BVLGARI Il Ristorante(ブルガリ イル リストランテ:銀座)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。

こんにちは、HKOです。
本日は久々に...という事でちょっとリッチにブルガリ イル リストランテへ行ってきました。イタリアンです。


ブルガリビル。なかなか威圧感がありますね。



シェフはルカ ファンティン氏。
スペインの2つ星レストランであるアケラッレとムガリッツで授業の後、ハインツベックのラ ペルゴラで副料理長に就任。
2009年にブルガリ イル リストランテのエグゼクティブシェフに就任し今に至ります。ミシュランガイド2016 東京版では*1を獲得しています。

イノベーティブ寄りのイタリアンといった感じでしょうか。



流石ブルガリ。内装は洗練されてます。


まずはスパークリングから。
シャンパーニュはドンペリニヨンにルイナール、ビルカール サルモン ロゼとなかなかの品揃えです。
ですがここはイタリアン。フランチャコルタを頼んでいきたい。
お誂え向きの最高峰のフランチャコルタがありました。


生産者: カ デル ボスコ
銘柄: キュヴェ アンナマリア クレメンティ 2006

外観はやや濃いめのストローイエローで粘性は中庸。
非常に力強くパワフルで、厚みのあるミレジム フランチャコルタ。
かなりしっかりとしたミネラル感を感じる。
香りの質からしてシャルドネ比率が高い様にも感じる。
洋梨や赤りんごのような旨味と蜜のような甘みが調合した果実味とバタークリームを思わせる濃密なMLFの要素が調和している。カシューナッツやほのかに酸化的な旨味が表出している。フレッシュハーブやハチミツ、栗の要素が感じられる。ほぼシャンパーニュと同等の構成要素。
酸とボディに多少の緩さはあるものの、エイジングによるものだと思うし、赤りんごのような旨味ははっきりとあり、しっかりとした味わいだと思います。


■「パーネ カラザウ」


サルデーニャ島のパン。
パリパリとした食感でローズマリーの風味が爽やか。気泡にオリーブオイルを含んでおり、丸みのあるリッチな味わい。



ちなみにパンはブールっぽいのです。



オリーブオイルは幾つかの種類の中から選べます。


ウンブリア州に拠点を置くカステッロ モンテヴィビアーノ ヴェッキオ社が作るフローズン エクストラ バージン オリーブオイル。ノンフィルター。


ラツィオ州のクアトロチョッキ社の作るオリヴァストロというエクストラバージンオリーブオイル。有機栽培のイトラーナ種100%。
個人的には青さや渋み、辛味がこちらの方が好みだった。

アミューズです。

■「タコをイメージしたチップス パプリカのソース」(★)


蛸せんべいにクリーミーなパプリカのソース。

■「リゾットをイメージしたパルミジャーノとサフランのチップス」(★)


サフランのスパイシーな香りとパルメザンの濃厚さ、塩気が感じられる。穀物の様な風味があり、確かにリゾット風かも。香りはサフラン、味の主軸はパルメザンといった感じ。


■「トウモロコシのバリエーション(トーストとコーンのムース、ヤングコーン、トウモロコシのフローズン」(★★+)



トーストとコーンのムースの取り合わせは、パンこそシンプルなトーストだが、コーンのムースが非常に糖度が高く甘やか。そこに少し乗った岩塩とのバランスが良く、甘みが更に引き立っている。
ヤングコーンはシンプルにロースト。ヤングコーンの甘さとほのかな塩分のバランスが良く、舌触りのきめ細やかさも素晴らしい。
トウモロコシのフローズンは冷たいトウモロコシのフローズンの上にポレンタの様な粥っぽいもの。そしてシトラスや柑橘を感じさせる板が乗っている。トウモロコシの穀物的な甘露さと柑橘のさわやかさ、フローズンの冷たさが混じり合う感じ。ポレンタの舌触りはとてもよくスムーズ。


次は前菜です。


■「アジ トマト」(★★★)


カプレーゼをイメージ。
関サバのスモーク、フレッシュの鯖。フルーツトマト、モッツェレラチーズを調和させて。
爽やかなトマトソースに食感の良いクラッカーが浮かぶ。
鯖はスモークしてミンチになったもの、フレッシュなものがあり、良く脂も乗っていてトマトの旨味や酸味が素晴らしく合う。モッツェレラの生乳分の強いまろやかさもトマトの酸味とバランスを取り合ってモッツェレラの旨味を引き立てている感じ。カプレーゼというより上質なピザに近いかも。美味い。ほのかに香るミントの香りも素晴らしい。


■「旬野菜」(★★★)


58種類の野菜を使った贅沢なサラダ。野菜だけではなく、フルーツ、ハーブ、エディブルフラワーも含めての58種類。ソースはオリーブオイル、ビネガー、卵黄のクリームで。少しスモークの風味もあるような気がします。
やはり全体の中において酸味や風味が強いものが目立つ。
ブロッコリーやフェンネル、玉ねぎ、バジル、フルーツ、パセリなど。ソースが比較的強いので、そこで整合性を取りながら、いい具合に野菜の味わいがしっかりと感じられるのがいいですね。



明細も貰えます。こ...こんなに。


今までおしゃれでトラディショナルなジャズだったのに何故かDo As Infinityの柊がかかり始める...えっえっなんで?
次からはイタリアンらしくパスタとリゾットです。

■「スパゲッティ ウニ」(★★★★)


北海道産雲丹のパスタ、底にはレタスを。
貝類などで取ったと思うような強い旨味のある磯の風味、そして塩気を感じる濃厚なクリームソース。そして雲丹がその濃厚さクリーミーさに調和し、非常に複雑で濃厚な味わいに仕上がっている。雲丹の風味はかなりはっきりとしている。パスタは少し硬めの粉を感じる風味、そしてレタスのシャキシャキ食感が非常に楽しい。


■「リゾット カニ」(★★★+)


ロンバルディアのカルナローリ米と北海道産毛ガニを使ったリゾット。
毛ガニをふんだんに使用。米のとろみがとてもクリーミーでカニの強い磯の風味が溶け込んでいく。フェンネルの清涼感も調和。米はコリコリとした食感を残しており、歯ごたえも良く。まろやかな中において粒が立っている。塩気はかなりしっかりと感じられます。

腹も膨れてきたところで、ラストの肉料理と魚料理です。


■「マナガツオ グリーンピース」(★★★)


柔らかいマナガツオとプチプチ食感のグリーンピース、それに魚の出汁をかけたもの。
火は入っているものの(ポシェ?)非常に瑞々しくプルプルに仕上がっている。脂が乗っているので、塩が少なく、繊細な味付けでも風味の輪郭がはっきりしている。今までの料理と比べると日本料理に近く淡い味わいであることは確か。グリーンピースは甘く弾けるような食感があり、しっとりとしたマナガツオとのコントラストを生み出している。


魚に合わせて玉ねぎのフォカッチャが供出。
どういう流れなんだろうか...


■「国産牛 ナス」(★★★★)


熊本県産赤牛のロースト。
茄子のバリエーションは茄子のソテー、フリット、マリネ、ムース。イタリア産サマートリュフを添えて。
赤牛のローストは和牛らしく脂が乗っていて溶けるような舌触りと、濃厚な牛の風味が鼻を抜けていく。ジュ ド ヴィヤンドと胡椒のバランスも絶妙。シンプルではあるものの非常に良くできている。脂に過剰さはない。
茄子のソテーは甘辛く、サマートリュフの風味が土っぽさと会うのか、よくマッチングした。


最後はデセールです。

■「ココナッツのアイス」(★★)


爽やかなココナッツのアイス。
甘露でココナッツミルクの風味とココナッツチップの食感が素晴らしい。こちらもシンプルだが美味。


■「ドライフルーツ シトラス」(★★+)


エルダーフラワーのソースを後から添えて。
白いアイスはグレープフルーツの様な苦味を感じさせるソルベ。エルダーフラワーの爽やかで華やかな香りが入り混じる。
黒い方はピスタチオのムース。カカオで色づけしている。
当然ながらナッツ類ととても相性が良く、大変しっとりとした質感で美味。バターを思わせる舌触り。


■ミニャルディーズ





イタリアンは経験が薄いのですが、基本的に肉料理と魚料理のポーションは少なめなんですね。
パスタとリゾットが普通のフレンチと比べると追加になるので腹具合が気になってしまいましたが...
普通にすんなりと頂くことができました。
マナガツオこそ繊細な味わいながらも、他のものは結構ダイナミック。流石にこのクラスともなると緻密ですが、全体的に力強くなあとは感じました。
トラディショナルを意識したコンテンポラリーだと思います。
店内の雰囲気も良かったですし、美味しかったです!


住所:
東京都中央区銀座2-7-12 ブルガリ銀座タワー 9F
店名: BVLGARI Il Ristorante(ブルガリ イル リストランテ)
電話番号: 03-6362-0555
営業時間:
[ランチ]
11:30~14:30(L.O)
[ディナーコース]
18:00~21:30(L.O)
[ディナーアラカルト]
18:00~22:00(L.O)
ランチ営業、日曜営業
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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