【東欧:1】ブルガリアのメルロー&シラー、エニーラ2010

こんにちは、HKOです。
本日はブルガリアの話題のワイン、エニーラです。


【データ】
エニーラはサンテミリオンのカノン ラ ガフリエールやラ モンドットを手がけるナイペルク伯が手がけるブルガリアワイン。このエニーラにも前述のワイン同等にナイペルグ伯爵紋章がプリントされています。生産は2001年にブルガリア パザルジク州に設立されたベッサ ヴァレー ワイナリー。醸造家伯サンテミリオンのラルマンドやベルフォン ベルシェを手掛けたマーク ドゥウォーキン。どのキュヴェもフリーランジュースを95%使用。
今回のスタンダードラインのエニーラは16度にて5~8日間低温浸漬。その後8~10日間発酵。フレンチオークバリックにてMLF後12ヶ月熟成。(1年落ち10%、2年落ち30%、3年落ち60%)。
フラッグシップはシラー100%のシラー バイ エニーラ、そして新樽100%のグランキュヴェ。


【テイスティングコメント】
生産者: ドメーヌ ベッサ ヴァレー
銘柄: エニーラ 2010
品種: メルロー40%、シラー50%、プティ ヴェルド10%

外観は極めて深いダークガーネット、粘性は中庸。
外観に似合わず、果実味に満ち満ちたタイプのワインでは無く、華やかさと堅牢さを感じるワイン。
アルコール感はしっかりとあり、薔薇のドライフラワーや
炭焼きやタイヤの様なロースト香、そしてブラックベリーやダークチェリーなどの黒系果実、黒砂糖の様な風味を少し感じさせる。燻製肉、溶剤や黒胡椒、鉄観音の様な風味。
香りだけ見るとかなり堅牢で、タニックかつ酸も際立ったピーキーなワインの様にも思えるが、逆に含み香は非常にキャッチー。抜栓直後こそ、タンニンと酸は際立っていたが、1~2日の酸化で馴染んできた。
煮詰めたイチゴやミルクティーを思わせる、どこかソノマのピノノワールにも見られる様な味わいが感じられる。
ここの部分は限りなくキャッチーである。


【所感】
不思議なワインです。
シラーとメルローという重めの品種のアッサンブラージュなのに、口当たりにはどこかニューワールドのピノノワールを思わせる赤系果実やミルクティーを思わせる含み香やタッチがあるという。
抜栓直後はかなりタンニンと酸が際立っていますが、3日程度で角が取れてきてくれます。
ただし、その分香りは酸化のタッチを帯びてくるので、好みが分かれてくるかも。
香りとしてはアルコール感がはっきりあって、華やかな側面と強い樽のローストがかなり強烈に出てくる感じですね。特にロースト香は過剰というか、旧樽オンリーとは思えない程強いと感じました。黒砂糖の様なアロマ、そして黒系果実のニュアンスを感じ取れる香りがあります。
取り扱いには若干の注意が必要なワインですが、品質は高いと思います。少し人を選ぶかもしれませんが。





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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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