OTTO SETTE(オットセッテ:小淵沢)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。
実は先日(ひと月前くらい?)山梨の小淵沢に行きまして、リゾナーレ八ヶ岳で夏季休暇を過ごしていました。
という訳で今回はリゾナーレ八ヶ岳のメインダイニングであるオットセッテです。



ホテル棟のロビー階にあります。



シェフは政井茂氏。
調理師学校を卒業し、都内のホテルやレストランを経験、八ヶ岳に戻り、2007年からシェフに就任しています。



皿は有田。



今回は9000円のコースを注文しました。
ちなみに、今回のディナーはちょっとしたボーペイサージュのフライトもしてみました。
※ワインの感想は別途記事に起こしています。
まずは白。クワハラ ニュアージュ 2013。


生産者: ボー ペイサージュ
銘柄: クワハラ ニュアージュ 2013
品種: ソーヴィニヨン ブラン100%



■ミネストローネ「人参 椎茸 玉ねぎ 生姜」(★)


まずはミネストローネから。トマトを使わない珍しいタイプ。ホッとするような生姜のスパイシーさが堪らない。
椎茸や玉ねぎ、人参などの香味野菜がふんだんに入っていてエキスが溶け出して甘みを感じる。コンソメ的な出汁感を感じる。普遍的な野菜のスープといった感じ。


■アンティパストミスト「虹鱒 岩魚 鮎 海老 貝」(★★)



帆立。


鮎。


岩魚。


虹鱒。


海老。

5種類のアンティパストミスト。
カクテルグラスに入っているのはホタテと山梨県産ズッキーニ、イカスミで作られた団子に山梨県産小松菜のソースを敷いたもの。コリコリした食感はタケノコだろうか。噛みしめるとホタテのエキスが感じられ、イカスミの独特の風味も。
時計回りに炭火で焼いた鮎に蓼酢にハーブを加えたもの。
網焼き鮎とレタス、蓼酢自体はスタンダードな組み合わせだが、ハーブで立体感と洋食感が結構出ているような気がする。
タルタル仕立ての岩魚とミョウガ、茄子。岩魚のネットリとした食感とミョウガの爽やかさ、茄子のフレッシュな食感がいい感じです。
カイアカネ(虹鱒)とコンソメゼリー。虹鱒はしっかりと脂が乗っていて、比較的強い風味があるが、コンソメで希釈され、かなり品を感じる。下には米やきゅうりの様な食感があり楽しい。
最後は生の牡丹海老にコーンのクリームをのせたもの。ピクニックコーンという品種を使っていて、これがものすごく甘い。その甘さにネットリとした海老の要素が組み合わさるのが面白い。


■インサラータ「野菜 豚肉 鶏肉」(★★★★)



スペシャリテ。
38種類の野菜を中心に、ゴルゴンゾーラ、レーズン、松の実と甲州信玄豚のリエット、そしてサルサヴェルデソースを添えた中村農園 甲州頬落鶏のパテを使ったサラダ。ソースは玉ねぎのソース、キャベツのソース、クミンを効かせた人参のソース。
とにかく野菜が美味い。水分をたっぷりと含んだ瑞々しい野菜で、ものによってはフルーツの様な甘みがある。コリンキーやサツマイモやシャドークイーンなどの穀物類、トマトなどが特にそう感じた。葉野菜は辛味を感じる野菜。
ゴルゴンゾーラと信玄豚のパテは、チーズのピリピリとした塩分多めの刺激的な風味、比較的淡白なリエットがよく合う。頬落鶏のパテのサルサヴェルデは淡白だが旨味が強い。引き締まった食感。これらも美味しかった。


次は人気のツガネ ピノノワール。

生産者: ボー ペイサージュ
銘柄: ツガネ ピノノワール 2014
品種: ピノノワール100%



■フェガード「フォアグラ ジャガイモ トリュフ」(★★)


キタアカリのムースの上にフォアグラと生ハムの泡、そしてトリュフ風味を付けたインゲンを添えている。フォアグラはそんなに脂が強くなく重くない。バターの様なまったりとした感じと、ナッツっぽい風味。同じく滑らかなキタアカリのムースと取り合わせは良いし、生ハムの風味が移ったエスプーマもなかなか良い。
インゲンのトリュフの風味は結構強くて、ちょっと酸味を帯びていてフォアグラの脂をさっと流してくれる感じ。


次はパスタ2種類。
スパゲッティーニとパッパルデッレ。


■スパゲッティーニ「カニ 野菜」(★★)


フルーツトマト、オクラ、ズワイガニをふんだんに使ったスパゲッティーニ。
オリーブオイルの風味が強く、シンプルで爽やかな味わい。カニの磯の風味も美味いが、やはりこちらも野菜の美味さが際立つ。
水分をふんだんに含んだオクラ。ヌメリにフルーツトマトの甘さとズワイガニの旨味が絡まる。フルーツトマトの甘さやオクラのフレッシュ感が本当に良い。


■パッパルデッレ「豚肉 空豆 野菜」(★★★)


トスカーナ州伝統のきしめんに似たリボン状のパスタ。
香草を練りこんだ麺に、富士山ポークのラグーと空豆のピューレを加えている。香草(ローズマリー?)が結構強く、やや粉っぽい空豆の香ばしい風味、ラグーソースは豚のエキスと塩気がはっきりしていて、味わいの輪郭が鮮明。
美味い。


生産者: ボーペイサージュ
銘柄: ツガネ ラ モンターニュ 2014
品種: メルロー100%



■カルネ「牛肉 野菜 わさび」(★★★)



最後は肉料理。ポーションは少なめ。
甲州ワインビーフのロースト。ガルニチュールはクレソン ヤングコーン、ジャガイモ、ズッキーニ、コリンキー。ソースはワサビと長野産ニンニクのピューレ、ジュ ド ヴィヤンド。
ワインビーフはそこまで脂身は強くなく赤身的な旨味が感じられる。脂身の甘みは和牛的。比較的味の強い牛だと思うので、濃厚なわさびとニンニクのピューレがとても合う。力強くパワフル。
ガルニチュールの野菜がまた非常に美味く、グリルしたものは特に甘みが突出していて食感も良い。


生産者: ボー ペイサージュ
銘柄: クワハラ アクア 2012
品種: シュナンブラン100%



■プリモドルチェ「スモモと巨峰のムース」(★)


スモモのフレッシュな酸味と爽やかさ。
スモモだけだと酸味が少し際立った感じになるかもしれないが、食感を巨峰のエスプーマのまろやかさが包んでいる。


■ドルチェ「苺のソルベ レモングラスのジュレと共に」(★★)


八ヶ岳の夏苺のソルベ。
左上はメレンゲとヨーグルトのセミフレッド。メレンゲとイチゴのソルベ。透明なゼリーはレモングラスのジュレ。
ソルベは爽やかで甘く、セミフレッドのヨーグルト感やメレンゲの軽やかな甘さと良く調和する。


■ミニャルディーズ



そんな感じです。
いやしかし、どの皿にも感じたのですが、とにかく野菜が本当に美味い。「さっき採れたばかりなんじゃないか」っていう位フレッシュで瑞々しい感じ。
比較的コンテンポラリーな感じのイタリアンだからか、非常に野菜の味わいが上手く活かされていて、此処でしか食べられない感がかなりありますね。
スペシャリテがインサラータというのも納得。
現地の食材のみで構成された、鮮度が活きた料理といった感じです。あまり奇をてらった所はなく、素直に美味しい料理が並んでいると思います。
価格としてはやや高めですが、使っている野菜の量を考えるとやむなしという所はありますね。
あ、でもワインは安いと思います。


住所: 山梨県北杜市小淵沢町129-1 リゾナーレ八ヶ岳内
店名: Otto Sette(オットセッテ)
電話番号: 050-3786-0055
営業時間:
12:00~13:30(L.O)[ランチ営業は8月1日~8月31日]
※貸切等もありますのでお問い合わせ下さい。

18:00~20:30(L.O)
日曜営業
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR