DRC3種テイスティング


こちらも同様に3月にDRCのテイスティングをしてきました。DRCはアルマンルソーとともに一度でも体験してみたかったワイン。特に比較検討が出来たのはかなり勉強になりました。

生産者: ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ
銘柄: エシェゾー2006

価格は60000円、パーカーポイントは92点。
透明度が高い輝きのあるルビー、粘性は中庸。若干の熟成を感じる造りで、ダークチェリー(リキュール)やクランベリーの赤い果実の瑞々しいニュアンスと共にスーボワ、オリエンタルなインセンス、葉巻を主軸に、薔薇、スイカズラの華やかな香り。燻製肉、鉄釘クローヴのニュアンスも。 とにかくフレッシュでありながら艶やかで深みや厚みを感じる造りでタンニン、酸のバランスも完璧。偉大すぎるエシェゾー。


生産者: ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ
銘柄: リシュブール2000

価格は120000円、パーカーポイントは94-96点。
若々しく透明感のある深いルビー、粘性は中庸。エシェゾーと比べてヴィンテージは古いが、やや若々しさを保っている印象。
エシェゾーに見られたダークチェリーのリキュールやミルティーユの果実味はやや控えめになったが、こちらはバラや野ばら、ゼラニウム、スミレなどの艶やかな花の香りやオリエンタルなお香やスパイス、鉄釘、燻製肉の香りが支配的。スーボワの大地香もある。エシェゾーと比較してより、動物的な香りや花の香りが強く出ており香水の様な香りの指向性が見える。酸もタンニンもシルキーで滑らか。若干の梅やアセロラのニュアンスも。あまりの強烈さにクラクラしてしまった。


生産者:ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ
銘柄: ラ ターシュ2004

価格は170000円、パーカーポイントは94点。
さて、ラターシュだ。
リシュブール、エシェゾー共に非常に素晴らしかったがラターシュは正直理解出来ない程膨大な香味が横たわっていた。
色合いは透明感のある深いルビー。粘性は高い。サーブ直後は全ての要素が渾然一体となっており正体不明の香りの塊だが、次第に姿を現してくる。まるで採れたての除梗していないダークチェリーやアプリコット、アセロラの瑞々しくフレッシュな果実味、ソースの様な香味も。スーボワ、濡れた大地、溶液、若い葉や藁、生肉、スモーク、そして薔薇やスミレなどの赤い花の花束が各々非常に力強く立ち上る。深く妖艶で力強い香味。とにかく複雑で難解。香りの要素を整理出来ないくらい膨大な骨格と強さがある。酸もタンニンも心地よく滑らか。確かに構成要素はヴォーヌロマネ的な女性をイメージさせるテクスチャだが、ラターシュはパワフルさ、重厚さはいとも簡単にか細いイメージを吹き飛ばす。ジュヴレシャンベルタン的なパワー、ヴォーヌロマネ的なしなやかでアロマティックな妖艶さを併せ持った最高のブルゴーニュ。


所感としてはエシェゾーは比較的果実重視、それにリシュブールには花の強烈な香りが、ラターシュはそれら全てを集約する。素晴らしい。さすが。 一切の無駄のない緻密な構成。
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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