Chez Matsuo Shoto Restaurant(シェ松尾 松濤レストラン: 渋谷)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。
※★無しは「普通」です。好きじゃなかったのはそもそも書きません。

こんにちは、HKOです。
本日はシェ松尾です。
なかなかシェ松尾にはご縁がありまして、横浜そごうのキャフェ&ヴァン、そして成城学園のグランファミーユ、そして青山サロンと度々足を運んでいました。
そして今回は遂に...



本丸の松濤レストランです。
蔦の張ったドイツ風の洋館、既に入り口から圧倒されます。



ウェイティングバー。
数席のソファーがあり、洋館のエントランスに貴重な洋酒や焼酎が並びます。

程なく席に通されます。




中庭に植えられた植物を通して心地良い陽光が降り注ぐ素敵な席です。どの席も中庭を囲む様に配置をされているので、特に優劣などはなさそうですが、奥まったいい席でした。



トイレの入り口から眺めた階段。
大正時代に作られた洋館ならではの古風な魅力があります。風見鶏の館みたいですね。



ウェルカムプレートは和風のもの。
柄がお洒落ですね。


早速シャンパーニュを注文します。


◾︎シャンパーニュ
生産者: ペリエ ジュエ
銘柄: グラン ブリュット NV



グラスとしては豪華なペリエ ジュエ グランブリュット。
個人的にはもう少し控えめな価格のこだわりRMを飲みたかったですが...しかし(値頃で)美味しいけど全く無名のRMシャンパーニュよりかは、有名で美味しい(けどちょっと高い)NMシャンパーニュの方がプレミアム感はありますよね。
全員が全員、ワインにこだわりのある人ではないのですから、この選択はベストだと思います。



◾︎アミューズグール「ほうれん草を使った西洋風茶碗蒸し、ズワイガニを使ったコンソメスープ、エストラゴンを添えて」(★★)


やはり甲殻類が入ると圧倒的な旨味と風味で味わいに厚みが出る。
ほうれん草のしっかりとした風味を感じる茶碗蒸しとコンソメスープと塩気の効いたズワイガニの風味が絶妙にマッチする。



◾︎アントレ「ズッキーニで巻いた富山県産サヨリのマリネ 香草のコンディマンとヴィネグレットソース」(★)


常に清涼感のある爽やかな初夏を感じる色合いの一皿です。ズッキーニで巻いたサヨリ、黄人参のサワークリーム、ヤマメの卵。そして脇に添えられているのはイタリアンバジルのマヨネーズ、ディルのビネグレットソース。ズッキーニのザクザクとした瑞々しい食感、そしてサヨリの歯ごたえ豊かなプリプリ食感、プチプチとした食感豊かなヤマメの卵。口に含むと様々な食感が代わる代わる現れ非常に楽しい。
ディルのハーブの風味が極めて強く、濃厚な魚卵、黄人参のサワークリームと絶妙なパワーバランスを見せる。サヨリの新鮮な味わいにそれらの要素がプラスされ、複雑な風味になっている。
ただ個人的には少しハーブの風味と苦味が強い様に感じた。



◾︎スープ「カリフラワーの温製スープ仕立て 宮城県産蛍烏賊とバジル風味のオイル添え」(★★★)


ホタルイカが泳ぐオリーブオイルとカリフラワーのスープ。濃厚でクリーミーなカリフラワーのスープ、しっかりとした塩気と風味があり、ホタルイカは濃厚な味噌と磯の風味があり、それらをクリーミーなカリフラワーのスープが包み込み、オリーブオイルのフレーバーが清涼感と複雑さを与えている。スープにして大満足の一皿です。



◾︎ポワソン「小笠原産 尾長鯛のポワレ ブラウンマスタードとベトラーブ風味 アスパラとオマール海老のソース」(★★★★)


毎度思うが、シェ松尾は魚料理が美味いと思う。
この鯛も例にもれず素晴らしい。
鯛の皮の部分にソースを付けてカリカリに焼き、乾燥させて焙煎したブラウンマスタード、紫蘇の花、ビーツのパウダーを添えている。ソースはオマール海老とビーツ。添え物はしっかりと塩気を帯びたグリーンアスパラガス。
鯛は皮のパリパリとした食感を残しながら、身はフワフワに火が通っており、魚の旨味が詰まっている。
ブラウンマスタードのスパイシーさ、紫蘇の花の清涼感のある風味が鯛の風味を引き締めている。
オマール海老のソースはしっかりとしたビスクソースの様なリッチな風味があり、またビーツのソースはほのかな甘みを感じた。



◾︎ヴィアンド「ニュージーランド産仔羊背肉のキャベツ包みロースト グリーンマスタード風味 仔羊のジュ」(★★★★)


シェ松尾の得意分野の子羊料理。
確かに得意と言い切るだけあって、非常に火入れが巧みだし、美味しいと思う。
じっくりと焼き上げ、キャベツで蒸し焼きにした仔羊、そこに北海道産ルビーオニオン、ジャガイモ、紅時雨大根が添えられている。ソースはグリーンマスタードとジュ ド アニョー。
赤身を残し、しっとりと焼き上げている。羊の臭みがあまり無く、仔羊の個性を残しながら、クセがなく仕上げられている。そして火を通したキャベツからは強い甘みを強く感じる。ジュ ド アニョーの深いコクのあるソース、マスタードの風味も仔羊の個性とよく合う。玉ねぎや紅時雨大根も芯を残しながらシャクシャクで非常に美味い。

ポーションは多少少ないながらも非常に手の込んだ素晴らしい料理ばかりでした。さすがは老舗のレストランです。最後にデゼールです。


◾︎デゼール(★)

テゼールはアラカルト4種類。
マンゴーのアイス、イチゴのムース、宇和島産ブラッドオレンジのゼリーにエスプーマとミントを加えたもの、カカオ75%以上の板状のデュルセーと白スグリを乗せたチョコレートと紅茶のムース。
皿には薔薇が書かれています。
いずれもスタンダードなデゼールですが、チョコレートと紅茶のムースが特に美味でございました。


と、デゼールまで終わると、最後のお茶と茶菓子ですが、中庭で楽しめるとの事。
ここの中庭がとても雰囲気のあるイングリッシュガーデンで陽光が大変心地よかったです。



中庭から望む洋館。


花のいい香りが漂ってきます。


◾︎ミニャルディーズ


やや濃いめに淹れたコーヒーと焼き菓子を頂きます。
大変スタンダードなものでありながら、中庭効果で何倍も美味しく感じられます。
うーん、気持ちいい。


程なくして時間も押し迫ってきたので、楽しい時間も終了。約2時間大変楽しませていただきました。
さすがに老舗のレストランだけあって料理だけではなく、雰囲気や気配りなどがさりげなく、細かくなされているのが印象的でした。
とても渋谷にいるとは思えないくらい静かで穏やかで、それでいて異国の雰囲気を強く感じさせる佇まい。上質な空間。
多少値は張りますが、値段なりの充足感は得られます。青山サロンも素晴らしかったのですが、全体的な雰囲気を考えると松濤レストランの方が満足度が高いかも。いずれにせよ、オススメです。

住所: 150-0046 東京都渋谷区松濤1丁目23番地15
店名: シェ松尾 松濤レストラン
電話番号: 03 3485 0566
営業時間:
12:00~15:00
18:00~23:00
ランチ営業、日曜営業




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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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