【日本酒】勝山酒造、伝と暁。二種比較。


こんにちは、HKOです。
本日は打って変わって日本酒、勝山酒造です。
ワインアドヴォケイトで(日本酒全体の評価を巡って色々な疑惑が付きまといながらも)95点という高得点を弾き出した暁を含む銘柄をテイスティングです。


【データ】
勝山は、元禄年間に伊達政宗公を藩祖とする伊達家六十二万石の城下町仙台にて創業して以来、三二〇年以上の間、仙台を代表する銘酒醸造元であり 宮城県で現存する唯一の伊達家御用蔵として酒屋の技術的模範と御用蔵の暖簾を守り続けております。(HPより)


-暁-
ポリシー: 新しい考え方に基づく精緻な酒造り。
酒米: 兵庫県みらい産最上格付の山田錦米100%
精米歩合: 35%
醸造: 遠心しぼり。低温にて酒と酒粕を分離し、お米の旨味のエッセンスを低温抽出。
遠心絞り…遠心分離機による高純度のエキス抽出。
仕込水: 泉ケ岳の湧水(シリカを含む硬度35度の軟水)

-伝-
ポリシー: 伝統的な製法に徹した酒造り。
酒米: 兵庫県みらい産最上格付の山田錦米100%
精米歩合: 35%
醸造: 早瓶火入れとマイナス5℃での氷温貯蔵。
※早瓶火入れ…従来タンクで火入れをするのに対し瓶詰後火入れ。火入れのムラや劣化を抑える。
氷温貯蔵…熱によるダメージ、劣化を抑える。
仕込水: 泉ケ岳の湧水(シリカを含む硬度35度の軟水)



【テイスティングコメント】




生産者: 勝山酒造
銘柄: 勝山 暁
一時的なクリアネスなアロマが感じられる。
アルコール感が強く、バターやチーズの様な香りが主体となり、洋梨、上白糖の様な厚みとアルコール感が強く辛味があり、厚みがありクリアかつ力強い味わいの日本酒。
キュッと引き締まった感じですかね。


生産者: 勝山酒造
銘柄: 勝山 伝
どちらかというと醸造要素が前面に出ている。
より米糠の様な香り、チーズ、バター、クリーム。上白糖。より暁より厚みがありひねた香りが感じられる。辛味というより甘みが感じられる。クリアネスより雑然とした風合いがあり濃密感がある。


【所感】
あまり日本酒には詳しくは無いのですが、製法からの所感を。ざっくりと受けた印象としては、精米歩合こそ同じですが、暁が削ぎ落とした洗練さ、クリアさがあるのに対して、伝はより厚みや旨味を感じさせるものとなっています。
伝は米糠や醸造的(乳酸発酵的)な要素を強く感じますね。
パッと精米歩合が違うんだろうか...とも思ったのですが、そうでは無いみたい。
ただ精米歩合は同じですが、遠心分離機でより酒粕との分離を精緻に、完全に行なっている、という事であればなんとなく合点がいきます。酒粕部分が雑味や複雑さになっているのであれば、そこをしっかりと分離ができていればクリアさはより、鮮明に出るのかもしれません。
伝はどちらかというと生酒に近い風合いを再現しようとしている感じかあって、複雑さや旨味はしっかりとあります。
フレッシュですが、決して透き通る様な透明感があるかというとそんな感じでは無い様に思えます。
これはなかなか興味深いですね。
同じ磨きでも、さらにその先のクリアさを作り出す事が出来る。面白いですね。
これが精米歩合をさらに落としたものと遠心分離、比較すると面白そう。








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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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