懐石料理 はし本(かいせきりょうり はしもと: 日本橋)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。
※★無しは「普通」です。好きじゃなかったのはそもそも書きません。


こんにちは、HKOです。
映画を見て心が十分に満たされた後は、その余韻に浸りながら静かに杯を傾けたくなります。
日本橋をふらり、小料理屋に入るなんて、いいじゃないか。


という訳で、入ってみました小料理屋、もとい懐石料理屋。日本橋 はし本へ。
こういうお店に行く時は殆どフラッと入る事は基本ありません。入ってはみたものの予約無しでは入れない場合があるので。その点一見の私もすんなりと受け入れてくれて、とても嬉しかったです。



清潔で明るい雰囲気のカウンターキッチン。
間接照明もオシャレです。
料理長の橋本眞一氏は東京吉兆で23年勤めた料理人だそうです。


今回は初訪問なので、ミニ懐石を頼んでみました。
一番安いコースですね。


◾︎突き出し(★)

水無月の胡麻豆腐の中に小豆を入れたもの。
濃厚な胡麻豆腐、蕎麦つゆの様な出汁が効いている。胡麻豆腐はクリーミーで滑らか。

突き出しから期待出来ます。
せっかくなので、日本酒も頂こうと声をかけるとメニュー外が沢山空いているらしく、大将のオススメの日本酒を出してもらう事にしました。


◾︎日本酒1
生産者: 朝日酒造
銘柄: 呼友 純米大吟醸


朝日酒造のレアなお酒。
澄んだ味わいながらお米の甘みが充実している。
ふくよかなMLF的なバターやミルクの様な香り、そして水飴や上白糖の様な甘さ。白桃やマンゴー、若竹、クレソン、よもぎなど。
柔らかな酸と充実した豊かなお米の風味が感じられる。豊満ながら澄んだ味わいが感じられる。


米の旨みがありながら、純米大吟醸のクリアネスが両立しているのが素晴らしいですね。惜しむらくは滅多に手に入らないってところか...
次にお椀です。


◾︎お椀: 焼き茄子と青梅のにゅうめん(★)

錦糸卵、澄んだお出汁と柚子の柑橘の風味。
硬さを残した入麺、青梅は辛さや酸っぱさは殆どなく、柔らかなアミノ酸の味わい、柔らかく味わい深い甘い焼き茄子。和食らしい澄んだお出汁の深い味わい。



◾︎お造り: 鯛と北海道産帆立の刺身、土佐醤油で(★★)

4種類の調味料とカツオを入れた土佐醤油。
帆立は柔らかだけど身は引き締まっていて甘みが充実。噛むと蕩けるような味わいが感じられる。
鯛は淡白ながら歯ごたえ豊かで、土佐醤油がかなり上手く効いている。プリプリの味わい。
特別貴重な食材ではないですが、とても美味しかった。酒が進む。

酒が進んでしまったので、次の日本酒を頼む。



◾︎日本酒2
生産者: 枡田酒造店
銘柄: 満寿泉 Pero 生夏酒


低アルコールで残糖を残した日本酒。
残糖分を感じさせない爽やかな夏酒です。いい感じ。



◾︎焼き物: 梅肉醤油で和えたゴボウと鱧の天婦羅、ズッキーニのフライ(★★★★)


最高。
巧みに骨切りした鱧のふくよかだけど淡白な味わい。ゴボウのコリコリとした食感、隙間に埋め込まれた梅のアミノ酸の強い旨味が鱧に絶妙にマッチしていく。天婦羅ならではのふくよかな味わいと鱧、牛蒡、梅紫蘇の調和が素晴らしい。
オマケのズッキーニのフライも秀逸。まるでお芋の様なサクサクでホクホクさがある。根菜類みたいな甘い味わいがある。



◾︎焚き合せ: 小松菜、牛タン、冬瓜、南京の炊き合わせ(★★★)


牛タンの強い風味が椀全体に満ち満ちてる。
スープには牛エキスが溶け込んでおり、小松菜や冬瓜、南瓜からもしっかりとそのエキスを感じられる。冬瓜のわずかに繊維を残した柔らかさ、南瓜のホクホクさ。ミョウガも素晴らしいスパイスにもなっている。濃厚ながら滋味と透明感に溢れている出汁。エキスの抽出元である牛タンは絶妙な脂身と牛テールのような濃厚な牛の風味が感じられる。出涸らしではない。和の中に牛が感じられるのはなかなか面白い。



◾︎ご飯: 生鯛とゴマのお茶漬け、72年糠床のぬか漬け(★★★★)


絶妙な鯛茶漬け。スペシャリテとのこと。
素晴らしい味わいの出汁とゴマの香ばしい風味が非常に魅力的。鯛はフワフワで、しっかりとしたゴマの風味も感じられる。滋味に溢れている。安心感。
海苔の風味も良い。カツオ的な風味もしっかりとある。ついつい箸が進む一品。




◾︎デザート: フルーツの白ワインゼリー寄せ(★)

メロン、ピンクグレープ、マンゴーに、バニラクリームが添えてある。巧みな味わい。


美味しかったですー!
洋食ばかり食べてると、出汁を巧みに使った繊細な料理が沁みる、ものすごく沁みる...
出汁の使い方が本当に巧みで素晴らしい。
ミニ懐石コースだからか、やや物足りなさを感じるものの、上のコースになったらさぞかし素晴らしい事でしょうね。日本酒をやりながら懐石、最高ですね。
この味か分かるようになったって大人になったなあ、自分よ。



住所: 東京都 中央区 日本橋 本町 2-3-6共同ビル 1階
店名: 懐石料理 はし本
電話番号: 03‐6225‐2456
営業時間:
お昼 11:30~14:00(l.o)
夜 17:00~21:00(l.o)
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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