L'Ammeau D'or(ラノードール:四谷)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
本日は四谷の名店、ラノードールに行ってきました。


ラノードールは1989年に開店した老舗フレンチレストラン。もともと下北沢にあったそうですが、2005年に現在の四谷に移転したそうです。
席数が少ないというのもあるんでしょうが、1日1~2組くらいしか入れないそうです。確かにシェフと奥様だけだと複数組捌くのは大変そうですね。たださすがにこの組数はかなりマイペースだなあー!と(笑
シェフは谷川康信氏。
ルドワイヤンで修行を積んだのち、シェ松尾松濤レストランでソーシエを勤め、1989年にシェ タニ(現ラノードール)開店。今に至る。
ミシュランガイド2016年 東京版では*1を獲得しています。



四谷三丁目から3分くらいのとこで、ちょっと古いアパート(マンション)の地下1Fにあります。
ちょっとだけ昭和感があります。



店内は非常に落ち着いた間接照明で照らされており、静かな空間です。あ、これ結構落ち着きますね。
人もいないし...

サービスも適切な時に適切なサービスを受けられて、適度な距離感がある。あまりベタベタしたのが好きじゃないので、これくらいがちょうどいい。


まずはビールで喉を潤した後、早速アントレが運ばれてきます。早っ!


このスピード感はどことなくシェイノを思い出させます。
フィンガーフードとかアミューズとかないから。
しかもハナからスペシャリテという...


◼︎アントレ「幻の卵の半熟蒸し トリュフとフォアグラのソース」(★★★★)


フィンガーフードもアミューズブーシュも飛ばして、いきなりアントレ。しかもスペシャリテからだ。
篠原養鶏場の幻の卵を使った一皿。幻の卵を半熟に、サマートリュフとフォアグラ、熟成シャンピニオンを使った滋味深く濃厚なソースを混ぜ込んだもの。贅沢な一皿。
玉ねぎなどの香味野菜も溶かし込んでいると思う。
少しずつ卵を崩しながら頂く。フォアグラと半熟卵、熟成シャンピニオン、玉ねぎときたら、もう濃厚で力強い味わいであることは想像が付く。トリュフの豊満な香りと、熟成シャンピニオンの卓抜した旨味、フォアグラの濃密さ、煮詰めた玉ねぎの甘さが全体の塩気を引き立てる。その中において半熟卵の卵黄の滑らかさが塩気を中和し、滑らかな質感を与えている。
結果的に全体のバランスがとても取れている。
素晴らしい。


いきなり相当美味しいです!
フォアグラや半熟卵も素晴らしいんですが、熟成シャンピニオンの旨味が半端ない。干しシイタケの様な旨味と地味。超いいですね。


◼︎ポワソン「玄界灘産甘鯛のポワレ 鱗焼き 酸葉のブールブラン」(★★★★)


玄界灘産甘鯛の鱗焼き。酸葉(すいば)を使ったブールブラン ソース、芽キャベツ、うるい、金柑、ソラマメを添えて。
季節の甘鯛のポワレは例の如く鱗はパリパリと弾けるような食感に仕上げられており、中身はそれに反してジューシーでエキス感に満ちたフワフワに仕上げられている。
酸葉を使ったブールブランソースはかなり巧みで、しっかりと厚みと濃密さがあるクラシックなソースに、酸葉の酸味が非常に調和する。酸味や旨味などのバランス感はイノの突出したソースによく似ている。甘鯛とエキスをキーにして完全にマッチする。付け合わせの金柑の酸味やほのかな甘みもブールブラン、鯛と良く合っていると思う。
ポーションは少なめだが、厚みやボリューム感があり、最高に美味でした。



次はヴィヤンド。
ショートコースとはいえ、まさかの40分でヴィヤンドに辿り着くとは。多皿は嬉しい反面冗長さを感じる時もあるし、極端なショートコースは種類が無いので寂しいけど、時間を長く拘束されないので助かる時もある。
今回は完全の後者だった。



◼︎ヴィヤンド「仔羊のロースト ホワイトアスパラガス マスタードソース」(★★★+)


仔羊のローストと春のホワイトアスパラガス。ソースは酸味の効いたマスタードソース。フレッシュなからし菜、トリュフ、プチヴェール(ケールと芽キャベツを掛け合わせた野菜)を添えている。
仔羊のローストは香草焼きになっている。火入れが素晴らしく良くて、非常に滑らかで絶妙のしっとり感がある。
ロオジエで頂いた乳飲み仔豚にも似た質感。肉質の緻密さ、シルキーさは流石に乳飲み仔豚の方が上だが、火入れや肉質では決して劣っていない。
ハーブの香りと仔羊の独特の香りが充満。ただ臭みという感じはしない。香草は少し海苔のような磯っぽい香りがあり、仔羊の強い香りを抑制していると思う。鉄分や旨味充実している。脂身控えめで程よい塩気を感じられる。柔らかい脂とシルクのような質感、香草の華やかな香りが官能的。酸味のある強い風味のマスタードソースとも良く調和する。
当然ながら付け合わせのホワイトアスパラガスはサクサクで非常に甘い。サマートリュフも秋ほどではないものの香り高く、コリコリ食感。


スムーズにデセールまで来ました。


◼︎デセール「季節の果物とナッツのクレームブリュレ」(★★★)


最後はフレッシュなラズベリー、ブルーベリー、キウイ、イチゴなどの季節の果物と、ピスタチオ、カシューナッツを使ったクリームブリュレ。カリカリのキャラメリゼの下にはクリーミーなバニラのクリームが潜んでいる。
様々なフルーツの爽やかな酸味とナッツの香ばしいコリコリ食感のバランスが良い。味わいもクリームが全て纏め上げ違和感なく調和している。大変美味。


食後のコーヒーで締め。
ミニャルディーズなんて甘っちょろいものは存在しない!
男ならコースで勝負!なのかわかんないですが4皿でもかなり満足感がある構成でした。
ショートコースとはいえかなりレベルの高い皿がジャンジャン出てくるのは良いですね。隙がない。多皿コースだとメリハリがあってそれはそれでいいんですが、やっぱり好みに合わないものが含まれますからね。こういう最後までマックステンションで駆け抜ける感じの方が隙がなくていいかも。コアな部分だけ打ち付けてくるというか。

まあ唯一惜しかったのがケチらずベルーガ頼めばよかった!!というトコでしょうか。
値段としては極端に安いわけではないですが、まあいけないレベルではないので、次は絶対ベルーガ頼みましょうかね、と。



住所: 東京都新宿区四谷4-6-1 四谷サンハイツB1F
店名: L'Ammeau D'or(ラノードール)
電話番号: 03-5919-0141
営業時間:
夜: 18:30-20:00(入店)
昼: 金曜・土曜・日曜・祝日のみ 12:30-13:30(入店)
ランチ営業、日曜営業
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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