるミネラル感がある。
徐々にコンポートの様な甘みも現れてくる。
ボリューム感のあるシャルドネ。だが、それだけに留まらないしっかりとしたミネラル感もある。
口に含むとバターや洋梨、黄桃のカリフォルニア的なシャルドネの余韻が長く続く。酸は穏やかで、幾分かMLF的な苦味がある。しかしながらリッチでいつ飲んでも良いワインだ。


生産者: キスラー ヴィンヤーズ
銘柄: シャルドネ マックレア ヴィンヤード 2012

約22000円
外観は淡いストローイエロー、粘性は中庸。
ノワゼッティエールと比べるとミネラル感がより突出しており、砕いた石の様な印象を受ける。
またオイリーなヘーゼルナッツのニュアンスも健在で、それと共にバターや白檀、白い花、フレッシュハーブ、蜜を思わせる洋梨や花梨の果実味が感じられる。膨れ上がるノワゼッティエールに対して、より凝縮感があり蜜や果実の要素が鮮明に浮き上がっている、それらの要素を強いミネラル感で下支えする。
口に含むと強いミネラル感とバターや洋梨の果実味と蜜の余韻が長く続く。酸は充実。苦味はやや強め苦味が感じる。


【所感】
いいですねー、やっぱりキスラーの白は最高です。カリフォルニアならではの豊満な果実味と樽の風味と共に、芯を支えるミネラルがしっかりと存在しています。特にマックレアヴィンヤードの強靭さと凝縮感は本当にカリフォルニアとブルゴーニュの良いとこ取りだなぁと。
まずノワゼッティエールですが、ムルソーに近い豊満なタイプのワインに仕上がっています。ボリューム感豊かな果実味こそカリフォルニア的であるものの、ナッツ類やバタークリームの風味はまさにムルソー的なスタイル。また十分にミネラルもあり酒質が緩かったりとそういった事はなく、シャルドネとして凄く良くできています。少し余韻に苦味はあるものの、これに関してはこのスタイルの特徴なので特に気になりません。
次にマックレアヴィンヤードですか、これが打って変わってかなり引き締まったシャルドネです。
シャサーニュモンラッシェ的でミネラル感を豊富に含んでいる上に凝縮した様な蜜のアロマが鮮明に現れています。ナッツやバターの風味は健在ですが、相対的にやや目立たなく感じますね。酸も充実しており、カリフォルニアの果実味かありつつも、ブルゴーニュに近い印象を受けるワインです。
キスラーはそもそもシャルドネが得意ですが、やはりいいですね。極めて満足度の高い2本だと思います。


【ブルゴーニュ:103】徒然なるまま古酒、シャサーニュ赤とムルソーペリエール。

こんにちは、HKOです。
本日はブルゴーニュ コート ド ボーヌの赤白古酒2種類です。


【データ】
ドメーヌ ラミーピヨは1600年ごろから続く歴史ある生産者。その出自はサントーバンとシャサーニュ モンラッシェにあります。条件の良い畑だけを手元に残しています。栽培は減農薬農法で実施している。

アルベールグリヴォーはムルソーの名門ドメーヌ。現当主はミシェル バルデ夫妻。
手摘みしたブドウを圧搾し、オーク樽で発酵。
新樽率は村名ムルソーで10%、1級ペリエールとクロ・デ・ペリエールが20%、ブルゴーニュ・ブランは古樽のみ。
熟成期間はすべて11ヶ月。熟成の後瓶詰め。ポートフォリオは厳選された赤三本、赤一本。フラッグシップはモノポールの一級クロ デ ペリエール、一級レ ペリエールの2種類。特にモノポールである0.95haのクロ デ ペリエールはペリエールの中でもペリエール ドスュの中心に位置する最高の区画。


【テイスティングコメント】
生産者: ドメーヌ ラミー ピヨ
銘柄: シャサーニュ モンラッシェ ルージュ 1982

8000円
外観は茶色を帯びたオレンジ、粘性は低い。
腐葉土とバルサミコの様な香りが主体的で、少し過ぎている印象があるが、いい状態の古酒だと思う。
よく旨味的な成分が出ている。
腐葉土やドライフラワー、生肉の様な旨味を強烈に想起させる香りと共に、梅やブルーベリーのジャム、濡れた樹皮、ミルクティー、燻製のようなアロマが感じられる。熟成起因の香りが主体的であるものの、時折見せる微妙な果実味が経過年数を感じさせる。
全体的にエレガントだが微妙な獣香も感じられる。
酸は大分柔らかくなっているものの、未だしっかりと存在している。タンニンはわずかに感じられる程度、椎茸的であったり、魚醤のような強い旨味があり、余韻も腐葉土やアミノ酸、グルタミン酸に起因するような強い余韻を感じる。


生産者: アルベール グリヴォー
銘柄: ムルソー プルミエクリュ レ ペリエール 1997

19000円
外観は淡い黄金色、粘性は高い。
一定の熟成感はあるものの、まだまだ若々しくミネラル感に満ちている。とはいえ、程よく樽とミネラルは溶け込んでいて、間違いなく熟成ピークの入り口に差し掛かっている。
石を砕いた様な強烈なミネラル感があり、ヘーゼルナッツやエシレバターの様なアロマやリコリス、アスパラガスの風味。蜜蝋、干したグレープフルーツの皮の様な果実味が感じられる。徐々にカスタードクリームを想起させるような香りも。前面には出ていないが、わずかに感じられるシロップ要素やMLF起因の香りは少しカリフォルニアを想起させる。
アタックから余韻に至るまではほぼ完璧で、ボリュームと丸みのあるアタックから、ほのかなグリセリン、その後旨み、酸味が広がっていく。レモンピールやナッツの余韻が感じられる。


【所感】
まずはちょっと珍しい村名シャサーニュの赤。一級のクロ サン ジャンやモルジョは結構見かけますが、村名赤はあまり見ないですね。
やや過ぎた印象はありますが、良い古酒だと思います。唸るような感動を呼び起こすものではないものの、熟成ピノノワールの良さは非常によく出ています。
熟成起因の腐葉土とドライフラワーのアロマが主体的で、若かりし頃は比較的しっかりとした抽出と樽を施していた事が想像出来ます。また生肉や獣香などの要素もあり、野生的。熟成要素が主体的でありながらも、梅やブルーベリージャムの様な旨みと果実味も存在しています。
勿論フーリエの古酒などと比べると幾分か洗練さに欠けるものの、価格を考えると、古酒としてはとても手を出しやすい金額だと思います。

次にアルベールグリヴォーのムルソーペリエール1997。
塩を感じさせる旨味やナッツの様なクリスピーさ、バターの様な風味、そして強靭なミネラル感が未だに残る。さすがはムルソーの中でも強いミネラル感を持つペリエールといった所。既に18年を経過してなお、しっかりとした骨格を保っている。
一般的なムルソーのイメージとしてナッティーでクリーミーという特徴があると思うのですが、それのまさに正統進化というかナッティーさとクリーミーさが互いに溶け込んで、熟成による塩味を帯びている感じ。
ただそもそも果実味よりミネラル感を押し出しているのか、グリセリン感はさほど感じず、これが更に熟成して行った時にラフォンのジュヌヴリエール1989の様なアロマを醸し出すか微妙ですね。
最初のピークとしては現状最高ですが、2次ピークは恐らく無さそうな気がします。そもそものムルソーの中でもミネラルが豊富な畑の性質かもしれませんが。
とりあえず、現段階でいい値段で最高の古酒を飲めた様な気がします。
やはり古酒は独特の良さや奥深さを感じる事ができますね。



Liberte a table de TAKEDA (リベルテ ア ターブル ド タケダ: 麻布十番)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。
※★無しは「普通」です。好きじゃなかったのはそもそも書きません。


こんにちは、HKOです。



六本木へ続く大通りから2本入った閑静な住宅街にひっそりと佇む邸宅風のレストラン。



本日はリベルテ ア ターブル ド タケダです。
ミシュラン東京版 2015では*1を取得しています。シェフはフランスのトロワグロ、ジャルダン テ サンスで修行を積み、そしてRestrant-Iで料理長を務めた武田健志氏。開店は2012年。



暗くて見にくいですが、窓側の席に沿うように小さい池が走っています。店内から見るとかなり素敵。



間接照明が多用されており、非常に落ち着いたムーディーな雰囲気です。



ただ店内はちゃんと明るく、絨毯や壁の色で非常に温かみのある空間になっています。


早速駆けつけ1杯、まずはシャンパンから頂きます。
グラスシャンパーニュは2種類。
アンリオ ブリュット スーヴェランとリュイナール ブラン ド ブラン。どちらも腐るほど飲みましたが、いいシャンパーニュだと思います。
特に何も考えずブリュット スーヴェランをチョイス。

◾︎シャンパーニュ
生産者: アンリオ
銘柄: ブリュット スーヴェラン NV

7000円
外観は淡いストローイエロー、粘性は中庸。
香ばしくフレッシュな果実味が魅力的なシャンパーニュ。グランメゾンのいわゆるシャンパーニュ。
しかしながら良くできている。
熟したリンゴやシトラスの様な果実味、ほのかに感じられるバターの風味、フレッシュハーブのアロマ。
ハチミツの様な芳香が漂う。
酸は爽やかで、口の中にフレッシュなリンゴやその蜜のアロマが広がっていく。極めてキャッチーで優しい味わいのシャンパーニュ。
リッチではないが手堅い爽やかなシャンパーニュ。


量は多くないですが、その分レストランにしてはグラスの価格が抑えられていて、大変好感か持てます。ワインペアリングもなかなかお得です。
すぐにアミューズが供出されます。


◾︎アミューズ1「ほおづきとブータンノワールのパイ」(★)

ほおづきの皮を開けるとふわっと香るトマトの様な香り。黄色になるまで熟成をしているらしい。なるほど、フルーツ的な酸っぱさと甘みが感じられる。ナッツの様な香ばしさも感じられるのが不思議。
ブータンノワールのパイは豚肉やスパイスの風味が感じられるパイ。外はサクサクで中はフワフワ。


ほおづきはあまり食べたことがないのですが、ものすごく甘いプチトマトって感じですね。
間を空けず二皿目のアミューズが。


◾︎アミューズ2「ホワイトアスパラガスのスープ、北海道産牡丹海老」(★★★)


ホワイトアスパラガスの冷製スープ。
滑らかでクリーミー、それでいてホワイトアスパラガスそのものを食べているような強い甘みと風味を感じます。
ううーん、濃厚。
牡丹海老の殻は香ばしくクリスピーでサクサクとした歯ごたえ。ホワイトアスパラガスのクリーミーさとバッチリとハマっている。そして中には生の牡丹海老。ねっとりとした食感で濃厚、サクサクとしたローストガーリックと相まって結構複雑な味わいに。
牡蠣の風味のするという花が乗っているが、確かに言われてみれば牡蠣の風味がするかもしれない...
言われなければ気づかないかもしれないが。

贅沢なアミューズでした。
次に前菜に先駆けてパンが現れます。


◾︎パン

パンは外はサクサクで、中はびっくりするほどフワフワ。ポルチーニ茸的な風味を感じるバターも最高。美味しい。


次に前菜です。


◾︎アントレ「タイラギ貝とシラウオのセビーチェ」(★★★)



メチャクチャデカイ貝類の殻がそのまま皿に!
なんでもこれより大きいサイズのものもあるという。
タイラギってこんなにデカイのか...
火を通した肉厚なタイラギ貝と白魚の上にグリーンピースや筋青海苔、紫蘇、海ぶどう、インゲンなどが乗り、ジュレは柑橘の香りが漂う。
タイラギの貝類の旨味と炙った香ばしさ、白魚のぷつぷつとした食感、ほのかに感じる苦味をジュレの柑橘の要素がまとめあげている。またそこに海苔の磯風味、紫蘇の風味が混じり、多くの要素が違和感なく同居している。またグリンピースや海ぶどうのプチプチした食感やタイラギの肉厚な食感、薄皮を破るような白魚の食感など異なる食感が沢山あるのもいい。
中の貝柱がすごく美味い。爽やかでフレッシュな一品。



◾︎フォアグラ「京都白味噌で漬け込んだフランス産のフォアグラ、熊本県産筍、埼玉県産椎茸の原木、春の山菜」 (★★★)


京都産の白味噌に漬け込んだフォアグラに筍、椎茸、コゴミ(...でしょうか)、仕上げに葛でとろみを付けた椎茸とコンソメの温かいスープをかけています。
非常に香り高く、椎茸とコンソメの香りがブワッと広がります。香りからしてグアニル酸の滋味溢れる旨味か溶け込んでいる。筍はコーンの様な甘みがあり、椎茸は水で戻したものにはない、強い歯ごたえと風味があります。また山菜の微妙な苦味や粘りが全体のアクセントとして存在している。
フォアグラは、ドロっと濃厚な感じでは無くて、プリッとさっぱりとした味わい。ほのかに味噌の濃厚な風味が感じられる。
全体的に日本料理を思わせるような、旨味を押し出す仕上げがフォアグラ本来の味を引き立たせている。個々の素材の味わいは強いものの、全体的には出汁主体。
食べ進めていくと、スープにフォアグラのエキスが染み込んで、とたんに濃厚に。


全体的にさっぱりしているものの、とはいえやはりそこはフォアグラ。食べ終わると独特の重さが胃に残ります。これはもう素材自体の問題なのでどうしようもない。ただ止められないんだよなぁ、毎度。

お次は魚料理です。


◾︎ポワソン「ふっくらと焼き上げたスズキ、ホタルイカのソース ホタルイカ、ウルイ、ブラッドオレンジ」(★★★)


皿の上には焼き上げられたスズキとホタルイカのソースを中心に、大きなホワイトアスバラガス、うるい、ホタルイカ、そして隠れるようにブラッドオレンジが隠れている。
スズキはやや強めに火が入っていて、外側は白身のやや硬めの逞しい食感、内側はフワフワで、身の隙間に旨味が閉じ込められている。皮はパリパリというより厚い皮の強い食感があり、塩味がほのかに効いている。ホタルイカのソースがある事が前提となっており、イカの内臓的な濃厚な風味と豊かな塩味がスズキに深い味わいを与えている。
極太のホワイトアスパラはバター的な風味を帯びている。ホタルイカは癖がなく、うるいの風味と良く合う。これらにホタルイカのソースを絡めて食べると絶品。そんな中においてはブラッドオレンジがベリーの様な甘さを感じさせる。ホワイトアスパラの甘みが秀逸。


次は肉料理ですが、その前に赤ワインを注文します。


◾︎ヴァン ルージュ
生産者: カーヴ ドッチ
銘柄: ビジョー ピノノワール 2012

外観は淡いルビーで粘性は低い。
日本産っぽい冷涼地域を感じさせるピノノワールで、自然派的な作りの香りを感じる。
ややグリニッシュ。ハーブやクローヴなどの風味と共に全房らしいスパイシーな香りが漂う。華やかなスミレの香りが前に立ち、ラズベリーやダークチェリーの様な瑞々しい果実味が感じられる。なめし皮や土を感じされるアロマがある。ほのかに香りに甘みも帯びている。瑞々しくアーシーなピノノワール。
樽の要素はほぼ感じない。
緻密な酸味があり、タンニンは穏やか。後味にわずかな苦味があるが、ベリーやスミレの華やかな余韻はとてもいい。


◾︎ヴィアンドゥ「蕗の薹の味噌と茨城県産小鳩、新玉ねぎ、そら豆」(★★★★)



ふきのとうの味噌をつけて焼いた小鳩、カカオのチュイル、新玉ねぎのロティとエチュベ、そら豆。
以前鳩は少し痛い目を見たので、やや警戒。
しかしながらこれがとても良かった。
鳩の野生的な癖は蕗の薹の味噌の濃厚な風味で巧みに抑えられている。中は赤みが残るわずかにレア。
皮は味噌でカリカリにロティされており、香ばしい。
カカオのチュイルに含まれるロースト感が絶妙にマッチする。
パワフルな肉感で、多少の癖はあれど鴨に近い風味だ。ギュムギュムで野生的な味わいがある。味噌の濃厚な風味がピッタリと合う。サイドの甘いソースもいい。
そら豆は香ばしく、新玉ねぎもロティは甘いトロトロで、エチュベは甘くサクサク食感。付け合わせに至っても素晴らしい。濃厚な鳩の風味をリセットして、新鮮な気持ちで次の一口に進めることができる。


さて、メインまで終わりまして、最後はデゼール。
と、その前に食後の飲み物のオーダー。早いな。
箱を持ってきてたんで「ははーん、さてはハーブを入れてこのハーブティーです、とかやるんだなー」と思ってたのですが。



おおおお!リベルテ シグネイチャーのネスプレッソ!
珍しい!

ちょっと胃の調子が気になるところでしたが、一番風味の強いインドリヤのエスプレッソを注文。
面白いなー。


◾︎デゼール「静岡県産清美みかんとフロマージュブランのパンナコッタ、甘酒を使ったソルベと清美みかんのエスプーマ、メレンゲ」(★★★)


清美みかん祭り!
滑らかな柑橘のエスプーマの上には清美みかんの甘い風味を感じるメレンゲ。甘酒と生姜の強いスパイシーさを感じるソルベ、フロマージュブラン。すべてにおいて蜜柑の甘い柑橘の風味が感じられる。フロマージュブランの乳酸的な風味と果肉のフレッシュな味わい。そしてソルベの甘酒と生姜の強い風味と冷たさ、エスプーマのフワフワ感がすごく合っている。
清美みかん尽くしの一品。爽やかさを纏いながらフロマージュブランの濃厚さも同時に感じられる一品。


最後はミニャルディーズです。


◾︎ミニャルディーズとエスプレッソ(抹茶のチュロス、ホワイトチョコレート、桜のマカロン、フロランタン、ネスプレッソ シングルオリジン インドリヤ)

濃厚で香り高いけれど、そこまで過剰な苦味は感じないエスプレッソだった。安心した。
茶菓子も趣向が凝らされていて面白い。



以上です。
今回全体を通して思ったのが、どの皿も和のテイストを非常に多く取り込んでいる点。
六本木のジャン ジョルジュも和のテイストを皿に取り入れていましたが、根本を言うとフレンチでした。
勿論それはそれとして素晴らしい料理として成立していましたが、リベルテはまさにフレンチと日本料理の融合といった感じ。フランス由来の食材に和食の風味や香りを強く加えています。
例えば味噌などの調味料もそうですが、季節を感じさせる椎茸や筍、山菜類、甘酒、塩辛を感じさせるホタルイカのソースなど、至る所に日本食を想起させる味わいがあります。塩やソースを強く使いすぎず繊細な風味を際立たせているのも日本料理的ですよね。
ただ勿論ホワイトアスパラガスという国外の春の食材やフォアグラ、鳩をベースに組み立てられているので骨子はフレンチだとは思うんですが。
それらが一皿に収められているのがとても楽しいです。
グラスの赤白ともに国産ワインが入っているのも、そういった料理とのマリアージュを考慮しているからかもしれません。

季節の食材のチョイスが日本的なので、季節が変わったらまた行きたいですね。



住所: 〒106-0045 東京都港区麻布十番2丁目2−7−14アザブ275 1F
店名: Liberte a table de TAKEDA (リベルテ ア ターブル ド タケダ)
電話番号: 03 5765 2556
営業時間:
11:30~15:00(L.O.13:30)
18:00~23:30(L.O.21:00)




【ブルゴーニュ: 102】コント ジョルジュ ド ヴォギュエ、フィーヌ ド ブルゴーニュ

こんにちは、HKOです。
本日はヴォギュエのマールです。お高く希少な一本なので購入を躊躇っておりましたが、たまたま飲む事が出来ました。


【データ】
ヴォギュエはミュニエ、ルーミエ、グロフィエとともにシャンボールミュジニーを代表する最も優れた生産者の一人。栽培責任者はエリック ブルゴーニュ、醸造責任者はフランソワ ミレが担当しています。
有機農法、収量制限の為の仕立て併用、作柄毎に醸造方法を変えるなど、葡萄のポテンシャルを最大限に引き出す為の栽培方法を実践しています。
収穫したブドウは100%破砕除梗。低温浸漬は行わない。木の発酵槽で約3週間発酵させ、樽熟成は約1年で、新樽率は村名15%、特級で30%。
なお、ミュジニー畑に植わっている25年未満の若木に関しては、赤はシャンボールミュジニープルミエクリュとして、白はブルゴーニュブランとして、そして25年以降を特級ミュジニーヴィエイユヴィーニュとしてリリースしており、このデクラッセによってミュジニーの品質が保たれています。


【所感】
生産者: コント ジョルジュ ド ヴォギュエ
銘柄: フィーヌ ド ブルゴーニュ

約25000円
外観は淡いブラウン、粘性は高い。
カラメルトフィーの様な濃厚な甘い香り、ビターチョコレートのロースト香、溶剤や白胡椒などのアロマが主体的に現れている。干しぶどうなどの風味も。スパイシーさより樽を想起させる。カマンベールの様な風味も。舌触りは驚くほど滑らかでスムーズ、驚く程舌の焼きつく様なアルコールを感じない。
余韻は糖度の上がったピノノワールの面影を感じる。


【所感】
ヴォギュエの極限まで凝縮された果実味とほのかな樽香の絶妙なバランスとはうって変わって、バリバリのブランデー仕様に則った味わいのフィーヌ。
つまり樽の甘い香りが半端なく強い。
キャラメルトフィーや干しぶどうの様なこってりとした甘い芳香。蒸留酒らしい胡椒のアロマもある。
ヴォギュエのミュジニー、ボンヌマール、あるいはレザムルーズを想起させる香りは一切ありません。ヴォギュエっぽさはないです。
なんでフィーヌを通してヴォギュエを見たい、って人にはオススメできません。はい。
ただ、ブランデーとしての完成度は極めて高いと思います。
ブランデーには明るくないので、ヴォギュエのフィーヌがユニブランから作られた本場のコニャック、あるいはアルマニャックと比べてどのクラスにいるのかは皆目見当もつきませんが、少なくとも今まで飲んだブランデーの中では最高峰だと思います。
その分お高いですが、1日10mlくらい飲んでその日の終わりを幸せに迎える事の出来る良いフィーヌだと思いました。

【ドイツ:5】シュロス フォルラーツ、エラステス ゲヴェックス

こんにちは、HKOです。
本日はドイツワイン、シュロス フォルラーツのリースリング エアステス ゲヴェックスです。


【データ】
シュロス フォルラーツはドイツ ラインガウに1218年に創立された名門ワイナリー。オルツタイルラーゲの内の1つに当たります。(エゴン ミューラーのシャフツホーフベルガーもオルツタイルラーゲです。)
1999年より国立ワイン醸造所のディレクターを務めていたロヴァルト・ヘップ氏が栽培・醸造責任者に就任しています。
今回のラインガウ リースリング エアステス ゲヴェックスは、シュロスフォルラーツの辛口ワインの中でも特級に次ぐ、2番目に位置づけられる単一畑キュヴェ。ANA国際線ファーストクラスの搭載ワインにも選ばれています。
法的にはラインガウ地方にしか施行されていませんが、「エアステス・ゲヴェックス」という一級畑に該当しています。※その上にはグローセス ゲヴェックスがあり、甘口の場合は、その後にトロッケンやアウスレーゼなどが付くみたいです。
日照条件は良く、粘板岩、ローム層、粘土質、黄土が混じり合った土壌。手摘み収穫、選果後に低温を保ったままステンレスタンクでゆっくりと発酵。その後熟成を経て瓶詰めされる。


【テイスティングコメント】
生産者: シュロス フォルラーツ
銘柄: ラインガウ リースリング エアステス ゲヴェックス 2011

約7000円、WA87pt(2008)
外観は淡いストローイエロー、粘性はやや高め。
ドイツのリースリングらしいペトロール香が根底にありつつも、大きく前面に出ているのはライムやライチの様なエキゾチックで清涼感の果実味と花の蜜の様な甘露さ、そしてフレッシュハーブの様なアロマが感じられる。白い花、ムスクやアスパラガスの要素がある。
ミネラル感は芯があり強靭。葡萄本来の味わいが強く感じられ醸造起因の要素はさほど強く出ていない。
切り立った様なドライさがあるが、口に残る毛羽立った酸味はない。フレッシュでフルーティーな余韻が残る。極めてクリーンなリースリング。ただ果実味は充実している。


【所感】
とても豊かな果実味に満ちたクリーンなリースリングだと思います。冷涼地域のリースリングには特に表出しやすいペトロール香は控えめに、よりフレッシュな柑橘系のアロマと濃密な花の蜜の香りが濃厚に香ります。同時に芯の通った強靭なミネラル感も同居。
樽やMLF的な要素はほぼ感じず、リースリング本来の味わいがしっかりと感じられます。
少し香りに甘みを帯びているのがドイツっぽいですね、アルザスのグランヴァンはもっと切り立った様な酸とミネラル感があり堅牢なので。
いい意味ででキャッチーなワインだと思いました。
価格は高いですね。
並み居るドイツのグランヴァンと比べると安価ですが、このクラスのリースリングなら4、5000円であってほしいです。いいワインだとは思います。



Chez Oliver(シェ オリビエ: 九段)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。
※★無しは「普通」です。好きじゃなかったのはそもそも書きません。

こんにちは、HKOです。
星付きレストランでリーズナブルにディナー出来るところは多くありません。
1万円代は当たり前、2~3万がメジャーどころで5000円を切る価格帯でディナーはほぼありません。
まあ考えようによっては当然で、厳選した素材と卓越した技術、そして1卓~2卓に1人は付くであろう給仕係、贅を尽くした環境下の中で支払う価格は妥当性に欠けるとは決して思いません。
ただ今回のシェ オリビエはショートメニューながら4000円台からあります。価格破壊的な金額ですが、果たしてどうなのか。



オシャレなビストロ然とした赤を基調にしたポップな外観です。少し早めに着きましたがウェイティング無しで入れました。ありがたい。



店内は小規模ながら洒落た木目調のインテリア。テーブルクロスは無く、ここらへんビストロ風。

しかし驚くのは外国人(フランス語て喋ってたと思う)の多さ!
ひーふーみー...ええと
...60%が外国人...!ここはフランスか!
シェフ ド ランの女性とシェフ ド キュイジーヌのおじ様も外国の方だしなぁ。入りやすいかもしれん。

シェフであるオリビエ オドス氏はパリのトゥール ジャルダンでセカンドシェフを勤めた後、ル コルドン ブルーの料理教授として教鞭を取っていた方。その後独立して、このシェ オリビエを立ち上げたそうです。
ミシュランガイド東京版 2015では*1を獲得しています。

早速ドリンクを頂きます。
ハウスシャンパンがペリエ ジュエ立ったのですが、新たな発見も無いので新進気鋭が作るサンセールを頂く事とします。


◾︎白ワイン
生産者: クロード リフォー
銘柄: サンセール レ シャセーニュ 2012

外観は濃いめのストローイエロー、粘性は中庸。
爽やかだが、しっかりとした果実味を感じるグラーヴのソーヴィニヨンブランを想起させる香り。
シトラスや赤リンゴのような果実味、白粉や白い花やその蜜のようなほのかに甘みを感じさせる香りがある。石を砕いた様なミネラル感がある。フォキシーフレーヴァーはほぼ感じられない。わずかにバターの様な風味もある。シャープすぎるようなスタイルにはしていないみたいだ。
柔らかい酸味があり、口に含むとミネラルとリンゴを想起させる果実味の余韻を残す。シャンパーニュにも似ている。サンセールとしてはしっかりとしたボリューム感のあるワイン。

いいですね、ロワールでもサントルニヴェルネのソーヴィニヨンブランはアンジュ エ ソーミュールのシュナンブランと比べても好きです。


さて、早速ミニアペリティフが供出されます。


◾︎ミニアペリティフ「パルメザンのグジェール」

うーむ、まさに一口サイズといったところか。
パルメザンチーズを使ったグジェール、上にはホースラディッシュが乗っかってます。
サクサクのシュー生地の中にたっぷりと暖かいパルメザンチーズが。溶けたパルメザンは濃厚でトロトロ。
うーむ、ワインに合うな。


◾︎アミューズ
「フォアグラのパンナコッタ カボチャのクリーム、クルミ」(★★)


お次はアミューズブーシュ。
フォアグラのパンナコッタの上にカボチャのクリーム、クルミが散らされています。フォアグラと聞いて、いきなり重いのか...と思ったら、濃厚な脂分はかなり控えめで軽やかに仕上げてあるムースでした。
レバーペーストに近い。クセもほのかに感じる程度でクリーミー。さらにカボチャの甘い穀物の風味が全体的に丸く仕上げている。クルミのクリスピーな要素もカボチャ、フォアグラと合致しています。風味豊かに仕上がっている。非常に滑らかで、全体的にフォアグラを思わせないフワッとしたタッチのパンナコッタ。


アミューズから期待感が上がってきます。


◾︎パン


自家製パンはもちもちしっとり。エシレバターか贅沢に供出されるのもいいですね。今となってはバターも高級品なので。結構進んでしまいました。


次は前菜です。


◾︎アントレ「兎の背肉のバロティーヌ チョリソー 海老 ムール貝 ジュ」(★★★)


骨を取り除いた兎にひき肉やフォアグラなどのファルスを包み込んだもの。伝統的な料理ですがプレゼンテーションによって華やかに演出しています。
ファルスの中にはチョリソー、ウサギ肉やフォアグラが含まれている。皿にはチョリソーパウダー、パン生地、砕いたピスタチオ、ムール貝ソースが散りばめられている。
野菜はやや酸味を感じるボリューミーなソース。
兎肉はフワフワでしっとり。鶏肉のように淡白だが、チョリソーのスパイシーさとフォアグラの濃厚さが厚みを与えている。
添え物のパリパリのパン生地の板とともに食べると、パリパリ感とした食感とチョリソーのスパイシーさ、兎肉のフワフワさ、脂身のリッチさがミックスされてボリューミーな感じに。また甘くプリプリの海老とバロティーヌが最高に合う。淡白だが、甘みと旨味がしっかりとある。ジュ ド ジビエの深い味わいも素晴らしい。ムール貝のソースは滋味溢れている。
しっかりとしたボリューム感のある一皿。香ばしいピスタチオパウダーもとてもいい。


メインはお魚です。


◾︎ポワソン「天然金目鯛の蒸し焼き、烏賊墨のリゾット、生姜風味のルッコラのソース」(★★★★★)


生姜とクリームの甘みを感じるルッコラのエスプーマが烏賊墨のチーズやニンニクのコクのある塩味の効いたやや硬めのリゾットに滑らかさを与える。
塩とスパイスで味付けをした金目鯛は蕩ける様に柔らかくトロトロフワフワ。身の間に鯛のほのかな塩味とと甘みが詰まっている。皮の部分は脂身が柔らかくしっとり。ルッコラのクリーミーさと生姜のスパイシーさ、リゾットの塩味が鯛に多重的な複雑さを与えている。
鯛の甘みと柔らかさがたまらない。一皿で一つの料理になっている。素晴らしい鯛だった。


◾︎アヴァンデゼール
「ノルマンディー産クリームチーズを使ったフロマージュブラン、パッションフルーツのソース、メレンゲ、グァバとバナナのピューレ」(★★)


パッションフルーツの爽やかな酸味とエスプーマ、そして冷たいフロマージュブラン。全体的に甘み控えめだが、メレンゲで補われている。下には酸味とベリーっぽさ溢れるグァバ。口をリフレッシュする。華やかな酸味を感じる味わいだった。


口を爽やかにした所で、最後のデザートです。


◾︎グランデゼール「チェリーのデザート 苺のソルベ ホワイトチョコレートの殻につつまれて」(★★★★)


皿にはチェリーの置物。
「んんん???ええと、この置物を割って食べるのかな?」と思ったんだけども、どうやら違うらしい。
熱々のベリーソースを上から注ぐと、ベリーソースの温度で置物が溶けていく。
ああ!これホワイトチョコレートをチェリーの色と形にしたものか!
チェリーの中にはカリカリしたナッツっぽいクリスプ、さくらんぼのムース、苺の酸味のあるソルベ。
華やかなチェリーやベリーの香り、酸味が調和していく。ホワイトチョコレートの豊かな甘みとベリー類の酸味、華やかさが綺麗に調和している。驚きに満ちた素晴らしいデザート。チェリーってのも季節的にもピッタリだ。桜を象ったマシュマロやゼリーもおしゃれでいい感じ。


◾︎ミニャルディーズ「カヌレ」

コーヒーは追加費用。
ボルドーの伝統菓子カヌレが付いてきます。


鯛とコーヒーが追加費用なんですが、それでもこのレベルのガストロノミックな料理をディナーで楽しんで1万円を大きく割る金額ってのはメチャクチャ魅力的ですね...
この中だと鯛が本当に好みで、追加費用を払ってでも食べる価値あります...マジで...
会社から遠いので、なかなか行けませんが、席の激しい争奪戦が繰り広げられる様な事は無いので必殺の一撃として持っておきたいお店です。


住所: 〒102-0074 東京都千代田区九段南4-1-10
店名: Chez Olivier(シェ オリビエ)
電話番号: 03 6268 9933
営業時間:
11:30~14:00(L.O)
18:30~21:30(L.O)
ランチ営業

【NZ オーストラリア:15】ヘンチキ5種テイスティング(赤編)


苦節3年、ついにヒル オブ グレイスを飲む事が出来ました。

こんにちは、HKOです。
今回はヘンチキの赤です。カリフォルニアのスクリーミングイーグル同様、飲む事が叶わなかったワインのうちの一つにヒル オブ グレイスがあったのですが、ようやっと飲む事が出来ました。これでほぼオーストラリアのプレミアムシラーズはほぼ全制覇。一区切りつきました。ボルドーはサンテミリオンとポムロールが、ブルゴーニュはロマネコンティとアンリジャイエとルーミエのミュジニーが、カリフォルニアではマーカッシンヴィンヤードが残っていますのでまだまだ終われませんが、オーストラリアは新進気鋭に注力できるようになりました。

さて、行ってみましょう。


【データ】
ドイツより移民したヨハン クリスチャン ヘンチキが1868年に設立した老舗家族経営ワイナリーで、シラーズの最高峰グランジと双璧を成す、樹齢130年のシラーズを使用した「ヒル オブ グレイス」がフラッグシップとなります。発酵層は全て古典的なコンクリートタンクを使用し、熟成樽は新樽90%、古樽10%(フレンチオーク67%、アメリカンオーク33%。)
「神の恵みの丘」という教会の側のヴィンヤードから収穫できる“ヒル オブ グレイス”は、樹齢130年にも及ぶシラーズ100%で造られている。
その他、レンズウッド ピノノワールは澱と共にフランス産小樽(23%新・77%古)で9か月熟成。
レンズウッド シャルドネは全房プレス後、自然酵母で発酵後、澱と共にフランス産小樽(45%新・55%古)で10か月熟成。
エデンヴァレーリースリングはタンク発酵後、果実味を残すために熟成せずすぐに瓶詰。
キーントン エステート ユーフォニアムはフランス産、アメリカ産ホグスヘッド15%新樽・85%古樽で18か月熟成。セパージュはシラーズ62%、カベルネソーヴィニヨン23%、メルロー8%、カベルネフラン7% 。


【テイスティングコメント】
生産者: ヘンチキ
銘柄: レンズウッド ジルス ピノノワール 2012
品種: ピノノワール100%

8500円、WA90pt(2009)
外観は淡いルビーで、粘性は中庸。
フレッシュでクリーンなピノノワール。果実本来の風味の方が先に出ていると思う。
熟したアメリカンチェリーやフランボワーズの赤系果実の風味、そこにほのかな甘みが乗ってくる。スミレやシナモンを中心に、控えめななめし皮とワッフルの要素が感じられる。フレッシュハーブや少し青い梗の要素もある。
フレッシュなピノノワールで、酸と明るくフレッシュなベリー類の風味が際立って感じられる。
酸味と優しいタンニン、ほのかな余韻の苦味がある。
ベリー類やスミレの余韻を残していく。


生産者: ヘンチキ
銘柄: キーントン エステート ユーフォニアム 2010
品種: シラーズ62%、カベルネソーヴィニヨン23%、メルロー8%、カベルネフラン7%

8500円、WA92pt
外観は赤みの強い濃いガーネット、粘性は高い。
すでにシラーズのグランヴァンに近い風格を持っている。ブラックベリーやカシスリキュールの酸を感じさせつつ、しっかりと熟度の高い果実味がある。そしてミントや焦げた西洋杉やバニラなどの樽香、スミレやラベンダーの華やかさ、落ち葉、燻製肉、漢方のようなアロマ、リコリスなど。
果実味の甘さはシラーズだけど、どこか感じさせる木材やカシスのような果皮の要素はカベルネらしい。シラーズ100%に比べると幾分か丸みを感じる。
ファーストノートはシラーズ、そして徐々にカベルネの要素があらわになっていくようだ。
酸味はパワフルで、タンニンも充実。熟したブラックベリーやカシスの長い余韻を感じられる。ただ丸みや凝縮感はあまり感じられず、立体感がやや感じられない。だが価格帯を考慮すると素晴らしいし、香りは一線級だと思う。


生産者: ヘンチキ
銘柄: ヒル オブ グレイス 2009
品種: シラーズ100%

105000円、WA99pt(2005)
外観は赤みの強い濃いガーネット、粘性は高い。
かなり堅牢なシラーズで、クリスリングランドのフラッグシップにも通じるようなタールがごとき黒土の要素が感じられる。そしてチョコレートやコーヒーの様な強いローストの樽香、その奥にプラムやブラックベリーのコンポートの様な濃厚で極めて密度の高い果実味が隠れている。果実味は球体を帯びていて凝縮感を感じる。土や落ち葉、燻製肉、プーアル茶、ローズウッド。スターアニスやコリアンダーシードのようなスパイシーな要素も感じられる。わずかに血のようなアロマも含んでおり、いわゆる濃厚一辺倒ではなく、極めて多くの要素を包含していることがわかる。現状では樽香がもっとも目立っているが。
タンニンや酸は充実しており、口当たりにグランヴァン独特の球体感を感じられる。極めて高いグリセリンを持っており、熟した黒系の果実とプーアル茶、コーヒーの様な香ばしい余韻が長く続く。
さすがヒルオブグレイス。


【所感】
ピノノワールは傑出しているとは言い難いですが、ユーフォニアムやヒル オブ グレイスはまさに傑出と言って差し支えのない出来だったと思います。
ユーフォニアムはバロッサヴァレーの太陽を良く浴びた熟したシラーズの華やかさ、カベルネの品のある余韻が魅力的でしたし、エデンヴァレーのヒル オブ グレイスは冷涼な気候と超古木の凝縮感と堅牢さが本当に半端なかった。感服でございます。
まずはピノノワールから行きます。
どちらかといえばニュージーランドにも通じるクリーンなピノノワールだと思います。白のクロフトど同様しっかりとした熟度はあるのですが、ソノマの古典的ピノノワールと比べるとグリセリン感は落ち着いていますし、新世代の様に瑞々しくありながらアルコール感が目立つ作りではありません。
アルコール度数が際立たず、クリーンといえばニュージーランドかブルゴーニュですが、ブルゴーニュから見るとグリセリン感は低く、作りも古典的です。そうなるとニュージーランドっぽいと。
瑞々しい赤系チェリーとスミレの香りが魅力的で、蜜のような清らかな甘みが乗ってきます。スパイスとグリニッシュと合わさりエレガントな余韻を感じさせるピノノワールです。価格対比で言うと今ひとつですが、良くできたピノノワールです。
次はオーストラリアンブレンドの典型、カベルネソーヴィニヨン&シラーズ。よく出来ています。
バロッサヴァレーの典型的な熟したシラーズの蕩ける様な甘い香りと華やかさがあり、中域をカベルネのカシスの要素で支えています。樽の効かせ方はカベルネに合った形で効かせていて、基本的にはシラーズ的でありながら、どこかナパカベな要素も感じられます。
鋭角的なシラーズの華やかな香りは少し控えめに、若干の硬質さと樽の丸みが組み合わさっている。
シラーズの少し酸味を思わせるブラックベリーや華やかなスミレ、漢方の要素とともにカシスや西洋杉の様なアロマ。基本シラーズなのでいきなりキャッチーで非常に熟度の高い果実味が感じられるワインです。
香りはグランヴァン的な風格があるのですが、タンニン、酸味共に充実しているのですが、口に含んだ時の粘性が今ひとつで、立体感はやや落ちると感じました。ただボルドーブレンドのシリルよりは良くまとまってると思います。やはりシラーズが得意なのでしょうね。
そしてそんなシラーズ100%でありヘンチキ最高の、オーストラリア最高峰のグランヴァンが「ヒル オブ グレイス」。全体的な印象としてはランリグ程アルコール感やグリセリンはなく(それでも十分すぎるほど高いですが)、グランジほどキャッチーではないです。どちらかというと...バロッサヴァレーのクリス リングランドに近い印象を受けました。例えるならば樽の掛け方か。粘性はリングランドの方が強いですが、タールを感じさせる重苦しいロースト香はそっくりです。
そんな感じで、かなりロースト香が強く、タールや黒土、チョコレートの様なアロマが主体的に感じられます。
その奥に高濃度の凝縮感を感じる果実味が横たわっており、冷涼な気候と超古木に起因する複雑性、グリセリンの強さ、そして凝縮感と堅牢さが前面に感じられます。ゆっくりと育った超古木から収穫される葡萄のポテンシャルは推して知るべしといった感じ。
暑い気候で超古木ならビッグワインに、寒い気候で若木なら軽い酒質のワインに、暑い気候で若木ならシンプルでキャッチーな熟度の高いワインになる。ならば超古木と冷涼な気候ならどうなるか。
古木の長い根が時間をかけて葡萄を育てるから複雑性が、そして超古木の収量の低さが高い糖度をもたらす。寒暖の差が凝縮度と堅牢さをもたらす。なるほど、素晴らしいメカニズムの畑だと思う。
そこに樽の強い要素と目立たないMLFでさらに複雑さを助長していく。
現段階では堅牢で、樽と果実味が分離しているが、これが熟成を重ねるとどうなるか。きっと素晴らしいだろう。間違いのない強烈なポテンシャルを感じさせるワインだ。

今回は100%ヒル オブ グレイスが目的でしたが、意外や意外にシラーズカベルネやリースリング、シャルドネが良かったのが印象的でした。
もちろんヒル オブ グレイスは凄まじいですが、マウントエーデルストーンを更に果実の凝縮度、抽出、樽を向上させたものなので、想定の範囲内といえば想定の範囲内です。シラーズカベルネはいわゆるバロッサヴァレー的な味わいですが風格がありますし、コッテリしたシャルドネやクリーンなリースリングはスタイルが合えば多分好きな人は多いんじゃないかと。
シリルはヒル オブ グレイスと樽使いは似ていますが、カベルネの特徴と微妙に合ってなくて、ちょっと苦手でしたが。他には全く悪い印象はないですね。
なかなか芸風が豊かです、ヘンシュケ。

勉強になりました。





【NZ オーストラリア:14】ヘンチキ5種テイスティング(白編)

こんにちは、HKOです。
今回はヘンチキ(ヘンシュケ)の5種テイスティングを2回に渡ってお送りします。
白2種、赤3種。うち1本はあのヒル オブ グレイスです。まず今日は白から行きます。


【データ】
ドイツより移民したヨハン クリスチャン ヘンチキが1868年に設立した老舗家族経営ワイナリーで、シラーズの最高峰グランジと双璧を成す、樹齢130年のシラーズを使用した「ヒル オブ グレイス」がフラッグシップとなります。発酵層は全て古典的なコンクリートタンクを使用し、熟成樽は新樽90%、古樽10%(フレンチオーク67%、アメリカンオーク33%。)
「神の恵みの丘」という教会の側のヴィンヤードから収穫できる“ヒル オブ グレイス”は、樹齢130年にも及ぶシラーズ100%で造られている。
その他、レンズウッド ピノノワールは澱と共にフランス産小樽(23%新・77%古)で9か月熟成。アデレードヒル産の葡萄を使用。
レンズウッド シャルドネは全房プレス後、自然酵母で発酵後、澱と共にフランス産小樽(45%新・55%古)で10か月熟成。アデレードヒル産の葡萄を使用。
エデンヴァレー リースリングはタンク発酵後、果実味を残すために熟成せずすぐに瓶詰。エデンヴァレー産の葡萄を使用。
キーントン エステート ユーフォニアムはフランス産、アメリカ産ホグスヘッド15%新樽・85%古樽で18か月熟成。セパージュはシラーズ62%、カベルネ・ソーヴィニヨン23%、メルロー8%、カベルネ・フラン7% 。バロッサヴァレー産の葡萄を使用。


【テイスティングコメント】
生産者: ヘンチキ
銘柄: ジュリアン エデンヴァレー リースリング 2013
品種: リースリング100%

6000円、WA92pt(2010)
外観は透明に近いイエロー、粘性は中庸。
極めてクリアなリースリングでペトロール香も控えめ。どちらかといえばフレッシュな果実味が先行している。品種固有のペトロール香、ライムやシトラスなどの柑橘のニュアンス、花の蜜の様なほのかな甘やかさ、白胡椒、白い花のようなアロマが感じられます。
非常にクリアで、MLFや樽の影響はほぼ受けていない、ありのままの果実味を感じられる。
酸味は豊かで、柑橘系の旨味もかなり表出している。
フレッシュなグレープフルーツの様な余韻。搾りたての柑橘系ジュースの様だ。


生産者: ヘンチキ
銘柄: レンズウッド クロフト シャルドネ 2012
品種: シャルドネ100%

8500円、WA90pt(2009)
外観は透明に近いイエローで粘性は中庸。
カリフォルニアを想起させる極めて新世界的なシャルドネ。オーク樽やMLFの要素がはっきりとあり、バニラやバタークリーム、ヘーゼルナッツのアロマ、そして洋梨や黄桃のコンポートの様な果実味、フレッシュハーブの様なアロマがある。白檀の要素など。厚みがあり、ねっとりとしていて、クリスピーで甘やか。
熟度はかなり高いと思う。
酸味も充実、ほのかなオークの様な香りとわずかな苦味が感じられる。ヘーゼルナッツやバタークリームの様な余韻と、洋梨のほのかな酸味を余韻として残していく。


【所感】
今回の白は共に冷涼な気候のエリアから産出されています。冷涼で風が強いエデンヴァレー、標高が高く霧が発生する冷涼なアデレードヒル。リースリングもシャルドネも理にかなったエリアで栽培されている事がわかります。
なるほど、確かに過熟せず、品種の個性は良く残っていると思います。ただあくまで新世界ベースであり、両方ともアルザスやブルゴーニュのそれと比べると熟度はやはり高いように感じますね。いい意味で凄くキャッチー。よってクリアに仕上がっていても過剰なドライさは出ないと。
まずリースリングなのですが、これが極めてクリアなリースリングで樽やMLFの要素は一切ありません。瑞々しく溌剌とした果実味と綺麗な酸が主体的で、いわゆるペトロール香はかなり控えめです。フレッシュな柑橘系のニュアンスとほのかに甘い蜜の香りを漂わせる、シンプルな構成ながら、非常に良くできたリースリングだと思います。モーゼルやアルザス的なリースリングとは全く違いますが、ペトロール香が乗ったアロマティック品種のワインをイメージさせます。
次にシャルドネですが、これは新世界における王道的なシャルドネだと思います。クリアなリースリングに対して極めてオークの要素とMLFが強めに掛かっており、それでいて良く熟した果実味もしっかりとあります。ブルゴーニュやエデンヴァレーよりは少し暖かいのかしら。新世界的な作りも多分に影響しているとは思うのですが。
最も強く感じられる要素はヘーゼルナッツ、そしてバタークリーム、洋梨や黄桃の様な核種系果実のコンポート。酸はあるのですが、ミネラル感は控えめです。故あってやや豊満過ぎて、引き締まった部分があまり無いのが気になりますが、まあ好みですね。ハマる人には確実にハマるシャルドネのスタイルだと思います。僕もドライすぎるものよりはこちらの方が好きです。ナパヴァレーのシャルドネを見ているみたいですね。価格を考えると良く出来ていると思います。

以上2本です。
クリアなリースリングもコッテリとしたシャルドネも、個人的にはどちらも良かったと思います。
嫌なニュアンス(例えば苦味、ボディと香りの不一致など)が殆どないので、大体の人は納得するのではないだろうか...突出している、という事は無いのですが、価格対比で良く出来ていると思います。



emuN(エミュ:恵比寿)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。
※★無しは「普通」です。好きじゃなかったのはそもそも書きません。


HKOです。こんにちは。


所用で恵比寿くんだりまで来たので、emuNに寄ってみました。
あまり大きく話題に上る事は無いのですが、2011年から今年までミシュランガイド東京版の*1を維持し続けています。
こういうレストランがいいんだよな。
シェフの笹嶋伸幸氏はパリのタイユヴァンでポワソニエを担当していたとか。
ポワソニエって事は魚料理担当って事ですかね。なるほどなるほど。



雑居ビル(恵比寿だからオシャレなんですが)の2階にあります。メゾンの豪華な門構えから見ると、網入りガラスがちょっとしょぼい...



店内に入ると席数は少ないながら、非常に清潔でエレガントな空間になっています。BGMはクラシック。やや席と席との間が狭いのが気になりますが、店内自体が狭いので仕方ないかも。
雰囲気はとてもいいです。


早速ドリンクを注文。
赤白は気になる銘柄が無かったので、駆けつけ1杯シャンパーニュを飲みます。


シャンパーニュ:
生産者:ヴーヴ オリヴィエ エ フィス
銘柄: カルト ドール ブリュット NV
品種:ピノムニエ60%、ピノノワール30%、シャルドネ10%

外観は明るいストローイエローで粘性は中庸、泡は華やかに立ち上っている。フレッシュな果実味が魅力的なシャンパーニュ。フレッシュハーブ、白桃やシトラスのほんのりと果実味を感じる甘み、ブリオッシュや杏仁豆腐、リコリスやハチミツの様な風味が感じられる。フレッシュな果実味があり、華やかさや繊細さより親しみやすい印象を受ける。
厚みこそないもののすぐに飲むにはぴったりの繊細な酸とハチミツ、ブリオッシュの余韻が残る。


食前にぴったりのクリーンな良いシャンパーニュですね。最近レストランが選ぶシャンパーニュは無名ながら良く選ばれたRM物が多くて楽しいです。
大手NMが悪いと言っている訳では無いのですが、いいRMを安価で提供しているレストランはセンスの良さを感じます。

まずはアミューズから。


◾︎アミューズ:蕪のブルーテとズワイガニ(★)

本当にアミューズ。一口のお楽しみといった感じ。
スターターとしてはピッタリの蕪の濃厚なポタージュ。とても舌触りが滑らかでクリーミー。蕪の甘みをを僅かに感じますが、根菜っぽさは控えめでミルキーさの方が際立っています。ズワイガニのほのかな塩と磯の風味がクリーミーさに深い味わいをもたらしています。


◾︎パン

少し酸味のある香ばしいパン、美味しい。


そして前菜です。


◾︎アントレ:能登産赤土野菜と土浦の完全無農薬野菜のエクスポジション(展覧会)(★★★)


前菜からヌーベルキュイジーヌ全開の美しい皿が出てきました。
なんでも27種類の野菜を使っている。すげえな!
ソースは豆乳のエスプーマ、そしてカリフラワーのピューレに自家製マヨネーズを混ぜたもの。
野菜の上には細切りのイベリコ豚のチョリソー。
やや酸味の効いたキノコとキュウリ、煮た里芋、紫大根、甘い蕪。焼いた感じられるじゃが芋、甘みがあり癖がない人参、芽キャベツ。
糖度の高い焼いたさつま芋、煮たカリフラワー。カイワレ大根、焼いた長ネギ、酢漬けにした紫キャベツとインゲン、大根とキュウリ、少し酸味を感じるじゃが芋、オクラ、レンコン、ビーツ、スパイスを効かせた白菜などなど、様々な調理を施された様々な野菜がまさに展覧会の様に並ぶ。
それらを全体を豆乳のエスプーマとカリフラワーのマヨネーズで纏め上げていて、時折感じるイベリコ豚のスパイシーさが刺激を感じさせる。
人参のポタージュは濃厚な人参の風味があり、わずかな酸味を感じられる滑らかなスープ。しかし人参のポタージュの下に敷かれている水菜、食べていいの?


魚料理の前にフォアグラが供出されます。


◾︎フォアグラ: 鴨フォアグラのポワレ、マデイラを使ったソースペリグー(★★★★★)


おおー!超豪華!
ポシェしたホワイトアスパラガスに、ポワレしたフォアグラ、香りの強い黒トリュフのスライス。ソースはマデイラを使ったソース ペリグー。
フォアグラはカリッと焼き上げられており、香ばしい外皮を破ると、ねっとりとしたリッチな風味のフォアグラがトロトロと崩れます。やや塩味は強いのですが、マデイラソースの甘みと酸味が、塩味を柔らかく包んでくれている。そこに華を添える黒トリュフの強く華やかな香り。奇跡的なマッチング。
ホワイトアスパラガスは芯を残した硬さでコリコリッとした食感があり、ホワイトアスパラ本来の甘みとほのかなスパイスの味わいを感じる。フォアグラの中にあって非常に爽やかで、フォアグラの重さを中和してくれる。
とてつもなく濃厚でありながらくどさを感じないのはホワイトアスパラとマデイラソースだろうか。酸味とホワイトアスパラの爽やかな甘みが余韻には残る。

いきなり豪華なのが出てきてビックリ。
しかも次はオマール海老。使われている食材が惜しみなさすぎませんかね...


◾︎ポワソン: カナダ産 活オマールのナージュ仕立て(★★★★)


オマール海老です。確かに鋏がある。
ナージュとは水に香味野菜と白ワインを加えて煮出した出汁の中で魚介類や甲殻類を調理し、その煮汁を煮詰めて生クリームなどでつないでソースとする調理法...らしいです。
確かに更に盛り付けられたタマネギや人参の甘み、そしてクリームのふくよかさだけではなく、甲殻類の出汁のしっかりとした味わいが感じられます。あとオリーブオイルと白胡椒が少し入っているみたいで、この複雑で豊かな風味の中で香りを主張している。ただ重くはなく軽やかでミルキー。
オマール海老を頂くとムチムチとした極めて肉感的で厚みのあるパワフルな素材本来の味わいが感じられる。それに風味豊かなクリーミーなスープが絡み、癖のある甲殻類の香りを包み込んでいます。
スープだけ飲んでもオマールの風味が付いており最高に美味い。すごい...(小並感

オマール海老に舌鼓を打った後は熊本県産赤牛を使ったロティです。


◾︎ヴィアンド: 熊本産赤牛のロティ 粒マスタードソース(★★★★)


オリーブオイルのかかった菜の花、インゲンなどの付け合わせがとても春らしい。季節感がありますね。
中心部がややレアのしっとりと焼き上げられた熊本産の赤牛。脂身はあまり多くなくさっぱりとした肉質です。レアらしい野生的で凝縮感のある旨味と味わいを感じられます。 いい感じの火入れです。
粒マスタードは酸味とスパイス感豊かだが塩味はさほど強くない。甘く滑らかな脂身と野生的な風味とのバランスがよく取れている。強い風味を持つ赤牛をマスタードソースの酸味でまとめあげている。食べ応えのある牛肉。付け合わせの菜の花のほのかな苦みもいいですね。

ここらで既にお腹いっぱいだったのですが、だめ押しの様に供出されるデザート。しかもチョコレート系。


◾︎デゼール:チョコレートとデコポンのエクレア コーヒー風味のアイスクリーム添え(★★★)


また美しいデザートが出てきました。エクレアとコーヒーアイスクリーム。
エクレアはビターなチョコレートとキャラメリゼしたデコポンの柑橘系のさっぱりとした感じがいいですね。こってりとしたチョコレートの甘みと苦味が綺麗に柑橘系のフレッシュな酸味で中和されていきます。
コーヒーアイスクリームもムースの様に柔らかくてしっとりとしています。ここにもオリーブオイルが使われています。風味豊かでデザートで辛くならないいい感じの味わいでした。


◾︎ミニャルディーズ(★)


最後はミニャルディーズ。牛乳プリンとベリーソース、そしてフィナンシェ。
牛乳プリン、しっとりとしたムース状で大変美味しかったです。


流石に皿数が多いだけあって、時間がかかりました。
だいたい2時間くらいでしょうかね。ただ幸せな時間を長く過ごせたので、満足です。
しかし、ここは野菜がいいですね。
スペシャリテが野菜っていうのもあるかもしれませんが、どの皿にも季節感のある野菜が使われていたり、付け合わせにも拘っている様な印象を受けました。
メインはもちろんなんですけど、こんな感じで小技を効かせてくれるのは素晴らしいです。
価格帯は比較的安価なのですが、しっかりとしたガストロノミーな料理が沢山の皿数出てくれるのは嬉しいですね。コストパフォーマンスも抜群だと思います。

選んで行っているからか、ここ最近は全く外れがないのですが、エミュもまた素晴らしい料理を供出いただけました。特にフォアグラ料理は良かったですね...


住所: 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2丁目25−3 2F
店名: emuN(エミュ)
電話番号: 03 6452 2525
営業時間:
ランチ   12:00~15:00(14:00 L.O)
ディナー 18:00~22:30(21:00 L.O)
ランチ営業、日曜営業

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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