心を癒す久々のボルドー体験

こんにちは。
久々にボルドーを飲んで揺るがぬ品質と心地よさに感心。ヴィンテージの良し悪しがあれど、こと優しさやノスタルジーを感じるのはやはりボルドー。ブルゴーニュの品質の高低差を鑑みるとやはり安心感と心地よさがボルドーにはある。オーメドックドゥジスクール2004に感激した時のイメージを思い出すと原初のワインって美味しいなという気持ちを思い出してしまうのだ。

生産者•銘柄: ラ クラルテ オーブリオン 2009

ラ ミッション ブランとオーブリオン ブランのアッセンブラージュ品。
浮遊物が多い澄んだ黄金色、粘性は高い。ノンフィルター。
セミヨン比率が高いからか青っぽい部分はあまりなく、シャルドネを想起させる香り。
石灰石を思わせるミネラル感はシャサーニュモンラッシェに近いか。白い花や濃厚なバター香、ハチミツ、シャンピニオンの香りを主軸として、脇を固める様にライチ、洋梨の果実香が鋭く香る。
口当たりはシャルドネの様にクリーミーでリッチではなく、クリアで透明感を感じさせる酸味と清涼感のあるアタック。
香りはシャルドネ的でボリューム感は高いが、このピンと伸びた酸味とのバランスはなかなか素晴らしいものがあるな。

生産者•銘柄: シャトーレオヴィルバルトン2009

ボルドーメドック格付け2級シャトー。
紫に近い深いガーネット、粘性はかなり高い。芍薬、西洋杉、カシス、ブラックベリーの果実味。クローヴ、僅かにタバコの香り。ムスクやチョコレートのニュアンスも。一塊となった力強く重厚な香りでいかにもボルドーのクリュクラッセに近い造り。豊満なイメージ。酸とタンニンはやや強めで収斂性は高いが、基本的には滑らかなタッチで、香りから連想させる重々しさは感じない。流石に鮮やかな出来。しかし2級シャトーの品質かと言われればもう少し頑張ってもらってもいいのかな、という出来。

バルトンはいささか造りの妙を感じにくい造りであったものの、特筆すべきはクラルテ オーブリオン。ボルドーの白、しかもセミヨン主体にも関わらず、シャサーニュの一級に匹敵する品質に脱帽。ブラインドで出されたら爽やかなシャサーニュと処理してしまうかもしれない。ボルドーの高品質な白。以外と目が離せない素晴らしい造り。
価格的にはなかなか手の出せない所ではあるが面白いワイン。
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HKO(はこ)

Author:HKO(はこ)
HKOです。
世界を股にかけない普通の内勤サラリーマン。
体はピノノワールとシャルドネで出来ていますが、最近は専らシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなどの南仏品種や、ジンファンデルみたいな濃い品種が好み。貴重なワインや興味深いワインを求めて日夜東京を徘徊する日々。
食べ歩きを2014年頃からスタート。
ミシュラン星付きフレンチ(2017年度版まで)制覇まであと2店舗。
2店舗のハードルが高いので、最近は手軽なビストロなどを周遊。
基本フレンチ/イノベーティブ/フュージョンを愛するが、イタリアンや和食にも食指を伸ばす日々。ペアリングは考えず、皿の中で終局する世界観を大切にしています。

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