夏場には是非ロワールのソーヴィニヨンブランを!

こんばんわ。
久しぶりにアペラシオンを間違うという失態をやらかしました。
フランスのリュリーというアペラシオンをご存知でしょうか?
リュリーといえば、地味ながら割と高品質のシャルドネを生み出すブルゴーニュはコート シャロネーズのアペラシオンです。
地味で売れないので、ワインバーなどにおいてリュリーが出てくることは無いのですが、たまたまワインリストで見かけて「珍しいなぁ」と思いながら注文して飲んでみると、あら不思議爽やかな柑橘系の果実味。
「えっ、なんで?ブルゴーニュではソーヴィニヨンブランは栽培されてないはずなんだけど...ちょっと毛色が変わったアリゴテか?」と思って、ソムリエに「ブルゴーニュなのに、ソーヴィニヨンブランなんてあるんですね」と聞いたら、どうやらロワールとのこと。

ああ、なるほど...そっちの方ね。
セントルニヴェルネはプイィフュメの隣か...納得の清涼感のある果実味。なるほど。

フランスという国で見ると、ロワールのソーヴィニヨンブランは非常に分かりやすいです。ボルドーであればセミヨンとのブレンドでボリューム感が出てくるし、ソーヴィニヨンブラン単体で見てももっと樽が効いてますから。
これ程の清涼感とピュアな果実味を出すには基本的にはステンレスタンク以外にあり得ない。ミネラルの兼ね合いを考えるとロワール以外あり得ない。そんなところです。

しかし、ロワールのソーヴィニヨンブランは本当に美味い。嫌味の無い綺麗な酸味はシャブリにも通じるものがある。サンセールを飲んでもプイィフュメを飲んでもつくづく心地よいワイン。まさに今の時期冷やして飲むのにはピッタリの素晴らしいアペラシオンです。

生産者: ドメーヌ ラフォン(タイユヴァン ラベル)
銘柄: リュリー 2010
品種: ソーヴィニヨンブラン100%

価格は3000円くらい。
やはりロワールのソーヴィニヨンブランは絶妙だ。個人的にはセミヨンを混ぜたボルドーなんかより全然好きだ。
(もちろんボルドーにも素晴らしいソーヴィニヨンブラン、セミヨンは大量にあるが、ちょっとブルゴーニュっぽい。)
色調はレモンイエロー、粘性は高い。
清涼感とミネラル感が半端ない、青りんごやレモン、カリンなどの綺麗な酸味のある柑橘系のニュアンスと石灰、僅かに西洋サンザシなナッツのニュアンス。白い花の蜜、フレッシュハーブ、粘土。
切れ味の鋭い酸味と豊かなリンゴの清涼感が心地よい。
夏場に飲みたい、果実のシャーベットをいただく様な綺麗なソーヴィニヨンブラン。

いや、ロワールのソーヴィニヨンブランは流石です。最高に美味い。
ロワールは有名なワインの産地ですが、一つ一つのアペラシオンにあまり日の目が当たらない(ニコラジョリーのクレドセランや甘口のボンヌゾー、シノン、ヴーヴレ、ソーミュールシャンピニー、アンジュは除くけど。)のが残念で仕方ない。もちろん「ブルゴーニュのグランクリュ飲めるよ!」ってのと「ロワールで美味しいワインあるよ!」ってんなら、まぁまず間違いなくブルゴーニュだけど、日常生活に根ざした美味しいワインを適性価格で買うなら、このアペラシオンですね。

セントルニヴェルネのソーヴィニヨンブランは買っても絶対損はしない!
って声を大にして言えます。
美味いよ!
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ブルゴーニュのソーヴィニヨンブラン、ありますけど。
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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