高潔で華美なドメーヌメオカミュゼのオーブード、ピュリニーを想わせるボーヌ レ グレーヴ。

こんばんわ。
今回はブルゴーニュのニュイ サン ジョルジュ一級とボーヌの一級です。
生産者はメオカミュゼのドメーヌものと、トーマスモレ。

メオカミュゼはこのブログだと比較的おなじみの生産者でヴォーヌロマネの名門ドメーヌです。
メオカミュゼは黒ラベルのドメーヌもの、赤ラベルのネゴスものがありますが、赤ラベルも一級以上は栽培醸造まではメオカミュゼのチームか担当しています。(村名、レジオナルは信頼できる農家から葡萄買付)
除梗100%、低温浸漬、ノンフィルトレ。村名レジオナルは新樽50%、一級特級は新樽100%です。フラッグシップは特級リシュブール、特級クロ ヴージョ、一級 クロ パラントゥ。

カリフォルニア ソノマで修行を積んだ偉大なるベルナールモレの息子、トーマスモレ。既に一部の畑は相続されており、その畑で高品質なワインを作っています。2007年から2009年までDRCのモンラッシェで栽培責任者をしていました。


生産者: トーマス モレ
銘柄: ボーヌ プルミエクリュ レ グレーヴ 2007

約6500円。
色調は淡い済んだレモンイエロー、粘性は低い。
ボーヌのプルミエクリュてありながらピュリニーモンラッシェ的な華やかな味わい。口に含むと軽めのムルソーっぽさもある。白い花、火打石、洋梨、完熟した赤りんごやカリン、ややラムネっぽさをメインに、花の蜜やハチミツ、ドライハーブなど。
やや控え目にバター、ヘーゼルナッツの味わいがあるのは、ちょっと新世界的な側面も。
かなりミネラル感が強く硬質な質感だが、全体的な華やかな味わい。
酸味も強く、硬質なミネラルとあいまって、押し出しの強いアタック感はある。後味にやや苦味がある。
爽やかな酸とふくよかな香りがいいバランス。


生産者: ドメーヌ メオ カミュセ
銘柄: ニュイ サン ジョルジュ プルミエクリュ オー ブード 2007

約15000円、2006年はパーカーポイント90点。
ドメーヌ メオカミュゼのプルミエクリュクラスの味わいはいつでも驚く程深い。
色調は若々しく濃いルビー。粘性は高い。
滋味を感じさせる作りでダークチェリーやブルーベリーなどの果皮の厚い黒い果実、香水の様な薔薇やゼラニウムの清涼感のある花の香り、一方で動物的ななめし革、クローヴ、オリエンタルなスパイス、焦げたゴム、ローズヒップティーなど、終始華やかで奥ゆかしい雰囲気を崩さない。甘やかさは一切無く深みとエレガンスを追求している。まさに香水。
白の様な鋭い酸味と果実由来のタンニンはあるが、ゼラニウムの清涼感とダークチェリーの深みで、まさに果実を噛む様な感じ。
ヴォーヌロマネに近いエレガントで深みのある優れたプルミエクリュだ。


ボーヌはこのブログを書いてて、ガッツポーズもの。
ソノマのシャルドネとピュリニーのシャルドネのスタイルを両方とも感じられたので、生産者のバックボーンは理解しやすい様に作られてるのかな、と。
ボーヌはアペラシオンとしては地味なので、アペラシオンの特徴まではキチンと把握しているわけではありませんが、生産者と特徴はよく出ているんではないかと。

そして相変わらずドメーヌもののメオカミュゼのワインは卓抜しておりますな。
正直言うとブレがなさすぎる気もしますが、フィサン、マルサネからNSG1erから一貫した品質があるのは凄いですね。下級キュヴェには雑味があって、さながら超高品質高レベルなブルゴーニュルージュを飲んでいる気持ちになりますが、それでも凡百の村名クラスとは比較になりませんし、ドメーヌものの一級ともなれば洗練された華やかさや凝縮感があるような気がします。
ただルジェやシャルロパンと違って果実の甘やかさは前に出していない、どちらかというと果実の瑞々しさや若々しさが前に出ている気がします。
フラッグシップの話をするとメオカミュゼ、エマニュエルルジェ共にクロパラントゥーの所有者ですが、スタイルの違いが同一畑でどれだけ変わってくるのかが非常に楽しみです。
ルジェの方がアンリジャイエに近いスタイルの様ですが。
メオはストイックな作りでしたね。


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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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