【ローヌ:21】シャプティエ セレクション パーセレールの熟成

こんにちは、HKOです。
本日はシャプティエのセレクション パーセレール2種類です。多少熟成が進んでるやつですね。


【データ】
シャプティエは1808年にタン エルミタージュに設立された老舗ドメーヌ。点字ラベルで有名なこの生産者は、コート デュ ローヌなどのデイリーラインに力を入れる一方で、ローヌ随一のフラッグシップラインも手がけています。
それが「セレクション パーセレール」。単一畑区画名入りのエルミタージュで畑の個性を強く押し出したスタイル。現在は「パヴィヨン」「レルミット」「メアル」「ロレ」「グレフェ」などの合計14の畑がリリースされています。今回はパヴィヨン ルージュとロレ ブランの2本です。
共に完全なビオディナミによって栽培がなされています。
シャプティエは1808年にタン エルミタージュに設立された老舗ドメーヌ。点字ラベルで有名なこの生産者は、コート デュ ローヌなどのデイリーラインに力を入れる一方で、ローヌ随一のフラッグシップラインも手がけています。
それが「セレクション パーセレール」。単一畑区画名入りのエルミタージュで畑の個性を強く押し出したスタイル。現在は「パヴィヨン」「レルミット」「メアル」「ロレ」「グレフェ」などの合計14の畑がリリースされています。今回はパヴィヨン ルージュとロレ ブランの2本です。
共に完全なビオディナミによって栽培がなされています。
今回のレ グラニは花崗岩質土壌の急斜面に位置する2haの畑から産出されるマルサンヌ。収穫はすべて手摘み。フレンチオークとステンレスタンクで低温で17度で30日間発酵。30%フレンチ、70%ステンレスタンクで16ヶ月間熟成させたのち、瓶詰めされる。
クロワ デ ボワは自社畑のグルナッシュを100%使ったキュヴェ。1998年から生産を開始。栽培はビオディナミで古木から採れた葡萄を手摘みしコンクリートタンクで醸造。タンクで14~16ヶ月熟成。土壌は褐色粘土と大ぶりな珪岩で構成。


【テイスティングコメント】
生産者: ミシェル シャプティエ
銘柄: サン ジョセフ レ グラニ ブラン 2008
品種: マルサンヌ100%

外観はやや濃いめのストローイエローで粘性は中庸。
古酒の中にあっては非常に若々しいルーサンヌ。
クリーミーで非常に厚みがある焦がしたような糖蜜の香りと果実の香りが非常に強く感じられる。
和三盆やメイプルシロップの様な甘やかな香りとほのかなカスタードクリームの中に、ライチやシトラスなどの独特のフレッシュ感際立つ果実の香りが感じられる。
フレッシュな果実と甘やかさ、クリーミーさのコントラスト。杏仁豆腐、白胡椒などの風味が感じられる。
オリエンタルでスパイシーな味わいが感じられ、ほのかにグリセリン感があり、甘いタッチを感じさせる。
時間経過と共に甘栗やフルーツケーキの様なアロマも。
酸味はかなり控えめで、やや余韻に苦味があるが、その部分に甘みを感じさせる。クリームやシトラスの様な余韻が残る。


生産者: ミシェル シャプティエ
銘柄: シャトー ヌフ デュ パプ クロワ デ ボア 2000
品種: グルナッシュ100%

外観は澄んだ淡いガーネットで粘性は中庸。
出汁の効いた非常にエレガントで繊細なシャトーヌフ デュ パプ。シラー単一の熟成したものに近いが、ヴィンテージに対して結構進んでいる印象を受けた。ブルゴーニュの熟成傾向に近い。
獣香は一切無く、梅しばやオリーブ、鰹の出汁を思わせる旨味の塊を想起させる香り、そして土や落ち葉を感じさせる香りを中心に複雑な香りが展開する。クルミやローズマリー、ドライフラワーなどの要素、なめした革の香り。
ベーコン、黒胡椒、クローヴの様なハーブの香りも内包する。
熟成した香りはあるものの、アタックや口当たりは若々しくグリセリン感があり強いボディに甘いタンニンが乗ってくる。鰹出汁やブラックベリーのコンポートの余韻を残していく。


【所感】
レルミットが飲みたい!!!!!
という事でシャプティエのセレクションパーセレール2種類...ですが、エルミタージュでもコートロティでもありません。サンジョセフとシャトーヌフ デュ パプです。
北部が強い生産者だとは思うんですが、南部のアペラシオン、あとは北部だけど白っていう...

でも、ホント美味いです。
サンジョセフはボリュームがあってリッチだし、シャトーヌフは熟成によって極めてエレガントになっています。
さすがシャプティエですね...

まずグラニ ブランから。
かなりボディに厚みがあって液体の粘性は高いです。
マロラクティック発酵はしっかりされていて全体的にクリーミーな雰囲気が漂っています。糖度も高く、かなり甘露な香りが漂いますが、以外と果実の感じ自体はスッキリとしたフレッシュ感があるもので、そのコントラストが面白い。基本的には果実味とMLFの要素が主体的で、余韻の苦さといい、どこかニューワールド的な雰囲気を感じられるものになっています。
30%フレンチオークの割にはトースティーな香りがありますね。かなりいいワインに仕上がっていると思います。

次にシャトーヌフ デュ パプ。
これが超いいんです!2000年というヴィンテージと見比べてみた時に少し進んでいるかなぁ、といった印象はあるんですが、その進み方かエライエレガントで、以前飲んだギガルのランドンヌの20~30年熟成、あるいはブルゴーニュの古酒の様に繊細。
ボリューム感があり、やや暑さを感じる熟した果実味になりやすいグルナッシュ。そこからここまで繊細になってしまうとは。
旨味や梅しば、腐葉土を思わせる古酒然とした香りが主体的で複雑、甘露さという意味では香りからは控えめにしか感じられません。非常に出汁的というか、ジワッと広がる様な香り。古酒ファンはたまらん感じだと思います。
そうしてみた時に、じゃあ酸やタンニンもかなり落ち込んでいると思うのですが、これが全然若いんですよね...!
グリセリン感があってタンニンも甘い。香りだけが古酒然としていて含み香は若々しい。
まあ、多分こちらの方がこのワインのポテンシャルなんだろうなと思います。まだまだイケそうですが、香りはどう変化するんだろうか...
そこが結構謎めいてますね。帆立系になるのかな...?
今飲んで超いいと思います。
香りは古酒、飲むと若い。アンビバレンツな魅力のあるワインだと思います。

やっぱローヌの古酒は味わい深いですね...
機会があれば積極的に経験を積みたいですね。

そんなに高いワインでもないので、持っておいて熟成させて飲むのもよろしいかも知れないですね。




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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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