Amour(アムール: 西麻布)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
本日は広尾のアムールに行ってまいりました。
一軒家レストランは毎度楽しみなんですが、結構緊張もするんですよね。


モダンながら荘厳な門構え。



店内は木目と白を基調とした落ち着いた邸宅の様な優美な内装です。豪華というかモデルルーム的というか。
まあ相当オシャレですね。



アムールは2012年に西麻布にオープンしたフレンチレストラン。シェフは後藤祐輔氏。銀座レカン、カンテサンス、オトワレストラン、エキュレを経てアムールの料理長に就任しています。
ミシュランガイド2016年東京版では*1を獲得しています。


生産者: ジャクソン
銘柄: キュヴェ 738 エクストラブリュット NV

マグナムボトル。
外観は淡いイエローで粘性は中庸。ミネラルは豊富。
エシレバターやナッツなどのオイリーなニュアンスの中に爽やかな柑橘、シトラスやリンゴのような果実味が感じられる。蜜のニュアンスもあるが、どちらかといえば厚い旨味が表出している。冷ややかでオイリーなシャンパーニュで甘い香りよりもスレンダーなシャープさを感じる。
酸は柔らかくアプリコットの様な旨味と柑橘のフレッシュさが余韻に感じられる。


やっぱりジャクソンはいいですね...美味い...
早速アミューズです。


◼︎アミューズブーシュ「筍掘り」(★★)


筍に見立てたパイの中に細かく刻んだ筍と鶏の軟骨、クリームチーズ、木の根を含めたもの。
燻製の香りが漂う。コリコリとした軟骨や筍の食感とクリームチーズの滑らかさ、濃厚さがパイによく合う。チーズの滑らかな旨味とほのかな塩気。


次にアントレでホタルイカのフリット。
とても色鮮やかです。


◼︎アントレ「ホタルイカ グリーンピース トマト」(★★★)


ホタルイカをミジンコという米粉でフリット。フランボワーズとアスパラガス、新玉ねぎのペーストを添えている。
エディブルフラワー、カイワレ大根。奥には細かく刻んだトマトとグリーンアスパラガスがある。
旨味溢れるトマトとサクサクとした少し青みを感じるグリーンアスパラガス。新玉ねぎのペーストは香ばしい甘みがあり、ラズベリーは甘さ控えめながらベリーの華やかさと酸味が溢れている。
ホタルイカはフリットの弾ける様なパリパリした食感と独特の磯風味。スパイシーな風味が漂う。そこにベリーのソースやトマトの酸味はかなり良くペアリング。新玉ねぎの甘さもまろやかさを付加している。
独立して食べても美味しいが、酸味と特に引き合うフリットだと思う。



◼︎アントレ「グリーンピース ミント ベーコン」(★★)


ガリガリに焼いたトーストとベーコンのパウダー、数種類のミント、えんどう豆、グリーンピースのスープ。
スープは滑らかでしっかりとグリーンピースの風味が感じられるスープ。トーストは硬めに焼かれており、白いパウダーからかなりしっかりしたベーコンの風味が感じられる。またマリネしたエシャロットだろうか。酸味も良く効いていて、スープのプレーンさに立体感。サヤエンドウのパリパリ感も良い。



次は魚料理。
先に素材を見せてくれます。


うーん豪快です。



◼︎ポワソン「マカジキ ふきのとう うるい」(★★★)



柚子と蕪、魚の出汁のスープ。蕗の薹のペーストと桜海老のフリット、うるい。
比較的強めに火が入れられたカジキのステーキ。ジューシーでとても美味。いわゆるふわふわ系ではないが、しっかりとしたカジキの旨味がたっぷり。力強い味わい。そこに蕗の薹のペーストの苦味、パリパリとした桜海老のフリットの食感と風味が良く調和する。
また蕪のスープは滋味に溢れていて、カジキの個性と味の強さを柔らかく包んでくれる。


最後は肉料理ですが...うわあああああ!
ポーションすげえええ!!


◼︎ヴィヤンド「酵素ポーク インカの目覚め」(★★★★)


ポーション半端ない。

嘘みたいな厚さしてますよ。


インカの目覚めのポテトチップス、ピューレ。リンゴのピューレ、ミニコーン、トマト、バラ肉。ベーシックなマスタードのソース。
豚肉は極めてしっとりと火が入れられており滑らかな質感。完全に肉汁は閉じ込められており、相当レベルの高い火入れをしていると思う。噛みしめると甘い肉汁と柔らかい甘みが口の中に広がる。油っぽくはないが、非常に甘みがあり、深い味わい。塩気も最低限で、マスタードソースと頂くと、酸味と塩気が完全にバランスが良くなる。
外側部分はかなり香ばしく、サクサクとした焦げを感じさせる香ばしさがある。ロオジエと比べると難があるが、この質感は少し似ている。
付け合わせのバラ肉は強めに火が入っているが、極めて脂身がジューシーで甘い。強めの塩気もピッタリと合っている。
インカの目覚めのマッシュポテト、ポテトチップスは甘みが充実していてクリーミーだが、独特のパセリ感はなかった様に思える。
コーンは甘みがあり、トマトも旨味が充実。


ここらへんですでにお腹いっぱい。
デセールが小ポーションであることを望みます。


◼︎プレデセール「ルバーブ メレンゲ」(★★★)


ルバーブのアイスクリーム、メレンゲ、梅のパウダー。
ルバーブの酸味と冷たさが肉の味わいをリフレッシュしてくれる。それ自体はドライだが、メレンゲがほのかな甘さと食感を付加している。ルバーブの酸味が梅に酷似しているからか、梅のパウダーとの調和も素晴らしい。
梅の旨味とルバーブの酸味、メレンゲの甘さが一体化した爽やかなデセール。


◼︎デセール「ピスタチオ フリュイルージュ」(★★)


フランボワーズのソルベとビスキュイ、ピスタチオのムース、アイスクリーム。ムースとアイスクリームはクリーム感は強いものの、ハッキリと甘みとピスタチオの風味が感じられる。
ビスキュイとフランボワーズは強い酸味とベリー感が調和し、シャープな味わいに。対してビスキュイとピスタチオのクリームとアイスはまろやかさを付加している。ピスタチオとの組み合わせが非常に良い。


◼︎食後のコーヒー ミニャルディーズ「余韻」(★)



ショートケーキ、ナッツとラムレーズンのチョコレート、フランボワーズのマカロン、エスカルゴ(パイ生地に抹茶クリームをコーティング)、紅茶のシュークリームの4種類。
どれも手堅い味わいで、コーヒーと良く調和した。


3皿構成でしたがチョコレートなくて良かった...
そんな感じで8皿コース終了。ボリュームもあるし、どの皿もなかなか美味しかったです。
基本的には料理は満足しています。魚とか肉料理が特に美味しいっていうのが、貴重ですね。肉料理の火入れは完璧でした。

そんな感じ。
ただサービス陣、非常に気が利いていて丁寧なんですけど、肝心のところで抜けているというか。
まず予約は入っていない、認識していない(確認メールで解決)
どうみてもうるいなのにふきのとうと言っちゃう。
どうみてもピスタチオなのにフランボワーズと言っちゃう。
まあドジっ子なのかもしれないですが、流石に見ればわかるでしょ...といった感じ。
もうちっとスラスラ行けるとカッコイイんだけどなぁ、と思います。別に感じ悪いわけではないのでいいんすけどね。
とりあえずお料理はとても良かったのでまた行きたいですねえ。


住所: 東京都港区西麻布4-10-3 2F
店名: Amour(アムール)
電話番号: 03-3409-1331
営業時間:
[火~日]
ランチ  12:00~15:30(L.O.13:30)
ディナー 18:00~23:00(L.O.21:00)
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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