Bistrot de la Cite(ビストロ ド ラ シテ: 麻布)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。

こんにちは、HKOです。
本日は日本のフレンチ界で最も老舗である、ビストロ ド ラ シテに行ってきました。1973年創業ってすごいっすよね...
専門料理とかでも出てましたね。歴史に名前を残すレストランではありますが、同じ時期にフレンチを盛り上げたアピシウス、イノ、マキシムと異なり、あまり名前を聞きません。恐らくビストロ的な側面が強いからかもしれませんが、その功績から見ると地味な存在かも。

ちなみに姉妹店のオーシザーブルはマンジュ トゥーの谷シェフやブルギニオンの菊池シェフを輩出した名店です。そしてドラシテは伝説のシェフ、勝又登氏、ルカンケの古谷壮一氏、俺のフレンチ・イタリアンの杉浦剛氏を排出。...ひええ、そりゃすげえや。

現在のシェフは9代目 江畑雄一氏、きっといつか一流店で「元ドラシテ出身」で出てくるのかも。



アムールやオーベルジュ ド リルの近く、麻布にあります。
乃木坂で降りたのですが、結構歩きますね...
1kmくらいでしょうか。



メニュー。1000円代からありますがフルコースでも5500円。言ってしまえば時代から取り残された様なメニュー構成ではありますが、これはこれで古典のビストロとして、こう、保存されるべきメニューだと思います。

早速、シャンパーニュを注文します。


生産者: ドゥ カントナール
銘柄: ブリュット NV

外観は淡いイエローで粘性は中庸。
シャープな柑橘を思わせる酸味と香ばしいバターとレモンの様な果実味を感じさせる一本。
レモンやライムなどのドライな柑橘のニュアンスとバター、そしてイーストなどの要素、フレッシュハーブや牛脂などの要素、甘草などのニュアンスがある。
爽やかな酸味と軽めのボディが魅力的でドライな切れ味の良い余韻がなかなか時節に合っていて心地よい。


■カンパーニュ、バケットと豚のリエット(★)


油分がたっぷりと入ったリエットでスパイスと塩、肉の旨みが良く効いている。
パンがどんどん進むもので、極めて美味。パンに強烈な味わいの個性がないので、リエットが良く生きている。


■スープ「新玉ねぎの冷静ポタージュ」(★★)


新玉ねぎの甘み、チーズを思わせる酸味や生クリームの様な濃厚なクリーミーさを感じるスープ。程よい酸味が甘みを引き締めて、いくらでも頂けそうな感じ。
品のあるプレーンな感じではないんだけど、乳成分と玉ねぎの味わいがはっきり出ていて大変美味。


ビエールはサッポロ黒ラベル。



■アントレ「ラタトゥイユと温泉卵」(★★)


大ぶりに切ったパプリカと玉ねぎ、茄子がトマトで良く煮込まれている。その上に温泉卵が添えてある。
非常に旨味と塩気の風味が強いトマトが温泉卵によってまろやかに、ふくよかになる。野菜もヘタらず、しっかりジューシーに仕上がっている。
ガルニチュールとして供出されることの多いラタトゥイユですが、ちゃんと一皿として構成できる野菜を強く押し出したものとなってる様な気がします。

シンプルな料理でありながら、なかなか満足感があります。量も多く、結構ガッツリと腹に落ちてきてくれます。


■ポワソン「本日の魚料理(スズキのポワレ ベーコン)」(★★★)


スズキのポワレと厚切りベーコン。ガルニは蕪、ミニコーン、オクラ、エンドウ、インゲンで構成。
スズキは塩分はやや強めだが、火入れは大変心地よく、皮はパリパリ。内側はしっとりとジューシーに仕上がっている。そして脂もすごい乗っていてジュワッと旨味とエキス、脂が滲み出てくる。
ソースはブールブランか。酸味のきいたバターのソース。それがパリパリのスズキのポワレに良く絡む。
しっかりと塩気が効いて脂っぽいベーコンもスズキに驚く程調和する。燻製の香りも心地よい。
全体的に濃い口だが、味わいの強い野菜にはこれくらいの塩気が合うと思う。非常に美味いしボリューム満点。


■ヴィヤンド「飛騨牛シンタマのロースト」(★★★★)


ソースはマスタードソース、ガルニチュールはフライドポテトとシャンピニオン。
酸味とマスタードの清涼感のあるソース。
シンタマはじっくりと火が入っていて、中はかなりレアに仕上げられている。身には丁寧にサシが入っていて、噛み締めた時にジュワッと脂が溢れ出す。キュイソンがなかなか巧みだと思った。
またソースの酸味と味わいが強いから、美味いこと溢れ出す脂と調和してくれて、とてもいい感じの味わいになってくれる。ただ流石にこの量ともなると、かなりしつこさを感じざるを得なかった。


■デセール「クレーム キャラメル」


いわゆるプリンだが、流行りのトロトロプリンではなくら超ガッシリとした濃密で力強いプリン。
シンプルながら、つ...強い。


以上です。
いや、結構ボリュームありますね。
魚料理までで結構お腹いっぱいになってしまいました。
ただ、丁度その日食べたかったスタイルの料理だったので、殊更美味く感じましたね。
たまにこう、ガッツリとパワー感のある料理を食べたくなる時があって。
複雑なレシピであったり、革新的で驚きのあるレシピでは全くないんですが、どれも手堅く、とても美味しく感じました。
最近ビストロでも味が控えめになってるのに対して、ここはすごく力強いですね。以前パリに行った時もこういうレストランには出会いませんでしたし...
価格的にもとてもお得だと思いますので、また行きたいです。

ちなみに隣でオーナーと思しき人が面接していて、元シザーブル、元ドラシテ出身の某シェフの事を話していました。愛があるなぁ...


住所: 東京都港区西麻布4-2-10
店名: Bistrot de la Cite(ビストロ ド ラ シテ: 麻布)
電話番号: 03-3406-5475
営業時間:
ランチ:12:00~14:00(ラストオーダー)
ディナー:18:00~22:00(ラストオーダー)
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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