【NZ オーストラリア: 16】熟成を考える(オーストラリア ヴィクトリア州 ソーヴィニヨンブラン・セミヨン)

こんにちは、HKOです。
本日から新世界、旧世界問わず幾つか古酒を取り扱っていきます。
まずはオーストラリアのヤライエリング。少しレアなドライホワイトNo1からです。


【データ】
ヤラ イエリングは1970年代にDr.ベイリー カローダスによってヤラヴァレーに設立されたワイナリー。
カローダスはメルボルン大学で樹木生態学を、ローズワーシー大学でワイン醸造学を学んだ後、ヤラヴァレーにあるは12haの畑を購入。ヤライエリングを立ち上げます。
畑は北向き斜面で灰色の粘土質土壌に多くの砂利が混じる水はけと保水力のバランスが良い畑で現在はカベルネ ソーヴィニヨン、マルベック、メルロ、カベルネ フラン、シラーズ、ピノ ノワール、セミヨン、シャルドネ、ソーヴィニヨン ブラン、マルサンヌ、ヴィオニエ、プティ ヴェルド、ムルヴェードルが植樹されています。発酵槽は1m四方の木箱の内側にステンレス板を張ったオリジナルなもの。
ちなみにNo1はボルドーブレンド、No2はローヌブレンド、No3はポートソーツと同じポートワインの品種を使っている様子。

【テイスティングコメント】
生産者: ヤラ イエリング
銘柄: ドライ ホワイト ワイン No. 1 1998
品種: セミヨン、ソーヴィニヨンブラン

約10000円
外観は濃いイエローで、粘性は高い。
バタークリームに花の蜜が溶け込んだ様な品の良い感じさせるセミヨン。グラーヴ地区の最上級クラスのセミヨンに近い。高密度で暑さを感じさせる訳ではなく、冷涼さがある。出汁や石の様なミネラル感がある。バニラ。洋梨、白桃のシロップ漬け。わずかにブランデー。ドライハーブ、カマンベール的な要素が感じられる。
ボディはかなり柔らかで酸味は穏やかで繊細。少し立体感に欠け平べったい。旨味はしっかりと出ている。
リンゴやバタークリームの要素が感じられる。


【所感】
ボルドー左岸スタイルのドライセミヨンです。
いわゆるグラーヴのグランクリュ白を想起させる樽のニュアンスがしっかりと効いたセミヨン&ソーヴィニヨンブラン。白粉のニュアンスがまさにそういった感じ。ボルドー左岸の白と大きなスタイルの違いはなく、以前飲んだラヴィル オーブリオン ブラン古酒に特徴がよく似ています。
一見シャルドネに近いオーキーな風味が感じられますね。しっかりとMLFされているのと、熟成を経たことによって、ボディが少し抜けており、多少平面的な印象を受けます。やや残念ですが、オーストラリアとしては小柄でエレガンスを感じさせるのがいいですね。価格帯もボルドー左岸白ほど高額ではないですし、なかなか良いと思います。ボディを考えると熟成としては良いところだと思います。




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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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