ジャック フレデリック ミュニエ3種テイスティング


少し前の話ですが、3月初旬にジャック フレデリック ミュニエの2009年ヴィンテージを試飲する機会がありました。
Twitterでは既に公開済みですが、自分の整理の為にもう一度記載します。


生産者: ジャックフレデリックミュニエ
銘柄: シャンボールミュジニー プルミエクリュ レ フュエ 2009

価格は15000円、パーカーポイント88-90点
ボンヌマール的なシベットの様な香り、黒い果実が感じられるもののスパイシーさは控えめで、全体的なしなやかさや品の良さはミュジニーにも似ている。抜栓直後だが十分に香ってくる。ピノノワール的な色合いは澄んだ濃いルビー。シベットの香りがメインで、ダークチェリーやミルティーユの果実香が漂う。腐葉土や黒オリーブ、甘草や生肉の香りも。徐々に果実の甘やかさやチョコレートも出てきており、以外と一番バランスが取れていていいかもしれない。特徴かもしれないがまだまだ酸もタンニンも強くいささか硬い印象ではあるもののホッとするような優しい香りが包み込む。


生産者: ジャックフレデリックミュニエ
銘柄: ボンヌマール 2009

価格は35000円、パーカーポイント93-95点
よりジュヴレシャンベルタン(モレサンドニ)的なしなやかな体躯とシベットの様な香りが漂うクロードデュガ的な造り。流石にまだ全然硬い。 透明度が高い濃いルビー、粘性は非常に高い。果皮の厚いダークチェリー、カシスの果実香、そしてひときわ主張するスパイス香、薔薇や塩漬けにした黒オリーブ、クローヴ、塩梅のニュアンスも感じられる。閉じているはもののスパイシーでムスクの様な力強い香りが既に漂い始めている。時間が経つとチョコレートの香りも。
口に含むと土やチェリーやベリーの香り、ブルゴーニュとしてはかなりタニックでかなりの酸も含んでいるが、それだけにこれが熟成した時、どれだけのポテンシャルを発揮するか想像が付かない。時間が経つと逆に甘やかな香りが漂うが強靭な体躯。


生産者:ジャックフレデリックミュニエ
銘柄 :ミュジニー2009

価格は55000円、パーカーポイントは94-97点
軽やか...という表現は間違い無く当てはまらないものの、瑞々しい草木を思わせる下草の様な香りが主張する。 同じ造り手、ヴィンテージにもかからわず、テロワールてここまで違うのか。
同じく澄んだ濃いルビー、粘性は高い。瑞々しいレットカラントやラズベリー、チェリーの果実香がメインで、ボンヌマールにも感じられた黒胡椒の香りは落ち着いており、より腐葉土やクローヴ、甘草などの東洋のスパイス、黒オリーブ、スミレなどの煌びやかで清らかな香りが感じられる。タンニンも感じられるがきめ細かいため、ボンヌマールほど強靭には感じられないし、酸も強くはない。と思いきや時間が経過した時のエネルギーはすごいなぁ。

所感としてはミュジニーはより甘やかで澄んだ赤いチェリーの優美で柔らかい体躯。
ボンヌマールはよりスパイシーで黒いベリーを思わせる強靭な体躯。
違いは歴然。一瞬の口当たりがボンヌマールの方が強めだが、少しづつミュジニーの強靭さが出てくる。
対してフュエはボンヌマール的でありつつミュジニーの清らかさはやるが全体的に芳香は弱めか。

シャンボールミュジニーでもボンヌマールとミュジニー、そしてプルミエクリュにしてもどちら寄りかで大分個性が異なるのは本当に面白い。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
ついった
物欲センサー
物欲センサー2
リンク
QRコード
QR