L'orgueil(オルグイユ:南麻布)

【前提】
※メニュー横の★はHKO主観の「もう一度食べたい度」です。シェフ渾身の一皿を素人如きの尺度と個人の趣味嗜好で、それがさも絶対の事実の様に評価するものでは一切ありません。
当てになりません、メモです。
★★★★★→今日にでももう一度食べたい!
★★★★→明日にでももう一度食べたい。
★★★→必ずもう一度食べたい。
★★→機会があればもう一度。
★→日常的に食べられると最高。


こんにちは、HKOです。


本日はオルグイユに行ってきました。
以前から話題になっているレストランで、シャンパーニュとのペアリングを重視...というかシャンパーニュ、コトーシャンプノワ、ロゼ ド リセイしかワインは出さないという偏重ぶり...そういう極端なタイプ、結構好きです。
店名の意味は「傲慢」。なるほどさもありなん。


シェフは加瀬史也氏。
レ クレイエールやカンテサンスで修行を積んだシェフが2016年に青山にオープンしたお店です。
ミシュランガイド2017 東京版では*1を獲得しています。

3種類のペアリングコースを注文。
まずはペルトワモリゼ。

生産者: ペルトワモリゼ
銘柄: ル メニル シュール オジェ ブラン ド ブラン NV

(以前テイスティングコメントを書いたので割愛。)


◾︎アミューズ「相模湾産鯖、玉ねぎのタルトフランベ」(★★★)


炙った香ばしい風味と鯖の豊かな脂と食感、玉ねぎの甘さと酸味が良く引き合う。またカリカリの生地の食感も良く素晴らしい。
ほのかにある酸味がシャンパーニュと美味く引き合っていく。


◾︎アントレ「スペイン産フォアグラのテリーヌ リンゴのキャラメリゼ」(★★★★)


フォアグラのテリーヌ、100度調理のリンゴのキャラメリゼ、クランブル、リンゴの皮とロゼシャンパーニュのソース、シードルビネガーでマリネしたビーツ、シェーブルチーズを使用。リンゴの優しい甘みとクランブルの豊かな食感に程よく塩気が効いたフォアグラが混じり合い厚みを与えている。調和が素晴らしい。甘酸っぱいロゼのソースもリンゴの風味によく合っている。基軸はリンゴで、そこにフォアグラが混じり合い、滑らかに余韻を引いていくといった感じ。


生産者: マチュ プランセ
銘柄: ブリュット プルミエクリュ 2002

外観は淡いイエロー、粘性は中庸。
クリアな質感のミネラルを持ちながらバターの風味が際立ったシャンパーニュ。牛脂、穀物や赤リンゴや花梨などの果実味、そしてイーストやドライハーブのような香りが感じられる。ややオイリーさが目立つ熟成シャンパーニュで、若干閉じているようにも見える。
酸味は穏やかで、気泡が心地よい。
リンゴや柑橘、ハーブの余韻を感じられる。


◾︎アントレ「真鱈白子の米粉揚げ ラングスティーヌ」(★★★+)


白子の米粉揚げ、マンゴービネガーでマリネした駿河湾産ラングスティーヌ、ラングスティーヌとエストラゴンのソース。食感にマスタードとオリーブを揚げたものを。
蕩けるような暖かい白子、そこに強い塩気を帯びた磯を思わせるエビのソース、ラングスティーヌの別種の滑らかさ、食感が絡み合う。比較的はっきりした味だが、白子の滑らかさとはしっかりと手を取り合っている、
ほのかに熟成を経たシャンパーニュの旨味と海老の旨味と良く合う。


◾︎ポワソン「大分県産鰆 蕪のソース」(★★★★)


大分県産鰆を繊細に火入れ、蕪のソテー、蕪のペースト、鰆と柚子のソース。
絶妙な塩気と火入れの鰆。ホロホロと触ると崩れるような柔らかさ。にも関わらず完全にエキスを保っており、それが塩気と相乗し旨味を際立たせている。蕪のソースは滑らかでクリームソースのような舌触り。旨味を綺麗に包み込んでいる。熟成シャンパーニュのほのかな塩気で調和を見せている。


生産者: オリビエ オリオ
銘柄: コトーシャンプノワ リセイ ルージュ アン ボーモン 2009

透明感の高いルビーで、粘性は中庸。
基本的にはクリーンなピノノワールである事は想像が付くが、やや熟成感のある香りで複雑さが現れ始めている。
際立っているのは血の様な野生的な香り。
瑞々しいブラックベリーやブルーベリーの果実味があり、香りからも酸味とトマトを思わせる旨味が伺える。 そし
て牛脂や漢方、ハーブ類などがあり、繊細で精緻なワインである事がわかる。ブルゴーニュではない事はわかる。
酸味はやや鋭く、苦味と甘い余韻、そして肉や血の様な鉄を思わせる要素が残っていく。



◾︎ヴィヤンド「蝦夷鹿のロースト」(★★★+)


適切に火入れされた香ばしい蝦夷鹿。マスタードで揚げたカブリ、軽く揚げた里芋、赤ワインと蝦夷鹿のソース、里芋と大和真菜。
鹿の旨味と野性味がこれまた塩で非常に引き立っている。
ソースは言わずもがな合う。火入れも完璧で、いい味出しているのは芋。蝦夷鹿の味が強いので芋とコトーシャンプノワでバランス良く穏やかに調和し合っている。


◾︎デセール「ティラミス」(★★★)


暖かいマスカルポーネソースとふんわりとしたコーヒーが染み込んだスポンジ、カカオアイス、食感豊かなクルトン。確かにティラミス。温度の差がいい感じで、暖かい部分が主軸になるので風味が引っ込んでいない。カカオは濃厚なので味わいはハッキリ出ていて、この温度差でバランスが取れているといった感じ。クルトンの食感も面白い。


そんな感じです。
こう、シャンパーニュ縛りのコース、面白いです。
コンセプトはそんな感じなんですが、コンセプトに引っ張られる事なく料理が主軸。かなりいい感じのレシピになっているなぁと感じました。
主菜も良いですが前菜が白眉。食材同士の調和が非常に巧みで完成度が高い。絵的にも素晴らしい。
そしてやはりコンセプト通りシャンパーニュ地方のワインとは好相性で非常に良くペアリングをする。
面白い。この価格でいいのか、安いぞ。
これはまた行きたいですねえ。非常に好みでした。


住所: 東京都港区南青山4-3-23 オリエンタル南青山201
店名: L'orgueil(オルグイユ)
電話番号: 03-6804-5942
営業時間:
12:00~15:30(L.O.13:00) 18:00~23:00(L.O.19:30)
ランチ営業
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プロフィール

HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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