ロワール川を望む二つの地域、ペイナンテとセントルニヴェルネ

こんばんわ。
ロワールは目立たないですが、良質なワインを産出する事で知られています。長く伸びるロワール川の両脇には4つの地域があり、
ミュスカデを産出するペイナンテ地方。
良質なシュナンブランの貴腐を生み出す畑ボンヌゾー、カールドショーム、ビオディナミの先駆者ニコラジョリーの単一畑クレドセラン、ボルドーに匹敵するカベルネフランを生み出すソーミュールシャンピニーを包するアンジュ エ ソーミュール地方。
ピノ、ガメイ、ソーヴィニヨンブランを中心とするヴーヴレ、シノンを包するトゥーレーヌ地方。(この近くにオルレアンがあります)
そして卓抜したソーヴィニヨンブランを産出するプイィフュメ、サンセールを包するセントルニヴェルネ。
単一の地域とは思えない程、品種も、その味わいも多種多様です。
今回はペイナンテのミュスカデ、そしてセントルニヴェルネはサンセールのソーヴィニヨンブランから、ロワールを追ってみたいと思います。

ちょっとミュスカデの方は生産者の情報が見つからなかったので、パスカル ジョリヴェだけ。
パスカルジョリヴェはロワールセントルニヴェルネのプイィフュメ、サンセールを得意とする自然派の生産者です。基本的にステンレスタンクでの発酵の様です。色調が淡いのはその為ですかね。

生産者: ドメーヌ ラ オー フェヴリィ
銘柄: ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュール リー 2010

約2500円。
色調は透明に近いやや緑がかったイエロー。粘性は高め。やや浮遊物がある。
ボルドーのアントゥル ドゥ メールの様なソーヴィニヨンブランのニュアンスに近い。フォキシーフレーバー。大粒のマスカット、ライムの果実味。ミネラル、フレッシュハーブの香り。
非常に軽やかで清涼感のある作りながら、ちょっとポッテリしている作り。サンセールのソリッドな果実味とは完全に異なり、ソーヴィニヨンブラン系の味わいに加えてシャブリっぽさ、シャルドネっぽさがある。
しっかりした酸味があるので、キリッと冷やして飲むと美味しいかもしれない。


生産者: パスカル ジョリヴェ
銘柄: サンセール 2011

3200円。
素晴らしい、卓抜したソーヴィニヨンブラン。
樽の効いた強めのシャルドネばかり飲んでいると、やたらとサンセールかプイィフュメ...セントルニヴェルネのソーヴィニヨンブランが飲みたくなる。
透明度の高いレモンイエロー、粘性は低い。
ミネラリー、グラスから立ち上る青りんご、レモン、ライムなどの清涼感のある柑橘、核種系の明るいニュアンス。ムスクやドライハーブ、アカシア。白い花の香りも。
切れ味のある綺麗な酸味。心地よく伸びる清涼感。
たまに飲むソーヴィニヨンブランは想像以上の至福をもたらしてくれるな。


サンセールは流石にソーヴィニヨンブランの一大産地だけあって美味いね。特にここのサンセールとプイィフュメはファンで毎年飲んでいます。
さて、今回二つのワインに共通して感じたのがミネラル。

※位置関係の参考

サンセールは立地的にもシャブリやブルゴーニュに近い(って程距離近くないので強引な解釈かもしれませんが)石灰質土壌、珪土質の土壌なのでなーんとなく理解できますが、ミュスカデがわからない。
...と思って調べていたら花崗岩やシスト中心としているようで、深くはった根からミネラルを吸収している説が有力のようですね。
花崗岩といえばボージョレの地層ですが、赤だとあまり現れてこないんですよね。
土壌関連は泥沼になるのであまり調べないようにしてるんですが...個人的にはこじつけのような気も...

うーん、よく分からないですが、サンセール美味しいです。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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