今ひとつ地味ながら高品質。コートドボーヌの村名、一級。

こんばんは。
今日は今ひとつ地味なワインです。

コート ド ボーヌといえば、確かにバタールやシュヴァリエ、ル モンラッシェ、グッドドールやジュヴヌヴィエール、ペリエールなどの綺羅星の様な特級、一級畑が代名詞とも言えますが、地味ながら、なかなかお買い得な白が多いのも事実なのです。

ムルソーの生産者はルーロ。ムルソーにはコント ラフォン、コシュデュリという二大巨頭が居ますが、それに次ぐ評価を得ています。新樽比率は大体25%くらい。
ムルソー一級畑を中心に畑名入り村名格ワインも生産しています。

ピュリニーの生産者はルイ カリヨン。
栽培はビオでもリュットレゾネでもないですが、極力薬剤を控えた丁寧な栽培をしている様です。
熟成には、バリック樽を使用し、新樽比率は低く多くても20%程度。
ポートフォリオは旗艦銘柄である特級ビアンヴニュ バタールモンラッシェをはじめとして、ピュリニーとシャサーニュにプルミエクリュ、ヴィラージュ、サントーバンにヴィラージュを保有しています。


生産者: ルーロ
銘柄: ムルソー レ テソン クロ ド モン プレジール 2008

前年のパーカーポイントは91点、約12000円。
区画名入りとはいえ、村名にしては抜群に高額なムルソー。ただし品質はほぼ一級格と言って間違いはない。
例えるならばブリューレロックのクロ ゴワイヨットの様なものか。
透明度の高い薄めの黄金色、粘度はかなり低め。シロップ漬けの洋梨、 マンゴー、西洋サンザシ、シャンピニオン、バター、ヘーゼルナッツの香り。若干木材の香りも。メルキュレイに比べてよりミネラル感がありシャープな印象。酸味も香りとのバランスが非常に良く心地よい。かなりレベルの高いムルソー。素晴らしい。
余韻は長く爽やかな柑橘系のニュアンスを残す。


生産者: ルイ カリヨン
銘柄: ピュリニー モンラッシェ 2009

パーカーポイント90点、価格は約7000円。
澄んだ明るい色の黄金色、粘度は比較的高め。少し冷えているからか香りは若干閉じているものの、ナッツやバター、レモン、火打石、 シャンピニオン、ハチミツ漬けの洋梨、カラメルの香りが鋭く立ち上る。キレの良いアタックで酸も心地良くバランスの良い造り。メルキュレイをより先鋭化させた様な格好。余韻は短いが一瞬の煌めきがある。出汁の香りも。


生産者: ルイ カリヨン
銘柄: ピュリニー モンラッシェ プルミエクリュ レ シャンガン 2009

パーカーポイントは不明、価格は約11000円。
透明度の高い薄めの黄金色、粘度はかなり低め。シロップ漬けの洋梨、 マンゴー、西洋サンザシ、シャンピニオン、バター、ヘーゼルナッツの香り。若干木材の香りも。メルキュレイに比べてよりミネラル感がありシャープな印象。酸味も香りとのバランスが非常に良く心地よい。かなりレベルの高いムルソー。素晴らしい。
余韻は長く爽やかな柑橘系のニュアンスを残す。


ここでいうマイナーというのは、どちらかというと畑ですかね。今ひとつスポットライトが当たらない一級や村名です。
しかしながら、やはりなんといってもムルソー、ピュリニーで、かつ生産者も優良ですから、キチッと村ごとのテロワールは表現されている印象でした。
掘り出し物というには、やや値段は高いですが、いずれも一級クラスの品質があるわけだからお買い得といえばお買い得な3本かもしれません。



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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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