【ボルドー:42】ちょっと熟したソーテルヌ、ギロー。

こんにちは、HKOです。
本日はちょっとだけ熟したシャトーギローです。


【データ】
シャトー ギローはソーテルヌ地区最大のシャトーの1つ。所有者はハミルトン ナービイ(1981~)で、買収後はディケムのように一粒一粒ブドウを摘むことや、樽発酵や新樽での長期熟成といった手法をギローでも採用し、品質を向上させている。
ソーヴィニョン ブランのブレンド比率が高いが、遅摘みにより熟した粒だけを確実に収穫。存外にリッチなワインが出来る。1983年ヴィンテージ以降のギローはバルサック/ソーテルヌ地域でトップ6に含まれる。
平均年間生産量は9600本。作付け面積は85ha(ソーテルヌ最大級)。平均樹齢は25年、平均収量は12hl/ha。発酵と30ヶ月間の熟成はオークの新樽で行う。清澄も濾過も行う。
ボルドー シュペリュールの赤ワインと、辛口白の「G」もリリースされている。



【テイスティングコメント】
生産者、銘柄: シャトー ギロー 2006
品種: セミヨン65%、ソーヴィニヨンブラン35%

やや濃いめのイエローで粘性は高い。
完成度の高いソーテルヌだが熟成感はほとんど感じられない。
ソーテルヌの王道的な作り。
オイリーでエナメルリムーバーやヨード香の様な風合い。そして黄桃やアプリコットの様な力強い果実味があり、ハチミツや白カビなどの要素。
そして白胡椒や白い花の様な風味も感じられる。
酸がしっかりと引き締まっていて、糖度は高くともダレた部分はほとんどない。甘露さはハチミツに近く、ハーブや洋梨のコンポートなどの余韻がある。


【所感】
レストランやワインショップでは、ソーテルヌの中では比較的よく見るシャトーギロー。ただ実は今回飲むのは初めてだったりします。
2006年と10年程度の熟成は経ていますが、流石に貴腐、殆ど熟成感を感じません。多少酸やクリアさの部分は落ち着いてはいますが、殆どリリースしたばかりと変わらないのではないかと思います。
品質は流石に上等で、ソーテルヌの王道的な作りをしていると感じました。黄桃やアプリコットを煮詰めたような果実味、蜂蜜、白カビなどの要素を感じます。
酸もちゃんと引き締まっているのもいいですね。
甘口で感じるダレはなく、バランス良くまとまっています。
価格もそう高くはないので、選択肢には入れやすい貴腐だと思います。



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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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