【ボルドー:41】熟成した右岸の高品質ボルドー Part2

こんにちは、HKOです。
本日は右岸2回目。念願のテルトルロートブッフです。


【データ】
テルトル ロートブッフはヴァランドローと並ぶサンテミリオンにおけるシンデレラワイン。
フランソワ ミジャヴィル相続以降、1980年代から急激にその評価を伸ばし、徹底した品質管理を行なっています。
その高品質からムエックス社を通じ、パーカーに試飲してもらった結果、今の名声を築き上げています。
畑はラ モンドットに隣接。パヴィの丘の南向き及び南西向き急傾斜面。石灰質を含んだ粘土質土壌。
栽培面積は5.7ha、生産本数25000本、樹齢40年、収量は33hl/ha。
コンクリートタンクで3~4ヶ月マセレーションと発酵。
新樽100%で18ケ月から22ケ月熟成。樽内マロラクティック発酵。
セカンドワインはロック ド ガンプ。


【テイスティングコメント】
生産者、銘柄: シャトー テルトル ロートブッフ 1993
品種: メルロー85%、カベルネフラン15%

外観はやや濃いめの橙を帯びた透明感のあるガーネット、粘性は中庸。
非常に高い凝縮感があり、若々しく果実味に満ち溢れている。ブランデーを思わせる品の良さ。キャラメルトフィーやチョコレート、ブラックベリーやプラムの様な熟した果実味がある。程よくミルクティーの様な風合いも感じられる。そして濡れた土や枯れた草の熟成香がおり混じっている。徐々にスモーキーさや燻製肉の様な香りも帯びてくる。チョコレートバナナ、ほのかにドライフラワー。バニラの様なMLF要素もある。
香りからは想定できない様な酸とタンニンの滑らかさ。
旨味もよく出ているが、少しタンニンが優勢かもしれない。果実味と木材、燻製肉の様な風味が素晴らしい。
かなりしっかりと作られている。


【所感】
テルトル ロートブッフです!
セカンドのロック ド カンブのあまりの美味さに、ファーストは如何程美味いんだろうか...と思いを馳せたりした時期もありましたが、遂に飲む機会に恵まれました。
結論、やっぱすごいワインです。メチャクチャ美味いです。
性質としてはすこしニューワールド的な性質が色濃く感じられるのですが、樽の甘い香りと果実味の凝縮感が高いレベルで融合しています。
MLFの要素もあり、甘やかかつ華やかに仕上がっていると思います。
割とはっきりとした味わい、力強さで、コンセイヤントの繊細さとはかなりタイプが違うと思います。
基本的に経年を強く意識をさせないワインですが、とはいえちゃんと熟成香もあり、タンニンと酸もしなやかに落ち着いてきています。
いいですね。シュヴァルブランほど浮世離れしていないし、オーゾンヌほど難解でもなく、パヴィほどタニックでもない。いい意味でキャッチーで親しみやすいタイプの味わいかと。
念願叶いました、やったぜ!



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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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