【シャンパーニュ:68】エグリ ウーリエ ミレジメ 2005の癒し、実力派クリストフ ミニョンのスタンダードキュヴェ

こんにちは、HKOです。
本日は先日に引き続きシャンパーニュです。
ユリスコランに引き続きレコルタンマニピュラン、クリストフミニョンとエグリウーリエです。


【データ】
クリストフ ミニョン氏はマルヌ渓谷の中央部南側フェスタニーに6haの自社畑を所有するレコルタン マニピュラン。作るキュヴェの殆どがピノムニエ100%あるいは主体とするムニエのパイオニアとも言える生産者です。
栽培はビオディナミ。収穫後一回4,000kgのブーファ型搾汁機で軽く絞り、キュヴェのみを使用。畑ごとに醸造できるサイズの異なるステンレスタンクで一次発酵を実施。26カ月熟成し、手作業でルミアージュ。出荷が確定してからデコルジュマンを実施します。エクストラブリュットのドサージュは3g/l。トロワジェームでも7g/l程度。
今回はピノムニエ50%、シャルドネ50%のトロワジェム ミレネール。
平均樹齢は30年、手摘み収穫された平均樹齢32年のシャルドネとピノムニエは空圧式搾汁機で圧搾。キュヴェのみ使用し、リザーブワインを50%使い瓶内で平均36~40ヶ月熟成。ドサージュは7gのみ。

エグリ ウーリエはアンボネイ村に拠点を置くRM。まさにスターとも言える生産者。現在はフランシス エグリが指揮を取っている。農薬は使用せず、有機肥料を用いて手作業ですべての畑の手入れを行い、完熟した葡萄を収穫します。
醸造後はドミニクローラン指導の新樽発酵。標準的には46ヶ月の新瓶内熟成、ドサージュは僅か3~4.5g/lです。
フラッグシップはブラン ド ノワール レ クレイエール、グランクリュ ミレジム、VP。今回は事実上のフラッグシップの一つ、ミレジムです。
100%アンボネイのピノノワールとシャルドネを使用し、96ヶ月の熟成を経てリリースされます。マロラクティック発酵は行わない。


【テイスティングコメント】
生産者: クリストフ ミニョン
銘柄: トロワジェム ミレネール NV
品種: ピノムニエ50%、シャルドネ50%

少なくとも2010年以前に瓶詰めされたもの。
外観はやや中庸なイエローで粘性は中庸、泡は溌剌と立ち上っている。
全体的にフレッシュでミネラル感が溢れた作りで、ピノノワール感のある作り。
かなり強めのミネラル感があり、石を砕いた様な香りが感じられる。プロセスチーズや香ばしいナッツ。
レモンやオレンジを思わせる爽やかな柑橘のニュアンス、フレッシュハーブの様な全体的に清涼感を感じさせるフレッシュな香りがある。ジャスミンの花の様な白い花。時折リンゴを思わせる厚い旨味の層がある。
酸は滑らかで甘みがあり、柔らかい。
熟した柑橘の余韻があり爽やかでありながら旨味に満ちた味わいを感じられる。


生産者: エグリ ウーリエ
銘柄: グランクリュ ブリュット ミレジム 2005
品種: ピノノワール70%、シャルドネ30%

WA94pt(2000)
外観はやや濃いめのイエローで粘性は中庸、泡は溌剌と立ち上っている。
クリーミーで糖蜜の様な甘露さがありながら、濃密な旨味が感じられる。砕いた石のようなミネラル感。
焼きたてのトーストやバター、白檀。甘露な白桃のコンポート、赤リンゴの様なやや強めの旨味が表出した果実味、
徐々に塩気を帯びた風味が現れてくる。フレッシュハーブなどの香りが感じられる。徐々にハチミツやドライフルーツを帯びた香りが立ち上がってくる。
酸はしなやかで、あまりエッジの効いたキツさはなくシャルドネ系の厚みがある酸というより繊細な酸といった感じ。余韻は柑橘や熟した赤リンゴを思わせる甘みを感じさせるもの。余韻は長く心地よい。



【所感】
ラベル ダッサっっ!!

僕が今まで見たエチケットの中でトップクラスにダサい!
今は変わってるそうですが、これ今まで売ってたの...?
何故!ポップな字体とクラシックな字体を混ぜる!
紫と金ってどないな組み合わせだよ!
あと紫にオレンジって目が痛いんだよ!!!

液体以外のことで6行も費やしてしまいました。
大変失礼しました。

まずはクリストフ ミニョンから。
ピノムニエが強い生産者って事で、このキュヴェもピノムニエとシャルドネ半々くらいの比率となっています。
全体的にフレッシュな作りのシャンパーニュで、かつ石を砕いた様なミネラル感がしっかりと感じられます。
並行してプロセスチーズやナッツのニュアンスも。比較的ドライで果実味も柑橘を思わせるもの。ただムニエの比率が高いというのもあり、厚みのある酸や旨みがあります。
ジャスミンの花の様なほのかに甘い香りも漂います。
ラベルの個性とは裏腹に、確かにある種特徴的なミネラル感がありますが、フレッシュで綺麗にまとまったシャンパンだと思います。多少熟成を帯びているのか、プロセスチーズのニュアンスがあるのも面白いですね。
華やかなシャンパーニュです。

次にエグリ ウーリエ。
相変わらず素晴らしいシャンパーニュです。
豊かなボリューム感があり、厚い旨みの層と果実味、クリーミーな要素が感じられる作り。こちらも熟成を経たピノの旨みみたいなのがとても強く感じられますね。
この塩気、厚みがあってとてもいいです。
トーストやバター、核種系果実のコンポート、赤りんごの様な酸味の層の厚さ。これだけでもいかにクリーミーで、果実味に満ちていて、酸の厚みを想像できるのでは無いでしょうか。そこに熟成起因の蜂蜜やドライフルーツの要素なんかもあって、複雑さもしっかりとあります。
いいです、かなり。
ただ、あまりにも手堅くよく出来ているからか、あまり印象に残んないんすよね。
メチャクチャいいシャンパーニュである事は疑いようが無いんですが。でもよくよく考えればほとんどのシャンパーニュそんな感じですね。酸化や還元状態、樽やMLFが極端にかかってるものは印象には残りやすいんですけどね。
こう超優等生って感じでしょうか。
ただマジで超いいシャンパーニュなのでお勧めではあります。
みんな買いましょう。





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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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