シャブリの枠に収まらない、ラヴノーのモンマン

こんばんわ。
先日、ラヴノーとドーヴィサのシャブリを飲んで、シャブリはここまで複雑になりうるアペラシオンのか、と認識を改めました。
以来、とても興味をもってはいるのですが、やはりこのレベルのシャブリはなかなか出てこないものですね。
仕方のない事ですが、殊更ラヴノーとドーヴィサのプレミアム感を感じてしまいます。
今回はラヴノーのプルミエクリュ、モンマンです。比較的メジャーなクリマですが、流石ラヴノーと思わせる卓抜したワインでした。


生産者: フランソワ ラヴノー
銘柄:シャブリ プルミエクリュ モンマン 2004

約15000円、パーカーポイント90点。
色調は明るいレモンイエロー、粘性は低い。
いわゆるシャブリと比較すると濃厚ではあるものの、アペラシオンのイメージは崩していない。
露骨な火打石、灯油の香り、レモンやパイナップルなどの酸味の強い果実味、わずかに洋梨の膨らみも感じられる。溌剌とした果実味を中心にフレッシュハーブ、ナッツや白胡椒、杏仁豆腐、シャンピニオンのニュアンスも感じられる。
酸味は強めでタイトな造りだが、微かにふくよかなニュアンスを感じさせる。同生産者のフォレより酸味の強い果実味に溢れ、クロより複雑味は無い。
全体的にフレッシュな印象。徐々に洋梨を感じさせるフォレに近い太い味わいになってくる。ただ、ちょっと密度は薄いかも。


ここで密度が薄いと書きましたが、数多のシャブリと比べると比較にならんくらい風味と厚みに溢れている印象です。流石ラヴノーといったところでしょうか。
ボーヌに近いニュアンスはありつつ、ここまで鋭い石灰感を感じられるのは、やはりシャブリならではで、このアペラシオンの個性であると思います。

ワインに詳しくなってくればくるほど、シャブリに見向きもしなくなりますが、一度振り返って、じっくりと鑑賞すべき、大変レベルの高いシャブリだと思います。素晴らしいです。


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まとめtyaiました【シャブリの枠に収まらない、ラヴノーのモンマン】

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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