登美の丘ワイナリー×六本木 瀬里奈 本店(せりなほんてん: 六本木)


こんにちは、HKOです。
去る2月24日ですが、サントリー酒販さんからお誘い頂きまして、日本ワインと和食をメインにした食事会に行ってまいりました。


会場は六本木の瀬里奈 本店です。
仕事をなんとか急いで切り上げ、タクシーで直行。


わあお、すっごい。さすがサントリーさん。

ちなみに会場の瀬里奈さんは1961年創業の老舗の日本料理店。現在は神戸牛を前面に押し出しています。
価格帯は推して知るべし。


まずはマスターズドリームで喉を潤します。


その後、登美の丘ワイナリーの元チーフワインメーカーであり、現生産研究本部課長の高谷さんより日本ワインの現状と登美の丘ワイナリーの栽培や醸造、ワインについての大変興味深いお話。

・もともと登美農園は赤玉ポートワイン用の畑だったが、極めて良い立地のため国際品種に植え替えた。
・一部区画ではビオディナミを実践している。
・海外からの評価の高まりを受けて甲州により注力していくそう。
・出来を見ながら10年サイクルでの植え替えを行っていて、適切な品種の検証を常に行っている。
・シャトーラグランジュとは常に技術交流をしている。

など。ここでは語りつくせない位色々とお話して下さいました。


また、その他にも、登美の丘の葡萄園ではたまに鹿に芽を食われるとか、デュオダミのアッサンブラージュの様子とか、自家ぶどう園ではピノノワールは作っていないとか、面白い話をたくさん聞けました。
あと印象に残ったのは、ウィスキーが得意なサントリーでは単一品種より複数品種のアッセンブラージュを大切にしているという話。
なるほど、これはすごく腑に落ちましたね。


そんな感じで、今回供されたワインはこちらです。



左から甲州 2014、シャルドネ 2013、プロプライエタリーブレンド 2012です。
正直「えっ、登美とか飲めると思ったのに!」とは思いましたが....いやいや、これがかなりいいんすよ。
他社さんで恐縮なんすけど、メルシャンの長野メルローとかもめちゃくちゃ出来が良かったですし、実はこれくらいのレベルからかなりいい奴がでてくるのでは...?



【ワイン】
銘柄: 登美の丘 甲州 2014
品種: 甲州100%

厳しい年だった様ですが、従来遅くとも10月までには収穫する葡萄を11月まで収穫を遅らせ、しっかりと成熟した状態で収穫できたとの事。樽熟成58%、ステンレスタンク熟成42%。シュールリー。
爽やかな柑橘のニュアンスとほのかなバニラやバターの様なフレーバーが感じられます。
悪い年とは思えない位、しっかりとした果実の甘やかな香りがある。
酸はしっかりとありますが、切れ味が鋭いタイプではなく、アルコール度数に対してボディには厚みがあると思います。甲州らしい、じんわりとした旨味が広がり、酸や出汁の目立った料理に合いそう。


銘柄: 登美の丘 シャルドネ 2013
品種: シャルドネ100%

近年だと良好なヴィンテージだったとのこと。
樽熟成45%、ステンレスタンク55%。シュールリー。
甲州と比べると粘性も高く、ボディも厚い。
果実味、樽やマロラクティック発酵のニュアンスが調和しているのは甲州と同様ですが、流石にシャルドネの方が親和性が高いというか、自然な作りの様な気がします。
ボディからもわかる様にしっかりと熟した果実味のニュアンスがあり、パッションフルーツの様な酸味やシトラス、熟した和梨を思わせる果実味があります。そこに並行してバターやナッツの様な香りが感じられます。
酸味は丸みがあり滑らかでしっかりとしたボディ。
酸に切れ味がないからこちらも魚料理全般と合わせやすそうです。


銘柄: 登美の丘 2012(プロプライエタリーレッド)
品種: メルロー40%、カベルネフラン33%、カベルネソーヴィニヨン20%、プティヴェルト7%

樽熟成100%。メルロー40%、カベルネフラン33%、カベルネソーヴィニヨン20%、プティヴェルト7%。
当然ビッグなタンニンやツヤツヤとした球体感はなく、繊細で上品なボルドーブレンドだと思います。
シャトーベイシュヴェルとかに近いかも。
ミディアムボディのワインですが、いわゆる安ボルドーみたいな感じではなくて、もっとリッチで高級感のある作りになっています。
カシスや熟したダークチェリーの様な果実味があり、ミルクコーヒーやリコリスの要素が感じられます。
ただ溌剌としているかというと、かなり落ち着いた酒質です。タンニンや酸も滑らかで、球体感はないですが、シルキーだと思います。


なかなか人のいる場ではテイスティングに集中できないので、思い出しながら書きました。
印象としては、単体でも品質は高いのですが、料理と合わせる事でよりその良さが際立つ様な作りになっていると思います。



【お料理】
■胡麻豆腐 生雲丹乗せ、法蓮草と蕨のお浸し、特選牛炙り寿司

お浸し、牛炙り寿司と甲州のペアリングがとても良かった。牛炙りは甲州がすだちの様な役割をしていたと思うし、お浸しはボディが一致していて出汁的な風味が良く合った。


■鮪(赤身、トロ)、鯛のお造り


こちらも甲州が一通り合った。どれも柑橘の要素をキーにペアリングした。
赤身、トロは赤と合わせてみたが今ひとつ。鉄分を思わせる要素が赤ワインにあまり感じなかったからかも。


■蟹サラダ、青森産帆立のバター焼き、鹿児島産新筍の唐揚、銀鱈西京焼き



こちらは全体的にシャルドネが綺麗に合致した。
蟹サラダ、ホタテのバター焼きにはシャルドネ、唐揚げと西京焼きには甲州が綺麗にペアリングした。
蟹サラダは甲州でも合いそうなもんだったが、タルタルソースや帆立のバターの風味とシャルドネは抜群の組み合わせだった。唐揚げや西京焼きは甲州の酸でさっぱりと。


■特選牛サーロインステーキ、ガーリックライス、香物、汁




特選牛サーロインステーキはかなり脂の乗ったステーキ。やはり赤が一番あったと思う。比較的脂が強めだったので、ワインのボディが強めの方があったかもしれない。
赤身ではないので、華やかさは不要。よりロースト香をしっかりとかけたものが良かったかも。


全体的に見て、やはり和食とはよく合うなと。
ここまで豪華な料理が出る事は、まあ日常ではほぼ無いとは思いますが、例えば出汁が効いている繊細な料理なんかにはやっぱり甲州は非常と合うと思います。
また基本的に酒質が軽めなので、重いソースが使われる事の滅多に無い和食とその点でも親和性が高いと思いますね。こうソースペリグーとかは絶対無理でしょうからね...

改めて和食と日本ワインの親和性を感じる事が出来ました。

サントリーさん、ありがとうございました!
勉強になりました!(...し美味しかったです!)
もともと日本ワインは応援していましたが、これからも応援していきたいと思います。


ちなみにお土産にもらったビオディナミの区画で作ったシャルドネをお土産で頂きました。

飲むのが楽しみですが、勿体無くて飲めない...
飲んだらレポートいたします。



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日本ワイン サントリー(公式)


■スーパーでも売ってますが、スーパーまで買いに行くのがめんどい人はこちらからどうぞ。
【登美の丘 赤 2012】 http://item.rakuten.co.jp/wineuki/1900001001220/

【登美の丘 シャルドネ 2013】
http://item.rakuten.co.jp/wineuki/1900002001526/

【登美の丘 甲州 2014】
http://item.rakuten.co.jp/wineuki/1900002001762/







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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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