ジョルジュ リニエ、リーズナブルで古典的な特級クロ サン ドニ。

こんばんわ。
本日はジョルジュリニエのグランクリュです。
パリにあるモノプリというスーパーで購入した1本ですが、1年半セラーで寝かせてから抜栓しました。
個人的に彼の村名モレ サン ドニを飲んで品質の高さに驚き、プルミエクリュのクロ デ ゾルム06、グランクリュのクロ サン ドニ04まで買ってしまうハマりっぷりでしたが、やはりそこはブルゴーニュ、作柄とボトルで幾らでも化ける難しさ、です。
このグランクリュ、決して悪くはないですが、派手さのない非常に落ち着いたクロ サン ドニと言えるでしょうか。
ポンソやシャルロパンのモレサンドニは非常に華美で艶やかなモダンな印象でしたが、こちらはカミュのラトリシエールに近く、穏やかな果実味とやや動物的なニュアンスが入り交じる伝統的な造りとなっています。

ジョルジュリニエはクロサンドニに拠点を置くドメーヌでクロ ド ラロッシュ、クロ サン ドニ、ボンヌマールなどのグランクリュと幾つかのプルミエクリュをジュヴレシャンベルタンに保有しています。

古典的故にモダンで華やかなタイプのピノノワールに慣れると、やや物足りなさを感じますが、滋味とエレガンスを感じる素直な造りは悪くないと思います。


生産者: ジョルジュ リニエ
銘柄: クロ サン ドニ グランクリュ 2004

抜栓直後の様な若々しさは無くなったが、依然グランクリュとしての威厳は保っている。
色調はややオレンジを帯びた淡いルビー、粘性は低い。
酸化劣化などの影響は見られず妥当に熟成を経た味わい。
薔薇やゼラニウム、クローヴ、甘草などのスパイスや花、ストロベリー、フランボワーズなどの甘やかな赤い果実。レアステーキ、木材、茎、シナモンなど。甘やかな印象と同時にミュジニーの様な奥深い印象も。
ジュヴレシャンベルタン的な明るい果実味と同時に、シャンボールっぽい茎や土っぽいニュアンスも感じられる。構造としては複雑で骨格は強い。
樽が強めなのか、強い苦みを感じる。アタックは柔らかいのだが、口内で急激に強烈な酸味が現れる。ざらついたニュアンス。


やや新樽率が高いのか、それとも樽のローストが抽出しすぎているのか、やや苦みを感じるのと、酸味がピーキーすぎる様な気がします。
そこはやや減点対象でありましょうが、骨格と凝縮感はあり、丁寧に作られている印象はありますね。
モダンな作りが僕は好きですが、こういう古典的なブルゴーニュも無いと一緒くたで面白くありません。
単一品種でありながら、この多様性がブルゴーニュの面白さですよね。

そういう意味合いでいうのであれば、これも非常に面白いワインであると思います。
引き続きクロ デ ゾルムも近いうちに。

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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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