【ドイツ:9】ライヒスラートが作る至高のトロッケンベーレンアウスレーゼ

こんにちは、HKOです。
本日はドイツのライヒスラートのトロッケンベーレンアウスレーゼです。
ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼは生産量が少ない事もあり値段が高く、なかなか飲む機会が訪れないのですが運良く飲む機会が訪れたのでレポートします。

【データ】
ライヒスラート フォン ブール醸造所(長い)はドイツで最も温暖であるファルツ地方に拠点を置く150年の歴史を持つ生産者で、バッサーマン ヨルダン、ビュルクリン ヴォルフと共に3本の指に数えられます。
オーナーはアシム ニーダーベルガー氏、栽培責任者 ヴェルナー セバスチャン氏、そして醸造責任者ミヒャエル ライプレヒト氏が担当しています。
畑面積は60ha。年間栽培量は55万本。平均収量は45hl/ha。
フォルスター イェズイーテンガルテン、キルヘンシュトック、イエズイーテンガルテンそしてウンゲホイヤーなど、この地区で最高の畑を保有。土壌は主に砂質粘土質、風化石灰岩、玄武岩で構成。
その栽培はすべて殺虫剤、除草剤などの農薬を使わない有機農法を採用。ブドウは収量を落とし、入念に手入れされます。
発酵熟成はステンレスタンク。一部グローセス ゲヴェクスは木製の大樽使用する。
今回のキュヴェはフォルスター ウンゲホイヤーの畑から粒選りした葡萄の中でも、特に濃縮度の強い貴腐果実だけを選び抜いた最高峰のトロッケンベーレンアウスレーゼ。


【テイスティングコメント】
生産者: ライヒスラート フォン ブール
銘柄: フォルスター ウンゲホイヤー リースリング トロッケンベーレンアウスレーゼ 2001
品種: リースリング100%


約60000円(ハーフ)
外観は濃い黄金色、粘性は非常に高い。
驚嘆に値する物凄いワインで、香りの立体感、凝縮感が半端なく強い。迫ってくる様なワイン。
干したアプリコットの様な甘露さと旨味が凝縮した様なニュアンス。そこにカマンベールチーズの様なまろやかさや梅干しの様な旨味、檜や濡れた木材、枯れ葉の様な要素。
これは熟成感かもしれないが、全体感から見れば非常に若々しい。ごく僅かにペトロール香。
ドライハーブや様々なドライフルーツ。いずれの要素も明確に、鮮明に香りに現れていて、それらが力強く立ち上がってくる。強烈。
しっかりとした酸はあるが、やはり甘露さが突出。煮詰めた砂糖液、そこにバランスよく酸味や木材、白カビを思わせる複雑な風合いが彩りを与えてくる。
永遠にも思える余韻。素晴らしい。



【所感】
やはりトロッケンベーレンアウスレーゼは素晴らしい!
世界的に見れば極端に有名な生産者でないものの、2001年と少し熟成したタイミングでこのクラスを飲めたのは最高という他ない。
まず香りからして濃密度が違う、まるでドライアプリコットやマーマレードを思わせるほど良い酸味を包含する香りが明確に立ってくる。そして熟成起因のカマンベールや濡れた木材、枯れ葉、ペトロール香の様なニュアンスがほのかに混じってきます。とにかく香りが鮮明で強い。
そもそも粘性も当然ながら半端ないし、液体の凝縮度が段違いに高い。糖度も高い。
それでいてしっかりとした酸があるからすごくバランスよく飲める。素晴らしい。決してソーテルヌに劣らない作り。貴腐的な香りもあって非常に複雑でとてもクオリティが高い。余韻も長く複雑。
申し分ないトロッケンベーレンアウスレーゼだと思います。
なかなか飲めるような価格帯のものではないですが是非再び飲みたい一品です。




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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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