果て無き未来を予見させる、ポールベルノのビアンヴィニュ バタール モンラッシェ

こんにちは。
本日はポールペルノのビアンヴィニュ バタール モンラッシェです。

ポールペルノはピュリニーモンラッシェの生産者で、一級ピュセル、一級フォラティエール、そして特級ビアンヴニュバタールモンラッシェを保有しています。収量を抑え凝縮した葡萄を樽発酵、新樽で14ヶ月程度熟成。
とりわけ、ビアンヴニュは300樽程度しか生産されません。


生産者: ポール ペルノ
銘柄: ビアンヴィニュ バタール モンラッシェ グランクリュ 2010

価格は17000円、パーカーポイントは94点(2009年)
色調は淡いレモンイエロー、粘性は中庸。
ふくよかながら想像以上に爽やかな味わい。膨らみが隠れているが、流石にやや硬めの味わい。
大きなミネラル。石灰岩を切り崩した様な粉っぽさがある。華やかな清涼感のある白い花、花の蜜、フレッシュハーブ、カシューナッツ、シャンピニオンの香りを主軸にグレープフルーツ、洋梨、桃の果実味。
10分も経つと急激に香りが花開き、その複雑性を見せる。まさに官能的な味わい。シナモン、バニラやフルーツケーキの様な味わい。
時間を待たないと硬く果実味とのバランスは悪いが、忍耐強く待った時に現れる姿は恐ろしく優美で豊満。
レモンの様なキリッとした酸味があり、やや苦味も感じるが、流石に奥に潜む太さをかんじる。
熟成が本当に楽しみに思える味わい。


根本は非常に豊満なワイン。抜栓直後は冷ややかでミネラルが際立つが、それだけに豊満な姿を見せた時の喜びは果てないものがある。
抜栓直後の綺麗なフレッシュさから徐々に樽の肉厚さや甘やかなフルーツ、スパイスを感じられるのは、さながら少女から女性に成長する様を眺めている錯覚に陥る。オイリーさはあまり強くないが、その他の華やかな要素でバタールの豊満さを表現しているのは素晴らしい。卓抜した生産者だ。

当然ながらピュリニーとシャサーニュの孤高の存在といえば、特級ル モンラッシェですが、あの特級ひしめく丘陵地帯には数多のポスト モンラッシェが潜んでいるのではないかと思わずにはいられません。



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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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