La Branche(ラ ブランシュ: 渋谷)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
本日は渋谷の老舗、ラ ブランシュに行ってまいりました。なんとオープンは1986年!
僕が物心つく前には存在していたのか...すごい。




老舗的な雰囲気。



アグレッシブな書き文字!カッコいい!
フレンチっぽくない。



ラ ブランシュのシェフは巨匠 田代和久氏。
まさにフレンチ黎明期を支えたシェフの一人で、1979年に渡仏、ギィ サヴォワなどを経験し、帰国、その後銀座でシェフを務め、お店を開店しています。



今回はスタンダードなディナー7000円コース。
ビールがないとのことなので、珍しく大手メゾンのシャンパーニュ。マムのコルドン ルージュNV。



■フィンガーフード「豚のリエット」(★)

塩気は控えめで、油分の強い豚のリエット。
なめらかな質感。カンパーニュと共に。
あとで暖かいパンに付けて食べたが、これが本質かも。
油分が溶けて、バターのような風合いに。


■アミューズ「玉ねぎのアイスクリーム、玉ねぎのタルト」(★)



玉ねぎのアイスクリームはどちらかというとソルベ的。玉ねぎの甘みはしっかりと感じられるが、少し水っぽい。
ピンクペッパーのスパイシーな風味はあくせんとになっていて良い。
タルトの玉ねぎは食感を残したサクサクとしたもの。表面をさっと炙っている感じ。甘さは控えめだがタルト生地とは良く合う。
こう、こってりとした玉ねぎ系のアミューズは良く見かけるけど、さっぱりしたのは珍しい。


■アントレ「鰯とジャガイモの重ね焼き トリュフ風味」(★★★★+)


シェフのスペシャリテ。
ジャガイモとイワシをベーコンで包んでテリーヌにし、トリュフの香りを付けている。アンチョビのクリーム。イワシのポタージュ。
まずトリュフの香りが非常に強くハッキリしてる。オイルだろうか。
テリーヌのジャガイモはほっこりとした穀物的な甘みが主体的。ほろほろとしたジャガイモの食感の中に、しっかりとしたイワシの食感。噛みしめると青い風味と旨味際立つエキスの味わいが。全体的に塩は控えめで淡い味わいになっているが、そこにアンチョビバターの強めの塩気がバランス良く混じり合う。アンチョビバターは当然ながらイワシと調和する。
それらに全く臭くないミルキーなイワシのポタージュがクリーミーな丸みを与えている。ポタージュがジャガイモに通じる甘みがある。美味しい。


■ポワソン「スズキのポワレ オマール海老とハーブのソース」(★★★★)


本日の魚料理はスズキのポワレとの事。
ガルニチュールは紫キャベツのマリネ、パリッと焼いた野菜のフリットとソテー。ソースはオマール海老とハーブ(バジル)を使ったもの。
スズキは適切に火が入れられていて、エキスがありしっとりとした質感。しかし柔らかすぎず、しっかりとした肉感を残している。表面はパリパリに仕上げられている。塩気も適切で、エキスが甘く感じる程度で収めている。強すぎない。
そこにオマール海老のクリーミーで磯の香りを感じさせるソース、そしてバジルの清涼感を感じさせるソースが混じる。ほのかな酸味も並存している。
スズキのプレーンな調理がソースの風味をしっかりと吸収する。


■グラニデ「八角のグラニデ」


肉料理との間に。
アニスの甘く華やかなスパイスの要素が際立つソルベ。


■ヴィヤンド「鴨のコンフィ 香味野菜 エピス風味 パイ包み焼き」(★★★+)


鴨のコンフィと歯ごたえのよい香味野菜、エピスをパイで包んでローストしたもの。3種類のソース(ポルト酒のソース、レモンのソース、杏子のソース)、付け合せは胡麻油香る野菜のソテー。
パイ包み焼きは外側はサクサク!少し強めに火が入ったパート。
胡椒などのスパイスの香りが鼻に抜けながら、甘く牛肉を煮詰めたような味わいと香味野菜のサクサクとした食感が感じられる。ちょっと中華料理的な風合いがある、
ポルト酒のソースは酸味とスパイスの風味があり、当然ながらパイ包み焼きと合う。量が少ない。


■デセール「大根と青汁、白ワインのソルベ」


個人的に好みに合わなかった。
青汁の青さ、摩り下ろしの大根の辛味、甘みが主軸。
大根と青汁の舌触りの悪さと、青臭さ、大根の辛味と合わせる甘みが好みに合わず。


■デセール「チョコレートのアイスクリーム、ムース」(★★)


濃厚なチョコレートアイスクリーム、たっぷりと盛られたチョコレートのムース!チョコレート祭り!嬉しい!
ただ甘いだけでなく、ビターさやアルコール感があっていいですね。シンプルですけど濃厚で美味しい。
ただパンや焼き菓子があるともっと最高。単体で食べるよりお菓子に合わせたい。


■ミニャルディーズ「ナッツのクッキー、焼きとうもろこし、ポルチーニ茸のクリームブリュレ」(★★)


ポルチーニ茸のクリームブリュレが最高。
ローストの香りとカラメルの甘み、ポルチーニ茸の香りが一体化。塩キャラメルにも似た素晴らしいマッチング。
香ばしい焼きとうもろこしも良かった。


今ひとつ好みではない皿は確かに合りつつも、基本的には満足感のある良い皿が多かったです。
特にアントレの鰯とジャガイモの重ね焼き、ポワソンのスズキのポワレ。前者は古典の中で創造されたといった感じで、味わい自体は古典なのだけど食材の特徴をすごくしっかりと調和させてきているなぁと。
スズキのポワレは単純に好きな感じのエキスを残す火入れでした。生っぽすぎないし、火が入りすぎてもいない。好みですね。
メインも美味しかったのですが、サイズがグジェールをふた回り大きくした程度のサイズなので、少し小さいと感じました。相対的にパートの厚みが気になりましたね...
とはいえプロ...どころか巨匠のクリエイションの訳でして、これが最高のバランス、という事であればそうなんだとは思います。サイズを大きくしたら濃くなりすぎるとか。
ただ個人的には、あと一歩好み!までは至らなかった気がしています。
ただスタンダードなコースなので、ハイグレードなおまかせコースも今度食べてみたいと思います。


住所: 東京都渋谷区渋谷2-3-1 青山ポニーハイム 2F
店名: La Branche(ラ ブランシュ)
電話番号: 03-3499-0824
営業時間:
12:00~14:00(L.O.13:30) 18:00~21:00(L.O.20:30)
ランチ営業、日曜営業
スポンサーサイト
プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR