Lauburu(ローブリュー:麻布)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。
※★無しは「普通」です。好きじゃなかったのはそもそも書きません。


こんにちは、HKOです。
フランスの家庭料理が食べたくなって、会社帰りにジョンティでも寄ろうかと思っていたのですが、はたと、そういえばバスク料理で評判が良いお店があったのを思い出した。

一瞬でいい選択だと思った。あまり食べたこともないし、いい経験になるだろうと。

麻布にあるローブリューはミシュランガイド2015で*1を獲得したバスク料理のお店。
シェフは代官山パッション、銀座レザンドール、原宿オーバカナルを経験した櫻井信一郎氏。



場所は異様に分かりにくいです。
Googlemapが無ければ辿り着けなかったろうなぁ...
六本木からだと大体徒歩15分くらいかな、表参道が一番近いっぽいです。



ガストロノミーというより、ビストロ的なカジュアルの風体。パリの街場の食堂みたい。



店内も雑然。メニューはなく、黒板からアラカルトを選んでいく形。これはこれで、すごく雰囲気があっていい。井之頭五郎が入りそうな感じだ。


早速ワインを注文します。
本日の白グラスワインはJ.Pマスのシャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、アランブリュモンのブリュモンブランの3種類。ラングドックとガスコーニュですね。
いい感じの安旨ワインを選んでいます。
ただ割と何処でも手に入るワインだけに驚きがあまり無いのが寂しいですね。


◾︎白ワイン
生産者:ジャン クロード マス
銘柄: レ タンヌ アン オクシタン ソーヴィニヨン ブラン 2014

変わらぬ安定した美味しさです。爽やか。



◾︎アミューズ

ピリ辛のオイルが掛かったオリーブ。


◾︎アントレ「豚のど肉と皮のパテ」


もともとはフォアグラやガチョウの余り物などで作っていたパテを豚でアレンジしたもの。添え物はキャンベラスときゅうりのピクルス。
皮とのど肉で作られたパテにラードが塗られている。
皮が入っているからか、かなり固めのブリブリとした食感。普通のパテとは全く異なる風味で、さっぱりとした味わい。ハーブの様な風味も少し感じた。
個人的な好みには合わなかった。


◾︎アントレ2「スープ ド ポワソン」(★★★★)


これは美味い!
イトヨリ、カサゴ、アナゴ、そしてペルノーリキュールを使った魚介スープ。付け合せはニンニクと卵黄を使ったアイオリソースとチーズ、そしてバケット。
ものすごく濃厚なスープで魚介の旨味がたっぷり。磯香りがテーブル一杯に広がる。アクアパッツァみたいな香り?スパイシーで渾然一体となった魚介スープ。トロトロで、流石南仏、色も味も濃い。
そもそも味が濃いから、バケットを浸して食べても決して味の濃度は落ちない。粘度としてはスープというよりソース?かなり濃厚。
アイオリソースを入れるとニンニクの芳醇な風味が魚介スープに加わる。辛さとスパイシーさを増し、チーズはまろやかさが出てくる。これは凄い。



生産者: ドメーヌ ポール マス
銘柄: ヴィーニュ ド ニコル カベルネソーヴィニヨン シラー 2013

至って普通のJPマス。


◾︎ヴィアンドゥ「米の娘豚骨付きロースのグリエ」(★★★)


2時間かけて備長炭で焼き上げたという米の子豚。
バターをたっぷり使ったワイルドライスはプチプチとした食感で味が濃いめ。炭火で焼いたピーマンや付け合せの野菜類(インゲン)も絶妙。
極めて香ばしく、豚肉の旨味、そして何と言っても穀物を感じさせる甘ーい脂がたまらない。ほのかにハーブの風味が漂うが、とにかく甘い豚の脂がすごい、凄い甘み。
味付けは全く複雑でなく、かなりシンプルなんだが、だからこそ、豚の味わいがしっかり出ていると思う。
ソースもいいけど、岩塩だけのシンプルなスタイルが好みにあった。
ソースは骨と野菜の出汁で、豚肉の風味がしっかり。特段難しい事はしてないが、地味に火入れも良いと思う。


さて、ここまできて、ハーフながらもお腹いっぱい。
席からは調理場が見えるのですが、これはヤバいぞと。次の料理、ハーフサイズながらもかなり量がありそうだと。

出てきて悪寒的中、ヒィって感じの濃厚なピペラートがたっぷり出てきた。
ここも井之頭五郎風に言うのであれば「いくら何でも食べ過ぎた」って感じだ。


◾︎ヴィアンドゥ「ピペラート(ピーマンのトマト煮 ヴァントレッシュ添え)」(★★★)


これも絶品。バスクの王道的な家庭料理で、ピーマンをトマトで煮込んだものに、塩漬けの豚バラ肉とガチョウの脂で揚げた揚げ卵を添えたもの。
もうガーンって感じのインパクト。
揚げ卵はカリカリで黄身までしっかりと火が通っている。赤ピーマンはじっくりと煮込まれていて独特の青っぽさがあまり無い。トマトソースはオイリーで濃厚。美味い煮込み。
ベーコンはかなり厚みがあり塩味もしっかりと付いていてバラ肉らしく濃厚な脂の風味を感じる。卵を崩して食べると絶品で熱々。


ハーフサイズってことでお値段も抑える事が出来てお腹いっぱい。
家庭料理と唄いながら、ガストロノミックの影響を受けているものが多いから、本当の家庭料理を見て幾分か面食らう部分もあるかと思うのですが、個人的には本当に美味しいし好きな感じ。
そしてスペインの影響大きいなあ、と思います。
アルザスもドイツの影響大きいし、フランスの食文化って郷土料理からしてミクスチャーなんだな、って思います。


最後に接客について。いつもは全く書かないのですが(一人だし、味にしか基本拘らないので)、Web上で言われているのは非常に悪いという話。
個人的な感覚としては決して悪いとは思いませんでした。多少口下手というか、ペラペラと話す感じでは無いし、過剰なホスピタリティがあるわけでは無いんですが、十分に気を利かせてくれるし、悪くないと思います。
やっぱりWebの情報は当てにならないっつーか、そういう声のでかい事言う人ってろくなもんじゃないなーと思います。僕のも含めてね。


住所: 東京都港区南青山6丁目6−8−18
店名: Lauburu(ローブリュー)
電話番号: 03 3498 1314
営業時間:
日曜定休
18:00~21:30(L.O)
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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